都市に里山をとりもどす試み

いま、世界中で人口が爆発し、都市化が急速に進行しています。
それは、経済や政治、社会、そして人々のこころにも 多くの影響をもたらしています。

世界最大の都市・東京にてサラリーマンとして働き子育てをするわたしは、
その解決策が都市化する前の状態、 つまり今は荒れ果ててしまった里山のなかにあるのではと考えました。
そして愚かにも、2006年からたったひとりナタを片手に 荒れた里山に通いはじめたのです。

本当に手探りで試行錯誤するなかで、 ゆっくりと少しずつ仲間や理解者が増えてきました。
地主からはそんなに好きならと里山を譲っていただき、
「東京里山開拓団」というボランティア団体が立ち上がり、
児童養護施設の子どもたちとの活動がはじまりました。

そして、奇跡のようですが、 何十年も人の入ることのなかった荒れた里山が
こころに重荷を抱えた子どもたちを笑顔にして 歓声を響かせる場に生まれ変わったのです!

ただ、わたしにはさらに思い描いていることがあります。
それは「都市に里山をとりもどす」ことです。
といっても、都市の建物をとり壊して荒野に戻すような過激な話ではありません。
都市は今も、大空に包まれ、大地に乗っかり、海や山からの風雨にさらされて、 自然からの恵みに支えられて成り立っています。
ベランダに植えた植物に癒されたり、 道端に生えた雑草のたくましさに勇気づけられたりすることもあります。

自らのくらしのなかで身の回りの自然とのつながり意識すること
なにより大切に思えるのです。
ただ意識するだけのことですが、もしみんながそう考えるようになったら、
都市化の様々な弊害がひとつずつ解決していくような気がするのです。

もし賛同いただける方がいれば、以下の拍手ボタンをポチッと押してください。
今から「都市に里山をとりもどすプロジェクト」メンバーとして一緒に頑張りましょう!
組織も、名簿も、ルールも、会費も、会合も一切なく、意識するだけのプロジェクトですが(笑)

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2011年はずいぶん記録をサボってしまいまとめて記載。
5/22 先輩からいただいたカブトムシ幼虫を投入
  http://satoyamapioneers.blog120.fc2.com/blog-date-20110522.html
6/5 開拓仲間+見学希望者による里山体験ワークショップ
7/3 展望台のはしご作り、カブトムシ養殖場補強
   http://satoyamapioneers.blog120.fc2.com/blog-date-20110703.html
9/25 子どもボランティアメンバーとともに開拓
   購入したカブトムシ幼虫再投入、ブランコ作り、菜の花の種まき
   http://satoyamapioneers.blog120.fc2.com/blog-date-20110925.html
10/9 ツリー展望台補強など
   http://satoyamapioneers.blog120.fc2.com/blog-date-20111009.html
11/13 BBQ+マグロ刺身
   http://satoyamapioneers.blog120.fc2.com/blog-date-201111.html
11/23 家族4人で里山遊び。子ども二人もブランコ、展望台を楽しむ
12/11 里山開拓
12/24 ツリー展望台補強、ハンモック設置

2012年
1月7日晴れ -3〜8度。午後から風3m。
友人と二人でツリー展望台の手すりを完成。
足かけ4年にして木の上でようやくビールで乾杯できる。
ハンモックも補修して青空を見ながら寝られるように。
ブランコもいい歳のおっさん2人がスリルを楽しむ。
日当たりは暖かいが本日は風が強すぎて
しばらくすると体が冷えてきた。
自動カメラにはイノシシ、リス、タヌキ、
地元のおっさんの姿あり。
第2広場は焚き火ができないのでソーラークッカーでも準備したい。
4月中旬のヤマザクラの時期に仲間との花見を計画することに。

1105 023
3/6(日)晴れ、0〜12度。開拓仲間と3人で開拓。
カブトムシ養殖のために腐葉土づくりを進めているが
分解がいまいち進んでおらず鶏糞30kgを投入してみる。
乾燥しがちなせ いかもしれない。
ブルーシートを被せると湿気が保持できてよさそう。
頂上広場のでこぼこをシャベルで掘り返してならす。

4/17(日)晴れ、7〜17度。開拓仲間5人が先に行って
かかり木の解体と畑作りを進める。
八王子に行ったついでに立ち寄ると
丁度体調を崩した2名が下山してきたので車で駅まで送る。
大した作業はせず、久しぶりに里山の中で一人心静かに過ごす。
震災後初めての里山だったが、心のよりどころなき時代に
いつもと変らず自然の豊かな恵みをもたらす母なる里山に
いつも以上の心の安らぎを感じることができた。

4/24(日)晴れ、10〜19度。開拓仲間7名と娘とともに。
第二広場にて私は先輩とともにかぶとむし養殖場づくり。
先輩に分けてもらったカブトムシ幼虫は
まずは自宅で育ててみることに。腐葉土を入れて持ち帰る。
(娘はちょっと足手まといだったかな)
他のメンバーはティピー式トイレづくり。
小5の子がするすると高さ4mくらいまで木に登り得意顔。
大人が考えるより子どもの方がそこにあるもので
自然を楽しむ力がある。
頂上広場にて畑を耕しじゃがいもの苗を植え付ける。

539ae6a9.jpg11/28(日)曇り、無風。
一人で山入り。
これまで使っていた自動カメラが雨水が入ったのか
故障してしまったので、画質のいい自動カメラを購入、設置。
(PRIMOS社製・TRUTH CAM60・画質7M、米国通販サイトCabela'sから。約2万円)

1/10(日)晴れ、風やや強く、3mくらい。
半年振りに山に入る友人とともに。
かぶとむし養殖プールに落ち葉を投入した後、
枠を補強。間伐材の先を尖らせ、
太めの丸太をつかって剣道のように打ち込む。
最後にロープで固定。ロープワークも手馴れてきた。
風がややあったので一斗缶で小さく火を起こし、
焼き芋と熱燗で昼食。
自動カメラはキジのオスをばっちりとらえる。
鎧を着けた武士のような風格があった。

1/30(日)晴れ、気温0~5度くらい、風速2mくらい。
まず、かぶとむし養殖のための腐葉土づくりに注力。
これまで落ち葉を積み重ねていたが腐葉土化は進んでおらず。
かぶとむし養殖をしている先輩のアドバイスにしたがって、
土・水を追加、全体をかくはん。枠を補強。
他のメンバーは、畑作り、トイレ整備、小屋作りなど。
一斗缶で小さな火で焼き芋を行う。
今回もしっとり甘い極上の焼き芋が出来、満足。

2/6(日)晴れ、気温0~5度くらい。
車で八王子に行ったついでに一人で様子見。
頂上に上ると早速、いつものようにコンビニで買ったごく普通の
おにぎりと唐揚げで昼食。
体の奥底から本当の、最小限の、慎ましい欲求を満たす
たったこれだけのことがここでは最大限の満足を与えてくれる。
自動カメラを確認するが設定ミスなのか写っておらず残念。

2月20日 曇り、気温0〜10度、無風。友人と二人で。
いつものように8時に駅でまちあわせ、コンビニで昼食を購入し、
バスで山へ向かう。麓の日陰には少し雪も残っている。
第二広場周辺にて落ち葉集めと干ばつ材による腐葉土の囲い補強。
その後頂上へ。風はほとんどなく、一斗缶で焼き芋。
自動撮影カメラは夜の時間帯にはじめてウサギをとらえた。

512eb896.jpg11/14(日)曇り、気温12〜16度。
秋の里山を五感で楽しみつつ、
開拓団の活動を紹介し、里山開拓を体験するツアーを実施。
開拓団メンバー9名+以前関わっていた子どもボランティア団体4名
+子ども3〜10歳4名の合計17名が参加。

開拓の進んだ道を上っていき、
まずは作ったツリー展望台、カブトムシ養殖場、
水タンク、掘っ立てトイレ、さつまいも畑を紹介。

その後、芋ほり班、かまど班に分かれて昼食準備。
さつまいもは、スーパーで普通に売っているいもの切れ端を
ベランダで育てて、開墾した畑に移植したもの。
結局、葉も増えず、小さな芋しか出来ず。
大きく育てるには、種芋から作ること、日当たりをよくすること、
深く耕すこと、腐葉土を埋めることが必要か。
それでも子どもたちは夢中でちっちゃな芋を探し、発見しては大喜び。
一口サイズながら焼き芋にするとやはり焼き芋の甘さが口に広がる。
自然とのつながりを実感したいと思ってはじめたさつまいも畑企画は
収穫成果からすると大失敗に見えるが体験的には大成功であった。

かまどは少しずつ石を集めて作ったもの。
焚き木は開拓の中からでてきたもので使い切れないほどある。
持ち寄った食材を網の上において調理。
焼きリンゴ、マシュマロ、焼肉+チーズ、ソーセージ、
キノコ炒め、小川で釣った小魚の串焼きなどなど。

昼食後、里山開拓体験。
落ち葉を集めて、よく攪拌。
腐葉土をたくさんできると、
そこがカブトムシの幼虫が育つ場となる。
子どもたちは嬉々として小さな手で落ち葉を集めて
シャベルで交ぜている。
(見たところ幼虫はおらず来年は難しいかも)

ツリー展望台には大人が支えつつ
子どもたちを上がらせる。
手すりのない展望台の上で恐々周りを眺めていた。
ハンモックまではちょっと無理。

その後焼き芋を食べる。ちょっと焼きすぎで残念。
どんぐりゴマやつるかごを紹介。
小学生高学年にもなると、どんぐりゴマをあっという間に
作り上手に回していた。
巷ではベイブレードがはやっているが
いつかどんぐりゴマブームがやってこないものか。

