クラシック・マイナー曲推進委員会

マイナーな作品を中心にクラシックのCDを聴きまくる私の備忘録的感想文です。
さんざん聴いてるのに忘れちゃうもので。もし読んでくれる同好の方がおりましたら参考になれば嬉しいです。
このブログは全く個人の感想ですので、一般の評価などとは異なることが多いかと思いますが、あしからず。
また、ほぼ耳で聴いただけでの作文ですので、間違ったこと書いてあったらごめんなさい。もしお気付きの誤りがありましたらご指摘ください。

melcd1001797プロコフィエフ:
①交響曲第6番変ホ長調Op.111
②交響曲第7番嬰ハ短調Op.131

ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー(指揮)
モスクワ放送交響楽団
録音:1965-67年
(MELODIYA MELCD10 01797の3枚目)
(MELDOIYA VICC-40078-81の4枚目)
ロジェストヴェンスキーのプロコフィエフも最後の1枚です。ロシア盤、JVC盤ともに最後の1枚で同じカップリングです。

①この曲はムラヴィンスキーの録音聴いて以来プロコフィエフの交響曲では1、2を争う好きな作品です。
第1楽章。
静かなところはクールなトーンで良いときのMELODIYA録音で、フォルテは割れぎみですが毎度のことで問題なし。ホルンのソロのヴィブラートはかけすぎだろう、てぐらいかけてます。しかし本当に不安で不穏な楽章です。
第2楽章。
これまた不安感が息苦しい緩徐楽章。チェロの息の長い第2主題は「ロメオとジュリエット」にありそう。展開部での打楽器と金管の絡みはとてもユニーク。
第3楽章。
一転華やかになりますが、不安感は拭いきれない感じが素晴らしい。終わり前の厳しさと終わり方の恐ろしさが良いです。
演奏もムラヴィンスキーのような凍てつくような冷たさてまはないけど、意外としっかりしてるし、ホルンのヴィブラート意外はロシアン・ブラスも意外とまっとう。

vicc40078②第7番は「青春交響曲」とか言われてるし、曲も何となく恥ずかしくて最近は聴いてませんでした。
第1楽章。
今聴くとしみじみしていて良いですね。やっぱり「ロメオとジュリエット」の一場面みたいな感じでロマンティックですね。
第2楽章。
スケルツォ楽章だけど、やはりロマンティックで不安なところや嫌みなところがない素直な音楽ですね。
第3楽章。
やはりロマンティックな緩徐楽章。
第4楽章。
前は恥ずかしかったけど、今聴くとほっこりしますね!最後は静かに終わるヴァージョンでした。
今聴くと思ったより良かったです!

①②★★★★☆

ロジェベンさんのプロコフィエフいいですねえ!録音もクリアな感じのロシア盤に対して若干ほこりっぽいものの迫力あるJVC盤どちらも結構良かったです!
全集全体でも録音が良くないのは同じ曲、同じ場所といった感じでマスターからあまり変わんないイメージです。

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ショスタコの10番聴き比べも自分の本番が終わってちょっとテンションが下がってしまいました。でも、引き続き聴いていきます。

26.チェクナヴォリアン(指揮)ナショナル・フィル
録音:1977年
(RCA TWCL-3014)
第1楽章冒頭はやたら低弦がでかくて、更に激遅です。第2主題は割りと普通のテンポ。展開部の第1主題はまた激遅になります。トランペットの例の刻みもフラッターじゃないくて激遅なので「タタタタタ…」ときます。しかし、せっかくの激遅もクライマックスで耐えきれなく急に速くなってしまいます。ちょっと惜しい。
第2楽章はテンポは普通で鳴りっぷりも良い。第3楽章はかなり速いテンポでグイグイ進みます。ホルンの場面は普通のテンポです。加速するところは乱れます。第4楽章のアレグロはテンポ遅めなのに乱れがち。最後は加速して、一発決め直す。
テンポ感や低弦ゴリゴリは超個性的。でも全体にアンサンブルが緩いし、音程も怪しいところがあちこちあり、緊張感があまりないです。珍演。
★★☆☆☆

