ちょっと手荒な手法になりますが、配管を止めてしまうという、まったく新しい修理方法をご紹介します。

その名も『 ターミネータ 』 !(図1、図2) 配管を殺してしまうという意味で付けられた、ちょっと物騒なネーミングです。
SUV車やワンBOX車など、最近では後部座席側にもエアコンの吹き出し口が付
このツインエアコンには、後部座席側にエバポレータという部品が付いており、この部品や部品付近の配管等でエアコンガスが漏れると、とんでもなく高い修理代になることが多くその理由は、この部品を取り外すことがとても大変だからです。車種にもよりますが、フレームを外さないと部品の脱着ができない場合もあり、修理工場さんでも大変苦労される修理のひとつと言えます。

高額な修理費をなんとかしたい!
そんなときに役立つアイテムが 『 ターミネータ 』 という “配管止めキット” です。
このアイテムは、エアコンガスの漏れを起こしている後部座席側のエバポレータにエアコンガスが循環しないように止めてしまうというものです。

こうすることで、後部座席側へのエアコンガスの循環が止まり、エバポレータを交換しなくてもガス漏れが止められ、高額であった修理費は、劇的に低予算で修理することが可能になります。
また、従来から既に配管を止める手法を行っている整備工場さんもありますが、そのほとんどは配管を切断して溶接で止めているため、耐久性や確実性、作業時間から見ても『 ターミネータ 』は断然お得だと思います。
ターミネータが確実に配管を密閉するその原理や信頼性については、前記事のラインスプラスを見ていただければご理解いただけると思います。まだ見られていない方は、ラインスプライス編の記事も参考までに是非一読を。
ターミネータは、配管の外径に合わせて、各種サイズを取り揃えております。

たいへん高額な見積もりで困っている方や、そんなユーザーを何とかしてあげたい、と思っている整備工場の方にお役に立てれば幸いです。
ターミネータにに関するお問い合わせは、どうぞこちらからお問い合わせ下さい。
http://www.fushiman-trd.co.jp/