ナカマラ食べ歩き自転車ブログ

LINKVISION GIRASOLE CYCLINGに所属する、スプリンターとかアタッカー志望の自転車乗りの食べ歩きと自転車ブログ。 食べ歩き関係7割、自転車2割、その他1割くらい。 人生アタック。

パンチャー志望の自転車乗りの食べ歩きと自転車ブログ。 食べ歩き関係7割、自転車2割、その他1割くらい。 人生アタック。

「雑なピザが食べたい」

とマブいダチa.k.aえみしから連絡が来た。

「美味しいピッツァ」ではなく、「雑なピザ」である。
そして雑であっても「不味いピザ」というわけではない。
これはね、美味しいピッツァを探すよりも大変ですよ。


つまりは、求められているのはナポリやローマ式のイタリアンのピッツァではないことが推測できる。
考えられるのはアメリカ的なそれであり、そう考えると3つの候補が挙げられる。
(※適当な推察なので、ファクトチェックしてません)

①イタリア系移民が多く移住した東海岸、即ちニューヨークスタイル
②アル・カポネに代表されるイタリア系ギャングの拠点、シカゴスタイル
③ラテン系移民が多く、アメリカの中でもオープン、流行の発信地西海岸、カリフォルニアスタイル








やっぱピザならニューヨーク。










という天啓を基に探したら丁度当店が渋谷にありました。

渋谷と代官山の間に当店はありまして、
小さいながらも飲食店が多いブロックです。
渋谷駅からは少し歩きます。

お店はまさにニューヨークはブルックリンにありそうな倉庫をリノベした雰囲気のお店。(行ったことないから全て適当に言っております)

こちらはワンホール20インチのピザが、8枚切りのピース単位で販売されておりまして、ボリュームがかなりある上に一枚500円くらいの安さです。
近くの席の女子高生4人でワンホール食べていて美味しそうでした。

私はイサラミと、ハラペーニョを注文。
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やはりピザにはコーラ

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ピザ生地はもさもさしたパンみたいな感じかな〜と思いながら口にした瞬間それは間違いだったと気付かされる。

めっちゃカリッとしています。
そしてジューシーで美味しい。

ワンコインで買えるピザの極北です。
美味しくて手軽、お店のアメリカンな雰囲気どれも気に入りました。


食後はヒカリエでパフェ食べました。
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渋谷でご飯に行くことが最近増えたのですが、
青山、松濤、代官山の狭間など、中心地を外したところがやっぱり楽しいですね。

最近インプット過多で頭がおかしくなってきたのでアプトプットでお焚き上げしようと、
「朝起きて、顔を洗ってご飯を食べる」、ということを文章で膨らませていったらどんな感じになるか、と即興でばーっと書いてみました。

近未来SFチックになりました。

現在5章まで書いていて、最終的には青春自転車モノに・・・。


章名前はGo qualiaのアルバム、XENOから。
https://www.youtube.com/watch?v=wVU1RAOYQGg


1.PLEIADES
 徐々に明るくなるように設定された疑似太陽光と目覚まし時計代わりの携帯電話、とかつ呼ばれていたもの、の振動で目が覚めた。
 多くの人類が宇宙進出を果たし、地球と宇宙を自由に行き来できるようになったこの時代では、体内に埋め込んだMARC(Multiple Augment Reality Chip)によってこの携帯電話とは比べ物にならない容量と速度で通信を行っている。そのためかつて黒いスウェットの男が発表したこのモノリスのような物質は今の人類にとっては只の骨董品であり、かつての暮らしを懐かしむ程度にしか役に立たないものであった。

 軸回転によって疑似重力を生成している居住区ではかつての故郷並みとは言えないまでも重力を感じて移動をすることが出来るが、躓いてしまったらその姿勢のまま重層カーボンで出来た壁にぶつかりかねないので乾いて開き辛い瞼を擦りながら壁を頼りに洗面所に向かう。そういえば長い間、故郷のシンガポールに帰っていない。きっと帰ったら身体が重く感じるのだろうか。

