クラシック・マイナー曲推進委員会

マイナーな作品を中心にクラシックのCDを聴きまくる私の備忘録的感想文です。
さんざん聴いてるのに忘れちゃうもので。もし読んでくれる同好の方がおりましたら参考になれば嬉しいです。
このブログは全く個人の感想ですので、一般の評価などとは異なることが多いかと思いますが、あしからず。
また、ほぼ耳で聴いただけでの作文ですので、間違ったこと書いてあったらごめんなさい。もしお気付きの誤りがありましたらご指摘ください。

49043マーラー:交響曲第3番ニ短調

エミール・タバコフ(指揮)
ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団
ブルガリア国立スヴェトスラフ・オブレテノフ合唱団
ボドラ・スミヤナ児童合唱団
ブリギッテ・プレチュナー(アルト)
録音:1990年4月ブルガリア・コンサート・ホール、ソフィア
(CAPRICCIO 49043の4,5枚目)
マーラーの3番ってあまりに長くてなかなか聴く気が起こらない曲です。という訳でかなり久しぶりに聴きました。
第1楽章(33:13)
冒頭のホルンからしてやる気満々!続く第2主題のパートの低弦も恐ろしく攻撃的で素晴らしい。ところで改めて解説読んだらこの楽章って第4主題(!)まであるんですね。トロンボーンのソロもブリブリ言っていて素晴らしい。とにかく全編やる気に満ち溢れていて素晴らしい!
第2楽章(10:29)
この楽章全然覚えてなかったです。いや中間部は覚えてましたが。
第3楽章(17:45)
のどかで昼寝の友になりそう。というか私は実際にここで寝てしまうような気がします(で、ビムバムムで目が覚める)。トランペットの長いソロがあるけど本当はポストホルンらしいですね。
第4楽章(10:09)
アルトの独唱が素敵な曲ですよね。時間が止まってるようで、更に眠りが深くなります(笑)。しかしこのアルトはちょっと不安定です。
第5楽章(4:06)
「ビムバム」でやっと目が覚めました。やはりアルト独唱がちょっと不安定で怖い。鉄琴の音色が重くて独特。ルバートはほとんどかけないのが面白い。
第6楽章(24:13)
結構ゆったりと演奏しています。長くて嫌になりました。というか何回聴いても寝てしまうので最後はウォーキングしながら聴いてやっと最後まで聴きました。まあそれにしてもマーラーのせいかタバコフのせいか分かりませんが、だいぶ退屈したのに最後は無理に感動しろと言われたようで嫌になりました。

★★★☆☆(第1楽章は素晴らしい!)
あとの楽章も素晴らしいのかも知れません。しかし、曲が良いのか悪いのか第5楽章以外は本当に寝てしまいます。悲しい。

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8.505231ペンデレツキ:
①交響曲第8番「はかなさの歌」(2005)
②怒りの日(1967)
③ダヴィデの詩篇より(1958)

アントニ・ヴィット(指揮)
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団、合唱団
①ミカエラ・カウネ(ソプラノ)
 アグニエツカ・レーリス(メゾ・ソプラノ)
 ヴォイテク・ドラボヴィチ(バリトン)
②アンナ・ルバンスカ(メゾ・ソプラノ)
 リサルド・ミンキエヴィチ(テノール)
 ヤロスラフ・ブレク(バス・バリトン)
録音:2006年①3月8、9、11日、②8月30,31日、③11月27、29日、ワルシャワ・フィルハーモニック・ホール
(NAXOS 8.505231の5枚目)
ヴィットのペンデレツキもいよいよ最後の1枚になりました。
①この交響曲も「大地の歌」「死者の歌」系の歌交響曲だけど合唱まで入ってるのでカンタータぽいです。1分弱から4分弱の短い歌が11曲連なったあと最後だけ8分強と長くなっています。
1.「夜」(3:45)
鳥の声が聞こえる森の静けさといった中アルトが歌います。印象派風で色彩的です。後半は合唱も登場。終わり頃、印象的な独特のキンキンする不協和音(フラジオレット?)の伸ばしが聞こえます。次のパートとは繋がっています。
2.「秋の終わり(第1節)」(0:55)
ティンパニがなって合唱がちょっと劇的に変わります。
3.「菩提樹のもとで」(2:47)
ちょっとテンポが上がりバリトンが暗く歌います。結構盛り上がりますが、最後はオケがしんみりします。
4.「リラの花」(2:41)
ちょっとリズミカルになりバリトンが引き続き歌います。その後立ちすくんだりリズミカルになったりを繰り返します。ほの暗くて素敵です。途中ヴァイオリンのソロが出てきます。ちょっとリヒャルト・シュトラウスっぽい。
5.「春の夜」(3:46)
ハープで始まり神秘的な感じです。引き続きバリトンがじっとりと歌います。アタッカで次のパートに続きます。
6.「秋の終わり(第2節)」(0:50)
ほの暗い美しい合唱です。
7.「君たちに言っただろうか?」(4:01)
まずソプラノが歌います。ゆったりと神秘的に始まりますが、速くなってフォルテになったりもします。中頃から合唱も登場しドラマティックに。
8.「霧の中」(2:56)
しっとりした合唱で始まりますが、今度はソプラノが出てきて不穏になっていきます。後半はお経のようなバス合唱の上で他の合唱が歌います。アタッカで続きます。
9.「無常」(2:03)
アルトがゆったり歌い始めやがてシンバルやドラが鳴るほどドラマティックに盛り上がります。静まってアタッカで続きます。
10.「秋の終わり(第3節)」(1:55)
美しい合唱が静かに歌い始めますが、やがて不協和音で盛り上がり、オケが登場。ホルンのソロから鐘で終わります。
11.「秋の日」(2:41)
久しぶりにバリトンが歌います。アタッカで続きます。
12.「おお、生命の緑の木よ」(8:07)
まずアルトが登場、続いてバリトンが絡みます。最後に初めてソリストが共演するところは「死者の歌」ぽい。その後は合唱も登場して劇的になり、やっとシンフォニックな感じになります。アップダウンがあり中ほどからソプラノも登場し、3人もめでたく共演します。終わりはネタバレだけど合唱がゆったりとグリッサンドで上昇していく印象的な終わりかた。
全曲通して構成はショスタコの14番ぽいですがだいぶロマン派寄りです。次に収録されている2曲を聴いたあとにこの曲に戻るとロマンティックぶりが際立って感じられます。