バスの時間が迫ってきてあわただしく下山。
急な下りも子どもたちはすべるのを楽しんでいる。
子どもたちの笑顔が印象的で企画は大成功だった。

fadc7f48.jpg9/12(日)気温28〜32度、風速2m。

開拓団メンバー9名と共に。
今回は水タンクに水を集めるための屋根を製作。
これまで木の間に張ったブルーシートで
雨を受けていたが、見栄えがいまいちなのと、
風を受けたら不安定だったため、固定式に変更。
屋根は波板を張り、雨どいで受けて、水タンクの上から流し込む仕組み。

みんなで手分けをしてまず間伐材を設計図にあわせて切る。
天井の枠に波板を張り、持ち上げて、柱にロープで縛り付ける。
筋交で強固にする。休憩もあまりしないで昼過ぎまでに完成。
女性陣がトイレの囲いを頂上広場の片隅に作る。

第2広場にはこの前開拓団メンバーが展望台の上に製作した
ツルのハンモックがあり、試しに乗ってみる。
木の上3mの目線で体をゆっくり横たえる。
すると、不思議と怖いというより落ち着くような気がして
自然と一体になったような感じまでした。

まだ残暑厳しい日だったが達成感で汗が心地よく感じた。


10/23(土)晴れ、気温10〜18度。一ヶ月半ぶりに3歳の娘と共に山へ。

暑かった夏は過去のものとなり、快適な季節が到来。
これまで娘は徒歩15分とは言え未整備の坂にたじろいで、
自分から登ろうとはしなかった。
今回も初めは抱っこをせがんだものの、
「頂上に着いたら(大好物の)メロンパン」と言って釣りつつ、
私が娘の後ろから両脇を支えて電車ごっこを誘って、
何とか抱っこせずに頂上まで至る。

開拓団メンバーが進めてくれた
水タンク、広場、かまどやベンチ等の整備状況を確認。
娘にどんぐりなど見せるが、何よりメロンパンに夢中で
10時ごろから昼食に手をつけてしまう。

立ち木にからむツタをナタで根元で伐り、
体重をかけて木の上から引きづりおろして、
5mほど採取。大きなクリスマスのリースを作る予定。

下りも電車ごっこのように帰ろうとするが、
両手を伸ばしてかかる娘の体重に抱っこよりも疲れた。


11/6(土)晴れ、気温8〜16度くらい。今回も娘と共に山へ。
今回は(支えられつつも)前回自分の足で上った自信からか、
嫌がることなく電車ごっこのように上る。

水タンクの近くに粘土層がむき出しになっていたため、
採取して、粘土遊び。何か作るというよりぬるぬるした感覚を楽しむ。

今回はメロンパンは買わなかったが、
おにぎりやバナナで早めの昼食をとっていると、
突然開拓団メンバー一人で現れて驚く。
(前日にメールをくれていたようだがチェックできず)

焼き芋をしたいというので火を任せる。
ただ、火の扱い方がおぼつかなく感じる。
かまどは開拓団メンバーの協力で形になったが
前回の燃えかすも残ったままになっていて
山火事の季節を控えて早急に対策を徹底したい。

1c3152e0.jpg7月25日(日)晴れ・風速3m、気温28〜34度。

開拓団メンバー8名に加えて、
20年来の付き合いのある先輩にも参加いただく。
先輩はカブトムシ養殖を実際に市民農園を借りて行っていて
夏になるとカブトムシやクワガタを数百匹に増やしてこどもに配っていて、
私にもそんな取り組みができたらとあこがれていたのである。

それにもしこの里山でもカブトムシが増やすことができれば、
子どもも大人も自然とのつながりを感じる
いいきっかけになるのではと考えたため。
何しろカブトムシはいつの時代もこどもたちの心を
とらえて離さない存在だから。

仕組みとしては、2m四方程度を板でサイドを囲い
落ち葉を投入し腐葉土を作るというもの。
自然とカブトムシが集まってそこに卵を産んで
来年にはうじゃうじゃ増えるとのことである。

道具も材料もすべて先輩が準備してくれたし、
落ち葉も近くにふんだんに落ちていたので
1時間ほどで形ができる。
今後来る度に落ち葉や水分、残飯を投入し
攪拌すれば腐葉土が出来てくるそう。

その後、先輩提供の冷たいスイカをみんなで食べる(お手拭の準備も!)。
甘くてみずみずしく、汗をかいた体を冷やしてくれる。
スイカの皮は早速腐葉土作りの材料として囲いの中に投入。

作業の合間に数人ずつツリー展望台に上り、
土台がきしむ音を聞きながらがけ下を眺めるのも
肝を冷やすには丁度いい。

これまで7〜9月は里山オフシーズンとしていて
炎天下の作業を想像していたが、
今回予想外に快適な作業をすることができた。
以下好条件を揃えれば夏の間も十分に活動可能なことが分かった。
・木陰になっている第2広場を活動の場としたこと
・風がけっこう吹いていて森の中まで届いていたこと
・蚊よけバリアスプレーと蚊取り線香で蚊をほとんど見ずにすんだこと

頂上広場はさすがに炎天下で暑かったが、
それでも先月植えつけたさつまいもの苗は見事に根付いていて
生命力のたくましさにはちょっとした感激があった。

水タンクは天井シートからの管が外れていて水は貯まっておらず。
次回以降で間伐材とトタンで作った屋根を設置予定。

自動撮影カメラは雨が中に入り
動かなくなってしまったので修理が必要。


8/22(日)気温30〜34度、風速2m。

開拓団メンバー8名と共に。
前回製作したカブトムシ養殖用の腐葉土プールに
落ち葉の補充に注力。道沿いの落ち葉を袋で集めて投入。

前回半分ほど入れていたはずだが、
堆肥化してすっかり少なくなっていた。
前回のスイカの皮など影も形もない。

今回も先輩提供のスイカをおいしくいただく。

山積みになっていた間伐材の枯れ枝を
トランポリンのようにして遊ぶ。
意外に弾力性があって
先輩の子ども(小5)がとても楽しんでいた。

焚き木を踏んで小さくまとめる作業は
「粗朶踏み」と呼ばれている。
粗朶踏みもトランポリンとして楽しみながらやれればなおいい。
遊ぶように働き、働くように遊ぶ、
これは生活スタイルのひとつの理想形。

昼頃、カブトムシやクワガタの集まりそうな
樹液の出ているコナラの木を探す。
尾根伝いに探していってようやく1本だけ見つけられた。

3c0265b8.jpg6月27日(日)小雨・無風、気温24〜29度。

小雨が降ったり止んだりする中、車で美山に向かう。
麓のバス停で開拓団8名と合流。
今回は、水タンクの設置、さつまいもの苗の植え付けを実施。

水タンクは、雨水を250リットル集められるもの。
これは、昨年開拓団の立ち上げ時に
ご縁合ってこの水タンク「天水尊」を発明した水博士から好意でいただいたのだが、
なかなかメンバーがそろわず設置がこれまで延期になっていた。

参考 http://www.j-wave.co.jp/blog/jgmt/archives/2008/06/11/

まず、足場を固める。何しろ、満タンになれば250キロを超える訳だから
しっかりした場所に設置しないと危ない。
これまでに雑木を刈り払って拡げた頂上広場の片隅を選ぶ。
出来るだけ平らにならした後、木で突いて地盤を固める。
ブロックを置いてさらに土を盛って周りを固める。
その上に水タンクを設置。
ここまでは順調だったが、雨水を集めるビニールシートを張るのに一苦労。
今回は仮止めとして次回に持ち越し。

さつまいもの苗植え付けの方は、
3月にスーパーで買ってきた金時いもを輪切りにして
プランターに植え、いもから出てきた芽15本ほどを
土に植えつけたもの。
秋にここで育てたさつまいもで焼き芋をやれたら
さぞおいしいだろうと考えたから。

今回丁度自動撮影カメラに大きなイノシシが写っていた。
さつまいもはイノシシやサルに簡単に掘り起こされてしまうだろうから
いろんなところに分散して植えつけてみた。

今回、かぶとむしを畑で養殖している知人に協力してもらって
この里山でのかぶとむしの養殖も行う予定だったが、
こちらは雨天のため延期。

そろそろ蚊の季節で携帯式の蚊取り線香が欠かせない。
防虫スプレー程度ではやぶ蚊の猛攻は防げない。

e533577d.jpg6/6日曜、晴れ・無風。最低17度、最高27度。
八王子に行ったついでに上の子を連れて美山へ。

裾野のヒノキ林が間伐されていて、
上り道を間伐材がふさいでいる。
初めから3歳の上の子を抱っこしての登山となり
汗が噴出す。

ようやく第2広場にたどり着き、
展望台を見上げる。綱梯子のため子どもを連れて上がるのは断念。
土台の木がきしむ音がする。

頂上に上って子どもは日陰で一休憩。日向はもう夏の日差しで耐えられない、
早速パンを食べたがるが、大きな蟻が近づいてきて悲鳴を上げる。

私は間伐材からまっすぐなのを選んで7本調達。
ベランダに上の子のおうちを作るため。

しっかり縛って持ち帰ろうとするが、
さすがに上の子をおんぶしながらでは
手がどうにかなってしまいそうで休み休み下山。

久しぶりに回収した自動撮影カメラのSDカードには
アナグマとタヌキが写っていた(ただし、今年2月のもの)。

木はビニールシートに来るんで車で持ち帰る。

058e762e.jpg4/25日曜、2月以来2ヶ月ぶりに山へ。無風快晴、気温5度〜16度。
開拓団5名とともに。

丁度出会った里山入口の民家の顔見知りの方から、
竹の子5個ほどいただく。今が一番おいしいとのこと。
竹やぶには竹の子掘りの人たちが来ている。

道の片隅にはスミレの紫やニリンソウの白が
目立つ。シャガの白はまだこれから。

いつものように祠参りしてから入山。
急な斜面の土の階段はかなり崩れていて補強が必要。

ヤマザクラの花が見ごろを迎えているはずと思い、
第二広場の展望台に上るが、すでに葉桜になっているか、
空の光に溶け込んでいてよく見えず。
ただ、新緑と吹き渡る風は本当に心地よい。

