2011年09月

2011年09月29日

改めて学ぶ津波の脅威

林もとひとです。9月議会は昨日より本会議が始まり、2日目の今日は公明党と共産党の代表質問が行われました。閉会後、超党派で構成されている「津波対策議員連盟」の第1回会議が開かれ、大網白里町文化財審議委員で郷土史研究会会長の古山(こやま)豊先生による講演会に参加しました。

「房総における元禄地震と大津波」と題し、古文書などの豊富な文献や、先生ご自身で撮影された各地の写真をご紹介いただきながら、約1時間ご講演いただきました。308年前の1703年12月31日に発生した大地震による津波は九十九里浜南部に大きな被害をもたらし、死者は2800人を超えたそうです。震源とされる南房総市の野島崎は元々「野島」と呼ばれる「島」だったものが、この元禄地震によって海底平面が隆起して地続きの「岬」に変貌し「野島崎」となったそうで、地震の大きさを物語っています。

また、今回の東日本大震災で行方不明者数が非常に多いことに触れ、津波は押し寄せる力もさることながら「引く力」も強大であることを強調されていました。膝の高さほどの津波であれば、大の大人が簡単にさらわれてしまうほどの力があるとの先生の言葉に大変驚きました。

千葉県では過去の大きな被害を教訓に、銚子市から富津市までの沿岸各地に184基の「津波標識」を設置しているほか、元禄地震と同等の津波発生時の浸水予想がわかる「千葉県ハザードマップ」をHPで公開し、広く津波発生時の警戒を呼びかけています。

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旭市に設置されている津波標識です

私も銚子市など何箇所かで見かけましたが、8月11日のブログで紹介した「海抜表示シール」も併せて導入すれば、より一層の注意喚起効果が期待できると思います。地震・津波対策は日頃からの備えが大切です。皆さんもイザという時迅速に行動できるよう、もう一度避難経路や家族との連絡方法を確認しておいて下さい。

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2011年09月26日

枯葉マーク?はお役御免

林幹人です。先日、普通自動車の運転免許更新に行って来ました。18歳の頃から運転していますのでもう何回も更新しているはずなのに、毎回その手順を忘れているから不思議です。私は写真も撮れて即日交付の「幕張免許センター」に行くことが多いのですが、今回も「更新手順の分かりやすさ」「利用者誘導の適切さ」「手続きに携わる係員の方々の手際の良さ」に改めて驚いてしまいました。少々機械的すぎて「無愛想」な対応をされる方もいらっしゃいましたが、毎日数えきれない程の利用者を相手にしているのですから、ある程度は仕方が無いかも知れません。

簡単な講習を受けて無事免許の更新は終了。その際に頂いた「交通の教則」という教本を改めて読んでいて、意外と知らないことが多いことに気が付きました。例えば「高齢者マーク」です。今年の2月1日から新しいデザインに変更になっていて、四つ葉のクローバーをモチーフにしたカラフルなものになっています。以前の水滴型のものは、その色合いから「枯葉マーク」などと呼ばれ、あまり評判が良くなかったからだそうです。

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右が新しいデザイン。左が旧来のものです。当分の間はどちらを付けていてもOKだそうです。

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左はおなじみの身体障害者マーク、右は聴覚障害者マークです。10メートルの距離で90デジベルの警音器の音が聞こえない程度の聴覚障害をお持ちの方が付けることになっていて、平成20年に改訂されました。

他にも「車間距離保持義務違反の罰則の強化」により、特に高速道路などの自動車専用道路で適切な車間距離を保っていないと「3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金」が課せられるなど、ドライバーとして知っていなければならないことを知らずに運転していたことが分かり、正直いつも「面倒くさい」と感じていた免許更新時の「講習」はやはり必要だと改めて感じました。

ちなみに「適切な車間距離」ですが、一般道では走行時速から15を引いた距離、つまり30Kmなら15メートル、55Kmなら40メートルが適切な距離となります。高速道路では逆に15を足して、100Kmなら115メートルを保つように意識して下さい。

ドライバーの皆さん、安全運転を心がけましょう!


