2011年12月
2011年12月29日
ジョブズ氏のメッセージ
一年を振り返ってみてもあっと言う間なのですから、毎日目標を持って1日を送らなければ惰性で過ぎ去ってしまいます。皆さんは日々を大切に生きていますか?昨年12月20日のブログで書いたように、私も「今」を強く意識して1日を大切にするよう心がけていますが、それでもまだ「後回しグセ」が抜けずにいます。
米アップル社の創業者、故スティーブ・ジョブズ氏は生前、毎朝鏡の前で「今日は人生最後の日だ、悔いのない1日を送るぞ!」と自身に言い聞かせていたそうです。2004年に膵臓ガンと診断され、余命半年を宣告された彼は嫌でも「死」と向かい合うしかありませんでした。そしてスタンフォード大学の卒業式スピーチで以下のように語っています。
『自分が間もなく死ぬことを覚えておくことは人生の重要な決断を助けてくれる私が知る限り最も重要な道具だ。なぜならほとんどすべてのこと、つまり、他の人からの期待や、あらゆる種類のプライド、恥や失敗に対するいろいろな恐れ、これらのことは死を前にしては消えてしまい、真に重要なことだけが残るからだ。いつかは死ぬということを覚えておくことは落とし穴を避けるための私が知る最善の方法である。何かを失うと考えてしまう落とし穴を。あなたはもう丸裸だ。自分の心のままに行動しない理由はない。』
まだ「死」に直面したことがない私には、とても彼の真意にたどり着くことは出来ないかもしれませんが、毎朝鏡に向かって「今日が人生最後の日だとしたら、何をすべきか」を自問して行こうと思います。
2011年12月26日
【映画】サマーウォーズ
長野県の片田舎を舞台に、ひょんなことから全世界を巻き込むサイバー事件に巻き込まれる高校生の奮闘を描いたアニメです。以下ウィキペディアに上手くまとまったあらすじが記載されていましたので引用します。
引用ココカラ
世界中の人々が集うインターネット上の仮想世界OZ(オズ)。ユーザーはパソコン、携帯電話、テレビなどから自分のアバターを使い、ショッピングやゲームだけでなく、現実の納税や行政手続きなどの様々なサービスを利用できる。OZの管理権限や個人情報などは、世界一安全と言われるセキュリティによって守られていた。 ある日、高校2年生の小磯健二は、憧れの先輩篠原夏希から一緒に夏希の実家に行くという「バイト」に誘われる。実家には夏希の曽祖母陣内栄の90歳の誕生日を祝うために、26人の親族が一堂に集まり、健二はひょんなことから栄のために「夏希の婚約者のふり」をすることになった。 その夜、健二の携帯電話に「数字の羅列」が書かれた謎のメールが送られてくる。数学が得意な健二は、それを何かの問題だと思って解いてしまう。しかし、それはOZの管理権限の暗号パスであった。翌日、OZは謎の人工知能ラブマシーンに乗っ取られ、現実世界にも大きな混乱を引き起こしてしまう。 はたして健二たちは、この混乱を止めることができるのか?
引用ココマデ
雄大な自然が残る長野の田舎と、そこに集う大家族。そこで展開される超ハイテクなサイバーウォーズ。両極端の要素ですが私にはどちらも非常に身近に感じました。林家のルーツは香取郡東庄町で、お盆や暮れになると家族が一同に会して賑やかに食事をするのが「当たり前」でした。お酒で顔を真っ赤にした親戚のおじちゃんが何度となく繰り返す武勇伝や、それにかまわず食卓の料理を散らかす僕を含めた子供たち。
時代が経過し、いつの間にかそういった「家族行事」が行われなくなり、インターネットが生活の中心になりました。家族や友人との交流やショッピング、銀行振込といった多くのことが「仮想現実」の中で処理されていく現代。どちらも実際に体験している私には「サマーウォーズ」の世界はまさに「どストライク」だったのです。
映画の中核をなす陣内家は本当に個性豊か。漁師から自衛官、警察官や消防士、介護福祉士や救命救急士など、それぞれ先祖の教えを大切に「社会に貢献する」職業についています。そして大黒柱である栄ばあちゃんを筆頭にパソコン知識など皆無のバリバリの「アナログ人間」も一致団結して有事に挑むという展開は、感情移入しまくりで、非常に盛り上がります。
パソコンやネットの知識があったほうがベターですが、老若男女問わず楽しめる映画だと思います。「アニメ」というだけで敬遠するには、あまりにももったいない素晴らしいエンターテイメント作品です。年末年始にかけて季節はずれの「サマーウォーズ」を家族揃って是非ご覧下さい!
