『写真と文化財の関わり』
日本写真学会誌 特別号『写真と文化財の関わり』が届く。中身濃い。こういう研究資料的な冊子を待ち望んでいた。

現在私が代表を務める写真のカスタムラボ The Prints ではアナログからデジタルに写真が移り変わる中で「現在」「過去」「未来」の3つのキーワードを軸に新たな展開をはかっています。それは1)「現在」:アナログ感材が市場にまだ残っているうちにできる限り良い状態の銀塩プリントを作っておこう。2)「過去」:今後美術館や資料館などに保存されているアナログ写真の保存、修復、復元は必要不可欠になるのでデジタルテクノロジーを取り入れつつラボとして復元プリント再生に寄与していこう。3)「未来」:160年以上にわたって続いてきた光と鉱物と薬品の化学変化で画像を生成する各種写真印画法を次世代にきちんと伝えていこう。この3つの「いこいこ運動」は今を生きるひとりのプリンターとして現在なすべきことは何かという答えでもあります。

今回の『写真と文化財の関わり』の発刊は特に上記2)に関して今後の我々の活動の大きな指針となるものです。地道に調査、研究、発表の活動をされているこれらのかたがたに心から拍手と感謝です。

日本写真学会のWEB-SITE  http://wwwsoc.nii.ac.jp/spstj2/hyoushi.html