2011年07月

2011年07月28日

教員の高齢化とその対策

林もとひとです。文部科学省より公表された2010年度学校教員統計調査で、教員の3人に1人が50歳以上であることが分かりました。全国の公立小中高校を対象に3年に一度行われている調査で、これまでも教員の平均年齢は高齢化する傾向にありました。

2001年度の調査では、50代が35%を超える自治体は小学校で3都府県、高校で1県、中学校はゼロでしたが今回の調査では激増し、小学校33府県、中学校14都府県、高校15都府県となりました。特に小学校教員のベテラン教員増加率は顕著で、35歳から49歳の中堅層の割合38.2%を上回る38.4%に達し、50歳以上のベテラン教員が部活の顧問を受け持つなど、教育現場での役割分担の構図も変化してきているようです。ちなみに千葉県も例にもれず、50歳以上の教員の割合は小学校39.8%、中学校36.6%、高校46.5%となっています。

私たちのような第二次ベビーブーム世代に合わせ、1970年代後半から80年代前半にかけて大量に採用された教員が一斉に退職時期を迎えていることが要因の一つだそうですが、このような傾向になることは以前から分かっていたはずです。更に今後10年で約27万人が退職すると見られていますので、経験の少ない教員の比率が高まることになります。

各自治体も即戦力の中堅層を厚くするために中途採用を積極的に行ったり、中央教育審議会も大学院で教員の資格が取れるコースを新設するべく検討中だそうで、多方面で対応が始まっています。退職者の人数を機械的に補充するだけではなく、ベテラン教員の知識や技能をしっかりと中堅・若手層に継承していく工夫が求められていると思います。

motohito884 at 23:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 意見・思い 

2011年07月25日

菅さんはナゼ辞めないのか

林幹人です。もはやこの人がテレビに映るだけで嫌悪感を覚えるという人も増えてきた菅総理。一体いつまで総理の座に居座り続けるつもりなのかという気持ちの方も多いと思います。実際いろいろな方々との会話の中で、この話題は頻繁に登場しますが、私の予想は「まだまだ辞めない」です。

何故なら管さんの最大の目的は「1日でも長く権力の座にいること」だからです。一昨年の衆議院選挙で民主党が与党になるまでは「天下を取る」事が最大の目的でしたが、政権をとってからは「その維持」こそが目指すところとなっているのです。政権をとることは「目的」を実現するための「手段」であり、政権取りが「目的」になってしまってはいけません。本来政治を志す者は、政策的・思想的な理想を掲げ、その理想の実現に全力を尽くします。その最高の手段が「政権をとること」であり、政権をとってこそ実現できる理想を追求するのです。郵政改革に命をかけた小泉純一郎元総理がわかりやすい例と言えるでしょう。

元々イデオロギーや政治的背景がバラバラの議員で構成されている民主党ですから、一枚岩になって一つの理想を追求するということが土台無理な話であり、結局その場しのぎの「人気取り」政策しか提案できないのです。そこへ3.11の大震災です。迅速な初動対応や外交力を生かした外国からの支援体制の構築など、全くと言っていい程機能しませんでした。

見かねた野党が提出した「内閣不信任案」は6月6日のブログでも触れたとおり、民主党議員の反対により「否決」されました。除籍された松木氏と横粂氏以外の民主党議員全員が反対票を投じた訳ですが、不信任案に反対ということは、裏を返せば「信任した」ことに他ならないのです。前段の「代議士会」で交わしたと言われている「口約束」など、何の効力もないことは議員でなくても分かります。どんな理由があっても、国会の本会議に提出された議案に対する「賛成」「反対」の意思表示の全責任は、一人ひとりの議員にあります。本会議で菅さんを「信任」しておいて、後で「約束が違う」とか「俺たちを騙すのか」などというのは「議会軽視」そのものです。数万人の有権者の代表として本会議で投じた「反対票」は、本心ではなかったとでも言うのでしょうか。

菅さんからすれば「御信任いただき有難うございます。今後とも引き続き頑張ります」となるわけで、今更誰も文句は言えません。辞める気がない人を辞めさせる「不信任案」が不発に終わった以上、菅さん自身が「辞めよう」と思うしかないでしょう。そのためには、いまだに16%もある内閣支持率を限りなくゼロに近づけるしかありません。このままでは日本が持ちません。みんなで菅政権に「No」を突きつけましょう!

