
とある日に
何となくFarmを欲してしまいまして
青森県五戸町方面におりまして
Carで走行中に
『尾形ファーム』さんのSignboardが目に入りまして
秒で右にWinkerを付けて左折をキメまして
『尾形ファーム 五戸店』さんへの
初訪問をおキメキメましたてきました。
お店のホームページはコチラ。
お店の場所はコチラ。
営業時間は11:00〜21:00、
定休日は無く年中無休、
駐車場は近隣に多数。

というわけで
五戸町にある『尾形ファーム』さんへ
初訪問と相成りました。
南部地方は馬肉食が盛んで
そもそも青森県にある
三戸、五戸、六戸、七戸、八戸など
「戸」が付く地名は馬に由来しているとのこと。
「戸」が付く地名は
「厩(うまや)」が由来で
軍馬を育成・管理していた牧場を
9つの区画に分けていた名残らしく。
ちなみに岩手県には
一戸、二戸、九戸の3つはありますが
四戸だけは青森にも岩手にも存在しません。
昔は存在したらしく
現在の八戸あたりだったらしいですが
「四」が「死」を連想させるからか
いつの間にか無くなっていたとのこと。

そんな馬とともに暮らしてきた南部地方では、
古くから馬肉が一般的に食べられており
中でも五戸町では明治時代から
「馬肉鍋」がよく食べられきたそうです。
こちら『尾形ファーム』さんは
有名な馬肉のお店で、
店頭で売られているお肉も馬肉が中心。
他の地方ではなかなか買えなさそうな
部位の馬肉がゴロゴロ売られていました。

『尾形ファーム』さんへは
昨夏の青森旅行で来ていますが
あちらはおいらせ町にある
「下田店」さんでした。
今回は本店ともいえる
「五戸店」さんとなります。
昨年、放送された
『ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅 陣取り合戦8』で
太川陽介、荻野由佳、ザ・マミィ酒井貴士の3人が
来ていたお店がコチラですね。
馬肉が有名なことを知らなかったのか
なぜか3人は焼鳥を食べていましたけど。

ほぼ開店時刻に入店したのに
一気に満席でした。
ぶっちゃけ「下田店」さんは
全然空いていた経験から
ちょっと油断していた部分もあり
あやうく初回に入店できないところでした。
昨年、訪問した「下田店」さんでは
焼肉という形で馬肉を頂きましたが
上記したように南部地方では
鍋で食べるのがメジャーとのこと。
それを函館へ帰ってから知ったので
今回はリベンジとして鍋でイこうかと。






ところで馬肉のことを
なぜ「桜肉」と呼ぶのか。
それには諸説あって
1つは、明治時代に安価な馬肉を
人気のあった牛肉と偽って出していたお店があり
馬肉が牛肉のサクラに使われたということから
「桜肉」と呼ばれるようになったという説。
1つは、肉食が禁止されていた江戸時代に
猪肉は「牡丹(ボタン)」、
鹿肉は「紅葉(モミジ)」と隠語で呼ばれていたように
馬肉は「桜(サクラ)」と呼ばれるようになったという説。
1つは、冬の間にたくさんの餌を食べる馬は
春の桜の時期には脂がのって美味しいからという説。
などなど。

『尾形ファーム 五戸店』
■桜鍋セット 2200円
馬肉鍋と馬刺しのセット。
内容は
・馬肉鍋
・馬刺し
・ごはん(中)
・みそ汁
・つぼ漬け

みそベースの味付けがされているので
スゲー辛い南蛮系の薬味以外
つけだれ等はありません。
馬肉にキャベツ、しらたきや豆腐など
想像以上にガッツリ入った鍋
新鮮な馬肉の旨味に
野菜の甘みや味噌だれが
トリプル合体パワーボムで
スーパー美味い。
馬肉はやや硬いイメージだけど
想像していたより柔らかだったのは
やはり新鮮だからなのかな?
とはいえ
焼肉の方が上かと思いましたが
個人的には今回の鍋の方が
美味しく感じました。

トロトロな馬刺し。
生姜とニンニクの効いた自家製ダレと
マッスルドッキングで最高に美味しい。
永遠に食べてられるわ。
馬カツや馬タンなど
まだまだ食べたいメニューがあるので
こうなったら3度目の訪問までスグですよ。