27.ドホナーニ(指揮)クリーヴランド管弦楽団
録音:1990年2月、クリーヴランド
(DECCA PROC-1440)
こちら参照
http://blog.livedoor.jp/mountain352001/archives/51948431.html
第1楽章の何て言うか音を短めにとり、盛り上がると速くなる腰の軽さは、今聴くと虫が好かない。
★1つ減
★★☆☆☆

28.ネルソンス(指揮)ボストン交響楽団
録音:2015年4月ボストン・シンフォニー・ホール(ライヴ)
(DEUTSCHE GRAMMOPHON 479 5059)
こちら参照
http://blog.livedoor.jp/mountain352001/archives/51962919.html
チェクナヴォリアンの後に聴くと立派過ぎます。
★★★★☆

29.ハイティンク(指揮)ロンドン・フィル
録音:1977年1月、キングズウェイ・ホール
(LONDON 421 353-2)
第1楽章はちょっと速めのテンポで始まります。第1主題は盛り上がるとちょっとテンポが上がり、静まってくるとテンポも落ちます。第2主題は流麗です。展開部のトランペットの刻みはフラッターですが、あまり強調していません。結構激しく盛り上がりクライマックス後のホルン・トランペットが何やら凄い。終盤の力が無くなっていくところはとても美しいです。
第2楽章は結構速くて荒々しい。アンサンブルがちょっと乱れがち。
第3楽章。太鼓の音がユニーク。ヴァイオリンの「レレレーレレレー」をテヌートにしたりするのもユニーク。中間部は遅めのテンポです。
第4楽章は速いテンポでどんどん進んで良い感じです。途中のクライマックスのDSCHのところでグッとテンポを落とすのは独特。
真摯な演奏ですが、時々乱れるのが面白い。なかなか聞き所が多い良い演奏。録音は音量が最大でない時はとても良いけど、フォルテが潰れ気味。
★★★★☆

30.バルシャイ(指揮)WDRケルン放送交響楽団
録音:1996年10月15/24日ケルン・フィルハーモニー
(BRILLIANT 6324の6枚目)
第1楽章は最初からテンポがかなり速い。なので第1主題前のテンポがちょっと上がるところは上がりません。小さいクレッシェンドなんかはあまり強調せず。展開部はあまり速くない。トランペットの刻みはほとんど聞こえません。盛り上がった時のオケの威力は流石。第2楽章は気合い入ってます。第3楽章も素直、クラリネットの合いの手も、ちゃんと聞こえるけど強調するほどではない。第4楽章は勢いがあって良いです。
でも全曲通して見るとオケはしっかりしていてアンサンブルもカッチリしてます。剛毅でしなやかさはあまりなく素直な演奏ですが、もうちょっと突っ込んでほしいところも無くはないです。
★★★☆☆

31.ビシュコフ(指揮)WDRケルン放送交響楽団
録音:2005年4月12-17日ケルン・フィルハーモニー
(AVIE AV2137)
たまたまですが、バルシャイに続いて同じオケが登場です。バルシャイほどではないけど速めのテンポで始まります。押し引きのニュアンスがとても豊かです。展開部は盛り上がってくるとジワジワと速くなってきます。トランペットの刻みはフラッター。クライマックス後のうねり感も凄い。第2楽章は重厚に始まりますがテンポは遅くない。フォルテの伸びが素晴らしい。第3楽章はクラリネットの合いの手はあまり強調してないけどメロディのほうがばっちりニュアンスつけているので気になりません。加速するとことも素晴らしい。第4楽章の序奏もまたニュアンスがとても豊か。アレグロになって盛り上がると加速していったりしてなかなかエキサイティング。
バルシャイ盤と同じオケなのに無骨でぶっきらぼうな感じのバルシャイに対して、ビシュコフはニュアンスもよく付けているしフォルテや加速にも思いがこもってる感じがしました。素晴らしい演奏です。
★★★★☆

ハイティンクやビシュコフとあまり期待してなかった演奏が良かったです。

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pscd710コック:
①北欧奇想曲 Op.26 (1943)
②交響曲第2番「シンフォニア・ダレカルリカ(ダーラナ交響曲)」 (1945)
③ヴィオラ協奏曲 Op.33(1946/1966)
④バレエ「シンデレラ」組曲Op.24(1942)

