★『 MMOP 』:ドキュメントNo.6 「柴田敏雄」さん


MODERN MASTERS OF PHOTOGRAPHY-JAPAN =『 MMOP 』
3月中旬、中目黒の事務所に圓佛さん、フランクとおじゃまする。自然、その中に存在する人工物を画面の中にバランス良く共存させる殊によって被写体を見るとああー柴田さんのーーー、とすぐわかる写真。四角い画面の中に「空無し」「曇り日」と決めて構図する撮影法。8x10インチの画面が作り出す豊かなグレーの諧調、目に痛くない見飽きないモノクロプリント。そのしっとり印画紙グレーをデジタルプリントで感じさせることができるかがテーマ。

『 MMOP 』のWEB-SITEでは参加頂く12名の写真家の作品を順次掲載していく予定です。
その第一弾として現在「上田義彦」さんのモノクロ作品「Hanna, hands and feet, 1998」
を紹介中です。是非御覧下さい。

http://masterphotographers.org/photo.htm

★『 MMOP 』:ドキュメントNo.5 「須田一政」さん


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須田さんが生まれた街,神田で圓佛さん、ムミと一緒にお会いする。作家に会っていつも思うこと。それは作家の風貌と作品のなんとも見事な合致性。須田さんにお会いして今回もまたそう感じる。日本人の日常を湿度を感じさせる写真として撮り続けてきた須田さん。今回は「風姿花伝」の中の1枚。白と黒のコントラストがはっきりしている写真。ピュアーホワイトとディープブラックを乾かないように湿り気を持たせたままどのようにコントロールするかで決まる。色カブリの問題も含めてデジタルモノクロの一番難しいところ。

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その第一弾として現在「上田義彦」さんのモノクロ作品「Hanna, hands and feet, 1998」
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★『 MMOP 』:ドキュメントNo.4 「佐藤時啓」さん


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3月初旬、上野文化会館内のレストランで圓佛さん・フランクと一緒に佐藤さんと打ち合わせ。
一目見たら直ぐ佐藤さんの写真とわかる、光りそのものを写し込む手法を採ってきた佐藤さん。近年は大型移動ピンホールカーでカラーピンホールに挑戦。そこでもテーマは「ひかり」。プロジェクトに提供して頂く写真は多分ピンホールのカラープリントになる予定。楽しみーーー、と思いながら先日写真が届く。中を開けたらあーら懐かしい初期の頃の「モノクロ光そのもの写し込み写真」。作家の写真決定までの心の動きを推測する楽しみを味合わせてくれるような出来事。
今回の作家の中で最も若い佐藤さん、芸大で教鞭を執る佐藤さんだがこの4月からはニューヨークに。生活空間が変わって、環境が変わって今後はどんな作品を見せてくれるのだろうか。

『 MMOP 』のWEB-SITEでは参加頂く12名の写真家の作品を順次掲載していく予定です。
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★『 MMOP 』:ドキュメントNo.3 「長野重一」さん


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「長野重一」さんからプリントが届く。一貫したスタイルと独特のまなざしで時代の日常を撮り続けてきた長野さんの代表作の一つ。データには1950年撮影とある。写真の持つ最大の魅力、その場に立ち、その瞬間にシャッターを押さないと写らない「記録する行為の結果」がここにはある。

しかしデジタルが登場するまでは共通の認識として了解していた所謂ストレート写真の持つ信憑性に今大きな変化が起きている。特に記録や証拠として採用される類いの写真の信憑性はデジタルテクノロジーでいかようにも創り変えができる現在、どのように判断され使われていくのだろうか?どんな写真を見ても作り物ではないだろうかと疑う、これは例えとして適切ではないかもしれないけれど、思い込みひとつでどんな人間を見てもテロリストに見えてしまう現状とどこかでつながっているような気がする。人を、そして人が作り出す物を信じられなくなってしまった不幸な時代に我々は生きているのだな。今から55年前に撮影された長野さんの写真を見ながらそんなことを考えていた。プロジェクトのために提供して頂いた写真は後日『 MMOP 』のWEB-SITEに掲載予定なので、乞うご期待。