今回は頂上の広場拡張に注力。
水タンク場所づくり、畑づくり、伐採木整理と
2人ずつ分かれて作業。
汗の流れる額がさわやかな風に吹かれて心地よい。
さすがに6人だとはかどり、今までで一番の進捗。

11時すぎに早くも昼食開始。頂上のヤマザクラはほぼ満開。
山でひと汗かいた後のビールとおにぎりは格別。
私のみ12時過ぎ、他は13時過ぎに下山。

下山中、ツタを切りとる。
家で待つ子どものためにおもちゃの釣竿にして、
魚の方は小枝に磁石をつけて作ろうかと考えている。

(写真はふもとのバス停から見上げた里山)

b5762d8e.jpg2月20日(土)晴れ。ほぼ無風。気温-3〜7度。
開拓団2名と共に。
先週予定していた里山開拓が雪のため急遽中止になったため、
再設定したところ見事な快晴の開拓日和となった。

尾根道の階段がところどころ崩れつつあり
すべりやすくメンテが必要。

前回友人と南斜面の雑木を伐採した第2広場には、
暖かな春のような日差しが差し込んでいて心地よい。
ここが一番大きな広場なのでさらに手を入れて、
10名以上のイベントに備えたい。
展望台からの眺望は、いつも小さなことで迷える心を
一瞬で清々しくさせてくれる力がある。
ヤマザクラのつぼみはまだ固そう。

本日は、頂上広場の南斜面にて雑木を伐採。
やはりまだまだ視界と日差しを遮っていたため。
ノコギリで切れる直径15cm以下くらいの低木が対象。

まずはじめて雑木伐採をする人に木の倒し方を説明。
・まずどの木をどの順番で刈ればひっかからずに倒せるか全体確認。
 ひっかかると手間が倍増するため。
・ノコギリを入れる位置は、初心者は切りやすい胸の高さで。
・まず、周りの木にひっかからずに倒せる方向から、
 幹の4分の1ほどまでノコギリを入れる。
・そして、反対側の5mmほど上の位置から
 ノコギリを入れて切り倒す。
・枯れた枝などが落ちてくることがあり頭上に注意
・切り倒した木が自分や周りの人の方に倒れないよう注意
・無理にノコギリを進めると木の重さで歯をはさむことがあり注意。
 そのまま倒すと歯が折れて飛んで来ることがあるため。

1時間半ほどで作業終了。枝の間から日差しが差すようになる。
もう1,2回やれば頂上広場も拡げられそう。
水場・畑にしようかと考える。

その後、焚き火を起こそうとするが、
一昨日の雨で湿っており、30分ほど交代で悪戦苦闘の末、
ようやく着火。

注意点としては、
・乾燥した枯れ枝(特にスギの葉)を集めること
・火を小さな枝から大きな木へ少しずつ燃え移らせること
・火のついた枝を集めて炎を集めるようにすること
・小枝や葉で炎が上がってもすぐに消えてしまうので
 安心せずに少しずつ大きな木に燃え移らせること
・枝を投入しすぎず、空気の流れを作るようにすること
・ひとまずしっかりと着火したら口や団扇で空気を送って
 より大きくすること
焚き火のいいところは、あれこれしている間に湿った枝が乾いてきて、
苦労がいつか報われることだ。

ある程度太い木に火がしっかりついたら一安心して、
ホイルで2重に包んだサツマイモ、ジャガイモを投入する。
しばらくすると炎はおさまりおき状態の中で30分。
ホイルを開いてみるとまだやや固く、火に戻してあと10分。

サツマイモのホイルを開けて食べてみると、
黄金色のつやのある輝き、しっとりとした食感、濃厚な甘さが絶妙で、
あつあつのまま一気に胃の中へ。
家庭コンロでは決してこんな味にならないのはなぜだろう。
おそらくこれまでの十数回の一番の出来、
ついに究極の焼き芋の領域にまで至る!

バスの時間が押してきて慌てて下山。
ふもとは暖かで心地よい春の日差しに包まれていて、
なんと平和な世の中だろうと思えた。

be33c5d7.jpg「木を植えた男」ジャン・ジオノ作、フレデリック・バック絵、あすなろ書房

20世紀中頃フランスで活躍した作家ジャン・ジオノが
南フランスを舞台に大地と関わる人間の姿を叙情的に描いた短編小説。

徒歩旅行で風荒ぶ廃墟の村を彷徨っていた主人公は、
羊飼いの老人と出会い、長年一人で黙々とドングリを植え続けていることを知る。

それは大地や人の心を破壊した戦争を経ても続けられ、
大きくなった木々は水と緑をもたらして、荒れ果てた土地を再生していく。
そればかりか、人々の心に生気と安らぎを回復させ、
荒んだ村の生活をも再生させていく――

結びとして老人を評してこう表現されている。

 魂の偉大さのかげにひそむ不屈の精神。
 心の寛大さのかげにひそむたゆまない熱情。
 それらがあって、はじめて、すばらしい結果がもたらされる。
 そのことを思うにつけても、この神の行いにもひとしい創造を
 なしとげた名もない農夫に、かぎりない敬意をいだかずにはいられない。

フレデリック・バックのシンプルな鉛筆画も、
荒涼たる自然や素朴に信念を持って生きる人の表情を見事に描いている。
(アニメーションとして1987年のアカデミー賞短編映画賞も受賞)

この本は極めて短編ながら、自然との関わり方や人として生きる姿勢を
端的に問いかけて、精神を鼓舞させる力を持っている。

まるで正反対に里山の木を切ってばかりの私ではあるが、
目指すところは都会生活で疲れ切った人の心まで再生させるような
活動でありたいと願うものである。

24956d5b.jpg10年2月6日(土)晴れ。ほぼ無風。気温-3〜5度。
前日夜、急遽声をかけた友人とともに。

一年で一番寒い時期、防寒対策と天候予測が欠かせない。
服は上はジャンバーの下に長袖を重ね、下はジーパンにスパッツで完全防備。
予報には3時から風速7mとあってたじろいだが、
正午まではほぼ快晴・無風とのことで決行。
(風速3mを超えたら火を使わず、5mを超えたら行かないことにしている)

葉が落ちて明るくなった尾根道を登るとところどころに
雪が一度解けて凍り固くなって残っている。
大変滑りやすいので注意が必要。

いつものように展望台に上る。
天空に意志を持って枝を拡げる木々。
その向こうには、澄み渡る青空と鎮座する冠雪の尾根。
無風の中、春のように力強く注がれる木漏れ日。
たった2m上っただけで普段生活する世界とは全く別の空間が広がる。
どこまでも広がる未踏の世界に一歩歩み出してしまいそうで
現実を忘れないようにずっと幹を腕でしがみついている。

本日の作業は、第2広場の拡張。
南側斜面に残されていた、常緑の低木を伐採。
一気に明るくなって、残雪の上に木々の影が伸びるようになった。

開拓を始めるとすぐに息が上がり汗もかいて上着を脱ぐ。
1時間ほどで終了。無心で体を動かしたときの心地よさに包まれる。

かつて木を伐った時なんとなく罪悪感を感じることもあったが今はない。
暖かくなったら切り株からまたすぐに芽が出てくるはずで、
都会人が感傷的になるほど自然は柔ではない。

その後頂上に上ると、一面に3cmほどの残雪あり。
尾根伝いにずっと進んでみる。
今は雑木の中だが大きなヤマザクラもあって
360度眺望が広がりそうな場所を確認。

自動撮影カメラには何も動物が写っていない写真が数枚。
タヌキが溜め糞場所を変えたのかもしれない。

11時頃から、雪でキンキンに冷やしたビールに
焚き火前で燗をつけた日本酒、
ホイルに包んで焚き火に入れた焼き餃子、焼き芋(ジャガイモ)、
その他買ってきたおにぎり、お菓子で早くも乾杯。

下山後、予報どおり電車が止まるほどの強風が吹き荒れた。

友人と話しながら考えたのはこんなことだ――

ここでの開拓作業は、週末の単なる遊びや気晴らしのように見えるが、
自分のため、人のためという目的さえはっきり持つなら
大地とつながって体を動かすこの作業こそ、
本物の「労働」なのではないか?

普段「労働」というと当たり前のように思い浮かべる
「会社でのデスクワーク」も、
「お金がもらえるから」というただその一点で
そう思い込むようにしているのではないか?

