2010年01月27日
レスラー
ミッキー・ローク主演『レスラー』を観た。
アカデミー賞だの他にも色々受賞した作品らしく
想像通り結末はスッキリしない感じの映画でした。
逆にいうと色々と想像できるのでそれも良しなのですが。
80年代に一世を風靡したレスラーの20年後の話で
心臓発作で倒れ細々と続けていたレスラー家業も廃業し
一から人生をやり直そうとするがやっぱりダメで
現実逃避のために死を覚悟し再びリングに上がるという話。
自分はプロレス好きなのでちょっと直視できないというか
なんとも切ない映画で観ていて辛かったです。
80年代の有名レスラーが場末の会場で
ネクロ・ブッチャ−にホッチキスを打たれ
ガラスに投げ飛ばされ有刺鉄線に落とされる姿は
涙なくしては観れませんですよ。
生きるためとはいえ、っていうか。
TNAでスティングがアビスに投げられ画鋲バンプしたのを思い出したです。
IWAでデスマッチを始めた頃のテリー・ファンクとか
全盛期を知っている者にとっては観ていて切なくなる死合。
結局この映画はプロレスファンの残酷さを描きたかったのかもしれない。
だからプロレス好きの自分は観るのが辛いのかもしれない。
きっとプロレスに興味が無かったら違う感想だっただろうし。
でも辛い映画ではありますが幸い暗い映画じゃないのだけは救いです。
というか対戦相手同士での試合前の打ち合わせやら
違法と思われるステロイドやら痛み止めを
控え室でレスラー仲間から買う描写、
ステロイドをケツに打ちトレーニングする場面やら
手首に巻いたテーピングに隠した剃刀で
試合中にセルフカットする場面だとか
グルーピーとのトイレでの薬物セックスだとか
プロレス好きにとっては割と当たり前とも思える
これらの話をいちいち映像化してるのが凄いな、と。
日サロに通う場面なんかも細かすぎます。
主人公がウエストポーチをしてるのとかね。
ブレット・ハート辺りは今でもしてそうな気はするが
昔のアメリカンレスラーとウエストポーチは一心同体でしたからね。
そういう一見どうでもいい描写がプロレス好きにとってみたら非常にたまらなく。
またサイン会の場面も凄くリアルで
自ら持ってきたTシャツやビデオを並べて売ったり
金を取ってファンと写真を撮ったりの場末感が凄いのです。
90年代に週刊ゴング辺りで観た記憶のある映像というか。
会議室みたいな部屋でのファンミーティング。
バックランドとかアイアン・シークとか
往年のレスラー達がよくやってたよ。
アルティメットとかサンマルチノとか。
老けて体も小さくなったレスラー達のサイン会。
カリフラワー・アレイ・クラブみたいな感じで。
客もおっさん連中ばっかりでね。
そんな場面ばかり観せられたら切なくもなりますわ。
なので、プロレス好きからみれば
この映画は「リアル」というより「そのまま」だと思うのです。
そもそも『ビヨンド・ザ・マット』のジェーク“ザ・スネーク”ロバーツが
この映画のベースになっているのは間違いないでしょうし
他の出演者であったテリー・ファンクやミック・フォーリー、
その他の全てをゴッチャにしてこの映画にしたのだろうから
つまり「リングの外に脚本は無い」を脚本化してるのだから
リアルもクソも無いのは当然だと思うのです。
実話ベースなんだから。
それはともかく、プロレス好きな自分ではなく映画好きな自分として観た場合、
演出がガス・ヴァン・サントの『エレファント』そっくりで個人的には好みです。
バックショットが異常に多いのですがそれだけでこれだけの作品になるのだな、と。
何度観ても飽きないような仕掛けも随所にあったりしますし。
内容が内容なのでそう何度も観れないのが辛いところですけど。
しかし数々の映画賞受賞も頷ける良い作品だとは間違いなく思いました。
演出面だけを見たら心のベスト3に入れてもいいくらい素晴らしい映画です。
何度も書きますがストーリーが切ないので実際はトップ10にすら入れませんが。
上記したようにリアルな映画で個人的にも嫌いじゃないが
ただ唯一残念だったのはセルフカットの場面で
主人公が自分のオデコを横に切っていた部分。
横にセルフ・カットするのは世界中でミスター・ポーゴさんだけですからね。
だからポーキーだけはデスマッチファイターなのに比較的オデコが綺麗なんだな。
ってかこの映画のモデルはポーキーなのか!?
