スペイン

2007年06月13日

ジブラルタル海峡を越えて、スペインへ!

スペイン編、開始!
 のまえに、お話を整理しておきましょう。

 私は、去年の6月から7月にかけて一月ほどイギリス→モロッコ→スペイン→フランス→イタリア(サンマリノ)と旅をしておりました。

 その旅行記が、イギリス、モロッコまで行ったのですが、「モロッコ出国、スペイン編へ続く!」で終わっていました。

 ちなみに、最後の記事が12/30。
 4ヶ月のブランクを挟んで、再開です。


 さて、このモロッコ編の最終回にあるように、アフリカ大陸の最北端、ジブラルタル海峡を越える船に乗ったもりぞおさん。

ジブラルタル海峡

 

 

 


 2,3時間(詳しいことはもう忘れた)で、あっという間にヨーロッパ最南端に到着です。

 イメージ的には、博多-釜山のフェリー。

 そんな、たった数時間の船旅ですが、アフリカ-ヨーロッパの文化の違いは歴然です。

 どれくらい違うかというと、

 土臭いモロッコと

土臭いモロッコ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 晴れ渡るスペイン

蒼天!

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 南国!
 青空!
 リゾート!
 バケーション!

 ホテル マラケシュ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ああ、蒼天の空の下で誇らしげに咲いている夕顔!
 桑田佳祐が「浜辺に咲いた紫の涙」と歌った、はかなげな夕顔も、スペインの真っ青な空の元ではこんなに明るく、誇らしげなのか!

 国境の町、アルヘシラスで受けた晴れ渡ったインスピレーションは、このあと2週間とぎれることなく続いていきました。

 ビバ! スペイン!


 ちなみに、この町には、しぶとくモロッコの残骸が。。

夕顔!

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 ホテル マラケシュ。

 何故、砂漠のように 心が渇くのでしょうか?
 ジブラルタルを見つめながら 夜霧にむせぶシャトー



2007年06月12日

アンダルシアにあこがれて

♪アンダルシアにあこがれて バラをくわえて踊ってる
  地下の酒場のカルメンと 今夜メトロでランデブー

 マッチの代表曲、「アンダルシアにあこがれて」のアンダルシアとは、スペインの南側、アンダルシア地方の事です。

 温暖な気候、美しい街、旨い食べ物、沈まない太陽。
 フラメンコの本場であり、闘牛も盛ん。
 日本人がイメージするスペインのほとんどはこの地方にあるといっても過言ではありません。

 ちなみに、「暖かい国の人は働かない」の法則通り、地域経済はスペイン国内で一番の貧乏州でもあります。

 そんな、スペインで最もスペインらしいアンダルシアの町並み。

 白い家

白い家1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白い家2

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 鮮やかな花

鮮やかな花1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鮮やかな花2

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 青い空

青い空1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

青い空2

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 夕暮れ時の瞬間

夕暮れ1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕暮れ時2

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 そして、夜のとばりが落ちる

夜1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜2

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 ただ、街の中を歩いているだけで、たくさんの感覚が幸せに満たされていく町。

 原チャリさえも、ステキ!

原チャリ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マッチがあこがれるのもよく分かります。
 まあ、彼は歌の中で、マシンガンで蜂の巣にされるのですが。


 こんなステキなアンダルシア地方の町々を掘り下げていきます。



2007年06月11日

スペイン人と英語

モロッコから、ジブラルタル海峡を渡って港町アルヘシラス。
 そのままバスで、アンダルシアのセビーリャという町に着きました。

 この町には、安宿街みたいなのはなくて、しかも道が細くて入り組んでいる。
 めんどくさいので、適当に目に付いた宿に入ってしまいました。

ほてーる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なんか、豪華ですね・・。
 どうやら貴族の家を改装したみたいです。

「I want to stay here, 1day」(一泊泊まりたいんですけど?)

