2013年03月11日

東日本大震災から2年

林もとひとです。あの大震災から丸2年となる今日は、昨年に続いて千葉県・旭市合同で開催された追悼式に出席しました。東京の国立劇場で同時開催されていた政府主催の追悼式に合わせ国歌斉唱し、午後2時46分の時報と共に1分間の黙祷を捧げました。

まだまだ多くの被災者が仮設住宅での生活を余儀なくされている現実は、復旧・復興の難しさを物語っています。3月7日には、成田青年会議所活動の一環として福島県の警戒区域視察を行なったのですが、筆舌に尽くしがたい惨状は、2年が経過した現在もほとんど変わっていませんでした。

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かつての市街地も荒野となっています。ところどころに寄せ集められたがれきが積み上がっていました。

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JR富岡駅です。ホームは辛うじて原型をとどめていましたが、駅舎は完全に流失しています。

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メディア等でも皮肉を込めて取り上げられる有名な双葉町の標語看板です。視察団は全員簡易防護服とマスクを着用しています。ここは線量が高いため短時間での視察となりました。

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現地をご案内いただいた浪江青年会議所、広坂理事長のご自宅内です。より多くの方に現状を知っていただきたいと、写真撮影および公開を許可してくださいました。理事長が震災後初めてご自宅に戻られた時は、ぶたが内部を荒らしていて排泄物や無数の銀蝿で直視できない程だったそうです。

愛する郷土が一瞬にして廃墟と化し、2年が経過した今なお復興の目処が立っていない中で、我々視察団を快く受け入れ「今の自分達にできることをする」という彼らの前向きな姿勢に、心から感服しました。
林幹人


motohito884 at 23:59│Comments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 活動報告 | 意見・思い

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