②この作品は「アウシュヴィッツで殺害された人々の思い出に捧げるオラトリオ」だそうです。広島と同じような動機でしょうか?
第1楽章「哀歌」(10:39)
低音の合唱の伸ばしから始まり、陰気で深刻な雰囲気進みます。強烈な不協和音の伸ばしがあったりします。打楽器群も活躍。後半活躍するメゾ・ソプラノもコワイ。音によるサイコ・ホラーと言った感じです。
第2楽章「黙示録」(10:33)
シュプレヒ・シュテンメとか不協和音の絶叫とかコワイ。中盤は落ち着いたバスのソロが延々と歌いますが、終盤は再び荒々しくなりシュプレヒ・シュテンメが出てきます。サイレンまで登場。アタッカで続きます。
第3楽章「神格化」(4:10)
合唱の伸ばしのあとテノール独唱が初めて登場。メゾとバスも後を追います。吠えたり静まったりでひたすら恐ろしい雰囲気。
全曲通してザ現代音楽といった感じです。

③短い4つの部分から出来てます。
第1楽章「詩篇第27番」(3:03)
ピアノの連打から合唱が恐ろしげ。今度はスネアが出てきて、ちょっとリズミカル。落ち着いてきて出てくるハープが綺麗。
第2楽章「詩篇第30番」(1:54)
ちょっとグレゴリオ聖歌ぽく始まります。無伴奏合唱で不思議な美しさです。
第3楽章「詩篇第43番」(2:11)
いきなり打楽器群とピアノが暴れます。続いて激しい合唱が出てきます。ちょっとバルトークぽくてカッコいい。
第4楽章「詩篇第143番」(3:48)
静かでちょっと不穏なイントロから密やかに合唱が登場。終わりに向かってクレッシェンドします。
とにかく第3楽章がカッコよかったです。これだけで満足。

①★★★☆☆(ロマティックなカンタータです)
②★★☆☆☆(ザ現代音楽)
③★★★☆☆(3曲目めちゃカッコいい)

ということでペンデレツキの交響曲全部聴きました。第7番が一番よくて、次は第3番が楽しかったです。ストラヴィンスキーもカメレオン作曲家とか言われたみたいだけど、ペンデレツキも負けず劣らずかなり作風が変わってますね。

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8.555975芥川也寸志:
①オーケストラのためのラプソディ(1971)
②エローラ交響曲(1958)
③交響三章(1948)

湯浅卓雄(指揮)
ニュージーランド交響楽団
録音:2002年1月ロワー・ハット・タウン・ホール,ニュージーランド、ウェリントン
(NAXOS 8.555975J)
しばらく前に聴いたエローラ交響曲が楽しかったので、もう1枚NAXOSの湯浅卓雄盤も聴いてみました。

①この作品はゲルギエフのライヴ録音もありましたね。
仮面ライダー・アマゾンのようなホルンの叫びからスタート。一瞬アレグロになった後でホルンが再び叫び、ゆったりとした暗いパートになります。この辺りはちょっと「忠臣蔵」ぽい。やがて猛スピードになってお得意のオスティナート攻撃でカッコいい。再びゆったりになり、幽玄なフルートの長いソロを経て猛スピードに戻り、今度は色々展開していきカッコよく盛り上がり、最後はピアノからのクレッシェンドです。(15:03)

②冒頭からしばらく続くゆったりした部分では洗練されたオケのサウンドや録音が際立っています。
続いて速くなるところもカッコいい!一旦ゆったりになるところ強弱のレンジの広さも良いです。最後に盛り上がるテーマが一旦出てくるところも前のめり感がエキサイティングです。続く展開もドラマティック。最後の猛スピードは盛り上がり過ぎてテーマが聞こえにくかったり、テーマと伴奏が噛み合ってなかったりと、ちょっとカオスになってしまってるのが惜しい。でもライヴ的な凄い盛り上がりです。(17:09)

③この曲は鈴木秀美盤聴いてます。
http://blog.livedoor.jp/mountain352001/archives/51994714.html
第1楽章(5:07)
ぐいぐいと推進力があり、フォルテがカラッと明るくてまるでバーンスタインの曲のように聞こえます。見通しも良い。
第2楽章(10:37)
秀美さんに比べ速めのテンポだけど情緒豊かです。悲しげな中間部も深刻すぎない印象。
第3楽章(5:55)
やはりカラッとしたサウンドでぐいぐいと推進力があって気持ちいいです。

①★★★★☆(良いです)
②★★★★☆(凄いけどちょっと惜しい)
③★★★★☆(カラっとしていてユニーク)

海外のオケでの芥川ですが、指揮者が日本人ということでNAXOSの伊福部の時のような違和感はありませんでした。オケのサウンドも日本的ではないのがかえって面白かったです。

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