2006年11月20日

糖鎖はどのように作られ!どのように働くのか?

メイン画像糖鎖糖鎖は細胞の「言葉」
 ここ十数年の研究で、「糖鎖の科学」が飛躍的に進歩しました。その成果は、まだ臨床の現場では活かされていませんが、体内では細胞同士が、絶えず綿密に「会話」し合っていて、そして細胞の「言葉」が作れなくなると、感染したり、病気になる事が判明し始めたのです

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【細胞同士の会話とは?】

人体の生命機能は、実に驚くべき機能を働かせている、私たちがあえてウィルスや細菌や毒物など意識しなくても、体の細胞は、勝手に身体にとって危険な異物を識別し、自動的にやっつけたり、排除してくれています。いったいなぜ、そんなことができるのか。

糖鎖伝達
実は細胞同士が絶えず「会話」し合っているからで、しかも細胞には,非常に優れた「識別能力」―糖鎖の働き―があり、危険な異物が【敵】細胞内に侵入しようとすると、まず「お前は誰か?」と問いただします。そして相手を、危険な異物【敵】と「判断」するや、「あっ、病原体がやってきたぞ!攻撃せよ!」「助けて〜〜!」と叫んで「緊急指令」を発すれば、白血球が駆けつけてくれて、異物をやっつけ、排除してしまうのです

すなわち、細胞には、実に素晴らしい「言葉」があるのです。アルファベットの26文字の組み合わせで単語を使って会話しているように、細胞の言葉は8種類の「単糖」で構成されていて「言葉」といっても、細胞が口を使っておしゃべりするわけではありません。



ミツバチダンス
その組み合わせや構造や、角度などが、それぞれに意味を持っています。角度と言えば天然のミツバチが仲間に蜜の在り処を知らせる時に、巣に戻ったミツバチは8の字のダンスを踊ってその字の角度で知らせるそうです!
単糖はいわば単語であり、その複雑な組み合わせや角度(ニュアンス)などにより、意味を伝える「文章&言葉」が出来ている…と考えたら分かりやすいかもしれません

電子細胞 大
そしてその「言葉」―8つの糖鎖の組み合わせ―を、一つの細胞が細胞膜にびっしりと持っています。初めてそれを見つけた研究者は、最初はそれをゴミだと思ったとか。しかしよくよく調べてみると、そこには見事な単語があり、文法もありました。そしてそこから「糖鎖の科学」が始まっていったのです。

【糖鎖は、私たちの健康にどんな役割を果たしているのか?】

大きく分類すると、健康を維持する3つの機能が備わっています。一つは、外部のストレスから体を防御する自己制御機能(神経系・ホルモン系)、次に、自分と異物とを見分ける自己認識能力(免疫系)、さらに傷口をきれいに治してしまうなどの自己再生、自己修復機能の3つです。

そしてこれらのすべての生命機能に、糖鎖が大きく関与しているのです。

逆に言えば、糖鎖が異常化したときに、免疫力が低下し、体調異変が起き、病気が発症して、健康が脅かされます。ちなみに、糖鎖異常(構造変化)がガンやリウマチなどの病気の発症に、大きく関係していることが分かってきましたし、ウィルスの感染でも糖鎖異常が重要な原因とされています。それだけに、健康維持には糖鎖を健全に維持することが不可欠なのですが、ここで多くの人々は「食べものから採っているから」と言います!残念ながらいまの生活環境では、それはもう望めなくなってしまっている事に気がついてください
糖鎖の働き人体図

というのも、糖鎖の材料となる8種類の単糖を、いまの社会では、食事から摂取することがほとんどできなくなっているからです。もちろん細胞には、不足する単糖を自ら製造する機能がありますが、それには十分な酵素や微量元素(ミネラル)が不可欠です。が、実際にはそのサブシステムすら十分に働かず、「糖鎖異常」が起こってしまいます
【がんやリウマチなどでは、糖鎖の構造変化が病気の発症や症状の悪化に関係している】
【白血球は自分の細胞と病原菌を糖鎖で見分けて攻撃する。糖質栄養素が不足すると、異常な糖鎖ができる】


どのように糖鎖を正常にして会話の回復を?】

糖鎖異常」とは、細胞が「言葉」を失い言葉が十分に語れないということであり、その結果、細胞間のコミュニケーションがうまく成り立たなくなってしまいます。お互いに話し合っても誤った情報を伝達したり、聞き誤ったりと、識別力も判断力も極端に低下してしまう。だから、ノロウィルス風邪のウィルス等々の危険な異物の認識機能が働かず、ついには、ウィルスに感染したり、ガンなどの病気になってしまうのです。
ノロウィルス
糖鎖的な視点から見れば
酵素や微量ミネラルを積極的に摂取する(不足する単糖を体内で製造する機能を高めるため)
不足する単糖を補うため、糖質栄養素を食事以外に摂取する。要するに、細胞同士が正しい言葉を使って十分に会話さえしてくれれば、病気などとは無縁の生活を送ることができるかも知れないのです。
緊急時(地震・火事・水害・・)でも、情報伝達が正しく伝わらなかったりすると被災地の人たちとのつながりどころか向う3軒両隣とも、正確な情報伝達や連絡が取れず、救出やその後の手当て復旧など潤沢に進まなくなるのです。そして、それは体内活動も同じことが起きるのです!
      
糖鎖はどんな働きをするのでしょうか?】

 ノーベル賞をタンパク質の分析で受賞した田中幸一さんも次の研究として、糖鎖機能の分析をテーマに掲げています。世界レベルで糖鎖機能を解明することにより、ガンをはじめとする難病に対する新薬や治療方法に糖鎖の研究が注目されています。

【血液型も実は糖鎖の違い】 血液型と言えば性格判断!しかし、ここでは違います。血液型が糖鎖構造の違い、たった一つの糖鎖によってなのです、末端がガラクトースとフコー. スになっている糖鎖構造が O 型の血液型を決定していますA型やB型、O型などの血液型の違いは、実は糖鎖物質の構造(組み合わせ)の違いによって血液型が決定されているのです。A型とB型はO型より1つ多くの単糖をもち、AB型はその両方をもっています。具体的には、A型にはN-アセチルガラクトサミン、B型にはガラクトースそしてAB型はその両方の単糖が末端についています。 血液型が不一致だと輸血が出来ないのは、輸血される血液型の糖鎖構造を免疫が不一致と認識し、輸血された血液を拒否(排除)するシステムが働くからです。

Posted by morrich at 21:32│Comments(0)TrackBack(0)

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