クラシック・マイナー曲推進委員会

マイナーな作品を中心にクラシックのCDを聴きまくる私の備忘録的感想文です。
さんざん聴いてるのに忘れちゃうもので。もし読んでくれる同好の方がおりましたら参考になれば嬉しいです。
このブログは全く個人の感想ですので、一般の評価などとは異なることが多いかと思いますが、あしからず。
また、ほぼ耳で聴いただけでの作文ですので、間違ったこと書いてあったらごめんなさい。もしお気付きの誤りがありましたらご指摘ください。

タグ:アンチェル(カレル)

ブックオフでチェコ・フィルのハルサイ&ペトルーシュカのCDがアンチェルとコシュラーの2種類で安く売ってたので比べてみようと買ってみました。アンチェル盤は名演と言われてますが初めて聴きました。

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cocq83862ストラヴィンスキー:
①バレエ「春の祭典」
②バレエ「ペトルーシュカ」

カレル・アンチェル(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:①1963年1月15、16日、3月4-7日、②1962年3月26-30日、ルドルフィヌム、プラハ
(SUPRAPHON COCQ-83862)
①全体的に速めのテンポで、速い場面でのドライブ感が気持ちいい。フォルテはキツイ音が出ています。直線的で鋭い印象。
第2部の「いけにえの讃美」の後半のティンパニが前面に出て固めのバチでドライブしてるのが超カッコいいっす!その後の「祖先の呼び出し」が超遅い、というか倍テンポです。また、たまに聞こえるクラリネットのヴィブラートは嬉しい。
これまた名演と言われるだけあって凄い演奏でした。
②第1部冒頭から速めのテンポで引き締まってします。遅いところは遅い。かわりにハープとか色んな音が聞こえます。繋ぎのティンパニとスネアは凄い!その後のフルートのカデンツァもヴィブラートが凄い!踊りになるとキレがあるのにマスでも迫ってきて凄い!第3部前のティンパニとスネアはナシでした。
①★★★★☆(ティンパニが最高)
②★★★☆☆(こちらもなかなか良い)
さすが名盤です。すばらしい。

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ges9231ストラヴィンスキー:
①バレエ「春の祭典」
②バレエ「ペトルーシュカ」

ズデニェク・コシュラー(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音年未記載(ネットで調べたら①1979年6月、②1978年らしい)
(DENON GES-9231)
このディスクは「マイ・クラシック・ギャラリー」という普通の流通に乗らないシリーズの1枚のようで解説は無し。ジャケットはペラ1枚です。SUPRAPHON原盤。アンチェルの15年ほどあとの録音です。
①穏やかで美しくスタート。ワイルドなところも鳴りがよいけど、バランスもよくて気持ちいい。録音もアンチェルに比べるとだいぶ進歩していて、広がり奥行きがあって素晴らしい。フォルテのティンパニがピアノからクレッシェンドしたり、スラーの処理など独特なところもあります。第2部の「祖先の呼び出し」のテンポがアンチェルと同様で笑えます。チェコ・フィルの伝統でしょうか?
②冒頭からいたってまともな立派なサウンドです。
第1部の最初にゆっくりになったところでも飲み込むような独特なフレーズの切り方していて面白い。フルートのカデンツァもずいぶん間を取っています。録音がよくて弱音の打楽器の音がやたら生々しい。トランペットの独奏は結構速い。で終わりは珍しくコンサート・ヴァージョンでびっくり!
それはさておき、かなり良い演奏でした!
①②★★★☆☆
なかなか満足度の高い演奏でした。

アンチェルもコシュラーもしっかりした音楽作りをしていて、しかも独自の解釈もあってとても面白い聴き比べでした。

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アンチェルの名盤を中古でとてもお安く入手しました。せっかくなので手持ちのCDで全然印象に残ってなかった同じレーベルのイーレク盤もあわせて聴いてみました。

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cocq83864ヤナーチェク:
①シンフォニエッタ
②狂詩曲「タラス・ブーリバ」

カレル・アンチェル(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1961年①1月9-11日、②5月22-24日、プラハ、ルドルフィヌム
(SUPRAPHON COCQ-83864)
①第1楽章(2:16)
冒頭のファンファーレは頑張っててカッコいい。なんか特定のパートが大きく聞こえがちなのもご愛敬。
第2楽章(5:29)
速めのテンポです。バス・トランペットにはもっとぶりぶりいって欲しい気もします。切れ味鋭くてカッコいいです。
第3楽章(4:45)
しっとりとしたところでも弦楽はキツイ音出してます。中間部も鋭い。ホルンのハイトーンははっきり聞こえますがチューブラベルはほとんど聞こえません。あとトランペットの付点のリズムがちょっと甘くて三連符ぽくなってます。
第4楽章(2:46)
やはりテンポは速めでグイグイ進みます。
第5楽章(6:41)
最初はゆったりかなと思わせながらもドライブしますね。しかし後ろでジャカジャカやってる弦(チェロ?)は大変そう。ファンファーレが戻ってくる前のトランペットもストレートに厳しい音出してていいですね!もちろん最後も凄い迫力。
全体に筋肉質で厳しい音が出ていて素晴らしい演奏です。