 一本指を立ててうなずいて、宿帳を出すおっさん。
 書き込んでパスポートを差し出す私。
 402と書いてあるカギを差し出すおっさん。
 順調である。

 部屋に荷物を置いて、フロントにカギを預け、夜が更けるまで遊び回る。

 帰ってきて

「Four Zero Two please!」(402ちょうだい!)
 困った顔をするおっさん。
 やべ、なんか問題が・・・。

「Four Zero Two. What you happen?」(402だよ!どしたの?)

 あ・・・言葉?
「クワトロ・・ゼロ・・・2ってなんだっけ?」
 ってことで、携帯に「402」って表示させてみせると、満面の笑み。

 そう。アンダルシアのスペイン人は、びっくりするぐらい英語がダメなのです。

 大体どんな国に行っても、ホテルのフロントは、業務に使う英語くらいは話せるのに、ここでは数字すら・・・結構いいホテルなのに。。

 この傾向は、店でもレストランでも一貫しており、普段はどんな国に行っても
「はい」「いいえ」「こんにちは」「ありがとう」しか言葉を覚えない私が、

「これください」「お勘定」などなど、普段の倍以上の言葉を覚えることに。
 アンダルシアは、観光業が最大収入源のはずなのに・・・。

 しかし、英語を喋れないだけで、彼らの人なつっこさと親切さは素晴らしいです。

 バスに乗って駅に向かう時、バス停が駅から離れているため、どこでおりていいのか全く分からないもりぞおさん。
 明らかに乗り過ごしている感があり、ちょっと焦っている・・・。

 すると、スペイン人のおっちゃんが寄ってきて

「レンフェ?」(駅?)
「シ!シ!」(そうそう!)

 近くのおばちゃん(たぶん赤の他人)と相談を始めるおっちゃん。
 どうやら、今すぐ降りるべきか、折り返し運転だからこのまま乗り続けるべきかを話し合ってるらしい。

 どんどん人が集まってきて、なんだかんだで、バスの全員で話し合ってる。
 なんか、運転手に交渉してくれてるよ・・・。

 一通り話がまとまった時に、一人のおねえちゃんが片言の英語で、折り返しまでのって、帰ってくる方がいいということを教えてくれました。
 運転手が降りるバス停教えてくれるからと。


 スペインの人はバスとかで隣り合った人と平気で話をします。
 それも30分ぐらい延々と。

 最初は、偶然知ってる人と会ったのかななんて思って見てたのですが、あまりにも頻繁に起こってるため、きっと赤の他人とも普通に喋っちゃうんでしょう。

 上記のバスのような出来事も旅の中で何度もあったし、レストランで飯喰ってても、容赦なくスペイン語で話しかけてくる。

 きっと、すごくいい奴らなんだろうな。
 きっと、すごく楽しい話ができるんだろうな。

 外国に行くと、いつもその国の言葉が喋りたいなと思うのですが、その思いの強さはスペインがNo1でした。

 スペイン、メキシコ、キューバ 私の行きたい国にはスペイン語圏がたくさん。
 英語が喋れるようになったら、次は絶対スペイン語だ!



2007年06月10日

スペイン人のおひるね

 スペイン、イタリアの有名な慣習に「シエスタ」ってのがあります。
 日本語訳、「おひるね」

 セブンイレブンどころか、24時間営業が当たり前のこの国では信じられないことですが、スペインやイタリアのお店は、真っ昼間に3,4時間のお昼休みを取ります。

 こんな感じで、

シエスタタイム1

 

 

 

 

 

 

 

 

 


1時頃から5時頃まで休む店が多く、中には、4時間半も休みやがる店もあります。

シエスタタイム2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この慣習、バルセロナとかローマとかの大都市ではだいぶ減ってきてるのですが、アンダルシアのような田舎ではバリバリ活用されており、真っ昼間の商店街はゴーストタウンです。

