カンブルラン指揮のベートーヴェン:交響曲第5番

●1月19日、金曜日、19時より、サントリーホールにて読響名曲シリーズ演奏会●

①ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77 (ヴァイオリン:イザベル・ファウスト)
②バッハ(マーラー編曲):管弦楽組曲から
③ベートーヴェン:交響曲第5番  ハ短調 「運命」 Op.67

①イザベル・ファウストソロのこの曲演奏は、2014年にもハーディング指揮で聴きました。
珍しいブゾーニのカデンツァだった程度しか記憶になし。今から思えば、あの時も音量が十分に届く座席ではなかったのでしょう。

元来、鋭利な響きなせいもあり、音量が大きくない。2階席後方の方は聴こえたのだろうか??
そんなこともあり、今回は1回券購入のせいもあり、ヴァイオリニストから数メートルの席を選んだので、聴こえてこないということはありませんが、それでも弱音も多い。
第1楽章、再現部のカデンツァは、解説にもあったように、ブソーニのティンパニ付きなので、カデンツァでも指揮者は振っていたのは面白い。


★アンコールは、現代曲風。冒頭はバルトークあたりか???とも感じましたが、全く提示も展開もななく唐突に終る短い曲で現代曲だろうと感じましたが、ロマン派のように、曲想から作曲家を推測することはできす。帰りに確認したらクルタークの作品でした。

②第2、第3、第4曲。在京オケの定期演奏会ではバッハ作品を聴けることは、むしろ珍しいので、ある意味、新鮮でもある。マーラーが編曲したらしいので、現代オケの充実した響きで面白い。

③カンブルラン指揮の『運命』は、2009年4月に「次期常任指揮者」の肩書時代にも、たしか池袋で聴きましたが、ブログも書いていない時代でもあり、今となっては聴いたという記憶のみ。

今日の演奏は、オケも演奏し慣れた曲でもあり、バランス良好。
◆第1楽章:ソナタ形式
提示部では、対旋律なのか、伴奏なのか?いろいろな楽器が分離して聴こえてくる。
◆第2楽章:変奏曲
それほどわかりやすいとも思えない変奏曲ですが、勢い十分。
◆第3楽章:ABAの三部形式
トリオ(B)の低弦(コントラスバス)はそれほどの重厚感もなし。
◆第4楽章:ソナタ形式
メリハリ十分。迫力十分。ヴィオラ主席が時折、やたら大きな音量で弾いていた!!!!!!






カンブルラン指揮のブルックナー:交響曲第6番イ長調

●1月13日、土曜日、18時より、サントリーホールにて読響定期演奏会●

①ブリテン:歌劇『ピーター・グライムズ』から、「4つの海の間奏曲」
②ヴィットマン:クラリネット
協奏曲イ短調 op.129 ★クラリネット:ヴィットマン  ★日本初演
③ブルックナー:交響曲第6番イ長調


①名曲。ブリテンのすごさがよくわかる。第2曲は、リズムがメシアンの曲のようにも感じました。

ヴィットマン(1973~)は、日本はともかく欧州ではかなり有名。ハーディング指揮パユのソロでも聴いたので、おそらく3度めか???(もっと聴いているような気もしますが????と思って調べると2010年8月にも聴いていた)
演奏家故かどちらかと言えば、「穏健」な曲である。その点では、ハインツ・ホリガーとはだいぶ異なるとも言える????
オケを左右に2つに分けて、左にモダン(443ヘルツ)、右側にバロック(430ヘルツ)で演奏する。それ故、音合わせが2度ある。
クラリネットは、時折特殊奏法もあるが、それほどの「キテレツ」な曲でもなし。
ギターやアコーディオンも使用するが、アコーディオンは特殊奏法で通常の音は特になし。
なんだかサントリーサマーフェスティバルで聴いているような錯覚も。。。。。。

★ちなみに、8月のサントリーサマーフェスティバルでも来日するようである。

②ブル6の実演は意外と少ない。
★明晰ながらも、重厚感が不足するということもなし。速めのテンポで53分前後。堂々とした横綱相撲のような演奏。
メリハリ十分で所々豪快に響き渡る。
◆第1楽章:ソナタ形式
提示部第3主題はずいぶんと速い。(チェリビダッケ指揮のライブ映像で聴き慣れているせいもある)
◆第2楽章:ソナタ形式
曲想もあり大変に美しい。
◆第3楽章:ABAの3部構成
ドイツ語で「速くなく」とブルックナーは書いているらしいのですが、切れ味良好。第1主題に絡んでくるオーボエの響きも印象的。トリオは、ブルックナーの交響曲第5番第1楽章第2主題からの引用も明瞭。
◆第4楽章:ソナタ形式
形式に忠実と言いますか、「ワンパターン」と言いますか、ソナタ形式で、この楽章も第3主題までありますが、展開部は意外と難しい。「展開部」とわかった頃には再現部が始まっている。
コーダで第1楽章の第1主題が回帰(トロンボーン)しますが、大音量ながら、実演だけあり、臨場感あり。