②第1楽章 アンドレイの死(8:38)
冒頭のオーボエもヴァイオリンのソロも言うことなしです。一旦盛り上がってからの弱音のオルガンも美しい。ちょっとテンポが上がってのしみじみとした部分も良い感じです。盛り上がるとキツイ音が出てきて素晴らしいです!
第2楽章 オスタップの死(5:04)
冒頭のハープを受けての弦楽のキレが良いです。その後のザクザクも恐ろしい。盛り上がりもやっぱり強烈。
第3楽章 タラス・ブーリバの予言と死(8:31)
前半の緊迫したあとの美しさ、リズミカルになってからのティンパニがとてもいいです。オルガンが出てきてからの後半も目鼻立ちがハッキリしてるといいますか、とても明快。
久しぶりに「タラス・ブーリバ」聴きましたが前の印象より結構面白かったです。

①★★★★☆
②★★★☆☆
やはり、うわさに違わぬ名演奏ですね。ちょっと録音が古い感じで、スピーカーで再生するときはちょうどいい音量にするのが難しかったです。

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coco6805ヤナーチェク:
①シンフォニエッタ
②狂詩曲「タラス・ブーリバ」

フランティシェク・イーレク(指揮)
ブルノ国立フィルハーモニー管弦楽団
録音:1986年①4月14-16日、②6月25-26日、ブルノ、スタディオン
(SUPRAPHON COCO-6805)
①第1楽章(2:12)
ファンファーレはカラッとパリッとしたサウンドです。重いけど鋭いドスの効いたアンチェル盤とは対照的。
第2楽章(2:36)
キレイですがおとなしくて、だいぶ常識的。トランペットのファンファーレ主題も地味。
第3楽章(4:38)
テンポはアンチェルに負けず速いです。金管のアンサンブルは柔らかくてとてもきれい。中間部の盛り上がりはトランペットもいい感じ。ホルンのハイトーンも普通に聞こえてきます。
第4楽章(2:41)
楽器のバランスがよくてきれいです。チューブラが出てくるところなんてガンガン叩いてほしい気もします。
第5楽章(6:48)
フルートは素朴な音。テンポがあがってからの大変そうなチェロはもうちょっと聞かせてほしいです。ファンファーレが帰ってきてもやっぱり美しい。きれいなトランペット群もなかなかオツですね。

第1楽章 アンドレイの死(8:15)
やはりオーボエのソロ良いです。結構透明感があるけどドラマティックです。
第2楽章 オスタップの死(4:54)
当たり前ですが、結構きっちりやっています。アンチェル盤に比べると現代的です。
第3楽章 タラス・ブーリバの予言と死(8:32)
洗練されていはいないけど共感こもっていてなかなか良いです。トランペットのソロがいい味出してます。

①②★★★☆☆(結構よいです)

録音はやたらオン・マイクで強烈なアンチェル盤と比べるとオフ・マイク気味でこじんまりまとまってる印象です。何だか上品で高級な感じもします。スピーカーで聞くならこちらのほうがいいかも知れません。

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swr19055①スーク:アスラエル交響曲 Op.27
②クレイチー:セレナータ

カレル・アンチェル(指揮)
バーデン=バーデン南西ドイツ放送交響楽団
録音:1967年5月ハンス・ロスバウト・スタジオ、バーデン=バーデン
(SWR CLASSIC SWR19055)
アンチェルのスーク:アスラエル交響曲が出ました。そういえばアンチェルのスークって聴いたことないなあ、と思い聴いてみました。カップリングもイシャ・クレイチー(1904-68)という方も知らない方でしたので興味出ました。

①まずは「アスラエル交響曲」から。
第1楽章。
テンポ的には標準的かな。録音のレンジが広くないせいか、第2主題の伴奏のピチカートなんかピアノだけどやたら気合いが入ってる感じです。音色も暗く気合いも入っていて良いのですが、ちょっと現実的な音が続いて、疲れます。弱音ではもっと鬱々としてほしいです。録音のせいかもしれませんが。
第2楽章。
ハッキリしています。葬送行進曲風になるとやっぱりマーラー風に聴こえます。
第3楽章。
暗いスケルツォですが、重々しいです。トリオもちょっとサウンドが現実的すぎる気がします。この演奏で聴くとトリオはドヴォルザークぽいですね。
第4楽章
弦のミュートがついてるところはだいぶ幻想的ですが、やっぱりちょっとハッキリしすぎている気がします。
第5楽章
きちんとしてます。でももっと凄みとか後半では恍惚な感じとかほしいです。
ということで、アンチェルのアスラエルはあまりグッとはきませんでした。残念。

