2010年04月
2010年04月26日
なぜ?相次ぐ自民党からの離党
林幹人です。自民党議員の離党が後を絶ちません。与謝野氏や舛添氏は次々と新党を立ち上げ、この千葉県でも水野賢一氏が、「みんなの党」からの参議院選挙への出馬を理由に離党届を出しました。水野氏と言えば先代から引き継いだ強力な自民党支持層からの支援により、4期衆議院議員をつとめた方で、今月の10日に開催されたばかりの自民党千葉県支部連合会定期大会にも9区支部の代表として出席をされていました。
地域の皆様の声の中には、「民主党に政権担当能力がないと分かった今こそ、自民党が一致結束すべきだ」といった意見が非常に多いように感じます。私も同感です。いくら政党支持率が上がらないからといって、「一抜けた」とさっさと離脱するのは無責任だと思います。
ではなぜ離党してしまうのか。それは”野党”自民党に所属する議員にとって、「離党」こそが最もニュースになるからではないでしょうか。賞味期限切れと言われる自民党内でいくら正論を述べても、それが報じられなければ黙っているのと同じです。したがって、自身の考えを発信するために”目立つ行動”=”離党”する、となる訳です。
そう考えると、やはりテレビを中心とする「メディア」の報じ方に大きな問題があるように思います。ことさら離党をビッグニュースの如く報じていますが、だいたい一政党から議員が何人離党しようが、それが大したニュースであるとは思えません。例えばある企業で社員が数名辞めたら、それがニュースになるでしょうか。その辞めた社員が何人か集まってベンチャー企業を立ち上げたら、それがニュースになるでしょうか。そのベンチャー企業が、大企業さえ成し得なかった業績をあげたのなら、それはニュースだと思います。大いに報じるべきです。
大事なのは「立ち上げること」ではありません。「何を成し遂げたか」だと思います。政治は結果責任です。結果を出した政党、政治家をありのまま有権者に伝える。それが報道のあるべき姿だと思います。日本の政治がもう一度有権者の信頼を得ることが出来るか、我々議員も、メディアも試される時です。私もブレることなく前進したいと思っています。
2010年04月19日
外国人の参政権問題について
※HPの「月間コラム」を更新しました。
林幹人です。17日、「外国人参政権に反対する一万人大会」が日本武道館にて開催されました。残念ながら私は出席することが出来ませんでしたが、この会の趣旨に全面的に賛同することを、改めて申し上げます。
参政権は国政であっても地方選挙であっても、「国民」のみに認められることが、日本国憲法で定められています。日本に永住しているからといって、安易に外国人に選挙権を与えてしまうのは、大きな危険をはらんでいます。
例えば「ある国」が指令を出し、特定の地域に外国人を移住させれば、その地域の首長選挙などは、「ある国」の思うがままの候補者を当選させることも出来てしまいます。これはもはや合法的な「侵略」です。
そもそも「帰化」をして日本国籍を取得すれば、選挙権はもちろん、被選挙権をも行使できるのに、なぜそれをしないのか、理解できません。元サッカー日本代表のラモスさんのように、「日本人」になればいいのです。現に平成7年頃からは、毎年約1万人もの在日外国人が日本国籍を取得しています。にもかかわらす、帰化しようとしない人がいるということは、「日本と運命共同体になるのはゴメンだ」「やはり本国への忠誠を誓いたい」といった理由からでしょう。
帰化をしていない永住外国人は、当然「自国」の選挙権・被選挙権は持っています。その上で日本の参政権まで持ってしまったら、二つの国で参政権を持つことになります。乱暴な表現かもしれませんが、「責任は負いたくないが、口は出したい」という人たちへの配慮など不要だと思います。
この「外国人地方参政権付与法案」は衆議院で3分の2以上の議席を占める民主党により進められています。法案が提出されてしまったら、可決されるのは確実です。したがって、「提出」させないよう、一人ひとりが声をあげていく必要があります。私も断固訴えてまいりたいと思います。
2010年04月12日
伊勢神宮参拝
林幹人です。4月12日、伊勢神宮に参拝してまいりました。
林幹雄代議士と、千葉の企業を中心とする代議士の後援会有志数名で、毎年行われている恒例行事への参加という形です。皇室の祖先神「天照大御神」をおまつりする神宮への参拝は、精神の安定、気力の充実を実感することができます。
年に一度ですが、大事な行事ですので成田発5時34分のモーニングライナーで出かけました。・・・が、当日は全国的に”雨”です。一応ビニール傘は用意しましたが、強い雨と風でほとんど役に立ちませんでした。特に膝から下はズブ濡れで、靴の中はジャブジャブ状態。神宮の方に貸していただいたタオルがとても有り難かったです。いずれにしても非常に思い出深い参拝となりました。
架けかえたばかりの宇治橋前で
4月10日、自民党の千葉県支部連合会第53回定期大会が開催されました。
八千代市選出の西田譲県議と私とで、司会進行の大役をつとめさせていただきました。森県連会長の挨拶に続き、森田知事はじめ来賓の方々から祝辞、続いて大島理森幹事長のゲストスピーチ。そして参院選千葉地方区に立候補予定の椎名一保さん、猪口邦子さん、比例区候補の臼井正人さんからそれぞれ決意表明。その後は議事の中で運動方針、政策方針、宣言が採択され無事閉会となりました。
2010年04月05日
民主党の「成田国際空港ハブ化推進議員連盟」
日本の国際基幹空港としての地位低下が懸念されている、成田国際空港のハブ化を推進し、国際競争力の強化や地域の諸問題を解決することを目的として、県内外の約50名の国会議員によって発足したようです。
民主政権が誕生して間もなく、「羽田のハブ化」を宣言した前原国土交通大臣も民主党所属の国会議員です。以来大臣は発言を撤回していませんので、鳩山内閣の現在のスタンスは「羽田を国際ハブ空港へ」となります。そのような状況下で政権与党の民主党内で「成田のハブ化」を目指す議員連盟が設立されたのには驚きましたし、同時に若干の「違和感」を覚えました。同じ党内で全く正反対の目的を持つ勢力が存在する訳ですから。
いずれにしても、私たち地元にとってはプラスとなるであろうこの議員連盟。まずは前原大臣との意見の整合を示し、その上で具体的な施策に取り組んでほしいと思います。当日の総会にはNAA(成田国際空港株式会社)森中社長や小泉成田市長をはじめとする空港周辺自治体の首長も出席し、大きな期待を寄せています。
私も政党は違えど、当議員連盟の目的に異論はありません。ポーズで終わることなく、目に見える形で成果を示していただきたいと思います。