2009年04月

2009年04月23日

4月23日(木) 講座「ヘンリ・ナウエンに学ぶ神の愛と他者への愛」講師:大塚野百合氏 @恵泉銀座センター

 今日から恵泉銀座センターの講座「ヘンリ・ナウエンに学ぶ神の愛と他者への愛」を6回連続で受講することにしました。講師は大塚野百合氏。

ヘンリ・ナウエンのスピリチュアル・メッセージ―レンブラントの名画「放蕩息子の帰郷」をめぐって
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 今日は、ナウエンの著書『イエスの御名で』(あめんどう刊)についての「神の無条件の激しい愛」という講義でした。
 同著において、ハーバード大学教授の地位を捨て、知的障害者と暮らすラルシュ共同体の司祭となったなナウエンは、それまでの生き方が、いかに世俗的な価値観に支配されていたかを知り、イエスの受けた三つの誘惑を題材に、真にイエスに従う道とは何かを語っています。

 イエスが受けた三つの誘惑から、現実の生活の中でのわれわれの悪魔の誘惑とは・・・というテーマについてお話されました。

 現実生活の中で私たちが遭う誘惑とは、「お前はダメな人間だ」「人に愛される値打ちがない」などという内なる声ではないかと・・・その内なる声は悪魔のささやきであり、神様はありのままのあなたを愛してくださっている。チャールズ・ウェスレーの「神の愛が感じられないときこそ、神の愛を感じなさい。」という言葉を引用されて、神の愛は感情的に感じようとすると感じられない。愛は感じるものではなくて、信じるものであるということを示唆されました。また、悪魔の誘惑は人によって違うのではないかということも。

 ナウエンのメッセージや信仰を自分の現実生活の同一線上に引き付けて感じられるすばらしい内容でした。

mothergoose0510 at 21:18|PermalinkComments(1)TrackBack(0) キリスト教 | ヘンリ・ナウエン