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★『 MMOP 』:ドキュメントNo.2 「森山大道」さん


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2月初旬、新宿で「森山大道」さんと待ち合わせ。既に圓佛さんと共にお合いして作品を提供して頂く件は了解済み。今回のプロジェクトでは写真のセレクトは全て作家の方にお任せなので受け取るまでどの作品が現れるか大きな期待を持ってお合いすることになる。さて眼前に何気なく差し出された写真は何と数ある有名なカットの中でも知らない人はいない超代表的なあのカットーーーー。「僕の写真は細かい調子がどうのこうのと言う写真じゃないから、このプリントを忠実に再現してくれればそれで良いです」と一言。現在東京オペラシティアートギャラリーで荒木さんと「森山新宿荒木展」を開催中の森山さん。その展示での大型プリントはインクジェットプリントとのこと。ただ色カブリしやすいモノクロインクジェットプリントには少し不満もある様子。それにモノクロプリントの命、何よりも森山さんのプリントの命でもある黒のしまりに関してはもう少しどうにかならないかと思っている様子が伝わってくる。長くモノクロの印画紙プリントに携わってきた者としてはその気持ちは痛い程良く分かる。そこで今回のプロジェクトの為に我々の進めているインクジェットのテストプリントをお見せする。結果は即OK! その後話は現在撮影進行中のアルゼンチンのブエノスアイレスに。森山さんらしい艶っぽい写真が期待できそうで、とにかく楽しみ。プロジェクトのために提供して頂いた写真は後日『 MMOP 』のWEB-SITEに掲載予定なので、乞うご期待。

『 MMOP 』のWEB-SITEでは参加頂く12名の写真家の作品を順次掲載していく予定です。
その第一弾として現在「上田義彦」さんのモノクロ作品「Hanna, hands and feet, 1998」
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★『 MMOP 』:ドキュメントNo.1 「深瀬昌久+山岸享子」さん


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略して『 MMOP 』の 写真家の人選もいよいよ大詰め、残るはあと1名。そしてデジタルプリントのテストランニングもあとはドイツからのペーパー待ち。フランクがデザインしたポートフォリオボックスの詳細もほぼ決まり、それに合わせてプリントのレイアウトも決まった。オリジナルをスキャニングしたあとは本番用のプリントの微調整に入る。限られた時間の中で、これから作家との細かい打ち合わせが続くので息抜く暇が無くなる。そうそうたるメンバーを見ると皆一癖も二癖もある強者揃いだろう。その分学ぶ所も大きいはず、楽しみ。

今日は「深瀬昌久」さんのモノクロプリントを拝借しに山岸享子氏の事務所にキューレーターの圓佛さんと伺う。そこで伺った話の内容は大変参考になることばかり。ここにもクオリティーを追求してやまない一人の人間がいる。わかりあえる幸せ。ここには書き切れないあっという間の3時間。今回のプロジェクトに関するプリントのヒントを頂いて失礼する。深瀬さんは現在病気療養中なので拝借したオリジナルプリントは写真家の瀬戸正人さんがプリントしたもの。キーポイントは黒の中にあるもう一つの黒?それが出せれば大成功。でもきっと苦労しそう。写真は後日『 MMOP 』のWEB-SITEに掲載予定なので、乞うご期待。

『 MMOP 』のWEB-SITEでは参加頂く12名の写真家の作品を順次掲載していく予定です。
その第一弾として現在「上田義彦」さんのモノクロ作品「Hanna, hands and feet, 1998」
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★浅野喜市さんの「モダンプリント」


浅野喜市の写真集「雪国」と「祇園」から抜粋したポートフォリオのために16x20"のモノクロゼラチンシルバープリント21枚が1セットになったモダンプリントを製作中。
昭和30年〜33年の越後、陸奥(みちのく)のドキュメント。そこには当時の日常の生活が記録されていて「ああー何て懐かしい」、今から50年前の日本はこうだったよね。作品20点+浅野氏のポートレート写真1点がセットになっていて1セット200万円。まず手始めに外国向けに111セットを販売予定。そうそうこの写真はいかにも外国人の興味を引きそうな日本の昔の生活風景だよね。英国や米国からのまとまったオーダーが多いのもうなずける。セットの他にバラ売りもするそうです。また日本国内でも入手可能だそうです。興味を持たれた方は「ザ プリンツ」Tel :03-3953-1918までご連絡下さい。

