自動車修理を安く直す(カーエアコンの配管の漏れを安く修理する方法 ~ターミネータ編

配管を止める修理!?

ちょっと手荒な手法になりますが、配管を止めてしまうという、まったく新しい修理方法をご紹介します。
ターミネータブログネタ

その名も『 ターミネータ 』 !(図1、図2) 配管を殺してしまうという意味で付けられた、ちょっと物騒なネーミングです。


SUV車やワンBOX車など、最近では後部座席側にもエアコンの吹き出し口が付
いている車が増えましたが一般的には、ツインエアコン(図3)と言われているエアコンシステムです。 

このツインエアコンには、後部座席側にエバポレータという部品が付いており、この部品や部品付近の配管等でエアコンガスが漏れると、とんでもなく高い修理代になることが多くその理由は、この部品を取り外すことがとても大変だからです。車種にもよりますが、フレームを外さないと部品の脱着ができない場合もあり、修理工場さんでも大変苦労される修理のひとつと言えます。



ツインエアコンイメージ










高額な修理費をなんとかしたい!

そんなときに役立つアイテムが 『 ターミネータ 』 という “配管止めキット” です。
このアイテムは、エアコンガスの漏れを起こしている後部座席側のエバポレータにエアコンガスが循環しないよ
うに止めてしまうというものです。
前の記事でご紹介しましたラインスプライスの姉妹品で、エアコンガスの流れを止めたい高圧と低圧の配管をパイプカッターで切断し、袋ナット/アンチバイブレーションテンションリング/シールスリーブを配管に通して、止めボルトで締め付けて修理完了です。(図4)

07



















こうすることで、
後部座席側へのエアコンガスの循環が止まり、エバポレータを交換しなくてもガス漏れが止められ、高額であった修理費は、劇的に低予算で修理することが可能になります。
但し、この手法は、後部座席側のエアコンが使用できなくなるという欠点がありますが、お客様の予算に応じて、このような選択肢があることを知っておくと、いざというときに役立つと思います。
また、従来から既に配管を止める手法を行っている整備工場さんもありますが、そのほとんどは配管を切断して溶接で止めているため、耐久性や確実性、作業時間から見ても『 ターミネータ 』は断然お得だと思います。

ターミネータが確実に配管を密閉するその原理や信頼性については、前記事のラインスプラスを見ていただければご理解いただけると思います。まだ見られていない方は、ラインスプライス編の記事も参考までに是非一読を。

ターミネータは、配管の外径に合わせて、各種サイズを取り揃えております。ターミネータ一覧




















たいへん高額な見積もりで困っている方や、そんなユーザーを何とかしてあげたい、と思っている整備工場の方にお役に立てれば幸いです。


ターミネータにに関するお問い合わせは、どうぞこちらからお問い合わせ下さい。
http://www.fushiman-trd.co.jp/





自動車修理を安く直す(エアコンの配管の漏れを安く修理する方法 ~フレキシブルホーススプライス編

前回のブログで記事のアップを予告していました『フレキシブルホーススプライス』は、一部部品の開発が遅れたことにより、発売が12月に延期になりました。

たいへん申し訳ございませんが、発売の準備が整い次第、改めてご案内致します。



ExplodedView Flex Splice May16 2011

自動車修理を安く直す(エアコンの配管の漏れを安く直す方法 ~ラインスプライス編

Motortoolsのブログは、自動車修理に便利なアイテムやツールをご紹介して行きます。今回は、その第一回目です。

例年より12日程早く梅雨入りし、間もなく暑い夏がやって来て、いよいよカーエアコンシーズンの到来です。この暑い時期にエアコンが故障して効かなくなったら、これほど困ることはありませんよね。
一口にカーエアコンの故障といってもその症状はさまざまですが、今回ご紹介するアイテムは、カーエアコンの配管からエアコンガスが漏れているときに役立つ超便利アイテムをご紹介します。

カーエアコンの配管修理は高額!?

カーエアコンの配管修理は、ほんの僅かなピンホールでも、その状況によってはとんでもなく高い修理見積になることがあります。

古い車種で、配管の交換部品が入手できない時。

配管が入手できず、配管を造るしかない時。

メーカーオーダーでの配管入手は時間が掛かり、高額な部品となる時。

後部座席のエアコンの配管の場合には、あまり販売されていません。入手できても、交換作業は非常に困難で工賃も部品も高くなる時。

コンデンサーなど、部品と配管の接続部がない場合には、配管だけを交換することができないので、他の部品交換も必要となる時。

こんな状況でのエアコン配管修理は、高額な修理となることが予測されます。

劇的にカーエアコンの配管修理を安くする方法があるんです!


