2006年06月29日

 久しぶりに陶磁資料館へ行くと、子ども向けのハンズ・オン展示というか、ミニ・ワークショップみたいなものが4種類ありました。HPで確認してみると「やきものに触れて遊ぼう!」というコーナーのようです。

「その1:鳴いたのは誰だ?」
 10体くらい陶製の狛犬が置かれていて、その中から音が鳴る(陶鈴になっている)狛犬を見つけるもの。鳴る狛犬の個数は全体のは1/3から1/2くらいに思えました。導入部分を見逃していたのですが、外見だけから判断させるもののようです。答えは底面から側面にかけてスリットがあるものが「鳴る狛犬」。

「その2:やきものをさがせ?」
 中が見えない箱が5つあり、それぞれに器が1個ずつ納められていて、触覚だけで「焼物を見分ける」。ちなみに、入っていたのはスチール製の洗いカゴ、プラスティックの汁碗、ガラス製灰皿、磁器の飯碗、表面に突起のついた合成樹脂のボールで、ボール以外はほぼ同じ大きさのものが使われていました。
職員の方の話では灰皿と飯碗の区別がつきにくいとのこと。

「その3:石なの? これもやきもの」
 大小20個くらいの「陶製」の石に本物の石が1個だけ混ぜてあり、それを
発見するというもの。「陶製」とはいっても、見た目はそっくりでした。導入では、一番大きい石(陶製)を持ち上げてもらい、石のようには見えるけれども陶器であることを示した後、本物の石を捜すというもの。ちなみに、「石」の周りには陶製の「落ち葉」もたくさんまき散らしてありました。
 一番簡単な(体力のいらない)方法は、指で弾いて音を聞くというもの。陶製の石は全て中空なので「カンカン」と高い音がします。また、持ち上げて裏を見る、表面観察でヒビや空気抜き孔を見つけるという方法もあります。

「その4:パズルにチャレンジ」
 3種類あったのですが、うち2種類しか覚えていません。一つは出来上がりが「耳付き壺」になるもので、一つ一つのパーツが「蛸」を象ったものでした。もう一つは出来上がりが「魚」で一つ一つのパーツが「狛犬」を象っていたと思います。

 狛犬やパズルは外注品とも思えなかったので、資料館のボランティア組織や協力者が作成されたものではないかと思っています。
 今は展示内容が渋めなので、仔虎と仔龍にとっては息抜きにはなったようでした。HPを見ると最近始まった期間のイベントのようだった。

 当初の目的であった「木村定三コレクションの茶陶」は良いものが揃っているように思えた。とある茶会で用いられた道具類がピックアップして展示されていたが、茶道に縁のない身としては、その取り合わせが使用された空間を想像するのは難しい。パネルで、掛け物として使われた若冲の「六歌仙図」が紹介されていた。「果蔬涅槃図」にも通じる諧謔味がある。機会があれば愛知県美術館に所蔵されている実物にも接してみたい。最後に、所蔵者の手元でコレクションがどのように梱包されていたかを示す展示があった。入手した作品にあわせて風呂敷をあつらえ、風呂敷の隅に作品名と「お気に入り度」によって数が増減する○が書き込まれている。コレクターの想いとか人となりを推し量る上で、こういった展示は良いのではないかと思う。


(21:10)

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