サマーウォーズ ★★★★☆(4.5)
※満点は星5つです。黒い星★が1点。白い星☆が0.5点です。
![サマーウォーズ [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/419nVKBEIkL._SL160_.jpg)
出演:神木隆之介
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(2010-03-03)
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2011年12月22日
「Google日本語入力」導入のススメ
少しこだわりのある方は「ATOK(エイトック)」を使っているかもしれません。ジャストシステムという日本の企業が開発しただけあって、長文の変換を行なっても意味不明な変換をすることが少なく「賢い」変換に定評があります。かつて一世を風靡した「一太郎」というワープロソフトに搭載されていたことから「固定ファン」を獲得しているようです。
でも私が断然おすすめしたいのは今日のタイトル「Google日本語入力」です。最大の特徴は超強力な予測変換機能で、前回のブログで紹介した「アキネーター」ばりにズバズバ予測してきます。例えば「こんにちは」と入力すると「こんにちは赤ちゃん」「こんにちはいっと6けん」などの変換候補を表示し、「よろし」と入力しただけで「よろしくお願いします。」「宜しくお願いします」「よろしくお伝え下さい」などを提示してくるのです。
Google、iPhone、Windows、などのアルファベットも「ぐーぐる」「あいふぉん」「うぃんどうず」と入力すれば変換候補に表示してくれるのでいちいち「かな/ローマ字」を切り替えなくてもOKです。さらに凄いのが年号や日付も変換可能なことです。

西暦と和暦の関連があやふやになって「あれ?今年って平成何年だっけ?」となっても大丈夫。「ことし」と入力して変換すればこのとおり。同様に「きょう」と入力すれば今日の日付が変換候補に並びます。
このように「Google日本語入力」を導入すると変換効率が非常にアップし、タイピングが飛躍的にスムーズになります。コレに慣れてしまうと導入されていない県庁の共用PCでは作業する気にならない程です。Googleらしく「無料」で利用できますので、まだ試していない方は是非!
2011年12月19日
驚愕のアプリ「アキネーター」!!!
林幹人です。今回は「何を今更」と言われそうなくらい超有名な「アキネーター」を紹介します。数年前からネット上で話題となっていて、昨年10月にiPhone版のアプリが登場したあたりからガチガチの「ド定番アプリ」として、有料アプリのダウンロードランキングで上位に君臨し続ける人気のサービスです。

このiPhone版は170円。Android版は現在ダウンロード不可になっています。どうも配信者が変更されたことによる問題のようですが、Web版は変わらず無料でプレイできます。
20問前後の質問に「はい」「たぶんそう部分的にそう」「分からない」「たぶん違うそうでもない」「いいえ」の5段階で答えていくと、自分が頭の中に思い浮かべていたキャラクター(実在の人物でもアニメのキャラなどの架空のものでもOK)をズバリ言い当ててくるのですが、凄いのはその的中率とカバーしている守備範囲の広さです。誰もが知っている有名人などはものの10問ほどで当てられてしまいますし、かなりマイナーなキャラでも30問~40問で当ててきます。
質問は「女性?」とか「女の子?」などから始まり、「日本人?」とか「50歳以上?」というふうにだんだん的を絞ってきます。そしていきなり核心をつくようなチョー鋭い質問を突きつけてきて、トドメを刺される感じです。例えば私が「アムロ・レイ」を思い浮かべた時は「初代のガンダムに乗る?」と聞かれましたし、「長渕剛」さんを思い浮かべた時などは何と「コツコツとアスファルトを刻む?」と聞かれる始末で、思わず笑ってしまいました。
一人で黙々と遊んでいても時間を忘れるほど楽しいですが、やはり何人かでワイワイやるとかなり盛り上がると思います。7月14日のブログで「ゲームは一切しない」と豪語していた私ですが、あっさり前言撤回するハメになってしまいました・・・。どうもスミマセン。
もしまだ未体験の方は是非!きっと驚きますよ。
2011年12月15日
自治体メールに登録しましょう!