確かにダブる場面は多い気もするけど……。
そうか、そうだったのか……。
アカデミー賞だの他にも色々受賞した作品らしく
想像通り結末はスッキリしない感じの映画でした。
逆にいうと色々と想像できるのでそれも良しなのですが。
80年代に一世を風靡したレスラーの20年後の話で
心臓発作で倒れ細々と続けていたレスラー家業も廃業し
一から人生をやり直そうとするがやっぱりダメで
現実逃避のために死を覚悟し再びリングに上がるという話。
自分はプロレス好きなのでちょっと直視できないというか
なんとも切ない映画で観ていて辛かったです。
80年代の有名レスラーが場末の会場で
ネクロ・ブッチャ−にホッチキスを打たれ
ガラスに投げ飛ばされ有刺鉄線に落とされる姿は
涙なくしては観れませんですよ。
生きるためとはいえ、っていうか。
TNAでスティングがアビスに投げられ画鋲バンプしたのを思い出したです。
IWAでデスマッチを始めた頃のテリー・ファンクとか
全盛期を知っている者にとっては観ていて切なくなる死合。
結局この映画はプロレスファンの残酷さを描きたかったのかもしれない。
だからプロレス好きの自分は観るのが辛いのかもしれない。
きっとプロレスに興味が無かったら違う感想だっただろうし。
でも辛い映画ではありますが幸い暗い映画じゃないのだけは救いです。
というか対戦相手同士での試合前の打ち合わせやら
違法と思われるステロイドやら痛み止めを
控え室でレスラー仲間から買う描写、
ステロイドをケツに打ちトレーニングする場面やら
手首に巻いたテーピングに隠した剃刀で
試合中にセルフカットする場面だとか
グルーピーとのトイレでの薬物セックスだとか
プロレス好きにとっては割と当たり前とも思える
これらの話をいちいち映像化してるのが凄いな、と。
日サロに通う場面なんかも細かすぎます。
主人公がウエストポーチをしてるのとかね。
ブレット・ハート辺りは今でもしてそうな気はするが
昔のアメリカンレスラーとウエストポーチは一心同体でしたからね。
そういう一見どうでもいい描写がプロレス好きにとってみたら非常にたまらなく。
またサイン会の場面も凄くリアルで
自ら持ってきたTシャツやビデオを並べて売ったり
金を取ってファンと写真を撮ったりの場末感が凄いのです。
90年代に週刊ゴング辺りで観た記憶のある映像というか。
会議室みたいな部屋でのファンミーティング。
バックランドとかアイアン・シークとか
往年のレスラー達がよくやってたよ。
アルティメットとかサンマルチノとか。
老けて体も小さくなったレスラー達のサイン会。
カリフラワー・アレイ・クラブみたいな感じで。
客もおっさん連中ばっかりでね。
そんな場面ばかり観せられたら切なくもなりますわ。
なので、プロレス好きからみれば
この映画は「リアル」というより「そのまま」だと思うのです。
そもそも『ビヨンド・ザ・マット』のジェーク“ザ・スネーク”ロバーツが
この映画のベースになっているのは間違いないでしょうし
他の出演者であったテリー・ファンクやミック・フォーリー、
その他の全てをゴッチャにしてこの映画にしたのだろうから
つまり「リングの外に脚本は無い」を脚本化してるのだから
リアルもクソも無いのは当然だと思うのです。
実話ベースなんだから。
それはともかく、プロレス好きな自分ではなく映画好きな自分として観た場合、
演出がガス・ヴァン・サントの『エレファント』そっくりで個人的には好みです。
バックショットが異常に多いのですがそれだけでこれだけの作品になるのだな、と。
何度観ても飽きないような仕掛けも随所にあったりしますし。
内容が内容なのでそう何度も観れないのが辛いところですけど。
しかし数々の映画賞受賞も頷ける良い作品だとは間違いなく思いました。
演出面だけを見たら心のベスト3に入れてもいいくらい素晴らしい映画です。
何度も書きますがストーリーが切ないので実際はトップ10にすら入れませんが。
上記したようにリアルな映画で個人的にも嫌いじゃないが
ただ唯一残念だったのはセルフカットの場面で
主人公が自分のオデコを横に切っていた部分。
横にセルフ・カットするのは世界中でミスター・ポーゴさんだけですからね。
だからポーキーだけはデスマッチファイターなのに比較的オデコが綺麗なんだな。
ってかこの映画のモデルはポーキーなのか!?
確かにダブる場面は多い気もするけど……。
そうか、そうだったのか……。
moya_sic at 00:29│
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