②クレイチーはチェコの作曲家で指揮者。作風は新古典主義で交響曲も4曲書いていたそうです。
第1楽章アレグロ(6:18)
元気で面白い。調子狂ったようなヴァイオリン独奏の速いパッセージが面白い。バーンスタインとかにありそうだけど、ちょっと暗めなトーンが東欧らしい。
第2楽章アンダンテ・クアジ・アレグレット(6:35)
映画音楽のようなメロウでロマンティックな音楽。
第3楽章プレスト(3:56)
カンカン風におおいに盛り上がります。
これは肩肘はらずに楽しめる作品でした。

①★★☆☆☆(ちょっと期待はずれ)
②★★★☆☆(楽しかった)

アスラエルは期待し過ぎか、意外と楽しめなかったです。録音のせいかオンマイクの現実的過ぎる音な気がしました。対してカラッとしたクレイチ作品は素直に楽しめました。

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念願のショスタコの10番弾けることになりました。という訳で手持ちのショスタコの10番聴き比べすることにしました。結構ブログにあげてるのも多いので5番の時ほど大変ではない気がします。
ということで1回目はあ行と「か」のカエターニまで。

1.ウラディーミル・アシュケナージ(指揮)ロイヤル・フィル
録音:1990年9月ワトフォード・タウン・ホール
(DECCA 475 8748の8枚目)
第1楽章。冒頭からしばらくして速くなるところから第2主題まで速すぎる気がします。トランペットの刻みはフラッター。クライマックスの強奏は凄まじいけど、やはりテンポ速い気がします。第2楽章はテンポが速くて鳴りもいいですが、アンサンブルが大雑把な感じです。第3楽章はちょっと元気良すぎ。でもクラリネットはもっとグリグリやってほしい。第4楽章は突っ込み気味なのが良い感じ。
ちょっと惜しい演奏です。
★★☆☆☆

2.ダーフィト・アフカム(指揮)グスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団
録音:2010年8月14日ザルツブルグ音楽祭ライヴ
(ORFEO C797111B)
http://blog.livedoor.jp/mountain352001/archives/51934844.html
やっぱり第1楽章は軽やか過ぎるなあ。全体的にも踏み込み不足な感じがするので★一つ減。元気は良いけど、もっと凄みほしいですね。
★★☆☆☆

3.カレル・アンチェル(指揮)チェコ・フィル
録音:1955年10月ミュンヘン
(DEUTSCHE GRAMMOPHON 463 666-2)
http://blog.livedoor.jp/mountain352001/archives/51865004.html
第1楽章冒頭は速いけど第2主題は遅い。展開部も速い。トランペットはフラッターで攻撃的。再現部のクラリネットのヴィブラートも良いです。コーダもちょっと速すぎる気がします。第2楽章のスピードは凄い!第3楽章はホルンがヴィブラートかかっていて素敵。DSCHの音型は音を短く切っていて面白い。第4楽章も完成度高い。
聴く装置が代わったせいか、音質は前ほど悪く感じなかったです。というかモノラルにしては良いくらい!演奏も完成度が高いのに物凄い気迫で、凄みが効きまくってます。ということで★2つ増量。
★★★★☆

4.エリアフ・インバル(指揮)ウィーン交響楽団
録音:1990年1月30-2月2日(第10)
(DENON COCQ84843)
http://blog.livedoor.jp/mountain352001/archives/51681003.html
聴く装置が代わったせいか、前ほど悪くは感じませんでした。説明くさくて、テンションは低い演奏だけど、これはこれでまとまってます。アフカムより悪いということはないので★一つ増量。
★★☆☆☆

5.ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
録音:1968年4月10-18日フィラデルフィア・タウン・ホール
(SONY SB2K62409の1枚目)
第1楽章冒頭から大きい音でグイグイきます。録音のレンジが狭いせいか。テンポはやや速め、第1主題が盛り上がるとどんどん加速するのはちょっと違う感じ。第2主題は投げ捨てるようなクレッシェンドもしっかりやっていてなかなか良い。でも展開部で加速していくのはやっぱり嫌だなあ。トランペットの刻みは「タカタカ」っぽいけどあまり聞こえない。再現部のヴァイオリンのピチカートも強烈で良い。第2楽章は遅めだけど、ガッチリしていてなかなか素晴らしい。第3楽章は速めだけど、こちらもしっかりとして素晴らしい。第4楽章では最後の上向音型はトランペットもやっててビックリ!でもなかなか良いです。
こうなると第1楽章の加速だけが、ちょっと残念で惜しかったです。
★★★☆☆