シエスタの町

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 大体、お店の90%、レストランの50%が閉店してます。

 でも、町を歩いていると、その理由がとてもよく分かります。

 とにかく、暑い。

 気温はたぶん30度とかなんだろうけど、日差しの強さが半端じゃない。
 日本の海岸よりも3割増の日差しが容赦なく突き刺さって、とても歩けたもんじゃありません。

 道にはこんな風に、

町の帆

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 日よけの帆が張ってあるのですが、写真を見て分かるように、思いっきり歩道は直射日光にさらされています。

 何のためにあるんだ、これは。

 ってことで、雲一つない空と、強烈な色々が待っているステキな空間なのですが、だんだん、涼しいインターネットカフェとかに逃げ込むようにしまうのです・・・。

 シエスタの時間が終わりかける4時頃、カフェの外にでてみると、お、涼しい。
 ふと気付いたのが、さっきの帆が太陽の光を遮ってくれているのです。

 そう、車道の真上にある帆は、太陽が真上にあるシエスタタイムには役に立たないけど、傾いてきた時に、歩道に優しく陰をつくってくれるのです。

 んー。生活の知恵。

 そして、太陽はゆっくりゆっくりと沈んでいき、午後9時頃夕暮れ時の瞬間を迎えます。

夕暮れ

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 遅すぎる。。。

 そして、11時頃、やっと真っ暗になっても、スペイン人たちの宴は続き、

宴

 

 

 

 

 

 

 

 

 


本格的な睡眠は、翌日のシエスタまで持ち越されるのです。

 スペイン人の生活、素敵だ。
 



2007年06月09日

スペインの物価

 スペインを歩いていても感じるのは、物価がべらぼうに高いこと。
 イギリスほどではないのですが、当時1ユーロ 150円で、

 普通の飯が10ユーロから20ユーロ。(1500円-3000円)
 8ユーロ(1200円)くらいだと安い!って思うのですが、決まって不味かったりします。

 ユーロ導入前は、物価が安い国と言われてたのですが、今は昔。
 感覚的には、イギリス >> スペイン > イタリア > 日本 > 中国、タイ >>ミャンマー、ラオス  です。

 こんなに物価が高くて国民は大丈夫なのかなどと思い、暑さ逃れのインターネットカフェで調べてみたところ、国民の平均月給は1000ユーロ(15万円)くらい。
 日本より・・安くね?

 この貧乏州、アンダルシア地方の平均所得はさらに低いはず。
 シエスタあるから、外食は少ないのかもしれませんが、それにしても少なすぎ。

 そう考えてみると、優雅にレストランでランチを食ってるのは、ハイソな格好した中高年ばかりな気もする。

 夜、バーでビール飲んでたら、いつものように容赦なくスペイン語で話しかけてくるスペイン人に、英語で聞いてみました。

「スペイン、物価高くて、オラ、ぶったまげたぞ」
「おお。ユーロが強いからな。しかたねえよ」

「ユーロ導入当時、100ペセタで売っていたものが、大体1ユーロになったんだ。
 1.5倍くらいかな。あれは、酷い目にあった。」

 私も彼も経済の話を出来るほどの英語力がないので、このあと話が続かなかったのですが、あとで調べてみたところ、当時「100ペセタ = 67円」「1ユーロ =110円」
 これはキツイ。

 でも、それ以前に、「おお。ユーロが強いからな。しかたねえよ」にツッコミを入れなくては。

それ、逆だろ!
 ユーロが強いと、ユーロ建てで資産を持ってるあんたらは、輸入品が安くなって、物価は安くなるんだろ!」

 スーパーで野菜とかを買う分にはそんなに高くはないので、国民生活はまあ何とかなってるんでしょうが、ユーロ導入時の混乱と、国民の無知が、この物価高に拍車をかけているんだと思います。

