ご存知の方も多いと思うが、「弟の夫」というゲイを題材にした漫画がある。


今回NHKがこの作品をドラマ化して、それを観た。


内容としてはざっくり言うと、双子の兄弟の弟がゲイでカナダ人と同性婚をし、やがて亡くなる。
そのカナダ人がパートナーである弟の日本の実家を訪れ、ヘテロである兄と過ごし、家族とはセクシャリティとは何かという問題提起をしたドラマだ。

原作の漫画は全部読んだが、ドラマとはいえ映像を見せられると要所要所で身につまされる場面が有って、何度か泣いてしまった。


特にカナダ人が、パートナーだった弟をあまりに偲ばせる兄に抱きついて「・・・・・なんで死んだ・・・・なんで死んだんだ・・・・・・・」と泣き崩れるシーンは、私にはできなかったことなので何とも複雑な心持になり、想い返して寝床で大泣きしてしまった。


どうしても我が身の境遇と比較してしまい、自分の周囲にこんな人達が居たなら私の心の変遷はどうなっていただろう・・・と考えてしまうのだ。


私は亡き祥一郎の家族と、じっくり祥一郎のことについて語り合う術を持たない。


申し出はしたが、やんわり断わられてしまった。無理強いなどできないのだ。


想像してみる。


祥一郎の父や弟は、当然知っているであろう私と祥一郎の関係についてどう思っているのだろうかと。


このドラマの主人公である兄のように、葛藤し受け入れ方を模索し、少しでも思いを馳せてくれたのだろうかと。


祥一郎が亡くなった事で必要に迫られカミングアウトした私の兄は、私のことをどう思っているのだろうかと。




それらのことについて、いつか腹を割って話をすることがあるだろうか。


それともそんな機会は訪れず、自分の胸にしまったまま私は死んでゆくのだろうか。


出来得るならば・・・・・・・・そんな機会が訪れることを私は望んでいる。
そんな気持ちが頭をもたげつつある。


自分の中に蟠ったモヤモヤしたものに決着をつけたい・・・・・・・そのような願いが大きくなりつつあるのかもしれない。


一人のゲイとして、色々考えされられるドラマではあった。


↓祥一郎の供養の為によろしくお願いします。
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