2004年09月01日

 国立民族学博物館で開催中(9月21日まで)。
 「西アフリカお話村」展では子どもも巻き込んだ展覧会を実施していたが、今回は最初から子どもターゲットの展覧会のようだ。まあ、直接の狙いは子どもとはいえ、開催期間が夏休みとほぼ重なるから、エキスポランドではなく、民博を選ぶ親の存在が前提になると思うのは間違いだろうか?

 展示室の一角に動物をかたどった資料が一堂に集められ、「みんぱく動物園」というアーチや看板で区画されている。そこにはそれ自体が資料であるベンチ(動物の意匠のものを含む)や参考図書(動物・昆虫図鑑含む)が揃えられている。なお、動物園の隣は「ものの広場」というハンズオン展示のコーナーなので、子どもにとってはこの一角だけでかなり遊べるのではないかと思う。

 この動物園では資料が展示されているだけではなく、さりげなく4種類の「ミッションペーパー(指令書)」が置かれていて、それにしたがって「ウシ」・「ゾウ」・「トラ」・「サケ」にちなんだ資料を各3点(合計12点)を常設展示の中から探し出すという趣向になっている。このミッションペーパー、使われている色も明るいし、形態(折り方)・デザインもいい。
 ミッションペーパーは表に探すべき資料のヒントが書かれ、裏には常設展室の地図に資料の場所が示されている。資料を無事見つけることが出来れば、そこには資料の写真と説明の書かれた名刺大のミッションカードが置かれているという仕組みである。
 仔龍(4歳)には退屈だったようで、途中リタイアし「動物園」で動物を象ったおもちゃで遊んでいたようだ。仔虎(6歳:蘊蓄好き)は結構熱心に取り組んでいた。ナビゲーターの私は最初は各動物毎にカードを集めるつもりだったが(おそらく、それが企画者の意図であっただろうし)、広大な常設展を四周するのは子どもにもきついので、一気に集めることにした。それでも途中で水分補給の休憩も含め1時間近く掛かった。
 民博の常設展示室は広大な面積と高い天井にものを言わせて、資料がかなり高いところまで展示されていたり、前後に重なるように展示されていたりする。今回、探索の対象となった資料も小さい上に高い部分に展示されていたり、大きな資料の陰に隠れていたりと、子どもには結構探しにくい。まあ、探索だからあまり簡単すぎてもいけないのだろうが、バランス的にやや問題があるのではと思った。しかし、これは今回のミッションカードシステムの問題と言うより、民博の展示方法そのものの問題であるのだろう(出口で常設展に関するアンケートを実施していました。謹んで回答させていただきました)。

 まあ、今回はミッションをこなすため、展示室を駆けずり回ったわけだが、仔虎には好評で、仔龍も楽しかったらしいので、また行くこともあると思う。常設展そのものについての感想は色々あるのだが、それはもう少し考えてから改めて書いてみたい。

(07:00)

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1. サケinみんぱく動物園  [ salmoの情報館 ]   2004年09月01日 11:40
 国立民族学博物館にて開催中の企画展「みんぱく動物園」の関連行事として、動物ミッ

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