林もとひとです。大多数の人が所有するほど普及した携帯電話は、もはや無くてはならない情報端末となりました。それに伴い「電子メール」も幅広い年齢層に浸透し、祖父母が孫とメールのやり取りをすることは、極めて一般的な「フツーのこと」となりました。パソコンと違って基本的に常に持ち歩いているため、スピーディーで正確な情報交換が可能なうえ、内蔵されているカメラで撮影後、即座に写真を送信できる利便性も普及を後押ししている要因の一つでしょう。
このような性格上、犯罪や火災など地域で発生した情報を市民に知らせる「自治体メール」は情報発信手段として非常に優秀で、千葉県内でも多くの自治体が提供しています。特に3.11の大震災や最近県内でも頻発している「刃物」をもった不審者の存在が市民の「防犯意識」を喚起し、自治体メールへの登録者が急増しているようです。
例えば今月1日に女児が切りつけられる事件が発生した松戸市は「安全・安心メール」を提供していて、事件後の10日間ほどで11月と比べて632人と急増しています。千葉市でも2007年にスタートしたメールサービスの登録者が今年2月末時点で29,500人でしたが、震災後は一気に3万4千人を突破したそうです。
こうした意識の高まりは継続されてこそ高い効果が期待出来ます。一過性のもので終わることのないよう日頃から「防災」「防犯」の意識を高く持って、皆さんも積極的に「自治体メール」に登録して下さい。以下から成田市の「防災メール」に登録出来ます。
「成田市防災メール」の詳細
災害や気象情報のほか、消防情報や防犯情報などが配信されています。もちろん無料で利用できますし不要な時は解除もできますので、まずはお試し下さい。
2011年12月12日
Google検索ワード年間ランキング


「急上昇ワード」ではやはり震災関連のワードが上位を占める結果となりました。一方の「話題の人」では「なでしこジャパン」がトップ、2位が「島田紳助」ということで、良きにつけ悪しきにつけ注目を集めた人が名を連ねました。ベスト10に3組も入っている韓流は勢いを感じますね。
この検索ランキングでは各都道府県名とともに検索されたキーワードの上位も発表されていて、千葉の結果は以下のとおりです。
1.ツール・ド・ちば2011
2.千葉ジェッツ
3.千葉市動物公園
4.千葉公園
5.祭り
1位の「ツール・ド・ちば」は06年10月の第1回から今年で6回目を迎え、約2800人もの参加者が集まる首都圏最大級のサイクリングイベントです。房総半島を舞台に3日間計300Km以上のバラエティーに富んだコースを、スピード勝負ではなく楽しみながら「完走」を目指す大会で、年々参加者も増えています。
2位には県内唯一のプロバスケットボールチーム「千葉ジェッツ」がランクイン。今シーズンからプロリーグ「bjリーグ」に参戦し、注目が集まっています。野球やサッカーと比べても決して引けを取らないほど競技人口が非常に多いにも関わらず、今ひとつメジャーになりきれていない日本のバスケットボールをぜひ盛り上げてもらいたいですね。
3位以降は観光情報や行楽地への関心の高さが伺え、「観光立県ちば」の面目躍如といったところでしょうか。来年は「ちばアクアラインマラソン」も開催されます!千葉県の更なる飛躍を私も全力で応援します!!
2011年12月08日
「ダントツの1位」は間違い!?
今回のタイトル「ダントツの1位」は普段良く目にしますが、実はこれも重複表現です。ダントツは「断然トップ」の略語ですので、既に1位という意味を含んでいるからです。
以下、有名どころを列挙します。
○過半数を超える
過半数だけで「全体の半数を超える」という意味があるため、重複します。
○一番最初 or 一番最後
「最」自体が一番という意味なのでコレも重複になります。したがって「まず最初に」という言い方も重複です。
○思いがけないハプニング
ハプニングはもともと「思いがけない出来事」「予期せぬ出来事」という意味ですから、やはり重複ですね。
○被害を被る
害を被るから「被害」となる訳で、正しくは「被害に遭う」「被害を受ける」です。
○元旦の朝
「元旦」は1月1日の朝を表す言葉なので、意味が重複します。正しくは「元日の朝」ですね。
○射程距離
「射程」とは、「鉄砲の弾丸の届く水平の最大距離 」「勢力や能力などの及ぶ範囲」のため、正しくは「射程」だけでOKということになります。
○不快感を感じる
被害を被ると同様で、不快に感じることを表現した言葉が「不快感」ですから、感じると続けてしまっては重複になります。
○突然卒倒する
「卒」という漢字には「にわかに」「突然」という意味が含まれているので、卒倒だけで「突然倒れる」という意味になります。
・・どうでしたか?結構頻繁に使われている表現なのに、実は正しくない使い方だったんです。ただ、厳密に「間違い」といったものではないので、強調したい時などはあえて使われる事もあるようですが、知識として持っておいて損はないと思います。日本語って奥深いですね。
2011年12月05日
「故意」の反対語は?