motohito884 at 23:13|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 意見・思い 

2011年07月21日

【映画】フォレスト・ガンプ

林もとひとです。久々の映画ネタ、今回はフォレスト・ガンプです。1994年(第67回)のアカデミー賞で作品、監督、主演男優、脚色、視覚効果、編集の6部門を受賞した映画史に燦然と輝く金字塔ですし、テレビでも何回か放送されましたので知らない人はいないと言っても過言ではないかもしれません。

大学時代に初めて見た時から大好きでしたが、iPhone用に導入した英語学習アプリ「超字幕」(いずれこのブログでご紹介します)に入れたので久しぶりに見返し、本当に素晴らしかったのでここで紹介します。

足が不自由で知能指数も平均以下という主人公フォレストが、献身的な愛情を注ぎ続ける母親と、唯一の理解者であり幼馴染みの少女ジェニーに支えられ、ひたむきに一生懸命人生を歩みます。しだいに周囲からも認められ、運命に導かれるように時代の中心を駆け抜けるようになるフォレストの半生を描いた、心温まるヒューマンドラマです。彼の生きた激動のアメリカ史が時系列で分かりやすく描かれ、更にそれぞれの年代を代表する音楽が物語を彩ります。

成功を夢見て行動するも挫折を繰り返し転落の人生を歩むジェニーと、困難から目を背けることなく、ただひたすら一生懸命日々を生き抜くフォレストの人生がとても対照的に描かれます。ストーリーに沿って彼の人生を追体験するうちに、ある根源的な「問い」を突きつけられているような気がしました。先のことを考えすぎたり、周囲の影響や自分を取り巻く環境のせいにして「頑張ること」から逃げていないか?と。

昨年12月30日のブログでご紹介した大好きなTVドラマ「僕の生きる道」同様、人生の糧となる素晴らしい映画です。もしまだご覧になっていない方は必見です。夏休みも始まりましたし、節電のためにも家族全員一部屋に集まって鑑賞するのにピッタリな作品だと思います。

フォレスト・ガンプ ★★★★★(星5つ!)

※満点は星5つです。黒い星★が1点。白い星☆が0.5点です。

フォレスト・ガンプ [DVD]フォレスト・ガンプ [DVD]
出演:トム・ハンクス
販売元:パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
(2006-07-07)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る


motohito884 at 18:09|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 映画・本などの感想 | 意見・思い

2011年07月18日

歴史的快挙!なでしこジャパン!!

※HPの「月間コラム」を更新しました。今回は県が立ち上げた新エネルギー活用推進プロジェクトチームについてです。

林幹人です。やりましたっ!サッカー女子ワールドカップ大会で日本チームが強豪アメリカをPK戦で下し、世界一の栄冠を勝ち取りました!凄い!スゴすぎる!世界ランク1位に君臨し続ける絶対王者アメリカに先制されるも追いつき、同点で迎えた延長で再度リードされましたが、キャプテンの澤選手による奇跡の同点ゴールで勝敗はPK戦にもつれ込みました。ここではゴールキーパーの海堀選手がスーパーセーブを連発!最後は熊谷選手が決めて遂に日本チームが世界の頂点に立ちました。

夜更かしして徹夜で応援するか早起きして応援するか悩みましたが、18日は午前中の日程が無かったことと、なによりも寝過ごしてしまったら大変だと思い「徹夜で応援」にしました。延長戦、PKと続いたことで試合時間は3時間近くに及び、午前6時を過ぎる頃には夫婦ともどもフラフラになってしまいましたが、応援したかいがありました!

