バラ肉
のび太 「ねぇ、ドラえもん・・・」
ドラ 「なんだい、のび太くん?」
のび太 「二郎って、ドラえもんのいた未来ではどうなってんの?」
ドラ 「え?大つけ麺博に出てるよ?」
のび太 「ホントに?!じゃあ連れてってよ、ドラえもうん!」
ドラ 「しょうがないなあ、のび太くんは」
近頃は
「社内ニート」
なる用語があるそうで
そういえば
自分も今日から来週一杯まで
9時−5時で電話番に任命されたわけで
もしかしたら社内ニートなのでは?!
という一抹の不安もあるのだけれど
5時まで一歩も外に出ずに過ごせるというのも
なかなか優雅なものではないかと
ポジティブな方向に考えよう
社内ニート様専用御弁当(笑)のおかずに
カレー味のチャーシューを作ってみようと思う
タマネギはスライサーで薄く削り
先日も使ったジャワカレーの一番辛いやつは
大根おろしを使って
このような粉末状に
豚バラ肉、肩ブロックのスライスに
カレールー粉末をまぶします
粉末をそのまままぶすと
ポロポロとして
塗るのが大変です
やっぱりカレールーは
お湯で溶いたほうが
断然使いやすいですね^^
タマネギスライスとカレー塗り豚を交互に重ね
タッパーに詰めます
肉を柔らかく煮るテストを兼ねて
カレー味のチャーシュー作りに
チャレンジしてみました
こちらのサイトに書いてあるように
肉が一番柔らかくなる温度は
60〜65℃という
非常に狭い温度帯域なのですが
殺菌や感染症防止のためには
ちょっとためらわれる温度です^^;
ラーメン二郎だと
デカい肉のカタマリを
グラグラ煮立った寸胴にポチャンと入れて
数十分という比較的短い時間でも
フワトロになるので
低い温度で長時間というのは
フワトロ煮豚が出来る上での
必須条件ではないようです
更に二郎豚で謎なのが
肉は加熱が急なほど
硬くなるそうなんですが
グラグラ寸胴ポチャン方式で
あそこまで柔らかい仕上がりになるところなんですよね
(硬くて噛み切れない豚もたまにありますが^^;)
一般的に言われているのが
肉のたんぱく質は40℃あたりから変性し始め
65℃を過ぎると急に収縮を始め硬くなり
70℃で収縮は止まり
その後は
80℃以上になると脂が外に溶け出すらしいということ
しゃぶしゃぶをするときの湯は
80〜85℃が適温と言われているのは
このためなんですね
温度が高いと一気に脂が抜けて
パサパサになるということです
(薄切り肉だから顕著だってのもありますが)
今回は
ラーメン二郎とは対極の
低温でのカタマリ肉の煮込み実験ということで
豚バラ肉と肩ロース肉を
各500gずつ
買ってきました
我が家の暴力装置ナンバー3の
電気圧力鍋は低温調理もこなせるのですが
設定温度が70、85、95℃の
三通りしかないのがイマイチですが
70℃で豚を煮ることにしました
カレー味の煮豚って珍しそうだから
煮ている間にカレールーを作っておこう
タマネギをキツネ色になるまで炒め
ジャワカレースパイシーブレンド
こいつは
ジャワカレーの中でも
一番辛い商品なのです^^;
カレールーの出来上がり
70℃で1時間ほど煮ると
茹で湯にアクが沢山出てきて獣臭さMAXなので
一旦豚を取り出して
湯を新しくしました
ショウガ、ネギを加えて
70℃で再び1時間加熱
茹で上がったら
カレールーと一緒にビニール袋に入れて
8時間ほど放置して室温まで冷ました後
冷蔵庫に12時間ほど入れておきました
カレールーに漬け込んだ後に
取り出した状態
カットすると断面はこうなっていて
カレー味は肉内部には
ほとんど染み込んでいません^^;
バラ肉のほうはちゃんと火が通っていますが
肩ロースの方は赤みが残っていて
レアっぽさがあります
脂身の部分はどっちもまだ脂がタップリな質感で
そのまま食べるのはためらわれる硬さです
70℃の低温調理でバラ肉や肩ロースは
ちょっと難しい印象
この後85℃の設定に変更して
更に2時間茹でると
脂身も脂が相当抜けてゼラチン化し
肉も柔らかくなりました
この煮豚をカレー味のチャーシューにするための実験は
また近日中に行う予定です
MeanFrog