私が日頃愛読している雑誌「日経ビジネスアソシエ」で、日本語力トレーニングという特集が組まれていて、読者アンケートで79.2%の人が「日本語を改めて学び直したい」と答えているとあり「やっぱりな」と思いました。私もその1人ですし、いわゆる「コンビニ敬語」や「若者言葉」が社会に浸透し、ビジネスの場でも使っている人が多いと感じているからです。
9月22日のブログで「言葉の誤用」を取り上げましたが、今回は雑誌に掲載されていた「ビジネスパーソンが間違えやすい同音異義語」をいくつか紹介します。
×明確な意志表示→○明確な意思表示
×4月人事で営業に移動した→○4月人事で営業に異動した
×アンケートに解答する→○アンケートに回答する
×人気が加熱気味だ→○人気が過熱気味だ
×所用時間→○所要時間
×出張費の清算→○出張費の精算
×責任を追求する→○責任を追及する
×公民館に非難した→○公民館に避難した
×司会を勤める→○司会を務める
×意見が別れる→○意見が分かれる
・・いかがですか。私を含む多くのビジネスパーソンは、最近パソコンで文章を書く機会が増えているため、上記のような間違いを犯しやすくなっています。読み方も同じだし、字面から受ける印象も何となく似ているので、意外とスルーしてしまう方も多いのではないでしょうか。良い機会です!皆さんももう1度、母国語「日本語」を見直してみましょう!
2011年12月01日
「酒は飲むほど強くなる」はウソ!?
林もとひとです。早いもので今年も残すところ、あとひと月ほどになりました。忘年会シーズン突入ということで、お酒を飲む機会も多くなります。そこで今回は「お酒」について触れたいと思います。ビールや日本酒、ワイン、ウイスキーなど多くの種類があって、それぞれ製造法や特性、アルコール度数などが異なり、人によって好みも分かれると思います。
私の場合は大体ビールで乾杯し、日本酒か焼酎に切り替えるという典型的な宴会スタイルで飲むことが多いのですが、料理に合わせてワインやマッコリ、紹興酒など何でも飲みます。しかし残念ながら決して「強い」わけではなく、すぐに酔っぱらってしまうので、自分の「許容量(体調などによって異なりますが、平均すると生ビール2杯+焼酎水割り3杯くらいでしょうか)」を量りながら限界を超えないように飲んでいます。
しかし学生の頃はよくムチャをしました・・。今でこそ少なくなった「一気飲み」も毎度のことでしたし、飲みすぎてもどしてしまうことも日常茶飯事でしたが、「吐くたびに強くなる」とか「酒は飲むほど強くなる」という神話を信じていたのです。実際、当初はビール1杯で真っ赤になっていたのに、大学を卒業するころにはビール→ワイン→カクテルなどとやっても割と平気になっていたので「酒に強くなった!」と思っていました。
ところが最近お医者さんとお酒の席でご一緒させていただく機会も増え「酒に弱い人が、鍛えて強くなることはない」という見解が主流であることに、とても驚きました。
アルコールは人間の体内でまずアセトアルデヒドに分解され、そのあと酢酸と水に分解されるそうで、それぞれに必要な分解酵素の量は先天的に決まっていて、生涯変わることはないと言うのです。私が「酒に強くなった」と感じていたのは、単にアルコールに対する体の「反応」が鈍くなってきているだけで、体にかかっている負担は今も昔も全く同じと聞き、がっかりしてしまいました。
ただ、専門家の中には訓練によって分解酵素は増えると主張している方もいるそうで、まだ研究段階のようです。いずれにしても、自分が飲める「許容量」を自覚し、上手に楽しくお酒と付き合って行きたいですね!