2018年02月19日

ジビエ料理の普及に向け、県が規制緩和

林もとひとです。ジビエとは狩猟で得た天然の野生鳥獣の食肉を意味する言葉(フランス語)で、ヨーロッパでは貴族の伝統料理として古くから発展してきた食文化です。日本でも古くから高級食材として珍重されてきましたが、近年では「健康ブーム」が追い風となって、野生の肉が安全面でも注目されています。

その代表格がイノシシです。千葉県では農作物を食い荒らす「やっかい者」として駆除に力を入れてきましたが、旺盛な繁殖力と天敵の不在から、またたく間に増殖し、その個体数と生息域を拡大し続けています。

そんなに沢山いるのなら、イノシシ肉はさぞ潤沢に流通しているだろうとお思いかもしれませんが、そうでもないのです。安全管理が徹底された施設内で養殖される豚などと違い、野生のイノシシは「食の安心・安全」を確保するため、様々な規制があったからです。

特に捕獲場所で殺処分する際に、食肉処理施設がある自治体の職員らが立ち会う必要があり、ハンターが仕留めても職員の現場到着に時間がかかり、食用としての利用を諦めて埋めてしまうことも少なくありませんでした。

そこで千葉県は農水省及び厚労省と協議を重ね、2月5日より方針を見直し「職員等の立ち会いを廃止」することにしました。引き続き処理後の全頭検査や放射性物質が基準値以下であることのチェックは行なうことで、安心・安全のレベルは担保します。

今回の規制緩和で「豚肉の5倍」「牛肉より高い」などと言われる価格面での不満も解消され、ジビエ肉の安定供給につながることを期待します。
林幹人


motohito884 at 23:30│Comments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 雑学・豆知識 | 活動報告

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