複雑な組織と社会構造の論理の中でやらねばならなくなった
デスクワークの方こそ、本来は大半が不必要で、
まるで遊びのようではないか?

d6e8b1e7.jpg10年1月17日(日)晴れ。ほぼ無風。気温-3〜10度。
開拓団2名と共に。

都心と比べて3〜5度は低く、顔にぶつかる空気が違うよう。
ただ、登り始めると体の中から温まってそれほどでもない。
展望台に上って葉が散って青空と遠景の広がる空間を眺める。

今回は、各種企画や畑や水場のために頂上広場を拡張することにした。
眺望や日差しを遮っているのも気になっていた。
直径10〜20cmの雑木をノコギリで切り倒す。
おそらくチェーンソーなどの機械でやれば
あっという間の作業かもしれないが、手作業にはこだわりを持っている。

自分の手で切り倒せる木というのはせいぜい直径30cmくらいまでで
それ以上の木は自然と残されていく。
自分の手で切り倒すからはじめてその痛みを間近に感じ、
奪った命をどうやったら有効に活用できるかを本気で考え、
切り株からやがて吹き出す枝葉に命のたくましさを感じられる。

なお、手前から切り倒していくと次の奥の木を切り倒す邪魔になるため、
先に開拓範囲に目星をつけておいて、奥の方から切り倒すと楽。
一時間ほどだったが、枝の間から南の眺望が見え隠れする。

その後、焼き芋。毎回やっているのでずいぶん手馴れてきた。
杉の葉から乾燥した薪に一気に火をつけておきをたくさん作り、
そこでアルミホイルにくるんださつまいもをじっくり30分焼くとうまい。
炎の周りにカップ酒を置いておくだけで熱燗も出来上がり。

一気に燃え上がる炎は恐怖心さえ呼び起こし、
山火事になったらどんなことになるのだろうと考えた。
近隣所有者、住民へのお詫び行脚。入山無期限中止。開拓団解散。
損害賠償。失われた多くの命への償い…

火の不始末の責任はあまりに重いので、よほど自信と責任の持てる人以外は
焚き火ではなく携帯コンロで我慢すべきと思う。

里山は、自由放任のように見えるが自己責任の世界だ。

0ae541e1.jpg2010年1月10日(日)晴れ、無風。気温0〜12度。

今年初めての入山。友人と私と2歳の娘にて。
娘を抱っこして上ると、一気に息が切れ、
寒さも吹っ飛んだ。

できたばかりの展望台に乗って記念撮影。
娘の感想は一言「怖い」。おっしゃるとおり。
手すりもなく、木々と青空とはるか下の眺望が広がっている。
友人とここで一杯やったときを想像。
登るときは縄梯子でもよいが、
下りるときは酔っていても大丈夫なようにしたい。

頂上にて、焼き芋開始。
燃料の焚き木はいくらでもある。
乾燥が続いていてお手製のかまどにいれるだけでよく燃え、
炎を抑えるのに一苦労。
のんびり小一時間ほどかけた焼き芋は
しっとりとした食感と砂糖でも入れたのかと思えるような甘みが
口の中に広がり、かまどの前に置くだけできた熱燗とともに
友人も私も絶賛。娘も大好きなおにぎりを離さず満足げ。

自動撮影カメラに写ったのはタヌキ、アナグマなど。
設置した方向がよくなく、フラッシュが強すぎて露光オーバーばかり。
3mくらい離れたところにピントをあわせたい。
(ただし電池を忘れて次回に向けて設置できず)

真冬のこの季節、風さえ強くなければ、
都市近郊の里山はベストシーズンを迎えていることを
多くの人は知らないと思う。
11月〜1月と3月〜5月が私の最も好きな時期だ。

868eebc9.jpg12/13日、薄曇。最低10度、最高12度。
開拓団5名とともに里山下見を実施。
2週間前の見事な紅葉はかなり散って冬の里山に近づいた。
初めて参加の人に植物や場所を説明しながら登ると、
いつもの道ながら息が切れる。
道には落ち葉が一層降り積もっている。

第2広場にて、一人ずつ展望台に上り、
腕を大きく広げた木々、向かいの里山、
はるか裾野の建物などを眺める。
縄梯子は上るのに一苦労だが、
それくらいはいいのではと思う。
ややねじが緩んでいて補強が必要。
雑木を刈って、工作用に持ち帰る。
冬が近づいて表皮がすでに剥きにくくなっており、
加工には手間がかかりそう。
(木細工するなら春か秋に)

頂上にて、しばし自由時間。木で何かできないか考える。
割った木を縛り付けて竹馬ならぬ木馬を試した人もいた。
知識として知っているということと自分でやることは、
全く別のことと思えるほどの大きな乖離がある。
自分の頭で考えて自分の手で試すことこそ、
大人にとっても、子どもにとっても大切と思う。

その後枯れ葉や枯れ木を集めて焼き芋、昼食。
一昨日の雨で枯れ葉や枯れ木が湿ってなかなか着火せず。
おきを作り芋を投入してから20分ではやや芋に芯が残る。
30分かけるとしっとりとしておいしい。
途中で投入した石が火で大きな音を立てて割れて驚く。

自動撮影カメラは電池切れで何も写っておらず残念。

里山に来ると、自分は実は何一つ本当にはままならないことばかり、
何一つ知らないことばかりであることがが白日の下にさらされて、
虚飾の自分の姿勢に対して気恥ずかしく感じることがある。

大切なのは明らかになった本当の自分の姿を謙虚に受け入れて、
自分なりにどうするか考えることだ。

fb667f03.jpg11/29(日)曇り。開拓団仲間2名とともに。
最高気温は15度くらいでどこにいても心地よい。
尾根に入ると頭上は黄色く紅葉、道は一面落ち葉。

第2広場で縄梯子に体を預けながら
出来上がったばかりの展望台に上る。
たかが2mだが崖っぷちにあって
見上げれば高木に手が届きそう、
見下ろせばはるか麓まで転がり落ちそう。

第2広場はすでにまとまった広さがあるものの、
足元の切り株などさらに整理が必要。
すこしだけナタとノコギリを試す。

頂上広場にて一斗缶で焼き芋、焼きリンゴ。
焚き木がよく乾燥していて簡単に炎が上がる。
火事を起こさないよう炎を小さく制御。
水がないので土を代わりに準備。
1重に巻いたアルミホイルがすぐ破れてしまったものの
出来立てを自然の中でほおばるおいしさは格別。

食べながら、いっそのことさつま芋の栽培から
ここでできないかと検討。

自動撮影カメラにはタヌキの他アナグマの姿あり。

食後、尾根伝いにさらに先まで散歩。黄色い紅葉の美しい
カエデの木が相当あることに気付く。
伐採時には残すように印をつける必要あり。

12時すぎに下山する途中、3匹ほどのサルに遭遇。
サルの方から足早に逃げていった。

ここでは私たちも、自然のなかで生き抜こうとする
様々な命のひとつとして自分もいるといった存在。
都会の温室で聞くばかりの「自然との共生」という言葉も、
包み隠しようのない現実を前にすると、違った響きがする。

「自然と共に厳しい冬を生き抜こう!」

3655821b.jpg11/15 無風にして快晴。最高気温20度近く。

娘と友人の3名にて自動車で向かう。
今期初の娘の参加に気合を入れて、おにぎりを手作り。
ウェストポーチ型抱っこ紐で娘を抱えながらの登山は
さすがに息が切れる。

間伐材とロープではしごを製作、取り付け。
ツリーハウスの土台うちつけ。

娘は第2広場で葉っぱや枝を探して走り回る。
友人が面倒見てくれて助かる。

足元の切り株には一部鋭利なところがあり、
こけることもあるので、
小さな子が走り回ってもいいようにさらに整備が必要。

娘は朝食に引き続き昼食のおにぎりにかぶりついて離さない。

帰りに、秋川渓谷・瀬音の湯に立ち寄る。湯質はよいが塩素がきつい。
紅葉渋滞に巻き込まれ、いつもは一時間のところが3時間かかる。

自動カメラには、キジやサルの親子がはっきり写っていた。
(キジ撃ちはせず)

4dfef5d0.JPG「遠藤ケイのキジ撃ち日記」(遠藤ケイ著、山と渓谷社)

著者は、従来の民俗学のイメージを変える大胆な描写力でイラストレータ・執筆家として活躍する傍ら、千葉の里山に自らの手で丸太小屋を建て里山の中で30年生活した実践者である(現在も新潟の山裾に在住)。

多く著作の中から、あえて日記形式の本著をご紹介したのは、著者の里山生活の関心事や思索が回りくどくなく端的に表現されていると思うからだ。

例えば、2月16日の日記には、森に入ったときの感覚とその意味が見事に表現されている。

「森に迎え入れられた瞬間から、人間は無意識のうちに全神経をそばだてて、森羅万象の音や気配を察知し、危険に対して備えようとする。かすかな芳香。湿った匂い。饐えた匂い。枝が折れる音。ささやくような葉ずれの音。悲鳴のような木の呻き。踏みしだく枯葉の音。風の音。遠い水尾と。鳥や獣の声。木々の間や、藪の中からこちらをうかがう動物の気配など、さまざまな生命の予感が増幅されて神経に反応する。」

「そうした研ぎ澄まされた緊張感は、安全な場所で森全体を観察する者には味わえない。どれほど克明に映し出した映像をテレビで流しても、茶の間で寝そべって煎餅をかじって見る側の人間には、自然が秘めた不思議な生命の世界や、真理は伝わらない。また、自然の中に便利な道具を持ち込み、それを使いこなすことで満足している人間にも分からない。彼らはすでに、人間に備わった感覚や機能の一部を退化させ、あるいは放棄してしまっているのだから。そして彼らは、ごくわずかに生き残っている感覚によって垣間見える自然の営みで理解し、全体像を組み立てようとしているだけだ。有体に言ってしまえば、何も分かっちゃいないのだ。それは言葉の問題ではない。感覚の問題だ。」

「人間が謙虚になり、できる限りの虚飾を削ぎ落として自然の中に分け入るときに、はじめて森という自然の生命の一部に組み入れられ、内側から呼吸していることを実感できる。そして、森を形成する諸々の生命を、自分と同レベルに置いて、存在の本質について考察することが可能になる。あるいは、全体を貫く真理を見定める手がかりを得ることができる。森には、さまざまな種の生命が渾然として生きている。外部からの抑制や統制の手が入っていない自然の森は、そこに棲む生命が、自発性にそった生を謳歌しながら、お互いの間に本質的なつながりを保ち、絶妙なバランスを持って共生、共存している。部分的な侵略や戦いはあっても、森全体の仕組みに影響をおよぼすことは滅多にない。それが、南方熊楠が「秘密儀」と呼ぶ、森の意志と倫理だろう。」

 実は私はこの著者の考え方や生き方にあこがれて、それまでのアウトドア趣味を卒業し、里山開拓をはじめたといってもいい。4年間の里山経験といっても週末通うだけでは著者の本当の意図というのはつかみきれていないだろうが、少なくとも上記の表現の多くに実感を持って共感できるようになったとはいえる。

