何故死んでしまったの 祥一郎の生きた証

私、けいは2015年12月28日、最愛のパートナーである祥一郎を突然喪いました。 このブログは、彼の「生きた証を残したい。」という生前の希望を綴ったものです。 そして、ゲイの死別という経験を可能な限り見つめて行きます。 #ゲイ  #死別  #孤独

悲嘆

命日が終って・・・・・・・



祥一郎の命日が終って次の日。


虚脱感のような感覚に襲われ、部屋で呆然としていた。


しかしやはり呆然としていても部屋で独りでずっと過ごせるほど私はまだ立ち直っていない。


よせばいいのにまたあてもなく街を彷徨った。


年末で普段より格段に家族連れやカップルが目立つ街で、私は下を向きながらとぼとぼとほっつき歩いていた。


皆楽しそうに、新年への期待に胸を膨らませているように見えるのは、私がいじけているからなのだろう。


しかし「祥一郎・・・・・・寂しいよ・・・・・・・おっちゃんは何処へ行けばいいんだろう・・・・・・」と呟きながら歩く自分を私は制御できずにいた。


人それぞれ抱えているものはあるにしろ、新年に期待を寄せる人々。


自分はその蚊帳の外に居るんだという思いをどうしても止められない。



私にとっては年が変るのでは無く、悲しみと孤独、罪悪感に塗れたいつもの日々が月が変っても続くだけなのだ。


被害妄想、隣に芝生が青く見えているだけ・・・・・・・そういう誹りを受けるかもしれない。


けれども最愛の祥一郎を喪ってまだ三年・・・・・・・・・・・・・・自分の感情を制御できない私は愚かなのだろうか。


それとも・・・・・・・・・・・・・・・。


ねえ祥一郎よ・・・・・・・・・・・・おっちゃんは愚かかい?


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あの最後の二日間



三年前のきょう、祥一郎はまだ生きていた。


私の傍でまだ生きていた。


下血が止まらず、全身震えながらお茶を飲み、幻覚を見ながらでもまだ生きていたんだ。


いつものように風呂にも入り、パソコンデスクでなにやら書きものをしながら、祥一郎はこの日を過ごしていた。


私は重い腰を上げ、明日には病院と地域の議員に治療費の件で相談にいく算段をしていた。


まさか二日後には祥一郎はこの世からいなくなってしまうなどと思わず、なんとかなると、
今度も何とかなると思っていたのだ。


けれども・・・・・・・・・三年前のきょう、もうすでに何もかもが遅かったのだ。


それを考えると、三年前のあの二日間をなんと無為に過ごしてしまったのかと、今なら思う。


後悔しても後悔しても、いくら後悔しても足りないくらい、無為に過ごしてしまったのだ。


そして今年もその12月26日、27日がやってきた。


私は狂乱せずに過ごせるだろうか。


慙愧の念で身も心も砕け散るような思いをしなくても済むだろうか。


それを考えるととても不安だ・・・・。


祥一郎よ・・・・・・・・・・・


私の目には見えなくともいい。だから傍に居ておくれ。


私がまだ生きねばならないのなら、傍にいて私の心を支えておくれ。


勝手なお願いだけれど、おっちゃんにはお前しかお願いする人がいないんだ。


もうこの世には居ないお前にしか・・・・・・・・・・・・・。


ねえ祥一郎よ・・・・・・・・・・。


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入退院騒ぎは終息したものの・・・・・・・・



先日、人生で初めてといっていい入院を経験し、その後退院したが自宅療養を二週間経験した。


退院してから本日二度目の診察を受け、血液検査の結果諸々の数値は正常値に戻った。


医師からは卒業ですねと言われ、加えて「治るのが早いですね。」と言われた。


体調はそれほど劇的に快方したという感触はあまり無いのだが、まあひとまず今回の入退院騒ぎは終息した。


幼い頃から傍には居なかった両親には恨みつらみが山ほどあるのだが、たったひとつ概ね健康な身体に産んでくれたことは感謝せねばならないのかもしれない・・・・・・・・・・・普通なら。


