今日は朝から木々の移植作業が始まりました。
部屋の前の、クヌギの木の移植作業です。

このクヌギの木は、園にやってくる時に1回目、職員室やホールが建てられる時2回目、そして今回と
3回目の移植になりました。

今の場所に移した後は、園庭の中、子どもたちに踏み固められて土がどんどん固くなって
いくためなかなか大きくなれず、実もつけなくて心配していましたが、近年はやっとこの環境
で根を張ってくれ、大きなクヌギの実をつけてくれていました。
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暑い日には、クヌギの木陰のベンチの下で子どもたちもほっとする様子が見られていました。
クヌギの周りで遊びだす子も沢山いました。
しかし今回また引っ越しです。でも来年には又園の一角に戻してあげたいと思っています。

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子どもたちが見守る中引き上げられました

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「これどうするの?」「おじちゃんやめてー」「うわーすごい」等、子どもたちも興味津々。
先生達も「新しい幼稚園が出来上がるまで、おじちゃんたちが木を守ってくれるんだよ」
「木も生きているから、大きくなって元気に帰ってきてくれるといいね」
と子どもたちに話しかけていました。

作業のすごさに驚嘆の声をあげると同時に、「がんばってねー」「また戻っておいで―」とクヌギの木
こころの中で声をかけました。
子どもたちに、クヌギの大きな実をまたつけてくれるまで、さよならです。
クヌギの木さん 「またねー・・・・。」

遅れに遅れてやっと、建設工事が始まりました。
子どもたちに危険が及ばないようにと、工事業者さんと幼稚園の先生たちと密に話をしながら
今週から仮囲いの設置になりました。

広かった運動場も園舎が出来上がるまでは、狭くなってしまいますが、
どんな環境でも工夫をしてやっていくことが出来るのが諸冨北幼稚園の先生たちの
素晴らしいところです。
今日も早速、ホールを使ったり、お部屋での遊びを用意してくれたりで、狭くなったことを
感じさせないような工夫をしてくれていました。

出来上がるまでは長丁場となりますが、その都度この時にしかできない保育
創意工夫を感じる保育が展開されていくものと思っています。

午後からは、園庭の真ん中から仮囲いが始まりました。

カンカンカンカンと響く音、ガガガガと機械の音、それも部屋に入れば気にならない
音でした。
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御部屋から見ていた2歳児さんが、工事のおじさん達を見にお部屋から出てきました。
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「何してるんだろ、」興味津々。
この後新しい園舎のお話があるでしょうか ?

今はまだ4時ですがあたりが真っ暗くなってきました。
「雨が降ったら工事が遅れちゃう」なるべく降らないで、できれば夜に雨が降るといいなー。

上から形で毛見ると、こんな感じにできる予定です。


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 青い線が仮囲いです。



子どもたちが知っている昔話、おむすびころりん、を演劇とオイリュトミー(ダンス)
そして音楽や人形を使って外国の方と、日本の方2人で表現されました。
また、鑑賞するだけでなく、おにぎりを作るしぐさや言葉で参加したりと体験型の
パフォーマンスが繰り広げられました。

ハンガリーの言葉で語られるところも多々ありましたが、子どもたちはノリノリしっかり
おむすびころりんに、入り込んでいました。
外国の言葉のところでも、子どもたちには動作や、雰囲気で通じるところがあるんですね。

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たった二人、しかも一人は外国の方でも見事に演じられました。
とても二人で演じてあるとは思えないくらい沢山の場面がありました。
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いじわるおじいさんは同じ人の二役でしたが、見事に演じられていました。
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最後に全員で記念写真。
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終わってから、佐々木さん(オイリュトミスト。)から、「ここの園児さんは演劇を
見るだけではなく、聞く力がありますねー」「盛り上がってワーワーなるかと思っても、
先生達から言われることなく、サーっと聞く体制になれますね。」とほめられてしましました。

幼稚園や保育園で何か所も演じてこられた方からの言葉を聞いて、「やったー。聞く力が育ってきてい
るんだー」と子どもたちの成長を促すことが出来ていると、改めて感激しました。


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