ちなみに、「キジ撃ち」というのは、「(男が)野外で用を足す」の隠語(キジを撃つ姿勢と似ているから)、すなわち野糞のこと。この言葉を自著の表題に冠するあたり、著者の姿勢がにじみ出る。女の場合は「花摘み」という。

他の著書もいずれもイラストと文章に力があって魅力的な作品ばかり。
☆里山での日常の暮らしをテーマごとにまとめた「裏の山にいます」(山と渓谷社)
☆山と森の暮らしの知恵を伝える「山と森の生活誌」(日本放送出版協会)
☆丸太小屋生活の苦労と喜びを綴った自伝「僕の丸太小屋人生」(講談社)
☆日本中の山を訪ねて山の賢者の思索に迫る随筆集「賢者の山へ」(山と渓谷社)
☆自然と向い合う労働を力強いイラストと文章で描写した「男の民俗学」(山と渓谷社)・「山に暮らす」(岩波書店)

a3382fea.jpg11/8 くもり 八王子に行ったついでに立ち寄る。
真昼の気温は20度と快適。蚊もほとんどいなくなった。

昨年スズメバチが巣を作って注意していた第2広場には
今年は巣が見当たらず安心して使える。
頂上のスズメバチの巣も先日の台風のせいか
もう使われていないように見えた。

妻の要望で、今年もクリスマスツリー用に
モミとヒイラギを根から掘り起こし持って帰る。
昨年は根付かず枯らしてしまったが今年はどうか。

自動撮影カメラにはアライグマの姿あり。尻尾の輪が特徴。
ラスカルのかわいいイメージがあるが、実は性格は荒く
タヌキを駆逐しながら勢力を拡げているらしい。
タヌキよ、生き残れ!

(昔タヌキというあだ名だったことあり)

2433922e.bmp「山びこ学校」という本を読んだ。
1950年に山形の山村に暮らす中学校2年生が書いて、
無着成恭という先生が編集した文集である。
この文集は戦後民主主義教育の足跡として
大きな反響を得て映画化もされた作品である。

ただ、私にとっては、里山と人々の暮らしとのの関わりが
当時の子どもの視線で見事に描かれていたことの方に
大いに関心をもった。

□うさぎ追い

「うさぎ追いしかの山〜」と今となっては歌で聞くばかりだが、
実際のうさぎ追いというのはこう描かれている。

「どうかしてうさぎをつかまえる方法はないものだろうか、
 などと相談しながらきた。カメを雪に埋めておいて、
 いけどるという話も聞いている。
 しかしいちばんかんたんな、針金でわなをしかけることにきめた。
 ところが私のうちに針金がないので、去年もしたように
 おこさま(蚕)をおくワタダをこわして、それでつくることにした。
 ・・・ぜったい、家の人に見つけられてはいけないのだ。」

「うさぎの足あとを見つけしだい、わなをかけた。
 3人して50カ所もかけたら、もう暗くなってしまった。
 ・・・うさぎがかかった夢を見て、よろこんでとびおきると夢だったりする。」

「(うさぎをつかまえて)なんだかえらいことをしたような気持ちになり、
 じまんしたくてたまらなかった。・・・
 それでも、私は、それをはぐのがいやだった。・・・
 夕方帰ってみたら、ちゃんと、むいて、肉と、骨とわけて、
 皿にもられてあった。夜は大根と白菜とこぼうとまぜて肉汁だった。」

□杉皮背負い・わらび売り

現代社会にあって里山は価値を見出されずに放置されたり、
せいぜい遊びの場としてしか扱われていない里山。
しかし当時は大人にとっても子どもにとっても生きる糧を得る場であった。

「貯金積んでねえ人は今日も休んでこねけんど、
 同級生がみんなそろって行くとすれば今年きりないと思うんだ。」
 という意見にみんなさんせいして、
 湯の浜の旅行は一人も行かない人がいないようにきまった。
 そして、ほいな人に汽車賃と宿賃を補助してやることにきまった。・・・
 森林組合で杉皮背負いがあるというので、『なんぼだ、』て
 みんな聞いたら、一本二十円など二十五円など合せて
 二百本くらいあるというのだった。
 それで、みんなそれを背負うことにきめた。」

「『湯の浜旅行の積立貯金の銭とりに、わらべとってうるべ。』
 ということが三人の間で話があったのはいつだったろう。
 昨日、そのわらびを三人して小滝山にとりに行った。
 今日はそれをうりに行く日である。」

□山を売る

山は当時生活を支える財産であった。
だからこそ大切に大切に扱われたのである。

(病気で倒れた母の看病のために山を売ることを話して)
「お母ちゃんには、なんぼかつらい話だっただろう。
 うんうんと聞いていた。しかし、お母ちゃんは、
 私たち子ども、兄弟五人のため、是が非でもいきるというのだ。・・・
 もしも、売る山がなかったら・・・
 私たちは、私たちのお母ちゃんはどうなっているだろうということです。
 しすて世の中にはそんな人がたくさんいるのではないかということです。
 だから売るものがあるお前の家は、感謝しなければならないのだと、
 いろいろな人が教えてくれるのだけれども、そんなら、
 売る物を何一つ持っていない人は、なにに、どう感謝したらよいのだろう。」


読後、私の心は、こんな確信に包まれた――
里山は、現代社会の片隅に追いやられて久しいが、
少し見方を変えさえすれば今の世の中ならではの
価値や活用方法がきっとあるはずだ、と。
かつてこれほどまでに人々の暮らしの中心にあったのだから。

6da7bd2a.jpg10/4 晴れ。急遽友人と山へ。最低15度、最高25度と快適。
蚊はまだ出るので蚊取り線香が欠かせない。
近所のDIY店でレンタルした12Vの電動ドライバが好調で
ツリーハウスの土台固定作業が進む(後で早速購入)。
ロープに足をかけられるうようにして初めて上ろうとしたが、
一苦労。斜面の上にある木を選んだので、地上2mといっても、
景色は数十m級で足がすくむ。大人二人でもびくともしない。
感激を抑えて一息入れる。
森の中に浮かぶ緑と鳥の鳴き声に包まれた空間。
ここで静かにしていると、
自分自身も森に包み込まれてしまったよう。
今回は頂上で乾杯したが、
はしごと手すりができたら木の上でやりたい。

877b4efe.jpg9/26(土)、久々の里山開拓。
薄曇で最高気温は25度程度と快適、
待ちに待ったオンシーズンが到来。
開拓団の2名とともに。
さすがに雑草が蔓延ったというのが第一印象。
蚊は蚊取り線香をつけていれば問題なし。

○枯れ枝のそだ踏み(トランポリン)
○雨水タンク、トイレの場所決め
○つたのターザン練習
○自動撮影カメラからの写真回収
○木の上でハンモック
○草刈

頂上の赤松に大きな蜂の巣を発見、
下を急いで通り過ぎた。

928243f6.jpg8/9 7月に持ち帰った雑木を使ってベランダにキウイ棚を作る。3本を三角形に縛り、3本の足をつけただけ、
1時間ほどで三角コーナーのような姿が完成。
自然木の曲線は、買ってきた金属や木材の棚の直線と違い、私が憩いを求めるベランダの中に早くも溶け込んで見える。

こんな棚を作ろうと思ったのは、
この夏沖縄・慶良間諸島の小さな小さな村の
伝統様式の家に宿泊した際、
細い木を縛っただけの手作りの棚を見たときからだ。
黄色が目に鮮やかな花の咲く植物の葉がよくからんで影を生み、
強烈な日差しの照りつける庭に憩いの空間を作り出していた。

台風で折れたり倒れないのだろうかと心配してきくと
これまで問題なかったよ、との主の返事。
棚の隣にある5mはあろうかというフクギの木が葉を密集させて
壁のように育っているのと
しばっただけのつくりがかえって柔軟性を保っているためだろう。

僕はその日、クバの葉を切っただけの団扇の風に包まれ、
棚の脇にくくりつけてあったハンモックに身を委ねて、
ゆっくりと、しかしたゆみなく流れていく沖縄の時間に
自分の体内時計を合わせようとしたのだ・・・

ここ東京でも、フクギはないけど
代わりに隣の家が間近に迫っているので
台風でも多分大丈夫だろうと思う。

今の自分にとって大切なテーマは、
せわしない都会生活をいかに自分のペースで過ごすかということだ。

34a9de54.jpg7/12晴れ 八王子に行ったついでに山へ。
11時入山、15時下山。最高気温は30度くらい。
ベランダで育てていたびわの苗が大きくなったので
頂上中央に仮移植。
一ヶ月ぶりに回収した自動撮影カメラには
シカやイノシシの親子が写っていた。
ツリーハウスのはしご・ベランダ棚づくりのために
雑木を抱えて下りたがさすがに汗まみれに。

37c948ce.jpg6/14(日)曇り。最高気温27度くらい。
東京里山開拓団のメンバーと行く予定にしていたが
雨の予報だったので金曜にキャンセル。
ただ、もうすぐ迫ってくるオフシーズンを前に
行きたい気持ちは抑えられず雨を覚悟で山へ。

ツリーハウスの土台を木ねじで固定。
足場が悪くて一部やり残こしてしまうが、
もう1回やればようやく床上げが完成しそう。

一眼レフカメラを持ち込んで写真撮影。
脱皮したばかりの白いカマキリは逃げることもなく
かっこうの被写体。
スギをへし折った力強いツタ。
上から見下ろすと規則的に葉を広げる名前も分からぬ雑草。
枯れ木に空いた無数の虫食い穴などなど
時間を忘れて撮影。