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2011年09月22日

言葉の「誤用」にご用心

林もとひとです。
1.「映画に感動し、号泣してしまった。でも声は出さなかったので、他のお客さんに気付かれることはなかった」
2.「深夜のバラエティー番組を見ていて、一人で爆笑してしまった」
3.「いよいよ決戦の火蓋が切って落とされました」
4.「その仕事、私にやらせて下さい。なんとか汚名挽回したいのです」
5.「とっさに聞かれたので、うる覚えの答えを言ってしまった」
6.「私、このゲーム初心者なもので。どうかご教授願います」
7.「彼の言うことは的を得ている」
8.「とんでもございません。こちらの不手際です」
9.「彼は声をあらげて否定した」

・・・これらの言い回しは、全て間違いです。いわゆる言葉の「誤用」というもので、日常的に使われる中でいつの間にか誤った使い方で広まってしまったものが多く、すでに定着してしまったものもあります。以下答えです。

1.号泣とは「大声を上げて泣くこと」で、「激しく泣く」とは違います。
2.爆笑は「大勢の人が一度にどっと笑うこと」で、一人では爆笑とはなりません。
3.「火蓋が切られた」が正解で、「幕が切って落とされた」と混同した誤用です。
4.汚名は「返上」するものです。「名誉挽回」と混同した誤用です。
5.「うろ覚え」が正解です。
6.「教授」は学術・芸事を教え授けることです。この場合は「教示」が適切です。
7.「的を射ている」が正解です。「当を得る」と混同した誤用です。
8.「とんでもない」で一つの単語です。「あどけない」や「くだらない」を「あどけございません」とか「くだらございません」とは言わないですね。
9.「荒らげる」はアラゲルではなく、アララゲルです。

先日発表された文化庁の「国語世論調査」で、71%の人が「姑息(こそく)」の意味を「ひきょうな」と誤用しているという資料を見て、ドキッとしたので今回のネタを取り上げました。何を隠そう私も「ひきょうな」だと思っていたからです。正しくは「一時しのぎ」だそうで、特に私のように「言葉」を扱う専門家の端くれとしてまだまだ勉強が足りないと反省したところです。

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2011年09月19日

100歳以上が41年連続増加!

※HPの「月刊コラム」を更新しました。近年急増している「ゲリラ豪雨」についてです。対策にも少し触れていますので、ご一読下さい。

林幹人です。17日、18日と成田市敬老会に来賓として出席しました。毎年お招きをいただいていて、会場にお越しの皆さんの若々しさにいつも驚かされます。70歳以上の人数は昨年よりも567人多い16,043人(8月18日現在)だそうで、市の総人口12.7万人に対し12%以上を占めるということになります。

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私の出番は来賓として4番目。いつも話題がカブらないように工夫しています。

13日に発表された厚労省の調査によると、全国で100歳以上となる高齢者は4万7,756人と過去最多を更新したそうで、昨年よりも3,307人増えて41年連続の増加となります。その内男性は6,162人、女性は4万1,594人で女性の占める割合は87.1%となり、これまでで最も高くなりました。

摂取栄養の水準や医療技術の飛躍的な向上で伸び続けているこの記録ですが、私個人的な見解では今後減少傾向に転じると思います。食生活の欧米化や電子機器の氾濫がその理由です。特に食べ物の影響は大きく、ガンの罹患率や心臓病、あるいは脳疾患などは食事の欧米化と比例して増加し続けています。携帯電話などの通信機器が発している「電磁波」も心配です。専門的な原理は分かりませんが、30年や50年といった長期の使用が人体に与える影響はまだデータがありませんし、長電話をしていると頭がクラクラするという話も聞きます。

100歳を迎えるほどの高齢者の方がたは上記のいずれにも影響されませんし、結果として現在「体に良い」とされていることをしっかりと実践してこられました。私などは子供の頃、化学物質タップリの駄菓子や、有り得ないほど鮮やかな原色のガムやアイスをこれでもかと食べてしまったので、今更ながら野菜中心の食事を心がけています。

