ビデオ鑑賞日記

新作及び旧作ビデオの鑑賞日記です。
僕のお勧め指数を、☆で表していて、☆5つが最高のお勧めです。

Happy New Year!




新しい年、2012年を迎えました。
今年は平成24年、辰年です。
昨年同様に今年も「ビデオ鑑賞日記」をよろしく・・・。

2012年 元旦

最後の海底巨獣3


1960年 85分 監督 アービン・ショーテス・イヤワース・Jr
出演者 ウォード・ラムゼイ、クリスティナ・ハンソン、グレッグ・マーテル、ポール・ルカザー

カリブ海のカンティーナ島で港を作るため海底爆破が行われ、海底で冷凍状態の2頭の恐竜が発見され海岸に引き上げられる。
そして同じく原始人も発見され、落雷によって恐竜とともに蘇る。
原始人は島の少年フリオと心を通わせるが、恐竜が暴れだし大騒動に・・・。

アービン・ショーテス・イヤワース・Jr監督は、この映画の前に「4Dマン」、「マックィーンの絶対の危機」などのB級SF映画を低予算で作っています。
この映画も完全なるB級映画のテイストで、恐竜の造形、ストップモーションアニメによる動き特殊効果や合成なども幼稚なものですが、こういう映画は出来などよりもついつい魅力、愛着を感じてしまいます。
少年と恐竜、そして原始人との交流や、最後の恐竜とパワーショベルとの対決もとても面白かったです。

シネマスコープ・サイズの画面で、画質も思いのほか良く楽しめました。

(Dinosaurus!)

幕末太陽傳4


1957年 110分 監督 川島雄三
出演者 フランキー堺、南田洋子、左幸子、石原裕次郎、芦川いづみ、小林旭、二谷英明

明治維新まで後5年の文久2年の品川遊郭。
遊郭で仲間と共に佐平次はなんと無一文で大遊びをする。
機転が効き要領の良い佐平次は居残りとなってしばらくここで腰を落ちつけることに・・・。
ここには高杉晋作ら勤皇の志士たちも居残っていて、彼らと仲良くなったり、遊郭の仕事を要領よくこなしたちまち人気者となる・・・。

古典落語の「居残り佐平次」を下敷きに、他にもいろいろな落語ネタを取り入れて作った作品です。
この映画は監督の力量と共に、フランキー堺の魅力ある個性が光った作品です。
オールスターキャストで、なんと当時、スターだった石原裕次郎にしても南田洋子にしても脇役扱いですが、それぞれの個性に似合っていて魅力も十分、引きだされていたと思います。

小林旭はまだ21歳の新人で、真面目そうな役どころにはちょっとニヤっとでしたが・・・。
他にも岡田真澄、小沢昭一、金子信雄、山岡久乃、菅井きん、河野秋武、西村晃、熊倉一雄、殿山泰司などなども出ていて、それぞれを丁寧に描いていて群像劇としてかなりの仕上りになっています。

映画の冒頭で「製作再開三周年記念映画」とあって、戦時中に国策で日活などが3社が合併させられて大映が出来て、1954年に日活撮影所を作って日活映画製作再開から3年目ということだそうです。
この「製作再開三周年記念映画」は技術部門は東宝から、監督部門は松竹引き抜き抜いて作ったそうです。
ただこの映画が喜劇映画で、当時の日活の看板スターの石原裕次郎などを脇役にしたことなどで、日活と監督に溝が出来てしまって、監督はこの映画を最後に日活から離れたそうです。
脚本は、当時、川島雄三監督の助監督をしていた今村昌平も参加しています。

第31回(1957年度)キネマ旬報ベストテンの日本映画部門で、第4位にランクされました。

恐怖3


1961年 82分 監督 セス・ホルト
出演者 スーザン・ストラスバーグ、クリストファー・リー、アン・トッド、ロナルド・ルイス

母が亡くなったベニーは、十数年前に離婚した父の屋敷にやってくる。
ベニーは落馬事故のために下半身不随となり車椅子の生活をしていた。
父は急用で出かけていて、屋敷には父の後妻ジェーンと運転手の若いロバートがいた。
夜中に目を覚ましたベニーは、庭の離れの中の椅子に目を見開いて死んでいる父を見つけ、驚いて逃げ出し庭のプールに車椅子ごと落ちてしまう・・・。