結局、昼頃には強い日差しも差し込み雨は降らず。
メンバーとともに来られなかったのが残念。

78d3eabd.jpg4/26(日)曇り。友人3人と下見。このうち2人とは、
「東京里山開拓団」という活動を始めようと思っている。
これは、支援を必要とする子どもと整備を必要とする里山
をつないで一挙両得で里山の恵みを楽しもうというボランタリーな活動。
まず、この里山を以前から関わりのある子ども支援団体と
つなげるところからやってみようと考えている。
気温は20度近く、風がやや強い。
ツリーハウスの丸太に防腐剤を塗るだけで今日の作業は終了。
頂上で昼飯とビールで休んでいると直射日光がまぶしい。
頂上から平坦な尾根伝いをさらに進むとけっこう道が続いていて
南向かいに石切り場が見えるところまで至った。
都会の人ほどただ開発反対を主張する人が多いように思うが、
山を切り崩すことによって自分の住む都会生活が支えられている
ことは忘れないようにしたい。
裾野には竹の子がいくつも出ている。
竹の繁殖力がついにイノシシの食欲に打ち勝ったと言える。

5/10(日)晴れ。最高気温28度と一気に夏が到来。
携帯用蚊取り線香が必需品。まだ蚊よりブヨやコバエの方が多い。
5月のハエと書いて、五月蝿い(うるさい)とはよく言いあてている。
ただ、風通しの良い木陰に入るとまだ心地よい。
ツリーハウスの床を載せ、ボルトで固定を始める。
金具の数が足りず、半分は次回にやり残す。
自動撮影カメラの交換用SDカードを忘れたので
カメラに差し込んで確認するのみ。
冬毛の抜けたタヌキが写っていたのだが、
イメージとはかけ離れていて裸犬のよう。
竹の子を2本とって帰る。刻んで米のとぎ汁で水煮。

9601a7e3.jpg4/19(日)晴れ。友人と二人で開拓。
最高気温は20度を超え、もう春の日差しというより初夏の日差しで、日陰が欲しいくらい。ふもとの竹やぶで竹の子を探したが
たくさん掘り返されていて見つからず。イノシシの仕業と知る。
中断していたツリーハウスづくりに注力。
丸太の上に乗せたベニヤ板が水平になるように木を削る。
ようやくほぼ水平となったがタイムアップ。
次回はボルトでの固定にいよいよ取り組む。
知らない人が散歩に登ってきて会話。
近所の方で50年ぶりに登ったとのこと。
自動撮影カメラには、タヌキとサルがばっちり写っていた。

c94ef4ed.jpg3/1日曜、曇り。最低気温4度、最高気温9度。
以前参加していた子どもボランティアのメンバー8人を
里山下見として招待。
大きな袋に落ち葉を入れて座布団にする。
使用後は葉っぱのプールに投入。
焼き芋を行うが、先週降り続いた雨のため
焚き木が湿っていて火がなかなか大きくならず。
芋をたくさん入れすぎて空気の通りが悪かったのも一因。
交代で焚き木を投入して空気を送った焼き芋は
しっとりほくほくで、みな満足顔。
山で食事がうまいのは、腹が減るからではなく、
山に入って視覚、嗅覚、聴覚、触覚、そして味覚の五感が
刺激され、普段の生活で鈍った感覚が研ぎ澄まされるからではないか
と思った。帰りのバスはぎりぎりで間に合う。
トレイルカメラにはタヌキが写っていたものの、
再び電池切れ。ビデオモードはかなり電池を食うようだ。

3/21土曜、晴れ。八王子に墓参りにいったついでに山へ。
風はやや冷たいが日差しは春のそれ。昼の気温は15度くらい。
草木がたくさん芽吹いていて写真に撮る。
トレイルカメラの電池を交換して久しぶりにセット。
あまり時間がなくておにぎりを食べて下山。
三連休は中央道がいつも渋滞するので要注意。

2346b96b.jpg2/7土曜、晴れ。到着した8時の気温はおそらく0度、
昼には8度くらいまで上がる。一年で一番寒い時期だが、登って作業をすると
風のない日ならジャンバーはいらない。
以前刈り払った雑木が広場の中央に山積みになっていて
第二広場を使うのに邪魔になっていた。そこで「そだ踏み」。かつて人々が山へ柴刈りに通っていた頃枯れ枝を集めてよく踏みしめて小さくすることをこう呼んでいた。よく体重をかけて踏みしめると、バキバキと折れて気持ちのいいくらい簡単に小枝になっていく。
後で大きな幹だけ片付け、竹箒で掃くと、
思っていたより簡単に広場が広げられた。
近く10人ほどで来る機会があるので間に合ってよかった。
昼は頂上広場にて、おにぎり。
トレイルカメラはビデオモードに設定して設置。
(赤外線が感知すると15秒間ビデオ撮影)

2/11祝・曇り。八王子に車で行く機会があり、脚立を運び込む。
昼近くには10度まで上がり寒くない。第2広場にて、
2mほどの木を鋸で縦切りにしようと試みる。
なかなか進まないが次回2時間くらいかければ切れそうに思えた。
これはツリーハウスへの階段にするつもり。
秋に目立っていた巨大なモミジのような葉を拾い、
図鑑でハリギリと確認。
この山で確認した植物は、スギ、ヒノキ、モミ、ヤマザクラ、コナラ、
アカマツ、コナラ、クヌギ、トチ、ホオノキ、アオキ、ゴンズイ、ツタ、
アセビ、ツバキ、ツルシキミなど。

2/14土曜、晴れ。真冬には思えない気温でジャンバー不要。
頂上広場の周りの雑木をノコギリで無心になって切り倒した。
以前、山頂付近の駐車場で眺望がよくないからと管理者が
木を切り倒したところ、観光客がクレームをつけたという
ニュースを聞いたことがある。
私がやっているのも同じようなことだ。
でもここには表面的な環境主義者などやってこないのがいい。
振り返ってみると、眺望が開け、街が見える。おそらく立川あたりだろう。
東京を見下ろしながら一人おにぎりをほおばる。
喜怒哀楽の中で日々暮らし、お金とやりがいを求めて働く東京が
手のひらに乗るほどとても小さな世界だ。

322e3364.jpg1月24日雪。車で八王子に行く機会があったので
ついでに立ち寄って様子見。
予報では晴れだったのに、雪が舞う。
息を切らせながら登ると思ったほど寒くはない。
頂上では、生気を失った冬枯れ色の景色の中に
たんぽぽの綿毛をいくつかまとめたくらいの大きさの雪が
無数にふわりふわりと漂いながら落ちてゆく。
まるで、この山の、今はただ息を潜めている無数の生き物に命の恵みの素が届けられているかのようだ。
(写真は作りかけの葉っぱのプール)


空を仰ぐと、雪が時々顔にぶつかったり、口に入ったりして
まるで隕石の中を進む宇宙船の3D映像。
小さい頃、空から落ちてくる雪を
口で受け止めて食べて遊んだ記憶が蘇ってきた。
この雪の冷たさは、私の普段の生活を取り巻く倦怠感
―寝すぎた日の寝起きのようなけだるさを一挙に振るい落としてくれる。
そして私に本来備わっていたはずの動物的な生命感覚が
再び蘇ってきて研ぎ澄まされていくのを感じる。
今ここにたたずんでいられて本当にいい気分だ。

そのうちに雪はさらに激しく降ってきた。
カサカサと落ち葉を揺らす雪の音に取り囲まれながら下山。
木に設置したトレイルカメラの電池(単1×6本)が
切れてしまいカメラごと持ち帰る。
家で確認するがこの間何も写っておらず残念(設定ミス?)。

32b31aa9.jpg1月4日晴れ。風はなく快晴。朝の最低気温0度だが
友人と8時半から作業開始。山を上って作業をすると
上着なしでもいいくらい。最高気温10度とのこと。
友人はベニヤ板が風雨に耐えるよう防腐剤を塗り、
私は丸太にベニヤ板が安定するようカンナをかける。
前回設置した自動撮影カメラにタヌキとキジが写っていた!

1月10日晴れ。昨日八王子には雪が舞ったときくが
積もるには至らず、落ち葉や地面はしっとり濡れている。
午後1時から友人と車で向かう。
前回まででほぼ完成したベニヤ板と丸太を仮に組んでみる。
まだベニヤ板と丸太の間にところどころ隙間ができてしまう
ことが分かり次回削る箇所をペンで記入。
気温は5度くらいで上ったり動いたりしていれば寒くないが、
風が少し吹いており止まると寒い。今回酒は抜き。
トレイルカメラのSDカードを交換。
撮影場所に大型犬のような大きな糞があったので
どんな大物が写っているやらと期待に胸躍らせながら、
家で確認するが、どうやら番いのタヌキだった。

1月12日晴れ。一年振りに協力してくれた友人とともに。
到着した朝8時半で気温0度、昼は8度。
駅近くのコンビニでカイロも購入。
風がないので動いていれば寒くはない。
今回は、ツリーハウスづくりは一休みして、
石のかまど作り。頂上付近の石を集めて積むところから。
みんなで取り囲んで安全に火を起こせるものが欲しかったので。
あわせて、葉っぱのプールづくりにも着手。
2m×3mほどの場所を木で囲い、落ち葉ををたくさん入れるもの。
子どもが遊ぶためだが、大人もテントスペースとして使えるかも。
一斗缶のかまどに枯れ木を入れて下から火をつけると
よく乾燥していてすぐ火が燃え盛った。
カップ酒を近くに置いて放射熱で熱燗にして温まる。
友人がおにぎりを作ってきてくれて、大変うまかった。
自動撮影カメラはビデオモードにしていたが
何も写っておらず、残念。

0123d940.jpg昨年末、自分へのクリスマスプレゼントとして、
「トレイルカメラ」を買った。
トレイルカメラ、というのは、訳すと追跡カメラ、
動物を自動撮影できる設置型のカメラである。
立ち木などに取り付けておいて、動物が通ると
赤外線で感知して自動的にシャッターが落ちるという
仕組みである。