  とはいえ、ユーロ導入時から続いたインフレ傾向も落ち着きをみせ、ユーロ経済好調により所得が増えているスペイン経済。

 昨年あたりからやっとこインフレ率を給与増加率が上回って、国民生活も少しは楽になるはず。

 たぶん、スペイン国民は、経済のことをあまり深く考えない人が多そうなので、っていうか、あんまり考える人が多いと、スペインがスペインじゃなくなるので、経済成長もう少し続いて欲しいもんです。

 そして、スペインはいつまでもスペインであり続けて欲しい。

 そんな国がひとつくらいあってもいいじゃないですか!(イタリアも似たようなもんだけど)



2007年06月08日

スペインとモロッコとイスラム教

 スペインは、他のヨーロッパ諸国と同様、キリスト教徒が大多数を占める国です。
 しかし、町を歩いていて気になるのが、モロッコでみたようなイスラム教にまつわるモノがたくさん見つかることです。

 例えば、家の玄関にあるこの手

アンダルシアのあるおうち

スペイン ファティマの手

 

 

 

 

 

 

 

 

 


モロッコのあるおうち

モロッコ ファティマの手

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 ただの趣味の悪いドアノッカーではなく、これはイスラム教の予言者ムハマッド娘・ファティマの手をかたどったモノで、災いや病魔を防ぐ護符です。

 こんな風に、イスラム風のモノがあちこちにあるのは、スペインがイスラム帝国とカトリックのスペイン帝国で領地を取り合っていた歴史のたまものです。

 セビーリャの大聖堂にある塔と

大聖堂

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 マラケシュのクトゥビアの塔

クトゥビアの塔

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 これも、塔の形がそっくり。
 ってうか、クトゥビアの塔のてっぺんのまるっとした部分を取っ払ってキリスト教チックなモノを乗っけたのがセビーリャの大聖堂ですね。


 また、コルドバのメスキータというでかい聖堂は、その時の為政者が自分の趣味で好き勝手に増築しているので、場所場所で建築様式が全然違います。

 手前キリスト、奥イスラム

メスキータ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 左キリスト、右イスラム

メスキータ2

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 聖地エルサレムの現状や、あちこちで起こっている宗教テロを見る限り、たくさんの人達に

「自分たちと違う宗教の建築物をぶっ壊したい」

 という衝動があるみたいです。

 でも、スペインの人達は、そんな負の衝動よりも、

せっかく立派な建物があるんだから、そのまま使っちゃえ。ちょっと改造するけど」

 みたいな、おおらかな気持ちが大きかったんだろうなってことが想像できます。

「人は人、我は我。されど仲良し」
 というのは、我が師西原さんの名言ですが、その言葉に繋がるようなスペイン人の
「まあいいから使っちゃえ気質」

 こんなおおらかな気質が、一人でも多くの人に伝わっていったら、世界はもっと楽しくなると思います。

※今回のモロッコのファティマの手の写真は、友人のあゆみんの撮ったモノです。
  私が、無茶な切り口で書いたモロッコですが、彼女のblogにはキチンと綺麗にまとまってますので、モロッコが気になる人は読んでみてくださいな。
http://d.hatena.ne.jp/axyxuxmxi/20060725



闘牛と私

 スペイン到着初日。
 夕方頃ホテルに入り、荷物を置いて、とりあえず水でも買うかと、外に出てみたら、偶然闘牛場がありました。

 結構人がたくさんいたので、入口を覗いてみると、どうやら「あと10分で開始」みたいです。

 別に町中あちこちに闘牛場があるわけでもなく、毎日やってるわけじゃなく、
 東京歩いてたら神宮球場があって、あと10分で試合が始まる くらいのなかななかの偶然だったため、入ってみることにしました。

 チケットを買う時に、席の種類があります。

前の方、うしろの方っていう区分は分かったのですが、「Sun」とかいう区分がよく分かりません。
 Sundayは安いのか・・・とか思ってとりあえずSunを買ってみたのですが、席に座って分かりました。

日なた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 日なたってことか!

