中古で(特に激安で)見つけるとちょっと興味が湧いて買ってみたCDがぽろぽろあります。特にブログに感想を書くわけでもなかったのですが、やっぱり忘れるのももったいないのでメモ的にいくつか載せておくことにしました。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

pocg1039メンデルスゾーン:序曲集
①美しいメルジーネの物語
②真夏の夜の夢
③静かな海と楽しい航海
④吹奏楽のための序曲
⑤トランペット序曲
⑥ルイ・ブラス
⑦フィンガルの洞窟

クラウディオ・アバド(指揮)
ロンドン交響楽団
録音:①②1984年10月、③〜⑥1986年11月、⑦1985年2月
(DEUTSCH GRAMMOPHON POCG1039)
これは「静かな海と楽しい航海」を弾くことになったので、せっかくなので序曲集を中古で買ってみました。メンデルスゾーンの序曲集ってこのアバド盤くらいしかないようですね。
珍しい曲もメンデルスゾーンらしくて、どの曲も楽しめます。ただ「真夏の夜の夢」のベルガマスク舞曲の部分でテンポが遅くなるのはちょっと好かない。
★★★☆☆(アルバムとしては楽しい)
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

kicc1579シューベルト:「ロザムンデ」付帯音楽
メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」付帯音楽

ピエール・モントゥー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1958年(後の再発盤だと1957年11月になってます)
(LONDON K30Y1579)
懐かしいキングから出ていたDECCA録音。そういえば「ロザムンデ」は持ってなかったので買ってみました。昔ながらの残響少なめマルチ・マイクが古臭くて懐かしい。今出てるCDもこんな音なのかな?今風にマスタリングしてそう。
「ロザムンデ」の収録曲は序曲、間奏曲、バレエ音楽第1、2番の4曲。
「真夏の夜の夢」は序曲、スケルツォ、夜想曲、結婚行進曲の4曲です。
このカップリングがオリジナルっぽいですね。大らかで気持ち良い演奏が続きます。ウィーン・フィル独特な弦のポルタメントもあちこち炸裂していて楽しい。「ロザムンデ」もたまに聴くといい曲ですね。「真夏の夜の夢」も好き。
★★★☆☆(これまた楽しい)
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

toce1216シベリウス
①フィンランディア
②伝説(エン・サガ)
③トゥオネラの白鳥
④カレリア組曲
⑤ポホヨラの娘

マルコム・サージェント(指揮)
①-④ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
⑤BBC交響楽団
録音:①-④1961年11月16-18日ムジークフェライン、⑤1958年8月26日キングズウェイ・ホール
(EMI TOCE1216)
サージェントがウィーン・フィル振った録音なんてあったのね。サージェントって聴いたことなかったけど、なんとなくイギリス・ローカルな印象だったもので意外。
ウィーン・フィルを振った4曲はフォルテが結構荒っぽいけど、あまり細部を気にしない大らかな演奏に聞こえました。カレリア1曲目はめちゃ速い!3曲目でのポルタメントがずっこける!BBC響との「ポホヨラの娘」は普通に良かったけど、こんな終わり方でしたっけ。何故か古いロンドンでの録音のほうが音がクリアで良い。
★★★☆☆(独特で面白い)

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

bvcc1809「トランペット吹きの休日」
ルロイ・アンダーソン:
①トランペット吹きの休日
②フィドル・ファドル
③ブルー・タンゴ
④そり滑り
⑤ワルツィング・キャット
⑥ジャズ・ピチカート
⑦ジャズ・レガート
⑧サラバンド
⑨シンコペーテッド・クロック
⑩クラシックのジューク・ボックス
⑪プリンク・プレンク・プランク
⑫舞踏会の美女
⑬セレナータ
⑭チキン・リール
⑮タイプライター
⑯トランペット吹きの子守歌
⑰‐㉒アイルランド組曲(アンダーソン編)
(アイルランドの洗濯女/ミンストレル・ボーイ/別れたあの娘/緑が野に/庭の千草/マローの道楽者)

アーサー・フィードラー(指揮)
ボストン・ポップス管弦楽団
録音:未掲載
(RCA BVCC1809)
スラットキンの全集盤は珍しい曲が聴けたのは良かったけど、有名曲が元気なく微妙に欲求不満だったのでフィードラー盤を中古で見つけた時に買ってみました。
録音時期はまちまちでライヴも混ざっています。音質はフォルテが割れ気味であまり良くない。でも、演奏は元気いっぱいで満足です!
★★★★☆(いいですねえ)
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

というわけでいずれも大名盤というほどでもないCDですが、それぞれ楽しめました。

にほんブログ村 クラシックブログ クラシックCD鑑賞へ
にほんブログ村※ランキングです。良かったらクリックしてください!