2006年04月20日

 特別展示室が考古系展示のように資料で溢れていた。「モモちゃん」の人形を除けば、平面資料(パネル・書籍・書簡など)が多いという事もあるが密度はかなり高い。
 展示目録はなく、図録もない。ただし、図録に変わるものとして黒姫童話館発行の『童話の森通信Vol.9』(特集 松谷みよ子の世界)が販売されていた。このパンフレットは表紙込みで24Pであるが、かなり充実している。
 各コーナー毎に計10種類の解説シート(小学校高学年以上が対象?)がおかれている。また、代表作は展示ケース内だけではなく、ケースの前にも設置され、その場で手に取る事ができる。また、スペースに限りがあるが、読書コーナーも設置されている。
 「オバケちゃん」シリーズを紹介したコーナーでは、扉を開けると主要キャラクターが見えるというギミックが吊されていたが、高い場所に設置されていたため、一番下の扉でさえ子供には届かない。壊れるのをおそれるあまり、親に開けさせるあるいは親が抱き上げた状態(親の目が行き届いた状態)で開けさせようとしているように思われ、それなら最初から置かない方が潔いと感じてしまう。
 あと、「こどもの城」が制作・上演した『龍の子太郎』のミュージカルのビデオがエンドレス上映されていたが、著作権の関係か上演されている場面はほとんどが暗転でBGMだけが延々と流れているという感じで、無くても良かったのではと思われる。
 ちょっと文句ばかりになったが、松谷みよ子の作品がヴァリエーションに富んでいる事に驚いた。私にとっては松谷みよ子とは民話の再話的作品の執筆者や民話研究者というイメージだったし、仔虎・仔龍にとっては「赤ちゃんの本」の作者、最近の仔虎にとっては『怪談レストラン』シリーズの編者というイメージだったと思われるからだ。ともあれ、中虎も含めてキャッチコピーにあった「モモちゃん」を全く通過していない我が家族であったが、この展覧会を期に改めて松谷作品に接する事にしよう。


(20:58)

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