しかし病気が早くに治癒したからとて、一向に気分は冴えないのは何故だろう。



この健康な身体でもってまだこの世で当分生きねばならないと思うと、憂鬱になってしまう自分がいる。



最愛の祥一郎はもうこの世には居ない。
そのこの世で生きながらえたとて何の意味が有るのだろう。


こんな風に思ってしまう私を、祥一郎は困惑顔で眺めているのだろうな。


残された人生、いつか笑顔で前を向いて生きていかなければ、それが祥一郎と私の為なのだからと決意したものの、その決意は絶えず揺らいでいる。


祥一郎よ・・・・・・・・


ごめんね。


まだまだおっちゃん、悲しみと孤独に振り回されている。


でも・・・・・でももう少し頑張ってみるからね。


長い目で見てておくれ、祥一郎。


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瓦礫の山になっていたふたりのアパート

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今年のまだ猛暑真っ盛りの頃、この日記にも何度か書いている私と祥一郎の暮らしが始まった谷中のぼろアパートに行ってきた。


以前行ったときには、隣りの部屋に見覚えのある表札が掛っていたので、あわよくばお話しできるかもと期待していた。


しかし現地に着いて眼前に現れたのは、いっさいがっさい取り壊されたアパートの残骸だった。


私の祥一郎の原点、ふたりの20数年の歴史の原点が瓦礫の山となっていた。


私は茫然として立ちすくみ、涙を流すしかなかった。


もう此処に訪れて感慨に耽ることもできなくなったと思うと、胸が締め付けられるような思いがした。


六畳一間のトタン屋根の、よく東京にこんなアパートが残っていたなというくらいのぼろアパート。


そこへ祥一郎が転がり込み、鼻と鼻をぶつけそうになりながらふたり暮した。


一つの蒲団で抱き合って眠り、汚くて小さなキッチンで作ったご飯を食べ、小さなソファーでふたり並んで好きなドラマを観た。


私の人生で一番貧乏な頃だった。


それでも祥一郎と出逢い暮して、今から思えば一番幸せな時期だった。


もし好きな時代に戻れるというのなら、私は迷わずあの頃に戻るだろう。


ふたりのまっさらな未来。


燃えるような愛がふたりを包んだあの頃。


そして今度こそあんな悲惨な別れ方をしなくても済むように、私は祥一郎を何が何でも守り切る。


叶うはずもない願いだけれども・・・・・・・・・・。



祥一郎と私の原点がこうして消滅してしまった。



けれども・・・・・・・・・・私達ふたりの歴史は時空を越えて生き続ける。

いつまでも、いつまでも・・・・・・・・・・・・・・。


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もうすぐやってくる季節


秋の陽はつるべ落とし・・・・・・・・


仕事から帰る時刻には、もうとっぷりと陽が落ちる季節になった。


こんな季節になると、早く帰宅したくなる。



仕事を終え、溜まった自分のデスクワークもそこそこに私はさっさと帰途につく。



それでも・・・・・・・帰宅しても誰も待っては居ないと思うと、自分は何を急いでいるのだろうと思う。


このまま何処かへ消え去りたいと考える事も有る。


しかし、そんな破滅的なことをする勇気も無く、行動力も無く、やはり静かすぎる部屋へ帰るしかない。


殆どかまってやれない憐れな猫に餌をやり、祥一郎がいつも座っていた椅子に疲れきった身体を沈める。


近所にいつでも逢える友人が居る訳でも無く、誰かと電話で話をできるわけでも無く。


照明を点けているけれど闇が迫って来るような、そんな部屋で私は呆然としている。




窓から漏れる光が多かろうが少なかろうが、そんな事を気にする事も無かったあの頃。


ふたり、一生懸命食べて生きることに精一杯だったあの頃。


余計なことを考えずに、寄り添い、じゃれ合い、罵り合い、喧嘩して、温もりを感じながら眠ったあの年月。


巨大で邪悪なあり余る空間と時間に、私はどう立ち向かっていいのか、未だに分からずにいる。


その上に・・・・・・・・・・・・・・もうすぐ、祥一郎が体調を崩しそしてあっと言う間にこの世から旅立ってしまったあの季節がやってくる。


私はなんとかやり過ごすことができるだろうか。


去年よりも、少しは平静に過ごすことができるだろうか。




祥一郎よ・・・・・・・・・


お前、今何処で何をして何を考えているんだい?


ねえ、祥一郎・・・・・・・・。


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