2007年06月08日

スペインとモロッコとイスラム教

 スペインは、他のヨーロッパ諸国と同様、キリスト教徒が大多数を占める国です。
 しかし、町を歩いていて気になるのが、モロッコでみたようなイスラム教にまつわるモノがたくさん見つかることです。

 例えば、家の玄関にあるこの手

アンダルシアのあるおうち

スペイン ファティマの手

 

 

 

 

 

 

 

 

 


モロッコのあるおうち

モロッコ ファティマの手

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 ただの趣味の悪いドアノッカーではなく、これはイスラム教の予言者ムハマッド娘・ファティマの手をかたどったモノで、災いや病魔を防ぐ護符です。

 こんな風に、イスラム風のモノがあちこちにあるのは、スペインがイスラム帝国とカトリックのスペイン帝国で領地を取り合っていた歴史のたまものです。

 セビーリャの大聖堂にある塔と

大聖堂

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 マラケシュのクトゥビアの塔

クトゥビアの塔

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 これも、塔の形がそっくり。
 ってうか、クトゥビアの塔のてっぺんのまるっとした部分を取っ払ってキリスト教チックなモノを乗っけたのがセビーリャの大聖堂ですね。


 また、コルドバのメスキータというでかい聖堂は、その時の為政者が自分の趣味で好き勝手に増築しているので、場所場所で建築様式が全然違います。

 手前キリスト、奥イスラム

メスキータ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 左キリスト、右イスラム

メスキータ2

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 聖地エルサレムの現状や、あちこちで起こっている宗教テロを見る限り、たくさんの人達に

「自分たちと違う宗教の建築物をぶっ壊したい」

 という衝動があるみたいです。

 でも、スペインの人達は、そんな負の衝動よりも、

せっかく立派な建物があるんだから、そのまま使っちゃえ。ちょっと改造するけど」

 みたいな、おおらかな気持ちが大きかったんだろうなってことが想像できます。

「人は人、我は我。されど仲良し」
 というのは、我が師西原さんの名言ですが、その言葉に繋がるようなスペイン人の
「まあいいから使っちゃえ気質」

 こんなおおらかな気質が、一人でも多くの人に伝わっていったら、世界はもっと楽しくなると思います。

※今回のモロッコのファティマの手の写真は、友人のあゆみんの撮ったモノです。
  私が、無茶な切り口で書いたモロッコですが、彼女のblogにはキチンと綺麗にまとまってますので、モロッコが気になる人は読んでみてくださいな。
http://d.hatena.ne.jp/axyxuxmxi/20060725



mota2005 at 20:06コメント(2)トラックバック(0)スペイン  この記事をクリップ!

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コメント一覧

1. Posted by あゆみん   2007年05月21日 10:01
ははは。もりぞおさんの切り口で見ると、違った面が見えておもしろいわ。
「人は人、我は我。されど仲良し。」う〜ん、すてきな言葉。
ぎすぎすした気分になりがちな今日この頃、教訓といたします。
2. Posted by もりぞお   2007年05月21日 22:49
ですね。
このつぎはぎだらけの聖堂には、ノーベル平和賞でもあげたいですよ。
聖地エルサレムも、スペイン人大量に送り込んで、こんな風にしちゃえばいいのに。されど仲良しで。

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