これまで里山にはいろんな動物の足跡や糞をよく見かけたのだが、さすがに人が来ると察知して逃げるのか、昼は活動しないのかその姿はみることができなかった。
そこで、なんとか自動撮影できないかものかと思案していたのである。

インターネットで調べる限り、日本では防犯用や盗撮用(!)
カメラはわんさか出てきたが、動物撮影用となると
動物研究者やメカ好きが手作りしているくらいだった。
多分日本ではそんなニーズがないのだろう。

ところが、驚いたことに、アメリカでは
何十種類もの動物撮影用カメラが売られていた。
しかも値段も30ドルから600ドルくらいまでと手ごろだった。

http://www.cabelas.com/ 「trail camera」で検索

きっとハンティング人口の多いアメリカでは、
動物の通り道を調べるために使う人が多いのだろう。

あわせてトレイルカメラのユーザーコミュニティサイトも見つけた。
シカやクマまで写っているのはさすがアメリカ。
http://trailcameras.net/photos/

早速買う気満々となった私が購入したのは
Moultrie社製 Game Spy 4.0 Megapixel Digital Camera。
値段は$99.99である(加えて郵送料40ドルが必要)。
手ごろな値段なわりに機能が充実しており、
ユーザーコメントも好評だったためである。

Cabelas社の通販は日本に代理店窓口があって、
FAXで申し込むと、10日ほどで商品が届いた。
支払いはやや不安もあったが手軽なカード決済にした。
詳しくはhttp://www.cabelas.co.jp/参照

手元に届いたトレイルカメラは、弁当箱ほどで
アメリカン・サイズだった。
単1乾電池を6本も入れるためだが
これで2ヶ月間電池がもつとのこと。
全体がプラスチックの防水ケースに覆われていて、
赤外線感知時の撮影枚数が設定できたり、
カメラだけでなくビデオ撮影もできたり、
設置時に焦点を合わせるためのレーザーポイントが
ついていたりと屋外自動撮影のための機能はそろっている。
4GBまでのSDカードに記録できるので容量も十分である。

試しに家の廊下にだまって置いてみた。
妻が扉を開けて出た瞬間、強力なフラッシュがたかれ、
悲鳴があがった。
解像度400メガピクセル、一般のカメラほど鮮明ではないが
それでも驚いた顔はちゃんと撮れている。よしよし。

早速12月21日に里山に持ち込み、
頂上の動物の糞がいつもあった場所に向けて
トレイルカメラを付属ゴムバンドで木に固定した。

私がいない時間はこの里山はどんな動物たちの天下となっているのだろうか。
私の知らない世界を垣間見ることができるようで非常に楽しみである。

57540333.jpg12月21日晴れ。友人とともにベニヤを入り口から第2広場まで運び上げる。重くてかなりつらかったが、間伐材の丸太を支えにベニヤを仮に載せてみるといよいよ形が出来てきて感慨深い。設計ミスでベニヤ板に空けた穴の位置が丸太の厚み分だけ狂ってしまったので、鋸で穴を大きくした。次回防腐剤を塗り、丸太をかんなでけずっていよいよ固定するつもり。気温も19度まで上がり快適。頂上で乾杯。

95bb9721.jpg11月22日 昨晩、ツリー展望台の正確な木の位置を確認するために実物大の型紙を作成。
これを実際に木にあてて確認するつもり。
翌日、ホームセンターでコンクリートパネル用のベニヤ板(180cm×90cm×1.2cm、1500円程度)を2枚購入。耐水性があり、大人が乗っても大丈夫とのこと。160cm角となるようお店で3枚にカット。あわせて防腐剤も購入。乗用車にギリギリで載せることができた。

11月29日曇り。昼頃から時間が出来たので思いつきで山へ。しかしバスの時刻を確かめずに行ったため、数分差でバスが出たばかり、駅前で一時間待ち。型紙を木にあてて、正しいかどうか確認、5cmほど補正。4時には日が陰ったので下山。

12月7日 家の裏で購入したベニヤ板に線を引き、電動糸鋸でカット。音が大きく、近所迷惑にならないよう速やかに作業。ベニヤ板は端材で出来ていてささくれが多いので、やすりを丁寧にかける必要がある。

12月14日雨。友人と車でベニヤ板を山の入り口まで運ぶ。
Yahoo天気予報では降水量1mmとなっていたが、結構激しく降る。
1.6m四方あるので、3分割しても乗用車にギリギリ入る大きさ。
対向車線の車がよくのぞき込んできた。
さすがに雨降りしきる中ブルーシートにくるんだ大きなものを
中年男2人が山中に運び入れる姿はあやしいと我ながら思う。
その後、温泉(相模湖・東尾垂の湯)ととろろそば(高尾山口)で
温まって帰る。

09297443.jpg11/15 曇り。風がなく穏やか。妻と子ども(1歳)を連れて。
さすがに子どもは登れないので後ろにおんぶ、前にリュック。スズメバチのいる第2広場の木は遠巻きに通り抜け、
息を切らせながら久しぶりに頂上へ。
コンビニおにぎりでも
紅葉を見ながら家族で食べるとうまいものだ。
どの木もそれぞれのやり方で紅葉が進んでいる。
子どもは自分で歩きたがるがまだ歩き回るには
凸凹が多く整理が必要。
頂上は隣山の砕石工事の音がよく響いてくる。
以前展望台用に切り倒したヒノキの先端が
クリスマスツリーに使えそうだったので持ち帰る。
帰り道、薄暗いヒノキ林の中に高さ1mほどのモミの木を見つけ、これも根から採取してツリー用に持ち帰る(写真)。

e0da0be7.jpg11/8 到着すると小雨が降っていたが、森の中は雨が落ちてこない。
途中の道路の脇を流れる小川は水が少なくて地下にもぐっている。恵みの雨となるといいが。前回こけた崩れかけた小橋は地元の方の手で立派に補修されていた(写真、感謝)。祠に入念に拝んでから上る。歩きやすいよう落ち葉をシャベルで掃く。ドングリの落ちる季節なのになぜかまだほとんど見当たらない。
頂上広場は雨があたるので、木立の中の第2広場で
切り倒したスギの皮むき作業に集中。
刃先に自分の手足を置かないよう注意しながら。
立ち木の寸法を計り、家に帰って展望台の詳細設計図を作成。160cm×160cmで2人で一杯やれる程度の広さの予定。
第2広場だけでなく、将来のために第3、第4広場の位置も確認しておいた。
隣山でサイレンがなり、爆破音と土砂の崩れる音が響いてきた。
これは土砂の採石、つまり道路や建物など都会を作ろうとする音。
近くで鳴いていた鳥はさえずりをやめてしまい、返って静けさだけが残った。

4034dabb.jpg
11/3 近所でいただいた枇杷から種をとって
8月にベランダのプランターにまいた。
12個のうち10個が発芽し、
今は10cmほどに健やかに成長している。
来年春になったら、山に植えるつもりである。

なぜ枇杷を育てているのかというと、
枇杷の葉と実が欲しかったからだ。
枇杷の葉茶は会社に魔法瓶で持って行って毎日飲んでいる。
干した枇杷の葉を煮出すだけだが、結構うまい上に
大変健康にいいそうである(「家庭で出来る自然療法」東城百合子著)。
枇杷の実をホワイトリカーで漬けた枇杷酒も
さわやかな風味がたまらなくよい。
冷蔵庫を開けるたびにちびりちびりとやりたくなるほどだ。

それに、里山の力を自ら試してみたいと思ったからでもある。
森林の開拓地やその周辺部というのは、
「人類がこれまでに見つけた中で最も生産性が高く
最も労働力を必要としない生産地」と言われる。
森林の力を生かした農業は熱帯雨林の原住民によって
現在も行われていて『アグロフォレストリー』と呼ばれている
(「グッド・ニュース」デヴィット・スズキ著より)。

実際、里山に入るようになって、
大きな木々が肥料などまかなくとも立派に育つのは、
尾根や頂上の広葉樹からもたらされる肥沃な土が
斜面の上からどんどん供給されるからではないかと考えるようになった。

さらに言うと、縄文時代の遺跡がなぜか平野部ではなく
丘陵地周辺に集まっているのをかねてより不思議に思っていたが、
その理由のひとつは何もしなくとも豊かな収穫のある土地を
選んだのだろうと想像をたくましくしている。

それはさておき、都会生活の中でずいぶんひ弱になった私にも
自然の力を少しばかり分けていただきたいのである。

f88e865b.jpg9/27 午後から3ヶ月ぶりに山へ。気温は25度くらいで快適。
蚊取り線香を焚けば蚊も気にならなくなる。
いよいよオンシーズンがやってきた。
(カメラと水を忘れた)
階段の崩れを直しながら9合目広場でツリーハウス作り。
間伐したスギを土台用に伐る。皮がやや剥きにくい。
2時間ほどで下山。

10/18 朝8時半から昼1時半まで5時間みっちりと作業に集中。
4本目の幹にようやく長ねじを貫通させた。
7.2Vの電動ドリルでは力不足で苦労した(12Vだと楽)。
切り口にはカルスメイトという防腐剤を塗ったが、これは
ツリーハウスのCMで有名な小林崇さんに直接教えていただいたアドバイス。
高さ5mほどの若いスギの木を一本切り倒して枝を払って表皮をむく。
長ねじの上に渡してみると、段々それらしくなってきた。
出来る限り、「手作り」と「間伐材」にこだわってみたい。