スーザン・ストラスバーグとアン・トッドの美しい2人だけでも見た甲斐がありました。
アクターズ・スタジオの最高責任者となり数多くの俳優たちを指導したリー・ストラスバーグを父に持つスーザン・ストラスバーグは「ピクニック」「女優志願」などで認められこの「恐怖」のは23歳のときの出演作です。
アン・トッドは1930年代の「来るべき世界」、1940年代の「第七のヴェール」「パラダイン夫人の恋」、1950年代の「マデリーン愛の旅路」「超音ジェット機」などで活躍したイギリス出身の女優です。
はあのドラキュラ・シリーズなどで有名なハマー・プロ製作作品にしてはオーソドックスな作りのサスペンスで、聡明理知なドクター役を演じてるクリストファー・リーもかなり抑えた演技していました。
脚本もサスペンスとして面白く作られていて、2度のどんでん返しも楽しめました。

(Taste of Fear)

アメリア 永遠の翼4


2009年 112分 監督 ミーラー・ナーイル
出演者 ヒラリー・スワンク、リチャード・ギア、ユアン・マクレガー、ミア・ワシコウスカ

少女の頃から空を飛んで世界中を旅することに憧れていたアメリアは、1928年に女性として初めての大西洋横断飛行に成功する。
時の人となったアメリアの広報担当していた出版人ジョージと惹かれあい結婚する。
その後もアメリアは大西洋単独横断、大陸横断、太平洋横断など次々と記録を打ち立てていく。
そして1937年の夏、世界一周飛行への挑戦を決意し旅立つが・・・。

1920年代に女性として世界で初めて大西洋を横断した実在の飛行士アメリア・イヤハートの冒険飛行への情熱を描いた作品です。
特にの大感動作でもないのですが、ヒラリー・スワンク、リチャード・ギアがともに役柄にピッタリで好演していました。
ヒラリー・スワンクは俳優として一回り大きくなった感じです。
夢に向かって挑戦し続けたアメリアの情熱、そしてアメリアを支え続けた夫の姿・・・あまり深くは描いてはないのですがそれが却ってよかったかも?
アメリアは日本ではあまり知られてないのですが、アメリカでは今でもよく知られてるようです。
「ナイトミュージアム2」でも登場してエイミー・アダムスが彼女を演じていました。
最後に実際のアメリアのスティール写真と動画も少し出てきたのですが、ヒラリー・スワンクとソックリなのでビックリ!でした。
飛行機が出てきて、空を飛ぶ映画はなぜか心惹かれます。

(Amelia)

波も涙も暖かい


1959年 120分 監督 フランク・キャプラ
出演者 フランク・シナトラ、エリノア・パーカー、エドワード・G・ロビンソン、キャロリン・ジョーンズ、セルマ・リッター、エディ・ホッジス

マイアミで小さなホテルのエデンの園を営むトニーは楽天的な男やもめで、ひとり息子アリーを男手ひとつで育ててきた。
だが毎晩、女と遊びまくるぐうたらでホテルが経営不振になり明け渡さねばならなくなる。
ニューヨークで婦人用品店を営む兄マリオに助けを求めるが・・・。

フランク・キャプラが8年ぶりに監督した後期の作品で、フランク・シナトラと独立プロを創立して作った作品です。
ニューヨークでヒットしたアーノルド・シュルマンの舞台劇をシュルマン自身脚本によって映画化しています。
主人公がアメリカ的といおうかホントかなりのお気楽なダメ男で、そのダラしなさは共感も何も持てなかったです。
息子役のエディ・ホッジスはとても可愛く、エリノア・パーカーはとても美しく、エドワード・G・ロビンソンとセルマ・リッターの夫婦がベテランの味を出して掛け合いなどはとても楽しかったです。

フラフープが出てきてニコっと・・・1958年から1959年にかけて日本でも大ブームを起こしました。

第32回アカデミー賞で、主題歌賞(High Hopes)を受賞しました。

(A Hole in The Head)

シャッター・アイランド3


2009年 138分 監督 マーティン・スコセッシ
出演者 レオナルド・ディカプリオ、マーク・ラファロ、ベン・キングズレー、ミシェル・ウィリアムズ、マックス・フォン・シドー

ボストンの沖合いの孤島シャッターアイランドは精神を病んだ犯罪者だけを収容しているアッシュクリフ病院があった。
そこで1959年9月にレイチェルという女性患者が忽然と姿を消してしまう。
事件調査ため、連邦保安官のテディが新たな相棒チャックと共に島を訪れる。
島全体に漂う不穏な空気、何かを隠した怪し気な職員たちだったが・・・。