1月17日のブログで書いたように私は「にわかサッカーファン」ですが、女子サッカーに関しては「世間」も同じだったようです。実際、決勝に進出するまではテレビ中継も予定されていなかったそうですし、スポーツニュースでの扱いも準々決勝でドイツを破るまでは「ダイジェスト」程度だったと思います。

Jリーグ発足以来、高い人気を維持する男子とは対照的に女子は日陰の存在であったようで、「生ける伝説(レジェンド)」と称される日本のエース澤選手でさえ年俸は360万円程度だそうです。聞けば多くの選手が社業を兼ねたり、コンビニでレジ打ちのアルバイトをするなどして何とかサッカーを続けているらしく、驚いてしまいました。

インタビューで澤選手が繰り返し「結果が全て」「何がなんでも結果を出さねばならない」というコメントをしていますが、まさに、注目度が低かった女子サッカーに「力づくで」振り向かせ、日本中を熱狂させた今回の歴史的偉業。なでしこジャパンの選手全員の「熱い情熱」が原動力と言えるでしょう。

motohito884 at 23:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 意見・思い 

2011年07月14日

ゲームについて考える

林もとひとです。私はゲームは一切やりません。時間の無駄だと思うからです。でも、こう考える様になったのはごく最近で、学生時代は指にタコができるほどハマっていました。ストリートファイターIIという格闘ゲームの全盛期で、毎日多くの友人を家に招いてひたすらプレイし続けていた程です。

RPG(ロールプレイングゲーム)も大好きで、有名なドラクエやファイナルファンタジーシリーズなどは欠かさずプレイし、最後のボスも瞬殺できる程やり込みました。手塩にかけた自分の分身が、世界を恐怖に陥れる悪の化身を完膚なきまでに叩きのめすことに、この上ない快感を感じていたのです。

しかしある時ふと頭をよぎってしまったのです。「架空の世界で頑張ってどうするの?」と。そして社会人として自分で働き、自分の稼ぎで食うようになると、リアルな自分の成長こそ、最上の喜びに思える様になったのです。

先輩に頼らず仕事が出来た!1日がかりだった仕事を半日で終えられた!給料が上がった!昇進した!顧客から感謝された!どれも最高にエキサイティングで幸福な出来事です。

すると、この「リアルな成長」を得る為にこそ時間を使いたいと考える様になります。現実の世界ではゲームのようにサクサク事は運びませんが、自分で定めた大きな目標を達成するべく、小さな目標を沢山設定し、それらをコツコツクリアして行くのです。RPGのレベルアップのような快感を、リアル世界で継続的に得たいと思うようになるのです。

最近のゲームは非常に高度で、眼と脳を酷使する傾向にあるそうです。私のように禁ゲーするのは極端だとしても、時間を区切って上手く付き合うことで、ゲームの持つ気分転換やリフレッシュといったプラスの側面も生かせると思います。

motohito884 at 23:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 意見・思い | 雑学・豆知識

2011年07月11日

電話の応対2

林幹人です。以前電話の応対で「今電話よろしいですか」の是非について取り上げました。ブログを読んだ何人かの方からご意見を頂きましたが、まとめると「言っておいた方が無難」という事になりそうです。聞かれて「迷惑だ」と感じるキム兄のような人は稀で、逆に聞かなかった場合に「失礼だ」と感じる人の割合は意外と高いからです。

さて、今回は第二弾として「留守電」について書こうと思います。もはや説明不要の機能で、携帯電話にも当然備わっていますが、有効に活用している人が意外と少ないように感じます。

私はかかってきた電話に出られない時、即座に留守電(もしくは伝言メモ機能)に切り替えますが、メッセージを残さずにそのまま切ってしまう人が非常に多いです。

出られなかった私としては着信履歴でコールバックするのですが、特に急いでかけ直す必要は無かった要件も多く「伝言残しといてくれたらなー」ということがよくあります。

私のを含め多くの携帯は約30秒しか録音できませんが、30秒あればかなりの要件は伝えることができます。例えば電車に乗っていて電話に出られなかった時、せめて「緊急か否か」だけでも伝言しておいてくれれば、次の駅で飛び降りて急いでかけ直すべきか、あるいは目的地についてからかけ直せばいいかの判断ができます。

ある程度の要件を録音しておいてくれれば、私としてもその要件への返答を用意してかけ直すこともでき、すぐに要件に入れますので伝言を残した人にとっても助かるはずです。

決まったルールがあるわけではありませんが、留守電や伝言メモは上手に使えば、確実にコミュニケーションが円滑になります。皆さんもどんどん活用して下さい!

motohito884 at 23:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 意見・思い | 雑学・豆知識

