2018年10月22日

【ドラマ】下町ロケット

林もとひとです。阿部寛さん主演のTVドラマが放送中ですが、今回は2011年にWOWOWによって制作された三上博史さん主演の下町ロケットを紹介します。

WS0437
いまや泣く子も黙る超売れっ子作家「池井戸潤」原作のドラマです

以前「空飛ぶタイヤ」を勧めてくれた友人から「これもいいよ」と言われたので、早速見てみました。1話約50分の全5話構成で、例によって私激オシの「アマゾンプライム」で無料で視聴できます。

社員約200名の中小企業「佃製作所」の二代目社長(三上博史)が、技術者だった頃からの夢であるロケット開発を追いつつ慣れない経営に奮闘しています。そんな中、世界に冠たる巨大企業「帝国重工」が手がけるロケット開発計画「スターダスト計画」に、佃製作所が持つ特許技術が必要なことが判明します。その技術をめぐり、目先の運営資金と物づくりのエキスパートとしての誇りに葛藤する佃社長、そしてその技術をなんとしても自社に使いたい帝国重工の財前部長(渡部篤郎)らが織りなす人間ドラマです。

大企業と中小零細企業のバトルということで、やはり空飛ぶタイヤを連想しますが、作品全体に漂う雰囲気はだいぶ違います。下町ロケットでも佃製作所はかなりヤバイ状態に追い込まれますが、シビアな交渉相手である帝国重工に財前部長という強力な理解者がいることが大きいと感じました。

この財前部長という人が本当にできた男なんです。会社と自分の利益のみを追求する野心家の上司や部下に挟まれ、それでも最高のロケット制作には最高の品質が必要で、それは佃製作所以外にないという信念で行動します。管理職にありがちな「高圧的な態度」は微塵もありません。渡部篤郎さんという俳優としての個性がぴったりマッチしている印象です。

さらに、町工場を継がずにエリートコースを歩むバリバリのキャリアビジネスマンという設定ですが、家庭と奥さんをとても大切にし、なんと帰宅後に皿洗いを手伝うシーンもでてきます。奥さんは心臓が悪く、家事もしんどいという事情があるにせよ、忙しさにかまけて何一つ家のことはやらない私には、ショッキングなシーンでした・・・。

三上博史さん演じる主人公、佃航平も家族や社員への思いと自社が誇る技術力を信じ、信念を曲げることなく前進を続けます。佃社長も財前部長も「こんな上司のもとで仕事できたらいいな」と誰もが思う理想のリーダー像だと思いました。

最終話の終盤、財前部長夫人が入院する病院の屋上での二人の会話は、聞いていて涙が溢れました。ほかにもグッと来るシーンが結構ありますので、鑑賞するタイミングと場所は気をつけてください。私は電車の中で見ていたので「深夜の電車で涙ぐむあやしい中年」になってしまいました。

阿部寛版や原作も是非チェックしてみようと思います。
林幹人

【ドラマ】下町ロケット ★★★★★(5.0)
※満点は星5つです。黒い星★が1点。白い星☆が0.5点です。

連続ドラマW 下町ロケット [Blu-ray]
三上博史
ポニーキャニオン
2012-01-06




motohito884 at 23:30│Comments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 映画・本などの感想 

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
記事検索