雲谷ト森山農園

固定種や在来種の作物を栽培しています。化学肥料・農薬は使用していません。

April 2019

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機械じかけの畝立て物語を知っていますでしょうか?

肥料をやったりやらなかったりしてトラクターをかけます。
トラクターはディーゼルエンジン。
古いトラクターでガス欠しようものならエア抜きしないとエンジンがかかりません。
初めてのガス欠、そこで知るエア抜き。
ネット検索に、農機具屋さんテレフォンを駆使して、エア抜きの手順は分かったつもり。
しかし、かからないエンジン。
世間は大連休で、電話対応だけでもありがたいのに即座にご来園。
ありがとうございます。
閉めたはずのボルトがバカになっていたのが原因と特定されました。
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そして日付けは変わり、早まる雨予報にいそいそ。
しかし、万全と思えたトラクターの調子は上がらない。
呼吸が整うのを焦らず待つ。
で、調子が戻ってネギ専用管理機の出番。
このネギ専用管理機、じつは枝豆にも馬鈴薯にも大変役に立つ優れもの。
が、どうしたお葱さん…。
昨年治したのに随分な息切れじゃねぇか。
チョークを戻せば心配停止の状態。
古い頂き物の機械で過剰な説明もなく、もうチョーク開閉がどっちがどうかアベコベになりそうだ。
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こうなったら唯一のニュータイプやまん号の出番だ。
…ん〜こいつも風邪の治りかけのような…。

なんとか降雨前に最低限は終えたかな。
そもそもはネギの定植したいんだが。
越冬ネギも収穫せねば。

ディーゼルエンジンの燃料確認は怠るべからず。

♨︎最近のは自動でエア抜きするそうな 

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上の画像は、昨日の朝のオクラ
下の画像は、昨日夕方のオクラ

去年は発芽率0%に終わった通称「ダビデの星」
今年の種は見た目から美しかった

さて、まるで魂を売出し中のような今の日本
自家採種禁止の噂が止みません 

種子という生命体に権利を設けようとしています
どんな権利を主張しようともある企業利益のための権利であって未来への利益ではないですね

種子の価値を見失う時代は古い
種子の価値を取り戻す、それが世界の動き

まず地方の品種を守らなければ
都道府県での種子条例が必要です

連絡先が分かる県議会議員などに条例制定検討の要望を出すと動き始めるそうです
備えあれば憂いなし

自家採種とは手間のかかる、だけど尊い行動
作物と共に生きるために
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雪解け水で川が溢れそうな時期

つまり雪が無くなり
畑でフルスイング
食って寝たら
…他は余裕がない 

そう決めるのは自分の自由
余裕が作れない自分とも考えられる

なぜ余裕が作れないか
どうしたら余裕が作れるか
それを考えもしないと陥る

疲れる日々を誇りに変えよう
どうすれば? 

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去年の最大の失敗は、最大の成功でもある。
年に数回発動するロータリーにカゴを付けて運搬車化。
やり過ぎるとウィリーしますのでお気を付けください。
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種をまく時期、栽培する畑、失敗の原因はどちらかかどちらもかか。
おいしくなさそうな見た目で、実際に食べれたもんじゃないウォーター・メロン・ラディッシュでしたが、すぐ隣のブラック・スパニッシュ・ラディッシュは大成功だし、枝豆後の遅め播種の同品種は許容の出来でした。
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で、今年は気力と金力が続く限りホタテ粉末をばらまくことにしました。
地球の8割は海で、青森市の海と言えば陸奥湾で、陸奥湾と言えばホタテです。
微々たる肥料要素なのか、囁かれる浄化作用なのかは分かりませんが、ホタテ粉末をやった結果は気に入っています。
昨年の肥料総額1万円を軽々と超えていますが、お金は幻、肥やしはお供え。 
軽トラに載る運搬車と、自走式の草刈機、四駆のトラクターがとても欲しいです! 

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山の畑へ

道はまだ雪で閉ざされていた。
木陰は1メートルほどの残雪も。
それでも気温がもうすぐ融かすだろう。
畑には、在来のかぶやルタバガが収穫できそうだ。
残したニンジンは、小さ過ぎるままのよう。 
明日からでも背負子を出動させよう。
ここら一帯の開拓地には石碑がある。
「農魂」
感じていこう。 

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