先日、雑誌の裏表紙の広告を見ていたら、
おなじみの色と風貌の自転車の広告が。
我が家のアトランティス・キャンピング(AC-545)と同じ世代の
アトランティス・ツーリング(AT-520/550)の広告ですね、これは。
昭和60年(1985年)の広告です。
ラグはシートピンのところを除けば、ほぼ同じです。
「オーダー車を超える」なんてキャッチコピーが、
この自転車の素性を物語っているようです。
結構頑張ってましたね、この頃のツーリング車は。
BS_ATLANTIS_T_550_AD

確かにこれで見る限り、マスプロ車らしくない造りですね。
どこかのオリジナルラグに似てますよ、このラグデザイン。
しかもシート部はクロウシートステーです。
シートピンに至るこのシェイプはまさにロストワックスです。
キャリアもしっかりしてそうだし、パーツの構成も国産の中でも
比較的高級寄りのグレードをセレクトしてますね。
ディレイラーは前後ともサイクロンマークII。
クランクもPXです。
確かハブもサンツアーシールドベアリングではなかったかな。

いたるところに、BSの最高峰だったダイヤモンドを彷彿とさせる
仕上げの良さ、グレードの高さが感じられます。
さすがダイヤモンドの後継シリーズ、アトランティスといったところですね。

こんなふうに製作に手のかかるような自転車って、
マスプロメーカーの中では最近は虫の息状態です。
一部でしっかり製作されているものの、以前の状態からは
考えられないような数の少なさですね。


ボクにとって、80年代のマスプロメーカーのツーリング車が
面白い!と感じるのは、「向上心」が感じられるからです。
名前だけの「オーダー」に負けないような、「向上心」があったように思います。
価格という限られた予算の中で、マス、大量に生産することを前提に
コストパフォーマンスの高い自転車が一番増えたのもこの頃かな、と思います。
片倉シルク、ミヤタ、丸石・・・各社に名車がありました。

また、80年代に結婚するまでの間は、いろいろと走ってましたね。
結婚直後、会社まで片道13kmの道のりを、雨の日以外は毎日走ってました。
そんなこともあってなおさら楽しい80年代と思うのかもしれません。