クラシック・マイナー曲推進委員会

マイナーな作品を中心にクラシックのCDを聴きまくる私の備忘録的感想文です。
さんざん聴いてるのに忘れちゃうもので。もし読んでくれる同好の方がおりましたら参考になれば嬉しいです。
このブログは全く個人の感想ですので、一般の評価などとは異なることが多いかと思いますが、あしからず。
また、ほぼ耳で聴いただけでの作文ですので、間違ったこと書いてあったらごめんなさい。もしお気付きの誤りがありましたらご指摘ください。

bis0219ステンハンマル:交響曲第1番ホ長調

ネーメ・ヤルヴィ(指揮)エーテボリ交響楽団
①録音:1982年9月24日エーテボリ・コンサート・ホール(ライヴ)
(BIS CD-219)
②録音:1993年3月エーテボリ・コンサート・ホール
(DEUTSCHE GRAMMOPHON POCG1903/4の1枚目)
ヤルヴィのステンハンマルの新旧録音聴き比べてみようかと思い、ネット調べたらBISの中古盤が結構安く出てたので交響曲1番、2番買ってみました。
ステンハンマルの交響曲はあまり印象が残ってないので初めて聴くような気分です。

①という訳で旧録音から聴いてみました。
第1楽章。
穏やかで美しい序奏があります。ゆったりした良い感じのホルン・アンサンブルで始まります。やがて全体に拡がっていきます。結構長い序奏のあとソロリソロリとアレグロになります。ヤルヴィはちゃんとしたアレグロになるときクッとテンポをあげてパーっと霧が晴れるような演出をします。明るく開放的な第1主題のあと、ちょっと落ち着いた第2主題になります。展開部は結構長くてハイ・テンションで盛り上がりますが、独特の清潔な感じは北欧らしい。再現部は第2主題からのような気がします。コーダは感動的に盛り上がります。初期ロマン派がちょっと発展した感じの爽やか楽章です。
楽章間では会場ノイズがあり、ライヴの一発録りぽい雰囲気です。
第2楽章は緩徐楽章。冒頭は弦楽による侘しい音楽で、続いてオーボエの長い独奏が聴けます。しばらくすると暖かい弦楽の第2主題になります。結構劇的に展開します。コーダの金管のコラールはまるでブルックナーの7番です。
第3楽章。スケルツォですが、チェロで穏やかに始まり優しく穏やかです。トリオはさらにゆったりとして、じっとりとした感じです。終わりも室内楽的に消えるようです。
第4楽章。賑やかに元気なヴァイオリンがスタートを告げます。明るく輝かしいアレグロの主題は第1楽章序奏の変形ですね。ちょっと不思議な感じになったり展開します。第2主題はちょっと落ち着きますが、ワーグナー風に盛り上がります。展開部は落ち着いたテンポから結構劇的になります。やっぱりワーグナー思い出しますね。落ち着いてから(コーダ?)第1楽章序奏を思い出したりしてるうちにしんみりとしますが最後はやっぱりブルックナー風に終わります。

終わると盛大な拍手があります。やっぱりライヴでした。調べてみたら1931年のターリヒの演奏以来久々の蘇演ということでライヴ収録されたものでした。
作曲者はこの作品を「牧歌的なブルックナー」と呼んだそうで、シベリウスの第2交響曲を聴いたあと取り下げたそうです。聴いた感じは確かにドイツ風だけどシューマンやブルックナーにワーグナーがごちゃ混ぜになった感じで、何度か聴いたら楽しくなってきました。でも全体的にちょっと長い感じもしました。
★★★☆☆
ちょっと聴いただけだとスンナリ入ってこない感じはありますが、何度か聴くと良くなってきました。

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pocg1903②当たり前ですが、同じ曲です(笑)。旧録音の10年後に今度はセッションで録音したものです。
BIS盤に比べてゴージャスなサウンドで大人で余裕のある雰囲気です。ドイツ・ロマン派の立派な交響曲な交響曲に聴こえます。
タイミング比較です。
①17:06/10:33/9:37/15:17
②16:52/10:49/9:15/13:19
ほとんど同じタイミングですが、終楽章は新録音が2分ほど速くなっています。大人な雰囲気の新録音のほうが速くなっているので意外な感じでした。

①②★★★☆☆
どちらも甲乙つけがたい。どちらかというとフレッシュな旧録音が好きかも

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melcd1002131グラズノフ:
①ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.82(1904)
②コンチェルト・バラータ ハ長調Op.108(1931)
③アルト・サクソフォンと弦楽のための協奏曲変ホ長調Op.109(1934)

