バターの次は牛乳が品薄・・・その次は?
少子化により昨年までは、牛乳の過剰生産が問題になり減産計画が立てられていましたが、今年に入り一転増産が求められています。
本日の朝日新聞の一面にも「牛乳 品薄の足音」と題して掲載されていますが、バターが品切れになるなど乳製品の国際価格が高騰、背景には飼料穀物の高騰による酪農家の減少が深刻な問題です。 以前(4月8日「日本の肉牛農家が減少」)にもこのブログで書きましたが、国内畜産業にも深刻な影響が起こっています。
このままでは、国内畜産業が崩壊しかねません。 輸入に頼る飼料穀物・トウモロコシの高騰で配合飼料の値上がりが続いています。 先月値上げが有ったばかりの牛乳ですが再値上げは避けられそうにありません。
養鶏・養豚・肉牛生産者も同じ環境です。 マザーランドファームでも飼料穀物の高騰により生産コストは上昇する一方です。
今後世界的に農産物価格は高止まり環境が続きそうです。
日本料理「さくらさくら」
「おいしくてからだが喜ぶ!」日本料理の店「さくらさくら」に行ってきました。 実は、このお店 マザーランドファーム・メキシコ牧場の牛肉を提供して頂いているお店です。
おさしみに牛肉たたきを添えて・・・
なすと牛すじの煮込み餅入り
この後 和風ステーキ・牛佃煮山椒じゃこご飯と素晴らしい創作料理でした。 花島料理長・中島支配人お世話に成りました。 そしてご馳走様でした。
原油高によるインフレ加速
まだまだ、これから・・・ティッシュペーパーも6月から2〜3割値上です。全ては原油高の影響による所が大きくこのまま原材料高が続くと、企業収益は一段と悪化します。
世界の畜産業環境もご他聞に漏れず、悪戦苦闘が続いています。 オーストラリアでは、これまで日本向けにと穀物による飼育を4ヶ月から10ヶ月のプログラム で生産されて来ましたが、穀物の高騰によりそのプログラムの大幅な見直しが迫られております。
スーパーマーケットなどで、特売商材として使用される商材が品薄となり、米国産やオーストラリア産でも穀物飼育ではなく、グラス(牧草)飼育牛が扱われる様になっています。 又、消費者の生活に直接影響を及ぼす電気・ガス料金等の値上により生活費に占める食費の割合を抑える影響下スーパーマーケットでも苦戦が強いられています。
しかし まだまだ日本はこれから・・・と言う感じです。 米4%・欧州3%・中国8%・ロシア14%の年間消費者物価の上昇です。
米国景気がサブプライムローン問題以降低迷してますが、株式・債券市場へも影響し、その資金が商品市場へと流れ、今の原油高を加速させてます。
米景気の底堅さが確認され、株式に資金が再び回る環境になれば、少しは商品市場への投機マネーも収まるのではないでしょうか。
危険な領域に入った?中国からの大気汚染
あと2ヶ月少しに迫った北京オリンピックですが、四川州大地震で大変な環境下 開催に支障が無いかと心配になりますが、心配事はそれだけに留まらず、大気汚染と、それの日本への影響は深刻です。 最近の光化学スモッグや酸性雨なども中国からの汚染物質が原因です。
山形県の蔵王山の樹氷の酸性度分析によるpH値が、今年の2月の計測でpH4.00を記録し植物の生態系に影響を及ぼす恐れがある危険数値まで悪化しています。(pH値:水素イオン指数 pH7が中性 以下で酸性 以上でアルカリ性)
これらの汚染の運び役である黄砂は2月〜5月が最も多いと言われますが農産物への悪影響や、人間の呼吸器の疾病の原因でもあります。
私も今年は春先から鼻詰りと喉の調子が良くないので、先日耳鼻科へ行きました。 まあたくさんの患者さんでごった返してます。 先生にお伺いするとそのままの答えが帰ってきました。「大気汚染により、アレルギー性の鼻炎が多くなっている。」
全ては人為的要因による問題・・・早急な対応が迫られてます。
Mother Land Farm AUSTRALIA & MEXICO
マザーランドファーム オーストラリア牧場のスコットさんの長男のサムウェル君(6歳)が、マザーランドファーム・メキシコ牧場 RANCHO17の帽子を被って釣りを楽しんでます。
お父さん(スコットさん)が、メキシコ牧場に視察に行った時に頂いた帽子です。 本人も「この帽子は、メキシコのお土産」と、サムウェル君のお気に入りです。
この日は、お父さんのスコットさんが、大きなピンクスナパー(鯛?)を釣り上げ、さしみで頂きました。 本当に「美味しかった!」です。
写真は先週の土曜日(17日)フリーマントルからロットネス島へと釣りを楽しみました。
豪州和牛?
血統管理された優秀な和牛の精子が米国経由豪州に渡って約5〜6年位になるのでしょうか? 立派な和牛(交雑牛)が出来てます。 日本向けに・・・と始まったこの技術開発、今では日本より 韓国・中国へと輸出されています。 日本の伝統・文化・技術がもはや日本独自のものでは無くなって来ています。
立派な角も生えどう見てもこれは和牛ですね? 今回の訪豪で驚いたのは豪州の景気の良さです。 夜になるとレストランは何処も予約で一杯です。 又 メニューに目をやると、ここにもWAGYU STEAKが有ります。日本に売るよりも国内のレストランに売る方が、高い値段で売れるそうです。
上の写真wagyu grain fed 400 daysのメニューがあります。250gのステーキでA$50(約¥5000)です。 決して高級レストランでもなく来ているお客様も若い年代の人達が多かったです。 お昼のメニューも最低A$15位(¥1500)です。 我々日本人の感覚が長いデフレ環境により、世界の環境変化に着いて行けてません。 この先、わが国日本の食糧事情が本当に危惧されます。
本日 帰国しました。
本日の午前、マザーランドファーム・オーストラリアより帰国しました。 何度行っても感じますが「広大な国」です。 車での移動が主な移動手段となり2日間で約1500km・・・
季節は秋ですが、今週は日中25℃まで上がり、朝晩の寒暖差が激しい為 体調管理が大変です。
出張レポートは明日以降に投稿しますが、本日、関西空港にてびっくりした事があります。 鳥インフルエンザ汚染国からの帰国者への申告と症状(熱・下痢等の風邪の症状)の申告を促す案内がポスターと放送により頻繁に呼び掛けられてました。 それが国際空港なのに、日本語のみの督促で、これでは汚染国からの入国外国人には通じません。
検疫所では、質問により徹底されるのでしょうが、感染力の強い新型インフルエンザに変異した場合、世界的流行(パンデミック)の危険性は避けられないでしょう。 本当に色々心配な事が多いですね。