 顔を洗って食堂に向かうと既に大体のメンバーが朝食を取っているところだった。

「おはようございます、今日はゆっくりですね」

と黒縁メガネをかけた東アジア系の細身の青年、趙が声をかける。

 「おはよう、フィールドまではあと数時間くらいかな」

 ブッフェスタイルの朝食で、いつものメニュー、トーストに目玉焼きを乗せただけ、をプラスチック製の食器に移しながら僕は返事をした。

  人類は地下資源の枯渇した地球から宇宙に出たことで常に浴びる太陽光を発電やインフラ動力のエネルギー源に利用することが出来るようになったが、結局は僕達の衣服や建築資材、あるいは食品添加物等、これらの原料には原油やガスと呼ばれていた炭化水素であり、ここで生きていく上でも必要であるということに気付くまで長い時間はかからなかった。

 かつてオイルメジャーと呼ばれ栄華を誇った地球企業の持つ石油開発技術は「枯れた技術」と、自然エネルギーにシフトした過去の時代においては呼ばれていたが、改めて必要な技術へ返り咲いたわけだ。
しかし、今まで相手にしていたのは染みつく潮風や過酷なモンスーンと対峙しなければならない海上(Offshore)や極寒の永久凍土、あるいは灼熱の砂漠の陸上(Onshore)だったが、この時代においては惑星間のフィールドをめぐって探鉱とオペレーションが必要である点で大きく異なっている。
 地球上の化石燃料は太古の動植物が圧力や熱で変性して生み出される有機成因論がメジャーな考え方であったが、生物がいないはずの宇宙空間に何故同じような化学組成を持つ炭化水素が眠っているのか・・・。かつてロシアと呼ばれた国の科学者、メンデレーエフが提唱した無機成因論が正しかったのか、あるいは----。どちらであれ、自分にとって炭化水素はそれ以上でも以下でもなく、ただ与えられた仕事をこなすだけだ。

 今も昔も一つの企業単独で資源開発を行うことは稀で、得意分野が異なる複数の企業に雇われたスペシャリスト達が権益保持者である企業(カンパニー、あるいはクライアントと呼ばれる)にアサインされ、コントラクターとして案件に臨む。

 かつての英米系メジャーであるExxon MobilとChevron、そしてRoyal Dutch Shellが宇宙進出に向けて設立した合弁会社OHCEP社(Orbital Hydro Carbon Exploration & Production)社がクライアントの今回の案件は同社が保有する火星上の鉱区の新規開発だ。我々はこの案件の先遣隊として、L4のコロニーから火星までの航海の途上である。

 先遣隊のメンバーは、クライアントのプロジェクトマネージャーであるベテランエンジニアのトム・アンソン、探査・敷設船をチャーターするISVS社(Inter-Space Vessels Service)の船員数名を含めて、中国系企業が前身の国営石油開発公司(NPDC)から派遣された掘削エンジニアの趙、明、黄、シンガポールの民間エンジニアリング会社、SPPS社(Singapore Pipeline Project Service)に所属する流体輸送システムの設計エンジニアの僕と同僚のヴィンセント・チャン、中東の石油会社由来のADSOPCO(Abu Dhabi Space Operation Company)のインド系マテリアルエンジニアであるチャンドラとクリシュナ、、居住空間のスタッフ含めて十数名のチームで構成されている。実際に敷設工事を行うMOC社(Mars Onshore Construction)の後発船が到着するまでにプラットフォームの設置、詳細の設計の詰め、試掘を行う予定となっている。

 「おう、またお前は同じものを食べているのか。ここには生野菜だってあるってのに、相変わらずの変わり者だな」

 ぼさぼさ頭に無精ひげのトムが遅れて食堂に入るや否や僕の朝食の選択を見て呆れ顔で笑う。この大柄で豪快なテキサス訛りのアメリカ系のこの男は、意外にもベジタリアンだ。地球時代から数多くの石油メジャーを渡り歩き、数々のプロジェクトを成功に導いてきた。この業界では一つの会社に長年勤務せずに渡り鳥のように会社を行き来することは珍しくない。

