
フランスからフォトグラヴュールと紙の2名の作家をお招きするポリマーフォトグラヴュールのワークショップの開催が近づき、締め切り間近で残席僅かです。
シリーズ エキスパートをお招きしてのワークショップ 特別編「紙という皮膚」:「ポリマーフォトグラヴュール」櫻井朋成 & Lise Morisseau
おりしも現在渋谷のルデコでは2月8日日曜日までの会期でJLUG (ジャパンライカユーザーズグループ) の展覧会が開催中でワークショップ講師の櫻井朋成さんのポリマーフォトグラビュール作品の版とプリントも展示されています。ご興味ある方は足をお運びください。 JLUG ルデコでの展覧会:個展なび
櫻井さんのフォトグラヴュールは銅版を強力な酸で腐食させて版を作る伝統的な手法とは違い、環境と身体に安全な水で現像できる感光性樹脂(ポリマー)を使用し、アクアチントスクリーンというトーンフィルムを用いて微細なドット構造を作り、そこにポジフィルムを密着させて紫外線露光をして版を作る手法です。
Atelier Heliog & Fanny Boucher:櫻井さんのお師匠さんで人間国宝的な存在のBoucherさんの工房
話は遡りますが、ライカとフォトグラヴュールといえば4年前の2022年に東京と京都のライカギャラリーでカナダトロント在住の映像作家、杉野信也さんがライカMモノクロームで撮影したデータからシンコレという雁皮刷りの手法で銀箔に裏打ちされたフォトグラヴュール作品を展示していました。
杉野さんのフォトグラヴュールは櫻井さんと同じポリマーという感光性のある樹脂板を使用しますが、その樹脂板を直接インクジェットプリンターに挿入してプリントした後にいくつかの処理をしてそれを版として使用するダイレクトポリマーフォトグラヴュールという方法です。
杉野さんライカインタヴュー:パート1
杉野さんライカインタヴュー:パート2
このようにひとくちにフォトグラヴュールといっても時代の変遷を経て技術的には大きく変わってきています。
その辺のお話は伝統的なパリのグラヴュールの工房 Atelier Heliog で学んだ櫻井さんからワークショップ当日にご自身の体験談として詳しくお話いただけると思います。
また今回は特別に日本で修行中の紙漉き作家のリズさんにも加わっていただき「紙という皮膚」というタイトルで紙の持っている魅力・魔力についてもお話いただく予定です。あーなんとてんこ盛りのワークショップなのでしょう!!
Papier Partage
今回のワークショップは通常のワークショップによくみられるような単に技術的な習得をするだけのものではなく、写真家である櫻井さんと紙漉き作家のリズさんから本場の工房で身をもって学び体験した諸々のお話を聞けるまたとない機会になります。このようなチャンスを逃すてはありませんね。
まさに「好機逸すべからず」皆様の奮ってのご参加をお待ちしています。