B.トミー・アンデション(指揮)
スウェーデン放送交響楽団
③ヨハンナ・ペーション(ヴィオラ)
録音①1998年6月5日、②1999年8月30日、9月1日、③2000年3月30-31日、④2000年8月15日、ベルワルド・ホール,ストックホルム
(PHONO SUECIA PSCD710)
BISで発売になったエルランド・フォン・コック(1910-2009)の交響曲第3,4番のアルバムが結構良かったので探してみたら交響曲第2番も出ていたので入手してみました。

①BIS盤にも入ってましたが、やっぱりカッコいいですね。冒頭のカラッとしたティンパニから引き込まれます。第2主題も綺麗です。民族的でテンション高い曲です。陽性でハイな感じはニールセンに通じます。

②第2交響曲は4楽章で31分強と第3や第4に比べ長めの作品です。
第1楽章。
低弦の陰気でゆったりした序奏から、アレグロ・モデラートに入ります。オーボエとチェロで始まる主題はちょっと神秘的な感じで良いほうにも悪いほうにも転びそうな雰囲気で。クラリネットが登場するとちょっと明るくなりますが、これらの主題でスウェーデン・ロマン派ぽく一通り展開します。展開部は密やかな感じで始まり、スネアなんかが入りますが、すぐ再現部になるような気がします。最後は序奏が戻ってきて静かに終わります。基本的に密やかな夜の雰囲気の楽章です。
第2楽章。
スケルツォ楽章。ちょっと民族的な感じで、おとなしめに始まりますが元気になります。第2主題はロマンティックな感じでチェロで始まります。第2主題で展開していき、コル・レーニョやフルートのフラッターなどで怪しい雰囲気になったりします。なかなかカッコいいスケルツォです。
第3楽章。
遠くへ呼びかけるようなホルンの独奏で始まります。次にオーボエの独奏が応えます。やがてしっとりと弦楽器が歌います。これがちょっと悲劇的に展開していきます。中間部はチェロでちょっと動きが出てきます。これもまた悲劇的に、しかし今度は激しく盛り上がります。
第4楽章。
密やかな感じでスタート。クラリネットがちょっととぼけた感じの主題を吹きます。リズムが面白く民族的に楽しく盛り上がります。続いて流麗な感じの第2主題が出てきます。これらで賑やかに展開していきます。
なかなか良くできた交響曲で楽しかったです。こういうロマンティックな交響曲はスウェーデンの伝統ですね。

③第1楽章。
低弦のピチカートに導かれておもむろにヴィオラが渋く歌い出します。第2主題は音域が低いけど、ちょっとヒロイックです。オケで展開するとロマンティックです。展開部も超絶技巧見せつけるというよりちょっとリズムが弾むみたいになってます。カデンツァもなく再現部になります。なかなかヴィオラらしくて渋くて良い音楽です。
第2楽章。
スケルツォです。リズムが弾んでいます。ちょっとだけヒンデミットの「画家マチス」ぽい。中間部はゆったりとしていて歌謡的。
第3楽章。
更にテンポがあがってヒロイックな感じでスタート。第2主題はちょっと流麗な感じになります。展開するとヴィオラの高音がちょっと苦しそうだったりします。ここで長めのカデンツァがあってコーダになります。カッコいいフィナーレです。

④バレエの「シンデレラ」といえばプロコフィエフが有名ですね。
1曲目「行進とゴシップ・ダンス」。
祝祭的なファンファーレに続き、ちょっと不思議な行進になります。いきなりフルートのフラッターなんかも聞こえます。やがてテンポがあがり小走りな感じになり、元気なサーカスの音楽みたいになります。
2曲目「夜想曲」。
イングリッシュ・ホルンからオーボエへとソロが受け継がれ、やがてフルートと弦楽による美くしい音楽になります。中間部はちょっと速いテンポになりハープのアルペジョに乗ってうっとりするような場面になります。
3曲目「ワルツ」。
優雅なワルツですが、音の動きがモダンで美しい。結構激しく盛り上がります。
これも聴き応えのある楽しい組曲でした。

①★★★★☆(やっぱりカッコいい)
②★★★☆☆(結構、耳を引きます)
③★★★☆☆(渋くてカッコいい)
④★★★★☆(楽しい)

と言うわけでコックの2枚目のディスクも結構楽しかったです。基本はやっぱりメロディストのようですが、オーケストレーションも冴えています。他にも何か出てきてらぜひ聴いてみようと思います。
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