6.オレグ・カエターニ(指揮)ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ管弦楽団
録音:2002年3月ミラノ・オーディトリウム,ライヴ
(ARTS 47675-8)
第1楽章は速めのテンポで始まります。強弱の波は大きめで、クラリネットの主題が出てくると暖かい雰囲気です。ティンパニはおとなし過ぎ。フルートの第2主題は結構な快速で舞曲のようです。展開部は激しい。トランペットはフラッターだけどあまり聞こえない。第2楽章はテンポが遅いのにやっとやっとの雰囲気。録音が遠いせいかスネアはぬるすぎる!第3楽章も何故かタラタラしていて嫌な感じ。4楽章も弛いなあ。盛大な拍手入り。
録音もSACD用には思えぬオフマイク気味の冴えない録音です。録音のせいでだいぶ損してるかも。
★☆☆☆☆

5番で良い演奏聴かせてくれた指揮者でも10番でも良いとは限りませんでしたね。そんな中アンチェルは見直しました。前は音質が気になったのですが、改めて聴いたら音が良く感じました。

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自分がやる曲聞き比べ待望の第3弾はショスタコの5番。
と言いながらもCDを集めまくっていて、一気に聴ききれるようなものではありませんでした。演奏内容を全く覚えてないのもたくさんありました。ちょっとづつ聴いてアップしていくことにしました。

1.アシュケナージ(指揮)ロイヤル・フィル
録音:1987年3月(DECCA 475 8748の5枚目)
これはアシュケナージの物凄い気合いに驚かされます。アシュケナージのショスタコ交響曲全集の第1作でした。とにかくホルンの下品なこと下品なこと!豪快な爆演です。第4楽章の始めと終わりも速すぎず良い。ピアニストのナヨナヨしたアシュケナージのイメージで聴くと仰天します。
★★★★☆

2.アンチェル(指揮)チェコ・フィル
録音:1961年11月(SUPRAPHON COCQ84479)
http://blog.livedoor.jp/mountain352001/archives/51865004.html
↑参照。独特のテンポ感、クラリネットやフルートのビブラートなど面白い。4楽章は遅く始まりなかなかテンポあがりません。最後は早い。
★★★☆☆

3.インバル(指揮)ウィーン交響楽団
録音:1990年11月(DENON COCQ84843)
http://blog.livedoor.jp/mountain352001/archives/51681007.html
↑参照
★☆☆☆☆

4.エルムレル(指揮)ボリショイ劇場管弦楽団
録音不明(マルC&P:1990年)(ART&ELECTRONICS/MCA AED10156)
一時ソ連とアメリカの合弁で出していたA&Eレーベルの一枚。現在RCDレーベルで出ているのと同じ録音か?
ライヴらしく荒っぽく盛り上がるけどどうも腰が落ち着かない。興奮すると、パート間でテンポがずれてきます。2楽章の終わりのオーボエはインテンポ。第4楽章のテンポはえらい速く始まり、終わりは速めくらい。あと対向配置。無残響。
★★☆☆☆

5.大野和士(指揮)チェコ・フィル
録音:1995年4月(CANYON PCCL-00292)
第1楽章は速いテンポでひたすらサラサラと流れます。えぐみやキツい音は一切なし。第2楽章は遅めのテンポでソフト。第3楽章が盛り上がったところで漸く真実味が出てきます。第4楽章は速く始まり、さらに猛スピードになるけど軽々しい。最後も速くてティンパニの音も軽々しい。カップリングの「ボルト」も軽い。大野和士のジャケ写が若い!
残響多過ぎの録音も夢見る乙女のショスタコといった感じ。
★☆☆☆☆

6.尾高忠明(指揮)読売日本交響楽団
録音不明(マルC&P:1997年)(コニファーCLASSIC FM/BMG BVCO1502)
冒頭からしてアウフタクトの取り方が独特。どの音も丁寧に弾くところが日本的生真面目さを感じます。ピアノが出てからクライマックスまでずうっとカッチリ進みますが、迫力不足気味で全くエキサイトしません。2楽章もヴァイオリン独奏は艶めかしくて素敵だけど、あとは生真面目に123・123と進みエキサイトしません。第3楽章も遅くて起伏がないので退屈。第4楽章は遅く始まり、速く終わる。退屈だし、最後はティンパニやスネアも大人しく、スッキリ爽やか。こんなんでいいのでしょうか?独特な、くすんだサウンドは面白いと思うのですが…。あとオール国産なのに録音データが全く記載ない。
☆☆☆☆☆

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