2021年10月14日

「がぜん」「破天荒」間違えていませんか?

※当ブログをご覧いただきありがとうございます。初めてご覧いただく方は、過去記事「ブログの取説」をまずお読みいただくと、スムーズに閲覧いただけます。

林もとひとです。文化庁が毎年行っている国語に関する世論調査。9月24日に令和2年度の調査結果が公表されました。それによると多くの人が「がぜん」「破天荒」「すべからく」を本来と違う意味で覚えてしまっているとありました。

何を隠そう私も「がぜん」と「破天荒」は間違っていて、驚いた次第です。

「がぜん」
◯急に、突然 23.6%
×とても、断然 67.0%

「破天荒」
◯だれも成し得なかったことをすること 23.3%
×豪快で大胆な様子 65.4%

「すべからく」
◯当然、是非とも 54.8%
×すべて、皆 32.1%

職業柄人前で話す機会の多い私が間違えてはいけませんね。皆さんはいかがですか。まあでも「がぜん」も「破天荒」も、本来と違う意味として示されている方でも、大きく意味合いが違ってしまうわけでもないので、間違いに気づきにくかったのかもしれません。

でも「すべからく」に関しては、本来の意味と誤解されている意味では全然違いますので要注意ですね。

他にも慣用句の例として

1.知られていなかったことが、世間に知られること
◯明るみに出る 44.1%
×明るみになる 43.0%

2.僅かの時間も無駄にしない様子
◯寸暇を惜しんで 38.1%
×寸暇を惜しまず 43.5%

3.快く承諾すること
◯二つ返事 52.4%
×一つ返事 37.4%

の3つが取り上げられていましたが、私はなんとか全問正解できました。3つ目の二つ返事は8月30日の過去記事で詳しく書いていますので、ご参照ください。

いかがですか。文化庁の国語に関する世論調査、面白いですよね。過去の調査結果も公表されていますので、またこのブログで取り上げるかもしれません。
林幹人


motohito884 at 22:32│Comments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 雑学・豆知識 | 意見・思い

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