配管を交換しない、配管修理!?
LineSpliceLeft
そこで登場するのが、ラインスプライスという超便利アイテム。一見どこにでもありそうな配管の継手に見えますが、この小さなアイテムの中に、劇的にエアコン配管修理を安くできる秘密があるんです。

このラインスプライスの良いところは、修理する配管を切るという作業の他に、何も加工が必要ないところです。
切り離した配管を何の加工もなく接続して密閉性を保てるのか? また、振動、熱、耐圧、経年変化などの耐久性は大丈夫なのか?といった不安もあるかと思いますが、それについては後ほどご説明し、まずは作業手順をご紹介します。



手順は、非常に簡単です。
手順
1.ガスが漏れている場所をパイプカッターで切ります。

※切った配管は、その後に何の加工も必要ありません。

2.  二つに別れた両方の配管に、赤色のナットを通します。


3.  テンションリングを、両方の配管に通します。


4.  シールスリーブを、両方の配管に通します。 


5.  配管とシールスリーブをニップルの中に押しこみます。


6.  赤にナットをレンチで締め付ければ、修理完了です。



ラインスプライスの施工手順動画は、こちらからどうぞ。http://www.airsept.com/linespliceanimation.html

AirSept Line Splice on Saturn Relay low side line to rear evap













車の下側を通っているリヤ側のエアコン配管を実際に修理した写真。


配管と配管をナットで締めただけで、なぜ切り離した配管を保持でき、高い密閉性を保てるのか?その原理は?

下の図を見てくだい。ポイントは、赤いナットが締め込まれると、テンションリングがシールを押し込み、ニップルと配管の間に挟まれたシールスリーブは、逃げるスペースを失ってニップルと配管の間で膨張して密閉します。また、ニップルと配管の間で膨張したシールスリーブは、強い力で配管をニップルの中で保持しますので、決してニップルから配管が抜けることはありません。
この作用によって、配管表面が腐食やサビなどで、凸凹になっていてもシールスリーブは、凸凹になっている配管表面に密着し、高い密閉性を保ちます。

キャプチャ













04



配管が腐食して、配管表面が凸凹になっていても  ラインスプライスは高い密閉性を保ちます。



振動、耐圧、耐熱、経年変化は大丈夫なの!?


このアイテムは、米国のGM社(ゼネラルモーターズ社)にもメンテナンス用アイテムとして採用された、安全性の高いアイテムです。

1.      最高水準の性能を持つアンチバイブレーションテンションリングが採用されていますので、赤いナットが振動 によって緩むことを防止しています。従って、ニップルのネジの部分には、シールテープもロック剤などの施工も必要ありません。

2.      高い配管の保持力と密閉性を実現するシールスリーブの耐圧は、154.7kgf。この耐圧によりエアコンの配管だけでなく、トルコンの配管、パワステの配管の漏れにも使用できます。

3.      耐熱、経年変化など、米国GM社の厳しい基準をクリアしています。(GM社のテスト基準GM10011Cに準拠)

キャプチャ2













耐圧は157.4kgfあり、カーエアコン配管だけでなく、トルコン用配管、パワステ用配管の修理にも使用できます。

キャプチャ3
使用条件と対象配管外径

このラインスプライスの使用条件は、2つです。

1. 51mm以上の直線配管であること。

但し、ラインスプライスを使用しても、延長される長さは僅か3.2mm加わるだけですので、配管の取り回しへの影響は、殆ど心配することはありません

2. 配管外径に適したラインスプライスを使用すること。

ラインスプライスの適正配管外径は、上記の表を参考にして下さい


『こんな人達にオススメ』

 

カーエアコンの修理見積もりを取ったものの、たいへん高額な見積もりで困っている方や、そんなユーザーを何とかしてあげたい、と思っている整備工場の方にお役に立てれば幸いです。施工料金は、整備工場によっていろいろ設定方法が違いますので、あえてここでは触れないようにしたいと思いますが、配管を作り直すことや、脱着作業がほとんど伴わないことを考えれば、かなり格安で修理できるはずです。


曲がっている配管や長い配管箇所での漏れは?

 ラインスプライスは、51mm以上の直線配管以外には使用できません。

曲がっている配管の箇所や広範囲での漏れの場合は、どうしたら良いか?

それについては、次回のブログでご紹介します。 ExplodedView Flex Splice May16 2011









ラインスプライスに関するお問い合わせは、こちらへ  http://www.fushiman-trd.co.jp/

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