何故死んでしまったの 祥一郎の生きた証

私、けいは2015年12月28日、最愛のパートナーである祥一郎を突然喪いました。 このブログは、彼の「生きた証を残したい。」という生前の希望を綴ったものです。 そして、ゲイの死別という経験を可能な限り見つめて行きます。 #ゲイ  #死別  #孤独

2019年05月

老い支度と悲しい習慣



悲しい習慣がついた。


夜眠る時、窓の鍵を外しておく。


私が独り死んでいても、不審に思った誰かがそこから部屋に入れるように。


これもささやかな老い支度のひとつだ。


例えば真夏の盛りに、部屋で孤独死している私を誰も見つけてくれないことを想像するとぞっとする。


そんなことが少しでもないように、小さな抵抗をしているのだ。


まだまだ老い支度は緒についたばかりで、他にやることは多くあるけれど。
少しでも安心して独りで死ねるように、準備を急がなければ。



老い支度とは関係はないが、私にはまだ残っている習慣がある。


外出から帰って来た時、部屋のドアは鍵が掛かっているはずなのについ鍵を開けずにドアを開けようとしてしまう。


そう・・・・あの頃、ちょっとした外出や日中の仕事で帰って来ても、部屋の鍵は掛っていなかった。


祥一郎が部屋に居たから。


私を黙って待っていてくれたから。



そう、部屋の鍵は掛っていない時間が多かったのだ。あの頃・・・・・・・・・。



未だにそんな習慣が私に残っていることは悲しくもあり、でも少し嬉しくもある。


私の心のどこかはまだあの頃のまま時間が止まっているのだと感じ、嬉しくなることがあるのだ。



私の心も身体も祥一郎のことを忘れてはいないと、嬉しくなるのだ。


いや勿論、私は死んでも祥一郎のことを忘れる筈は無いのだけれど。



春。

そんなことを考えていた矢先でも、私は窓を開けて空を見上げる。


あの頃、春の日差しを身体中に浴びようとして目を細めていた祥一郎の姿を想い出しながら。


そして私の悲しみと孤独は、春の風に乗って漂っている。


絶えること無く、いつまでも漂っているのだ。


いつかその悲しみも孤独も終る時が来る事を願いながら、私は春の優しい日差しの空を見上げ続けていた。


もう分かっているのに、分かり過ぎているはずなのに、「・・・・・・・・祥一郎、何処へ行ってしまったの・・・・・・・
早く帰って来ておくれ・・・・・・祥一郎・・・・・・・。」

と呟きながら。


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霊蝶

アゲハ蝶



春の陽が降り注ぐ先日のオフの日、悲しみや孤独を捨てに来るいつもの荒川の河川敷に座っていた。


世の中は10連休。
河川敷はバーベキューを楽しむ人でごったがえし、土手を徒歩や自転車で散策する人々で賑わっていた。


10連休など関係の無い私はそんな喧騒から距離をおこうと、少し離れた中州のような場所でひとり座っていた。



すると一羽のアゲハ蝶が私の傍を舞いだした。


パタパタと羽ばたきの音がするくらい近くで私の周囲を飛び回り、しばらくしてから飛び去って行った。


スピリチュアルを少しでも齧ったことがある人なら理解できるだろう。

あのアゲハ蝶は霊蝶だ。



私の心にはっきりと祥一郎からのメッセージが伝わってきた。



「おっちゃん、元気出して。うちはいつも傍におるで。それを忘れんといてな。」


私はしっかりとそのメッセージを受け取り、河川敷を後にした。


ありがとう、祥一郎。


メッセージ受け取ったよ。


おっちゃんは物質的なこの世のものに制約されて、なかなかお前の気持ちを受け取ることがまだできないでいるけど、もっともっと勉強して霊的感性を上げる努力するからね。


それがいつになるかわからないけど、お前も応援しておくれ。


そしていつかお互い電話するよりもはっきりと気持ちが通じ合えばいいなあ。


ねえ祥一郎。


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