 前にも言ったとおり、スペインの日差しは刺すように強烈です。
 そりゃ、値段も違うって。

 ちなみに、上の写真、手前のおやぢがイカしてますね。


 さて、さっそく闘牛が始まります。

 闘牛って、赤い布を持った、マタドールと牛が一対一で決闘するのだと思っていたのですが、最初に出てきたのは、ピンクの布を持った人達(ピンクちゃんズと命名)

ピンクちゃんズ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 いきなり、3対1かよ!

 集団でいたぶり、ピンクちゃんズの人数も増え、挙げ句の果てには、槍を持った騎兵が登場!

騎兵まで・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これって、いじめでは・・・。

 ピンクちゃんズにこづき回され、騎兵に槍で刺され、ついでにピンクちゃんズに小槍をケツに刺され、満身創痍になったうし君の前に、颯爽と現れるマタドール!

 ヒーロー、見参! って、それでいいのか?

 でも、さすがにその姿はカッコイイです。

マタドール

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 最後、マタドールに脳天を串刺しにされたうし君は、馬に引きずられて天国に旅立っていきます。

さようなら・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 これが繰り返されること6回。
 なかには、うし君の反撃もありなかなか楽しいことになったりもするのですが、

うし君、反撃!

 

 

 

 

 

 

 

 

 


さすがに飽きてきます。

 ただ、日が落ちた頃に行われるメインイベントは、荘厳な音楽が鳴り響き、
「牛と闘う」というよりも「死を目撃する」というイメージが強くなります。

 スポーツというより、宗教儀式。

荘厳な、メインイベント

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 人が牛を殺すことの残酷さを見せつけられる闘牛ですが、私がさっき喰った牛肉の冷やししゃぶしゃぶも、このような作業が行われた上で、美味しくいただいているわけです。

 動物愛護とかとは違う次元で、動物を殺すことの残酷さと美しさを見つめ直すのは良いことかもしれません。

 しかし、こんなことが、日常的に行われていて、たくさんの人が集まる国って・・。
 アンダルシアって、面白っ!

 ちなみに、インドのカーリー寺院では、一時間に一度子ヤギの頭を吹っ飛ばす儀式があります。
 インドはインドで、伊達じゃない。



【書評】茄子 アンダルシアの夏

 今まで、アンダルシア地方の綺麗なところばかりを紹介してきましたが、スペインの中でも最も貧しい地方であることからも分かるように、アンダルシアの大部分は荒野です。

 地獄のように暑い夏と、枯れた大地。

荒野を行く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんな中ではぐくまれた文化である、闘牛やフラメンコは、どこか物哀しい雰囲気が漂います。

 で、そんな暑くて荒れた土地を疾走する自転車レース。
 これが、映画「茄子 アンダルシアの夏」の舞台です。

 イマイチうだつの上がらないレーサーが、
 地元・アンダルシアのレースで、
 レース中にクビを宣告されながら、
 後半独りスパートをかけて集団を引き離しての、孤独なレース。

 応援する兄との、そこはかとない確執と、二人それぞれの破れた夢。
 
 完全な喪失があるわけでも、大円団があるわけでもないのだけど、
 うっすらとした哀しさと、レース終盤の興奮が、
 荒野を孤独に疾走するシーンと、美しい街に集団で突撃するシーンのコントラストとあいまって、
 とても印象的な映画になっています。

「俺は、遠くへ行きたいんだ」

 圧倒的な荒廃と、圧倒的な鮮やかさが集積するアンダルシアを感じるのに、とてもいい映画なので、興味がある方は是非どうぞ。

 約一時間の短編ですしね。



2007年06月07日

さらば、アンダルシア スペインの電車1

 さて、本当に大好きになったアンダルシアですが、そろそろ次の町に行かねばならなくなってきました。

 アンダルシア地方の町々で、有名な名所旧跡に行ったのですが、まあ、そういう情報はガイドブックでもみてもらうとして、私の旅は次のバルセロナへ向かいます。


アンダルシアのグラナダからバルセロナへは、夜行列車。

 まずは、駅。
グラナダ駅

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まあ、てんやわんやあって駅にたどり着いて、切符売り場に向かいます。

