2007年10月08日

【書評】ガンジス川でバタフライ2 長澤まさみ演じる「こっち側の人」

前回に引き続き、ドラマ、ガンジス河でバタフライの感想を。

ガンジス河が流れる街、バラナシ

 ここで、長澤まさみが、ヤモリまみれで泊まったホテル、オイラが泊まったところと一緒じゃん!

 聖地バラナシ


 
 当時の記事で、一言で表すと独房って言ってますね。
 マジデ、独房です。ヤモリもでるし。


 このドラマの中で、ガンジスのこのホテルに泊まるのは、終盤。

 最初は、インド人にビビリまくり、ストリートチルドレンに悩み、ヤモリに絶叫し、泣きながら携帯で日本に電話してた主人公。

 それが、ガンジスに来る頃には、独房でヤモリまみれになっても屁でもないくらいたくましくなってます。(ちなみに、野グソもする)

 ボロボロになってたどり着いたブッダガヤの街で出会った優しいお母さん。
 そして、優しいお母さんが奴隷を家畜のように扱う姿を見て混乱する主人公。

 たぶん、それは、インド人が日本でビーフカレーが普通に食されていることに大混乱するのと同じ事なのです。

 彼女が悪い人だから、奴隷を家畜のように扱うのではなく、
 我々が悪い人だから、神様の動物、牛を食べるのではなく、
 生まれたところの習慣、ルールが、たまたまそうだったから。

そんなことを何度も経験することで、

 自分とは違う世界があることを認識し、
 自分はなにをすべきかを、自分で判断する能力が身に付いていくのだと思います。

 主人公も、こうやって、危険な事と危険でないこと、危険な人と危険でない人、危険なモノと危険でないモノを自分で判断出来るようになり、

 ボート屋のおっちゃんと堂々と価格交渉が出来るようになり、道ばたのおっちゃんに軽く話しかけられるようになり、ヤモリが顔にへばりついても何ともなくなってるわけです。
(ちなみに、ヤモリ、動いてた所をみると、ホンモノだ・・・)

 旅の面白いところは、このように、自分の理解のキャパシティを遙かに超えたところで、普通に生活している人達と会うことが出来ることです。

 今まで、常識だと思っていたルールを守りながら生活してたのに、
 海の向こうのこの人たちは、そんなルールは全然お構いなしに、元気に生きている。

 平日昼間っから川辺でぼけっとしてたり、バスが壊れて動けなくなっても平気で野原で野宿してまってたり、知らないガイジンに飯の食い方を全力で指南したり。

 奴らは、なんて自由なんだろう。なんて楽しそうなんだろう。
 自分も、もっと好き勝手やってもいいんだ!

 そんな風に考え始めると、自分の世界が広がった気がします。


 もちろん、彼らは彼らなりにルールに縛られて生きているのですが、そんなことはお構いなし。

 自分は、忙しい日本の「やらなくちゃ」から解放された人であり、
 もちろん、インドの厳しい階級制度とは関係ない人でもあり、
 勝手に、いいところだけをつなげて、世界で一番自由な人になったような気になる。。

 そんな身勝手な境地に至ることが出来る。それが旅の最大の魅力です。


 決められたルールを守っていれば安全。
 安全であることが幸せ。っていう考えの人はたくさんいます。

 むしろ、そんな人がたくさんいるからこそ、国家は安定し、農作物は定期的に収穫され、人口はちょっとずつ増えていきます。

 でも、新しいことを探し、ルールを破り・創り、好き勝手やり始める「こっち側の人」がいることで、生活はちょっとずつ進化したり、退化したりします。


 最高に魅力的な長澤まさみが、そんな「こっちの側の人」を表現してくれて、非常に嬉しくなりました。

 このドラマを見た人で、潜在的に「こっち側の人」が、一人でも多く、いろんなところに遊びに行ってくれることを期待します。


 ちなみに、彼女が旅した、コルカタ→ブッダガヤ→バラナシというルートも、私と一緒。

 ま、インド観光のゴールデンルートなんですけどね。

 で、非常に面白かったので、ひとりでも多くの人に見て欲しいのですが、DVD発売1月かよ!

 このドラマで、インドに興味を持ってしまった人は、コチラをどーぞ。

 インドを旅するということ

 Youtubeに予告編があったので、貼っておきますね。




mota2005 at 16:54コメント(5)トラックバック(1)書評  この記事をクリップ!

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トラックバック一覧

1. 恋愛に夢中なのは分かるけど、それはちょっと・・・。  [ 長澤まさみ某番組中にボーっとしてお股ガバっと!! ]   2007年10月09日 12:12
長澤まさみ某番組中にボーっとしてお股ガバっと!! 恋愛に夢中なのは分かるけど、それはちょっと・・・。

コメント一覧

1. Posted by あゆみん   2007年10月08日 19:58
せっかく、くだらないルールで雁字搦めの仕事から解放されたし、この勢いでインドまで飛びたかった!
渡米がもっと先だったら、絶対行こうと思ってたんだけどね。

あぁ、好き勝手やりてぇ!
2. Posted by もりぞお   2007年10月08日 20:11
さすがに、今行って、腸チフスとかコレラにかかったら、USで保険に入れなくなりますからね・・・。

前職が、ルールを守らせる側の人だっただけに、インド行ったら落差が凄そうですね。

ま、USからもインド便は山ほど出てるので、落ち着いたら行ってみてください。
3. Posted by shina_pooh   2007年10月09日 04:27
このDVD、アメリカのNetflixとかに入らないかなぁ。観てみたい。

※あゆみんの好き勝手って、もりぞおの好き勝手と同じくらいすさまじい好き勝手になりそうだから、はっぱをかけないであげて。。さぶえーのためにも。
4. Posted by もりぞお   2007年10月09日 07:58
なにせ、名古屋だし、なかなか難しいと思う。
とりあえず、Youtubeい予告編があったので、雰囲気だけでも。

これを観るだけで、ドラマの内容の3割が分かる、恐るべき予告編。

I beleave myself!
は、台詞としてかなり臭いが、これも原作にある本人がガチで叫んだ台詞。
5. Posted by 可愛い水着   2015年04月03日 17:50
?映画日3分し受

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