Mozart/Weber/Widmann: Klarinet
Jorg Widmann
Orfeo
2016-03-11

Widmann: Armonica
Kagel
Pan Classics
2014-04-29







飯森範親指揮のムソルグスキー/ラヴェル編:組曲「展覧会の絵」

●1月12日(金曜日)19:00より、サントリーホールにて、東京交響楽団定期演奏会●

①プロコフィエフ:交響曲第1番 「古典交響曲」
②プロコフィエフ:ピアノ協奏曲協奏曲1番 ★ピアノ:アレクサンダー・ガヴリリュク
③ムソルグスキー(ラヴェル編曲):組曲『展覧会の絵』

★会場が取れなかったからか?珍しく平日夜の演奏会。たまにある。

①切れ味良好。年初のコンサートにもふさわしい曲?

②アレクサンダー・ガヴリリュクは有名なわりには実演はおそらく初めて。
浜松国際ピアノコンクール
で優勝したのが2000年だから、もはや「中堅」?????
音量も十分で、勢いも十分。特に言うこともなし。

★アンコール2曲。なんと『展覧会の絵』から「キエフの大門」。体を前後大きく動かし、気合十分。
協奏曲では「共奏」していたからか?????
サービス精神満載????
大拍手で、さらにモーツァルトのピアノソナタ10番、第2楽章。意識して聴いたことのない作品のはずですが、ピアノ協奏曲9番とそっくりの旋律が登場するので、おや?と感じる・・・・・・・

③全体的には端正で楷書風ながらも、共演が多いせいか?ところどころ味付け(多少のアゴーギク)あり。
冒頭のトランペット・ソロは、難しいが、過不足なし。もう少し自信があると良いのだが・・・・。
第2曲:「古城」のアルト・サックスの響きがやはりとても魅力的。
第4曲:「ブィドロ」
弱音で始まり、次第に大きな音量になり、やがて弱音への変化も明瞭。チューバ・ソロも良好。
第5曲:「殻をつけたひなどりのバレエ」
曲想も楽しく、面白い。
第6曲:「サミュエル・ゴールドベルクとシュミイレ」
は多少穏やか????
第8曲:「カタコンブ」
冒頭は比較的重厚感あり。
第9曲:「バーバ・ヤガーの小屋」
は、メリハリ十分。
第10曲:「キエフの大きな門」:
鐘の音やロシア正教の讃歌が美しい。

★このコンビ、2018年5月の定期演奏会では、ウド・ツィンマーマンの曲を日本初演するので、楽しみ。
ラッヘンマンやシャリーノほど「過激」ではありませんが、「白バラ」という内容もあり、聴きやすくない曲。小生もウド・ツィンマーマンの曲はおそらく実演では初めてとなるでしょう。
10年以上前に購入したCDは家にありますが・・・・・

現代作曲家には、B・A・ツィンマーマン以外にも、さらに若いウド・ツィンマーマンとヴァルター・ツィンマーマンがいることは、以前ブログに書きました。こちら
白バラの祈り -ゾフィー・ショル、最期の日々- [DVD]
ユリア・イェンチ
TCエンタテインメント
2006-09-22




★この映画は10年以上前に観ましたが、最近顕著な露骨な「ナショナリズム」についてもいろいろと考えさせられる。




白バラの声―ショル兄妹の手紙 (1985年)
ソフィー・ショル
新曜社
1985-10









プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第1番、第2番、第4番「左手のための」
ガヴリリュク(アレクサンダー)
エクストン
2010-05-21

プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番&第5番
ガヴリリュク(アレクサンダー)
エクストン
2010-06-23

月光
ガヴリリュク
オクタヴィアレコード
2003-10-22

Alexander Gavrylyuk: Live in Recital [DVD] [Import]
Alexander Gavrylyuk
Video Artists International
2007-07-26

Live in Recital
Alexander Gavrylyuk
Video Artists Int'l
2006-04-25

Alexander Gavrylyuk in Recital 2007
Alexander Gavrylyuk
Video Artists Int'l
2010-07-20


Mussorgsky/Schumann: Pictures
Mussorgsky
Piano Classics
2014-03-25


追跡 ムソルグスキー『展覧会の絵』
団 伊玖磨
日本放送出版協会
1992-07


ピアノ:アレクサンダー・ガヴリリュク
指揮:飯森範親
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