お年寄りを敬う「敬老の日」。人生の先輩から学ぶことは非常に多いと改めて感じました。


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2011年09月15日

GULPフォトギャラリー3

林もとひとです。3回に渡ってお送りしてきた米国ジョージタウン大学での研修レポートも今回が最終回です。合計32枚の写真をご紹介しましたが、実は研修期間中の全ての写真を数えてみると何と722枚もありました。専属のカメラマンがあらゆる機会を捉えて写真に収めてくれていたので、本当に有難いなと思いました。普段は「写真撮りたい」と思う場面でも、自分がカメラマンなので当然被写体にはなれません。毎回居合わせる誰かにカメラを渡して撮ってもらうわけにも行かず、結果このブログに掲載する写真も少ない・・・というのはやはり言い訳ですね。

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Michael Grimm氏はNY州選出の下院議員。USマリーン、FBIエージェントという経歴の持ち主で独特の鋭い眼光が印象的でした。

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次期大統領選挙への出馬を表明しているMichele Bachmann氏です。米国初の女性大統領となるのでしょうか。

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100枚持っていった名刺も約1週間の研修で半分以下にまでなりました。私の名刺は一応「名前」と「肩書き」に英語で併記していますが、全て英語表記の名刺も必要だと感じました。

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(右)アーロンチェアーに代表されるオフィス用品で有名な「ハーマンミラー社」の工場を視察。ゼロ・エミッションへの取り組みが高く評価されています。

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元NY市長のジュリアーニ氏です。9.11の同時多発テロを振り返り、リーダーシップと対応組織の一体化こそが危機管理の最重要項目であるとの言葉に、一同深く感銘を受けました。

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最終日。プログラムの卒業セレモニーにて修了証書をいただきました。濃密で刺激的な体験を、今後の活動にしっかりと生かしたいと思います。





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2011年09月12日

GULPフォトギャラリー2

林幹人です。本日38歳になりました。アカウントを作っただけでほったらかしだったFacebook(フェイスブック)に多くの方から「おめでとう」のメッセージが届いていてビックリ!そういえば私のところにも交流のある人の中で誕生日が間近の人がいる場合、フェイスブックからお知らせが来ていたのを思い出しました。ずっとスルーしていましたので私からお祝いメッセージを送ったことはなかったのに、皆さんからこんなにも心遣いをいただき、嬉しく思うと同時に反省した次第です。

さて、前回に続き今回も米国ジョージタウン大学での研修の模様を写真でご紹介します。

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1789年創立の歴史あるジョージタウン大学。第42代米合衆国大統領ビル・クリントン氏やフィリピンのアロヨ大統領を輩出する名門です。スポーツ界でもNBAで活躍したパトリック・ユーイングやアレン・アイバーソンがジョージタウン大出身です。

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(右)日本大使館の藤崎一郎大使を表敬訪問。入館時のセキュリティーチェックが非常に厳しかったのが印象的でした。

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アメリカ合衆国議会議事堂です。素晴らしいレセプションホールを備えています。

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米民主党重鎮のダニエル・イノウエ上院議員が今日のレセプションの主催者です。

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米国上院・下院議員はじめ、多くの企業の責任者も日米問わず出席していました。

次回はGULPフォトギャラリー最終回です。元ニューヨーク市長ジュリアーニ氏との会食の模様をお伝えします!

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2011年09月08日

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林もとひとです。5月9日のブログでお伝えした米国ジョージタウン大学での研修の模様を、今回から3回に分けて改めて写真でご紹介しようと思います。タイトルのGULPはGeorgetown University Leadership Programの略称です。後日アップしますといいながら、大変遅くなってしまい申し訳ございませんでした。写真を見返していると当時のことが鮮明に思い出され、本当に素晴らしい経験ができたと嬉しく思います。

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講義初日のSam Potolicchio教授(左)とBradley Blakeman教授(右)。特にSam教授の年下とは思えない堂々たる立ち振舞いに驚嘆しました。

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もちろん授業は全て英語ですがちゃんと同時通訳がつきますので、私の拙い英語力でも問題ありませんでした。でも意地を張ってヘッドホンを外していることに注目!

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日本でも著名なMichael Green氏からは日米の防衛政策について講義を受けました。記念撮影と名刺交換にも快く応じて頂きました。

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HeritageFoundation(右)は米国政府の政策決定に大きな影響力を持つ、保守系のシンクタンクです。

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(左)左手前の男性の後ろに少しだけ写っているのはクリントン政権時に国防長官を務めたコーエン氏です。

次回はアメリカ合衆国議会議事堂でのレセプションの模様をお伝えします。お楽しみに!