 「おはよう、トムさん。今回もよろしくお願いします」

 トムと仕事をするのは今回で三回目だ。一回目はマレーシアの沖合で、二回目は月面の盆地の一つアブルフェーダ基地のパイプライン建設。どちらも彼の見かけによらない緻密な工程管理とプロジェクトマネージメントのおかげでクライアントの納期を厳守して完工にたどり着いた案件だ。
 「ああ、前のアブルフェーダみたいに簡単にはいかなさそうだがな。今回は外宇宙進出の橋頭保を築く意味もあってOHCEPの上も大いに期待しているようだ。後続のMOCが到着する六か月の間にどれだけ工事を進められるかがポイントだな。まあいい、大体のメンバーがそろっているし、到着まで時間がないから改めてこの仕事のブリーフィングを行おう」

 Francis the Mute Projectと(Mars何とかと、火星の名の付く昔のバンドの音源の名前らしい)と名付けられたこの開発計画はまず、フィールド近くの居住サイトとして切り離されたこの船の居住区を地上に設置し、ドリルと探査装置を備えたこの船で約二か月、鉱区内の生産性の高そうな井戸を掘り当てる。これは趙達の仕事だ。

 こうして掘り当てられた井戸から炭化水素を吸い出すクリスマスツリーと呼ばれる防噴・生産制御装置とクリスマスツリーにつながる集積装置であるマニフォールド、そしてマニフォールドから不要な成分を取り除く船型の設備に繋げるパイプラインのレイアウトを約三か月かけて効率よく設計するのが僕とヴィンセントの役割だ。この船型の処理設備はFPSO(Floating Production, Storage and Offloading)と呼ばれ、地球上でも多くのフィールドで活躍していた巨大設備だ。もっとも、ここは宇宙なので常に浮いているのだが。このFPSOは先遣隊であるチャンドラ達による採取物の成分分析によって最適な材質選定が行われ、そのフィードバックに基づいて月面基地で建造され、後続部隊によって持ち込まれる。地球時代はこの巨大船型設備を輸送するのは苦労していたが、無重力空間であることで輸送にかかる手間は省かれたといっても良い。

 ピーッ ピーッ ピーッ

と、ブリーフィングを終えたタイミングで予定到着時間の一時間前であることを知らせるアラームが鳴る。着陸準備を終えた僕達は艦橋で着陸に備える。モニターからちらっと、プレアデス星団が見えた。

2.GINNUNGAGAP

  スコールが止んだ後の湿り気を帯びた重い空気に喉がむせる。バタム島の向こう側に見える黒い雲と雲の裂け目から青空が覗いていた。

 白夜の国の神話ではギンヌンガガップという空間の裂け目に吹いたニヴルヘイムからの寒気とムスペルヘイムからの熱気がぶつかり合ってユミルが生まれたが、赤道直下のこの国では大雨しか生まれないらしい。そして何よりも嫌なのは、この大雨に遭遇する度に自転車からいちいち水気を除かなければいけないことだった。後輪からの水の跳ね返りにうんざりしながら、プラント群を横目にペダルを回す。かつて水資源に乏しいといわれ隣国に水資源を依存していたこの国は、多くの海水淡水化プラントを建設し、自国での水供給を実現させることに成功した。

 シンガポール、かつてマレーシアから追い出される形で建国されたこの国は21世紀には金融業や航空ハブの世界的な拠点として大きな成長を遂げたが、赤道に近いという理由で宇宙エレベーター建設の主要国として更に成長を遂げた。
 そのためシンガポール系企業の多くがL4のコロニーや、月面基地に処を構え宇宙産業の利益の恩恵を本国に還元している。

 自分はどうしても宇宙に飛ぶ気持ちにはならず、地球に留まりこの国で記者として働きながら、自転車レースのクラブチームに所属している。コロニーでも重力あるようなのだが、どうしても宇宙で自転車に乗る気にはなれない。結局自分は重力に縛り付けられた人間、ということなのだろう。だが、それで良い。この重力がないと自転車は進まない。
街道での練習を終え、気付けば日が落ちかけていることに気付いて空を見上げる。

「今頃火星か」

 火星とプレアデス星団が接近しているニュースとFrancis the Mute Projectのニュースを今朝に見たことを思い出し、学生時代にトラック競技のマディソンで相棒だった奴のこともふと、思い出す。

 南洋の暗くなる空に赤い星と七つの青白い星が浮かんでいた。


縦書きだと駄文でもそれっぽく見えるのですが、横書きだと微妙ですorz

続く・・・のか?