★「ヴィンテージメディアプリント・ネットワーク」の活動について


現在、日本国内の美術館、博物館、資料館、ギャラリー、学校などの施設には多くの古い写真が保存されており、それらの中には修復や復元、適切な保存を必要としているものが数多くあります。これらの写真にスポットライトを当て、多くの方々に御覧頂けるように「修復」「復元」「保存」に協力していきたいと考えています。

『修復』に関しては専門のデジタルオペレーターと提携し、貴重なオリジナルには直接手を入れずデジタル画像に変換して処理を施す方法を採用しています。
『復元』は「ザ プリンツ」が原則としてオリジナルのフィルムから直接印画紙にプリントをします。またオリジナルがプリントの場合あるいはオリジナルを直接使用できない場合はスキャニングして出力したネガを使用して印画紙にプリントします。対応可能な印画法は「銀塩印画紙」「食塩紙」「サイアノタイプ」「鶏卵紙」「湿板写真」「ヴァンダイク」「プラチナ・パラジウム」「P.O.P.」です。
『保存』については専門のギャラリースタッフがアドバイスにあたります。

このように「ヴィンテージメディアプリント・ネットワーク」では、写真をより良い状態で後世に伝えていくための必要不可欠な3要素「修復」「復元」「保存」の担当チームが密に連絡を取り合い協力しています。

 デジタル修復:(株)アマナ デジタルイメージング  寺本 茂
保存アドバイス: フォト・ギャラリー・インターナショナル(P.G.I.) 西丸雅之
 復元プリント:(有)ザ プリンツ 久保元幸

写真の「修復、復元、保存」を必要とされている方、あるいは興味を持たれた方は「ザ プリンツ」 www.theprints.jp までご連絡、ご紹介頂けると幸いです。




『復元プリントの具体例』

熊本県富重写真所所蔵 「熊本城:ガラス乾板」から焼付け(日大芸術学部:高橋則英氏)
東京都庭園美術館所蔵 「朝香宮:ガラス乾板」から焼付け(ザ プリンツ)
岡山・直島コンテンポラリーアートミュージアム「緑川洋一」モダンプリント(ザ プリンツ)
京都・個人所有「浅野喜市」モダンプリント(ザ プリンツ)
筑波・「ありのままを記録する技術」乾板+P.O.P.(ザ プリンツ)

★菅原一剛さんの「ピンクプラチナ」


2597cc81.JPG話は変わって我が「ピンクプラチナ」だが、これが予想以上の出来映え。湿板写真+デジタルプロセス+プラチナプリントの組み合わせで『ピンクプラチナザクラ』が満開。ピンク色がきれい、POPな感じがたまらない。西丸さんありがとう。作品は現在菅原さんとともにN.Y.にて奮闘中。結果はすごいことになっている模様。

http://www.ichigosugawara.com/sora_content/05mar/20050308.stm

なんだか良くわからないと思うので詳細はまた後日改めて。


★井津建郎さんの「ブループラチナ」

ブループラチナ


銀座、シモセファインアートで開催中の井津さんのプラチナ写真新作展『 BLUE 静かな生活 』を見た。
http://www.shimose.jp

プラチノタイプ+サイアノタイプの組み合わせ。世界で初めての試みらしいーーー???
画面全体が青一色でプロセス対決の結果はサイアノの勝ち。ただベースにプラチナがあるせいかサイアノだけのプロセスに比べて非常に品のいい仕上がり。これはもう写真と言うよりは匠の完成された工芸品の世界だ。そしてプライスもーーー。展示スペース、値段を見て久し振りに感じるバブリーな感じ。しかしこれもファインアートの世界の一側面なのだ。


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