「ミスティック・リバー」の原作者デニス・ルヘインの同名小説を映画化した作品です。
「全ての“謎”が解けるまでこの島を出る事はできない。」のセンセーショナル?なキャッチコピーで話題をまいた作品です。
それなりにサスペンス、スリラーとして楽しめましたが、あの結末はどうもでした。
謎というものでも事件を解決してゆくというものでもないあのどんでん返し?の結末はM・ナイト・シャマラン監督の「シックス・センス」と同じようにとんでもない設定だと思います。
結末が明かされる前まではドキドキ、ハラハラだったのでとても残念です。
ディカプリオも今年で37歳になって子役から大人の俳優にやっとなんた感じでかなりガンバっていたのですが・・・。


(Shutter Island)

紀元前百万年3


1940年 80分 監督 ハル・ローチ、ハル・ローチ・Jr
出演者 ビクター・マチュア、キャロル・ランディス、ロン・チェイニー・Jr、ジョン・ハバード

登山を楽しむ一行は、突然の雷雨で避難した洞窟で考古学の研究に打ち込む学者に出会う。
彼は壁画から太古の物語を語り始める・・・。

ロイド映画を監督し、後にローレル&ハーディ映画を製作したハル・ローチ監督作です。
1939年に映画デビューしたビクター・マチュアの25歳の時の第2作目の映画で、彼の肉体美に目をつけて製作され、特撮の巨匠レイ・ハリーハウゼンの1966年の「恐竜100万年」のオリジナルとなった作品だそうです。
なんとあのD・W・グリフィス監督が製作、シーンの1部分の監督もした噂もあるそうです。
恐竜は本物のトカゲとかワニに装飾をつけたりしたもので、マンモスはゾウに・・・合成、造形などは幼稚ですが、最近のリアルに作られたCGの恐竜よりも怖さはあるかも?
合成も当時としてはよく作られていると思います。
ビクター・マチュアなど主要出演者たちが2役演じていました。

(One Million B.C.)

ゾンビランド3


2009年 87分 監督 ルーベン・フライシャー
出演者 ウディ・ハレルソン、ジェシー・アイゼンバーグ、アビゲイル・ブレスリン、エマ・ストーン、ビル・マーレイ

謎の新型ウィルスに感染し人間はゾンビ化し世界はゾンビであふれかえってしまう。
テキサス州のひきこもりの大学生コロンバスは、自分で考えた32のルールを実践してなんとか生きのびていた。
ゾンビ退治に執念を燃やすタラハシーと出会い彼の車に同乗し、詐欺師をしていた美人姉妹のウィチタとリトルロックと合流し4人で旅を続けることに・・・。

ゾンビ映画にしては怖さはあまりなかったけれど、そのゆるさ加減?妙に暖かい気分?にもなれる不思議な映画でした。
こういう作り方もアリ?
映画ネタなども満載でビル・マーレイが本人役で登場には大喝采!
この人だけでもこの映画を見た甲斐があります。
最初は気づかなかったけれど、姉妹の妹は「リトル・ミス・サンシャイン」「幸せの1ページ」のアビゲイル・ブレスリン・・・まだ13歳ですが少し大人びてきたよう?

(Zombieland)

冷凍人間甦える3


1940年 73分 監督 ニック・グラインド
出演者 ボリス・カーロフ、ジョアン・セイヤーズ、ロジャー・プライアー、ハル・タリアフェロー

メイソン博士によって最新の治療法の冷凍療法が公開される。
まだ低温状態を維持できるのは数日間が限度で実用化にはまだまだ遠かった。
ところがガンがこの療法によって治ると新聞が書き立て大騒ぎになる。
院長命令でメイソン博士は、ほとぼりが冷めるまで休暇を取ることになり、この休暇を利用して同じ研究をしていたクラバール博士の研究所を訪ねることに・・・冷凍療法のパイオニアだったクラバール博士は10年前に失踪したまま行方不明になっていた。
メイソン博士は恋人の看護婦ブレアと共に、クラバール博士の研究所がある島へ行くが・・・。

題名からして、冷凍人間が甦えって大暴れでもするパニック映画のようなものだと思って見ましたが、予想とは違った展開でした。
低予算のB級映画ですが、割と真面目に作ってあって、ボリス・カーロフが素顔でもさすが存在感がありました。
もう少しオドロオドロしさがあったら怖さが倍増したかも?

日本劇場未公開です。

(The Man with Nine Lives)
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