映画レビューDAM

2012年8月11日より評価方法を変更しました。
1~10までの小数点を含む数字で総合評価します。すべてDVD鑑賞で、ジャンルにこだわりません。
設定しておきながら1と10が付くことはまずありませんm( __ __ )m

2016年オススメ映画

短め映画レビュー、簡単解説。さくっと簡潔に。

エスコバル 楽園の掟

エスコバル 楽園の掟
原題  Pradise Lost

エスコバル 楽園の掟 [Blu-ray]
ベニチオ・デル・トロ
ポニーキャニオン
2016-12-02


「7.4」
カナダからコロンビアへやってきた青年が、恋をした彼女のその叔父がコロンビアの裏社会を牛耳る麻薬王だったことから、組織の身内となり、身を危険にさらしてゆくその姿を描く。

やすやすと信頼を得て身内となったものの、気付けばもはや引き返せない領域に踏み込んでいた、という怖さ。

最後の言葉で本性を表す、その男の末恐ろしさ。

情をとるか非情をとるか、その境界線上で揺れ動く主人公の心理。

追い込まれてゆくごとに、物語に引き込まれてゆく。 

エクス・マキナ

エクス・マキナ
原題 Ex_Machina

エクス・マキナ ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]
アリシア・ヴィキャンデル
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
2016-11-18


「7.8」
社内の抽選に当たり会社の社長が所有する研究施設にやってきた青年が、そこで開発されたAIを搭載したアンドロイドにチューリングテストの実験を任されるが、思わぬことが起き始める。

閉鎖空間でかつ少人数という、規模的にも制作費的にも限られた条件の中で、よくこれだけ語り口のたくさんある、見ごたえある作品に仕上げたと感心する。

ビジュアル面での造形には目を見張るものがある。

感情移入させるだけの説得力を持っているだけに怖さも感じた。 

追憶の森

追憶の森
原題  The Sea Of Trees



「7.5」
死ぬために青木ヶ原樹海へやってきた一人のアメリカ人が、森の中で偶然出くわした日本人を介抱し助けながら、自分の過去を思い返してゆく。

舞台が日本というめずらしさと、キャストが豪華であることから非常に興味を引かれ、かつ魅力的でもある。

渡辺謙、マシュー・マコノヒー、そしてナオミ・ワッツ。

特にここぞというときに必要なナオミ・ワッツの存在意義がよく示されている。

しっかりと伏線も回収されミステリーとしてよくできている。

とてもシンプルな話だが、奥深く、希望があって前向きになれる。

非常に好感の持てる作品。 

マジカル・ガール

マジカル・ガール
原題  Magical Girl

マジカル・ガール [Blu-ray]
ホセ・サクリスタン
バップ
2016-10-05


「7.4」
白血病の娘にプレゼントを渡すため、高額の資金が必要になった父親が、偶然知り合った女性を脅迫し始めることで始まる、負の連鎖。

良くも悪くも動揺させられる。

けして一筋縄ではいかない映画。

日本人なら明らかにシュールに見えるおかし味を持ったシーンもあれど、描かれているテーマは重い。

なにやら人間の奥底に底流する原罪的な何かがあらわになっているようにも見える。 

共通しているのは愛によってそれらが顕在化しているということ。 

ルーム

ルーム
原題  Room

ルーム [Blu-ray]
ブリー・ラーソン
Happinet
2016-09-16


「8.4」
一つの部屋で生活する5歳の少年とその母親。

1人の男によって管理下に置かれたその部屋からの脱出。

自由の無い小さな部屋で起きる喜びと苦しみ、自由な外の世界で起きる喜びと苦しみ。

父、母、娘、子供それぞれの立場で、生まれる感情はまったく異なり、そのどれにも共感を覚える。

感情の振れ幅がジェットコースター並みに激しく、その浮き沈みにこちらも揺さぶられるため、ゆえに感動も大きくなってゆく。

登場人物たちのその後にはまた別の喜びと苦しみがあるのだろうと想像させる。

少年の思春期には特別な出会いやまた大きな壁がきっと立ちふさがるだろう。

などと、つい妄想を膨らませてしまう。
採点を参考にする指標として

10・・・絶頂
9・・・AllTimeBest
8・・・傑作
7・・・おすすめ
6・・・まあまあ
5・・・普通
4・・・いまひとつ
3・・・つまらない
2・・・観る価値なし
1・・・映画でない
採点不能(すべきでない)

2012年度オススメ映画 (9)
2013年度オススメ映画 (14)
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