①ヴィクトル・トレチャコフ(ヴァイオリン)
ウラディーミル・フェドセーエフ(指揮)モスクワ放送交響楽団
②ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)ソビエト国立交響楽団
③レフ・ミハイロフ(サクソフォン)
アレクサンドル・コルネーエフ(指揮)モスクワ放送交響楽団
録音:①1985年5月27日モスクワ音楽院大ホール、②1964年ライヴ、③1976年
(MELODIYA MELCD10 02131)
ハイキンの「四季」のついでに買ったグラズノフの協奏曲集です。

①アタッカで続く3つの楽章(部分?)が1トラックで収められています。今時珍しいのでは?流石MELODIYA!
第1楽章の第2主題なんてとてもロマンティックですね。カデンツァもよく第3楽章のファンファーレからの展開も素朴で良いです。
ヴァイオリンはキレキレ。全く破綻もなく会場ノイズもなく、録音もよいので最後に拍手がなければライヴだとは気付きませんでした。
楽しい曲で演奏も良いですが、やっぱり好んで聴く曲ではないかな。

②こちらもEMI盤と同じ演奏ですが、音質がかなりよい。EMI盤はモノラルでAMラジオのような音質でした。しかし、こちらはステレオではっきりした音質で、会場の咳まで生々しくてビックリです。
曲は冒頭のバラード風というんでしょうか、しんみりしたチェロは良いけど、後はちょっと退屈。最後は盛り上がって良いけど、そこまでたどり着くまでが長い。

③こちらも単一楽章の作品。ロマンティックでサックス独奏がまあイヤらしくて良いですね!何となくポワロのテーマ曲思い出します。ゆったりからカデンツァを経て最後は舞曲風になります。

①★★★☆☆(楽しいです)
②★★☆☆☆(音質がEMI盤より驚くほど良いので★ひとつ増)
③★★★☆☆(なかなか良い)

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melcd1002085グラズノフ:
①バレエ「四季」Op.67
②組曲「ショピニアーナ」Op.46

①ボリス・ハイキン(指揮)モスクワ放送交響楽団
②エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)ソビエト国立交響楽団
録音:①1969年、②1990年
(MELODIYA MELCD10 02085)
ハイキンの「四季」は良い、と誰かが書いていたのでちょっと気になっていたのですが、MELODIYAのセール品になっていたので、聴いてみることにしました。スヴェトラーノフの「四季」はイギリスのオケだったので、ロシアのオケでこの曲を聴いてみたいというのもありました。

①「冬」
寒々とした感じで始まりますが、ほっこり系の踊りが多くてなごめます。元気のもちょくちょく出てきますが。
「春」は爽やかですが短い。元気に始まり優雅な3拍子になります。ハープが忙しそう。
「夏」は始まりは美しいですね。やがて優雅なワルツになります。再び美しい音楽に戻ります。続いてクラリネットの独奏から秋の謝肉祭を予感させる楽しげな雰囲気になります。
「秋」は意外とおとなしめで始まります。色々あって盛り上がっていきますが、ハイキンの芸風なのか録音のせいか、腰が軽い感じですね。バレエだから良いのかもしれませんが、もうちょっとハイな感じがほしい。もしかしてハイ禁?
ハイキンは軽快で颯爽としたイメージでしたね。スヴェトラーノフのような重量級ではないですが、この作品では感じ良いです。意外とアンセルメが結構ハイ・テンションだったような気がします。

②こちらはショパンの作品のオーケストレーションという組曲。スヴェトラーノフのロシア・アンソロジーで出てたものと同じ演奏です。
1曲目は超有名な「英雄ポロネーズ」。重厚で笑えますが、中間部のトランペットはカッコいい!
2曲目は「夜想曲Op.15-1」。
原曲は知らなかったんですが、ゆったりした曲でワーグナー風になっています。冒頭のホルンやクラリネットのソロが表情豊かで素晴らしい。
3曲目は「マズルカ ニ短調Op.50-3」。
しみじみとした部分と元気な踊りを行ったり来たりします。基本しみじみで侘しい感じです。
4曲目「タランテラ イ長調Op.41」。
元気にコロコロと転げ回る感じです。でもオーケストレーションのせいでしょうけどボロディンの曲みたいで面白いです。

①★★★☆☆(爽やかで楽しかった)
②★★★☆☆(面白いです)

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