2011年07月07日

第18回東京国際ブックフェア

林もとひとです。七夕でもある今日は議会が休会であったこともあり、表題の東京国際ブックフェアに行ってきました。主催者であるリードエグジビションジャパン株式会社さんより招待していただいた形ですが、私のお目当ては作家、大沢在昌さんの基調講演です。

i_2011070719345274-s
3日間の来場者数約10万人のビッグイベントです

大沢さんはご存知「新宿鮫シリーズ」の著者で、ハードボイルド物を中心に多くの作品を送り出しています。同業者の宮部みゆきさんや京極夏彦さんと「大沢オフィス」を設立したり、電子書籍にも早くから注目し、昨年には自身の「カルテット」を紙の本に先行して電子書籍で販売するなど、時代を先取りした活動を展開されていて、今回の基調講演では「デジタルと紙が併走する時代」と題してセミナーが行われました。

巨大な会場は満員で立ち見まで出るほどの人気。スタッフのかたに伺うと何と2000人以上入っていたそうです!私も時々講師として人前でお話しすることもありますが、ケタ違いのスケールです。

電子書籍と紙の本は決して読者を奪い合うものではなく、これまで読書に触れてこなかった新たな層を開拓し、WIN WINの関係を作ることができると大沢さんは語りました。また、多くの「電子書籍ならでは」の可能性を示され、大変興味深かったです。

例えば、紙面による通常の連載ではほぼゼロに等しい読者からのリアクションが、Web上での連載ではメールやコメントが即座に集まり、作品にフィードバックできるとか、あるいは点字や音声CD化されるまで目の不自由な方は新作を楽しむ術がなかったが、電子書籍はパソコンの「読み上げ機能」で発行と同時に楽しむことが出来ると聞き、感銘を受けました。

講演終了後、同時開催の第15回国際電子出版EXPOにも足を運びました。会場には所狭しと電子端末が展示され、携帯やスマートフォンから利用出来る「電子書籍の自販機」も出展されていました。電子書籍専用端末も昨年秋あたりから急増し、携帯電話からスマートフォンに移行する人が続出する中で「電子書籍」の市場規模は確実に拡大するでしょう。

環境は整いました!あとは違法コピーなどの難しい問題への対策をしっかりと構築し、素晴らしい電子書籍の利便性を享受しましょう。

motohito884 at 22:29|PermalinkComments(1)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 活動報告 | 意見・思い

2011年07月04日

凄いぞ!ローラーケシポン

林幹人です。皆さん「ケシポン」ってご存知ですか?個人情報の保護に対する関心が高まるにつれて、シュレッダーとともに注目されているアイテムです。

WS0003WS0004
コレです。本体は4色      ポンっと押すとこの通り

宅配便で届いた段ボールに貼られている「宛名」や「住所」のタグシールを隠すのに非常に便利です。あのタグシールって一応剥がせるようになっていますが、上手く剥がれなかったり、剥がした後は小さく丸まってしまったりで、シュレッダーとの相性はイマイチです。

そんな時は、このケシポンで箱の上からポンっとやるだけで解決です!これまでの手間がウソのようにラクラク個人情報が隠せますので、喜んで使いまくっていたのですが、多用しているうちに「不満」も出てきました。

印字面が小さいので(大型のケシポンもありますが)物によっては何度もポンポンする必要があったり、上から押し付ける「スタンプ」なので、空箱に使用すると箱がへこんでしまって上手く印字されないということが頻発しました。

そこで登場したのが「ローラーケシポン」です!その名のとおりローラー式になったことで、上記の欠点をすべてカバーしてくれました。長さの調整は自在ですし、段ボールのようなデコボコ面や筒状の物にまで難なく使用できます。

WS0005
クセになる使用感!便利です。

もはや私にとって必需品となったローラーケシポン。自宅でも事務所でも毎日大活躍しています。ただ、小さなお子さんがいるご家庭では、くれぐれも「手の届かないところ」に保管しておいてください。コレで床や壁などコロコロいたずらされたら大惨事ですから。

電気も使いませんので「節電」になりますし、こんなに手軽に安心感が得られるのですから、使わない手はありません。皆さんも一度試してみて下さい。

motohito884 at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 おすすめグッズ 
記事検索
月別アーカイブ