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2011年09月05日

電車に乗りながら考える

林幹人です。今日は東京で会合があり、久しぶりに電車での移動となりました。車内を見渡してふと思ったのですが、ほとんどの乗客が携帯電話(スマートフォン含む)をいじっています。決して誇張ではなく7割がた携帯電話で、あとは雑誌や本を読んでいたり、目をつぶっていたりです。

「寝る」は古今東西これまでも、これからも変わらず電車での時間の過ごし方の王道かもしれませんが、ここまで多くの人が黙々と携帯電話をいじっていると、何だか少し不気味な感覚すら覚えます。かく言う私も黙々とiPhoneでこのブログを更新していますので、その一人です。使用目的については、皆さんの携帯電話を覗き込む訳には行きませんが、恐らくメールとゲームにほぼ二分されるのではないでしょうか。

携帯端末向けのゲームの勢いはとどまるところをしらず、弱冠34歳の田中社長率いるGREE(グリー)は利用者数が2500万人を突破したそうです。7月14日のブログで書いたように私はゲームはやめましたがスマートフォンで出来ることは非常に多く、特に電子書籍は今後規格が統一されれば爆発的に普及する可能性があります。私もiPad2を愛用していて、PC関連の雑誌などは電子書籍として全てコレに入れてあります。データですので何冊入れても重さは変わりませんし(私は常に約1年分のバックナンバーを持ち歩いています)、PDF形式なので「文字検索」も可能です。例えばPCの高速化に関する記事を読み返したくなったら「高速化」で検索すれば一瞬で当該記事を見つけることができます。(iPhoneやAndroidでも同じことが出来ます)

長文メールにもほとんどストレスなく対応できますし、今後はスマートフォンの更なる普及と共に電車で携帯電話をいじる人の割合も更に大きくなっていくのではないかと思います。久しぶりに電車に乗りながら、このまま「読書派(雑誌やマンガ含む)」は「携帯電話派」に飲み込まれてしうのか?などと考えていました。


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2011年09月01日

親切

林もとひとです。今日はとても嬉しい事があったのでここで報告させて頂きます。大変お世話になっている方のお身内の告別式に参列するため、日立市まで車で出かけたその帰り道での出来事です。

高速道路を走行中に突然「ダァン‼」という大きな音が!路面上に障害物は無かったし、道路のつなぎ目を通過した音にしては大きすぎます。「なんだろう?」と思いつつそのまま走っていましたが、高速を降りてほどなくすると「グワングワン・・・」と明らかに異常な音が。

降りて確認すると、左の後輪が見事にペシャンコ。バーストです。釘などを踏んで徐々に空気が抜けていくパンクは経験がありますが、一瞬に破裂するバーストは初めてでした。完全にホイールが接地してしまっている状態でしたので、近くのディーラーやガソリンスタンドまで自走することは無理です。JAFなどのロードサービスに来てもらうことも考えましたが、次の予定に遅れてしまいます。仕方なくスペアタイヤに交換することにしました。

が!やり方が分からない!20年近く前に教習所で教わったハズなのですが、使っていない知識は忘れてしまうものです。何とかスペアタイヤと工具、ジャッキを引っ張り出したものの「あれ?こうだっけ?」と四苦八苦。やっぱり最初からJAFにお願いしておけば良かったかなと後悔し始めていたその時!「大丈夫ですか?」と一人の男性が声をかけてくれたのです!

「手伝いますよ!」としゃがみ込み、瞬く間にほとんどの作業を一人で完了してしまったのです!「このボルトはジャッキアップする前に緩めるんですよ」など丁寧に説明してくれながら、流れるように作業をこなすその男性に、ただただ呆気にとられ、感心してしまいました。

私はお礼を言うことぐらいしかできませんでしたが、男性の去り際に何とか名刺をお渡しし、お名前を伺うことができました。河内町のOさん。本当にありがとうございました。困っている私に気がついた人も何人かいたと思いますが、Oさんのようにご自身の車を停めて駆けつけてくれるなんて、なかなかできない事だと思います。とかく世知辛い話が多い昨今ですが、人の優しさに触れ、とても清々しい気持ちになりました。

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