切符売り場

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  手前のバックパッカーの女性が使っている機械では、近距離の切符しか買えないみたいなので、立派な切符売り場に並びます。

 例によって、作業が鬼のように遅いので20分以上待たされ、
 例によって、

「I want a ...」
「SI SI ...](No No ...)

 大きな駅の、長距離列車のカウンターの人くらい英語喋ってよ・・・。
 ちなみに、国際列車のカウンターでも英語喋ってくれなかったです。

 しかたがないので、時刻表をみて、日付とか時刻とか列車名を書いたメモを渡します。
 切符を買う時は、筆談が一番確実です。

 ちなみに、ヨーロッパには、トーマスクック時刻表という、ヨーロッパ圏内の全部の電車のダイヤが載っている素晴らしく便利なモノがあるのですが、これはヨーロッパ圏内ではあまり売っていません。
 特に、英語版が売ってるのは、イギリスぐらい。

 ってことで、これを使おうと思っている人は、日本で買っちゃうことをおすすめします。

 日本みたいに本になってる時刻表はほとんど売っておらず、駅員に「時刻表ってある?」って聞くと、ワープロ書きの紙をくれます。

 スペイン人は、やっぱりあんまし時間とか気にしないんですかねえ


 そんなこんなで、何とかキップを買って、プラットフォームへ。

電車

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 今回は(布石)何事もなく乗り込み、寝台に座り、

寝台

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 楽しかったアンダルシアにお別れをいうのです。

「また来る。」

 なんて感慨にふけってたら、同じ部屋のスペイン人のおっさんが、漬け物みたいなモノをくれました。

 やっぱ、アンダルシアの人はいいなあ・・。



2007年06月06日

バルセロナの曲線的な建物

さて、夜行列車から降りて、バルセロナの町へ。
 「リラの咲く頃バルセロナへ」というのは、光GENJI最後のヒット曲ですが、私にとってのバルセロナの知識はそれしかありません。

 まず、気付いたこと。

 英語が通じる!
 How Much?っていって、返事が返ってきたのが嬉しい・・・。

 そして、町を歩いていると、伝統的なヨーロッパの町並みから、何か奇妙な小宇宙(コスモ)を感じます。

ダリ

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 なんですか?妙に曲線的なこの建物は?

また、

町並み

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 重厚な石造りの建物の中に、明らかに異質なモノが混じってますが・・・。

 観光の基本 「高いところに昇ってみる」と

上から

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 町の中に、「もっこり」が生えていますが・・・。


 バルセロナの町には、ガウディというおっさんが作った建物が、そのまんま残っているのです。
 設計図を画かずに、模型から作り上げた異質な建物。

 そんな変な建物を、何事もなかったかのように町の中に普通に置いておく、懐の深さ。
 やっぱ、スペイン、素敵です。

 その、ガウディの最後の(未完の)作品、サグラダ・ファミリア

サグラダ

 

 

 

 

 

 

 

 


 中に入ったら、


 ただの工事現場でした。

サグラダ内

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 1926年に亡くなったあとも、彼が残した模型を元に工事が続いているらしいのですが、21世紀にもなって、まだ工事中なのも、いかにもスペイン。

 80年間も、なにをやってるんだ・・・。
 
 完成は、ドラえもんとどっちが早いんでしょうか?

 そんなこんなで、町を歩いているだけでもとても楽しい、バルセロナでした。

 しかし、この標識はいったい何を注意しているのでしょう?

謎の標識

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 シュールかつ、アンニュイ・・・。



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