2019年05月06日

【本】自分の頭で考えて動く部下の育て方

※当ブログをご覧いただきありがとうございます。初めてご覧いただく方は、過去記事「ブログの取説」をまずお読みいただくと、スムーズに閲覧いただけます。

林もとひとです。今回紹介する本「自分の頭で考えて動く部下の育て方」を読んで、久々に衝撃を受けました。これまでの自分の考え方が完全に間違っていたことを、これでもかというほど思い知らされます。

タイトルの通り本書は上司になりたての人や上司として困っている人に向けて書かれた本です。もちろん私は議員ですから上司などではありません。でも後輩や秘書さんなど、会社で言う上司と部下のような関係を活かせる場面は多く、本書は非常に勉強になりました。

よく「指示待ち人間ばかりで困る」とか「結局、優秀な人材は一握りなんだ」というボヤキを耳にしますが、実は上司が「指示待ち人間」を作り上げてしまっているというのです。

例えば部下に仕事を教える時「この時はこれに注意して。あ、それからここもね」「他にもこんな失敗をしやすいからその場合は・・・」という具合に、自分の二の舞を踏ませまいと最初からあれこれ説明してしまう。もちろん親切心からそうしているのですが、話が細かく長くなりすぎて、説明が終わる頃には、最初の話がなんだったか部下はもう覚えていません。すると当然最初からつまづきます。そして上司はすぐに「違う!それさっき注意したでしょ!」となる。失敗を指摘されたほうは動揺して失敗を重ね、上司はまた指摘する。部下は上司の言葉を聞き漏らすまいと必死になる。しかしそうすればするほど、手元への注意がおろそかになり、失敗しやすさが加速する。すると吹っ切れたのか諦めたのか、上司が指示を出すまで動かなくなる。「次はなんですか?」指示の分だけ動いてまた止まる。・・・指示待ち人間の一丁上がりです。

上司にとって「教える」ということは「能動的」ですから、どこをどう教えたかまで詳しく覚えているものです。しかし部下にとって「教わる」ということは「受動的」なので、忘れやすくて当然なのです。

じゃあどうすればいいのでしょう?一言で言うと「教えるな、失敗させろ」です。そのかわり上司はその失敗を許容し、辛抱強く部下が育つのを見守らなければなりません。でも本書を読めば、長い目で見るとそれが一番の近道だと思えます。

著者が試行錯誤の末にたどり着いた「自分の頭で考えて動く部下の育て方」には、圧倒的な成果を上げている具体例が示されていて、何度も唸らされます。

私も職業柄多くの経営者や管理職の方々とお話する機会があり、指示待ち人間の多さを嘆く声は絶えません。本書はそんな人達にピッタリだと思います。ぜひ読んでみてください。
林幹人




motohito884 at 23:30│Comments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 映画・本などの感想 

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
記事検索