10/25 曇り 気温は20度を超えることはなくなり
活動するには持って来いの季節。
しかし、この日はついていないことばかり。
・森に入る所の朽ちた小橋(地元の方が補修予定)で
足を滑らせ数十cmの溝に背中から落ちてしまう。
・拡げていた広場の片隅の木にスズメバチがいて、近寄れず。
・切り倒したスギの皮を刃物で剥いていたときに、
誤ってひざ下をズボンの上から切ってしまう。
幸い血はあまり出ず、家の近所まで戻ったが
念のために病院にいくと意外に深く切っていて
数針縫うことになった。
・帰りがけに会った地元の方に、近くの里山に
何十年ぶりでクマらしき動物を見た人がいるとの話を聞く。
しかし自然に入らせてもらう以上、不運ととらえるのではなく、
私の方こそ十分注意することが必要と考えることにした。

3b88ba15.jpg8月8日 7,8,9月は里山は暑すぎ、蚊多すぎで行く気にならない。この期間は、家でできることをやる(秋の企画検討、工作など)。夏休みに、歩き始めたわが子のために、手押し車を製作。木というのは皮をむいたらつるつるではじめはしっとり、乾くと暖かな感触になることを、子どもにも感じてもらいたい。2×4材も使ったが、曲がった幹も生かしてみた。材料費1000円、半日ほどかけて完成。

20d791c4.jpg6月7日 曇り。ついにツリーハウス作りに着手。
といってもまずは練習で展望台から。
ここにある間伐材と手作りにこだわって作りたい。
9合目広場にある太さ50〜90cmの4本の幹に分かれた
コナラを選ぶ。
多分、50年位前に昔一度切り倒された後、
萌芽更新して4本の幹になったはず。

一番細い幹の2mほどの高さの所にドリルを使って
長ネジ(太さ12mm)を貫通させる。
木の場合、生きているのは幹の周りであって、
中心の木質部分はすでに死んでいる。
人間の体をイメージすると少々痛々しいが、
幹を縛ったりはさんだりするよりダメージが少ないと信じて。
キツツキが穴を開けても木が枯れることはないのだから。
重さに十分耐えられそうな、しっかりとした土台ができそう。

6月28日 曇り。直径12mm×50cmの長ねじを調達し、
他の幹にも穴を開けようとするが、
持っている充電式電動ドライバ(リョービ・BD-72KT・7.2V)では
力不足と分かる。あきらめて、ヤマザクラの若枝を採取。
この時期は緑枝さしで増やせると本で読んだため。
持ち帰って、10cmくらいに切り、家のプランターに挿し木。

7月6日 近所のホームセンターで充電式インパクトドライバ
(マキタ・12V、1泊2日で500円)を借りて、山へ。
なんとか2本の太い幹を貫通。ただし電池切れで1本残す。
穴が水平に開けられなかったのが反省(そのまま続行)。
今後は水平に糸を張るなどの対応が必要。

30de9057.JPG5月17日 曇り 昼近くから山へ。
ヤマザクラの元に、小さな赤いサクランボが落ちていた。
種からの育てられないものかと50個ほど採取。
また、刈りはらった雑木の枝ぶりがよかったので
早速皮をむいて、子どもの手押し車の取っ手にしようと
思い持ち帰る(ただし、あまり表面が丈夫でなく、
やはりスギやヒノキで作ることに)。
下山した途端に大雨。

5月24日 晴れ 友人と山へ。
頂上の刈り払った雑木を整理。さらに広場が延長される。
赤松を見ながらツリーハウスの場所を検討。
最終的には赤松にツリーハウスを作るとして、
まずは頂上下の林の中に展望台から作ることに。

5月27日 会社帰りに東急ハンズへ。
ツリーハウスの土台を検討。木に穴を開け材木を支える金具を購入。
穴を開けるのは木の体を傷つけるようだが、
縛るよりは負担が少ないと本で知ったため。

44bcd529.JPG3/30 曇り 東京は桜が一気に満開。
ここのヤマザクラは、数輪開花した木もあるが
冬と変わらない様子のものが多い。
頂上近くに残る赤松の巨木を見上げる。
何も話さないし動かないのに圧倒的な存在感。
根元に何者かの糞を見つける。猿?

4/6 晴れ 一緒に行く予定の友人が行けなくなり、
一人で開拓。ビールなしなのではかどる。
赤松の先を切り開き、ついに当初切り開いた枯れ沢ルート
とその後切り開いてきた尾根ルートが合流。
頂上付近の散策の場が広がった。
これでルート開拓は一区切り。
今後は、ツリーハウス(見晴台?)づくりに着手したい。
娘のためのブランコ、石のかまどにも。
ヤマザクラは3分咲き。さらに増やしたいところ。

4/29 晴れ ヤマザクラの花びらが頂上一面に落ちている。
もう木には一つの花も残されておらず、
青々とした若葉に置き代わってしまった。
満開の時期は4月中旬だったのだろう。
頂上の雑木を刈り払うことに集中。
ふもとの家から竹の子を2本いただく。
刈りはらった細い杉の木を積み木用に持って帰る。
冬は剥きにくかった表皮は面白いほど簡単に剥けた。

f804105d.jpg3/9 晴れ。友人2名とビールとともに。
1年または半年前に来た友人は、
眺望の開けた頂上開拓の進み具合に驚く。
桜はまだまだだけれど、花見気分で早速宴会。
日陰になると焚き火がありがたい。

3/16 晴れ、春の陽気。
午後、八王子に行ったついでに立ち寄る。
すでに日差しは強く、汗ばみながら上着を脱ぐ。
スギ花粉にやられ、くしゃみが止まらない。
こんなときに限って、マスクもタオルも忘れてしまった。
ワイングラスのような形の小さな花が連なる低木を
写真に撮る。調べると馬酔木(アセビ)だった。
馬が酔うくらいの毒あり。
春の季語で、万葉集に10首も読まれる。

c13ad29b.jpg2月11日 快晴。年明けから週末毎に天気のよくない日が
続いていて10℃を越える晴天は待望である。
しかし、頂上には一昨日の積雪が10cm残っている。
一緒に行った友人とビールと焼き芋で乾杯。
雪に突っ込んでおけばいつまでも冷たいまま。
雪の重さで倒れ掛かった若い杉を切り倒し、
輪切りにして積み木づくり。秋は簡単に皮が向けたのに
この時期は手間がかかって一苦労。ヤニも出て手にこびりつく。
乾かすといい出来栄え。6個×3セット作る。
後日、妻が0歳児のママ友達にプレゼントする。

64fd0a95.jpg12月16日 風もなく穏やかな小春日和。
娘のために作った自然の積み木が妻から好評で、
おいへのプレゼント用に追加作成。
間伐した細い木を輪切りにしただけ。
簡単に皮がむけてきれいになるスギ、ヒノキのがいい。
スギやヒノキが材木に選ばれる理由のひとつは
ここにあると理解した。
太目の木材を二つ並べカスガイで止めるだけで
ベンチも簡単に完成。

12月30日 穏やかな冬晴れ
6時半の電車に乗って、8時前に到着。
頂上開拓も一区切りなので、初めから焚き火をする。
朝方の雨で延焼の心配はなさそうだが、
念を入れて一斗缶でこじんまりと。
紙→スギの葉→小枝→中枝→幹と
順にしっかり火を移らせることが大切。
でないと、途中で消えてやり直し。
好評だった積み木づくりのため、スギの枝を
何本か持って帰る。
予報では一日晴れだったが
午後の帰り道、電車の窓を大粒の雨が叩きつけ驚く。

5b96caed.jpg12月1日 秋晴れ。
採石場があって無残な姿をさらす隣山も、
頂上は見事に紅葉していて、
最後の生命力を示しているよう。
娘への土産にどんぐりを探すも、
落ちているのは去年のものばかり。

12月8日 秋晴れ。頂上は北風もなく、よく陽が差して、
台座のベンチ横になると、眠くなりそうだった。
これまで刈り払った雑木を整理。何かに使うだろうとのこぎりで
幹を切りとる。枝の方は燃料用として山積みにして乾燥させる。
写真は開拓の7つ道具。

cde26384.jpg11月18日 秋晴れ。
妻と娘の3人で初めてのハイキング。
今年生まれたばかりの娘を
抱っこ用ベルトでしっかり固定し、
足を滑らせないよう慎重に登る。

快晴で眺めがよい。
娘は葉っぱを興味津々で触っている。
妻は秋景色の撮影に没頭。
私は、切り倒した雑木の幹を切り出して
娘の積み木とするつもり。

11月23日 晴れ。
ベニヤ板に雑木を輪切りにした足を付けた土台の二つ目が完成。
これでテントを張れるし、寝転んでくつろぐこともできる。

5ed7227e.jpg11月4日 秋晴れ。頂上の端にあった常緑の雑木を刈ると、
ついに眺望が開け、隣山の深い緑が見えた。
その隣の山は採石場となっていて、
理科室の人体解剖模型のような姿をさらしている。
頂上の中央にそびえ立つ枯れた大木は、トーテムポールのよう。
虫の住処であり、鳥たちの大切な餌場。
死してなお、威厳ある存在感を保つ。

adc3ae6d.jpg10月14日 曇り 最高気温20度と、いよいよシーズン到来。先日運び入れておいたベニヤ板に、
切り倒した雑木を輪切りにして20cmの足をつけて、
ベンチの出来上がり。もうひとつ作ってテントの台座とする予定。
また、一斗缶のかまどを使ってみる。
マッチ一本で難なく大きな炎が上がる。延焼の心配少なく安心。
背の高い赤松まで道を切り開く。
この木が境界で、この先は他人の土地のはず。
赤い花から黒い実が飛び出した木あり、
図鑑でゴンズイと分かる。
スズメバチが偵察にやってきて身構える。

1b603982.jpg9月23日 曇り→雨 早朝、ベニヤ板と一斗缶を車と足で運び上げる。
ベニヤ板はテントの台座のため、一斗缶はBBQのカマドのため。
頂上に着いたら雨が降り出したので退散。
雨は午後からという天気予報を信じすぎて失敗。
いたるところにきのこが顔を出している。どれも毒キノコに見える。

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