聴き比べ:シューベルトの交響曲第8番:《ザ・グレイト》  (その2)

8月1日、ゲルギエフ指揮の実演前に聴いておいたものです。

⑥カラヤン指揮:ベルリン・フィル  ★1978年7月録音
シューベルト:交響曲第8番「未完成」&第9番「ザ・グレイト」
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 カラヤン(ヘルベルト・フォン)
EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)
2008-03-26

シューベルト:交響曲第8番《未完成》&第9番《ザ・グレイト》 (Schubert: Symphonies Nos. 8 "Unfinished" & No.9, "The Great")
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 カラヤン(ヘルベルト・フォン)
ワーナーミュージック・ジャパン
2008-03-26

①12:53②13:07③14:12②11:53
★多少速めのテンポで、「レガートの帝王」らしからねメリハリ十分な充実した演奏。(ただし、終楽章は例外)
①提示部第2主題は多少遅めのテンポで個性的なアーティキュレーションあり。第3主題のトロンボーンは個人名は不明ながら、魅力的な響き。提示部の繰り返しなし。
展開部はバランスも良好で大変に美しい。コーダは速く勢い十分。
②軽快で流麗。木管群は美しい。
③タンタンとして軽快ながらもスケルツォ主題は切れ味良好。
④この楽章だけは「レガートの帝王」らしい。
鋭角さもメリハリも影をひそめて、「唯美主義」的で、バランス良好。
それでもコーダだけは、曲想もあり、弦が分厚くなる。

⑦テンシュテット指揮: ベルリン・フィル ★1983年4月21~22日録音
シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレート」
クラウス・テンシュテット(cond)
EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)
2009-04-22

①13:09②14:08③10:54②12:18
★オケのせいか???重厚感もある、骨太なスケールの大きい演奏。時折「軽快さ」も顔をだすので、より印象的。
①序奏は比較的メリハリあり。序奏から主部へは適度のクレッシェンド。提示部の繰り返しなし。
展開部は比較的穏やかで、バランスも良好。自然に再現部へと入る曲想はシューベルトの天才業か?
②ABABの構成
手堅く、2度めのAの頂点も比較的おだやか。
③スケルツォ主題は弦が分厚く鳴り重厚感あり。木管群は、明るめの響きできれいに浮かび上がる。
④この楽章も弦が分厚く鳴り、手堅くメリハリも十分。コーダの最後はデミュニエンドでおわるスコアのほうで、比較的使用頻度は少ない。


⑧シュタイン指揮:バンベルク交響楽団  ★1985年12月5~6日録音
シューベルト:交響曲全集
シュタイン(ホルスト)
BMG JAPAN
2002-06-26

①13:51②16:16③10:50②12:11
★手堅い正攻法。バランスも良好。どちらかと言えば、穏やかで、ロマンチックで、聴きやすくもある。師匠のヴァントとは対極的なアプローチ。
①序奏の冒頭はかなりゆっくりのせいもありロマンチック。
展開部は手堅くバランスも良好。
②ABABの構成
最初のBの最後はゆっくりで穏やか。2度めのAの頂点は、そこそこの迫力でバランス良好。「頂点」後の「間」も比較的長い。
③スケルツォ主題は切れ味良好。
④手堅くメリハリも十分。コーダは悠然。

⑨ムーティ指揮:ウィーン・フィル  ★1986年2月10~12日録音
シューベルト:交響曲第8(9)番「ザ・グレイト」
ムーティ(リッカルド)
ワーナーミュージック・ジャパン
2016-08-24

シューベルト:交響曲第9番「グレート」
ムーティ(リッカルド)
EMIミュージック・ジャパン
2012-07-25

①16:38②15:08③14:02②15:09
★メリハリ十分ながらも、オケのせいか?ムーティらしい「攻撃的アプローチ」は、少なく、どちらかと言えば、正攻法に近く、ムーティ指揮の演奏としては聴きやすくもある。
①序奏の冒頭はゆっくりで、堂々。主部へは多少のクレッシェンドで入る。提示部第2主題の木管群は臨場感豊かで美しい。トロンボーンによる第3主題は最初は弱音で入る。
展開部は穏やかでバランスも良好。
②ABABの構成
最初のAの木管群は美しく、最初のBのホルンも見事。とりわけオーボエとクラリネットが魅力的。
③この楽章も木管群の響きが魅力的。
④メリハリ十分。コーダは悠然として弦も分厚く鳴る。

⑩テイト指揮:ドレスデン国立管弦楽団  ★1986年2月26日~3月2日録音
Symphony 9 " Great "
Schubert
Berlin Classics
1994-11-29
(アマゾン上で、EMI盤が見つからなかったので???)
①17:00②15:11③15:09②16:04
★ムーティ盤と同じレコード会社で、録音時期も同年同月でありますが、録音スタッフが違うのか?テイト盤の方が録音状態は良い。
演奏は、想定外にムーティ盤以上にメリハリがありビックリ。すべての繰り返しがあるので、演奏時間は63分を超える。
①序奏の冒頭は速めのテンポ。主部へは長めの穏やかなクレッシェンドで入る。提示部第2主題の後半は、迫力あり。トロンボーンによる第3主題も穏やかですので、小結尾が強烈。
展開部は速めのテンポながら、バランスも良好。コーダも速めのテンポで金管群が強烈。
②ABABの構成
Aは、パンチ力もあり、録音が良く、臨場感豊か。
③切れ味もバランスも良好。
④メリハリも十分で、手堅い。再現部は、白熱感があり勢いも十分。


★その3ヘ続く
★その1は、こちら








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大作曲家 シューベルト
エルンスト ヒルマー
音楽之友社
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藤田 晴子
音楽之友社
2002-10-01


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聴き比べ:ブラームスの交響曲第3番 (その3)

フルシャ指揮(都響)の実演前に聴いておいたのもです。

2014年5月以来のブラ3「聴き比べ」。久しぶりなので6枚。

⑨ベーム指揮:ウィーン・フィル ★1975年 5月録音
ブラームス:交響曲第3番&第4番
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ベーム(カール)
ユニバーサル ミュージック クラシック
2012-05-09

ブラームス:交響曲全集
ベーム(カール)
ユニバーサル ミュージック クラシック
2011-11-30

①11:04②10:30③06:41④08:45
★手堅い正攻法。かつて「名盤」として有名だった録音ですが、忘れ去られた感が強い。今では聴くことのできない「伝統的な」ウィーン・フィルの響きが魅力的(かつ貴重か?)。
①提示部の繰り返しなし。提示部第2主題の木管が美しい。展開部は比較的速めのテンポでメリハリもある。
②遅めのテンポで、個性的。第1楽章との違いが際立つ。木管ソロは美しい。クラリネットは、名手プリンツか?。
③比較的彫りも深い。
④曲想のせいもあり、メリハリ十分で迫力あり。コーダの穏やかさが際立つ。

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⑩ショルティ指揮:シカゴ響 ★1978年 5月録音

ブラームス:交響曲第3番
ショルティ(サー・ゲオルグ)
ユニバーサル ミュージック クラシック
2007-02-21

①13:52②09:41③06:23④08:50
★曲想もあり、ショルティらしい「体育会系」アプローチは影をひそめる。
ショルティには珍しいくらい緻密で手堅い。弦楽奏者を少なめにしているらしく、バランス良好で、透明感十分。
①提示部の繰り返しあり。比較的メリハリあり。
②弦がたっぷり鳴り、カンタービレ豊かで美しい。
③透明感が良好。
④曲想のせいもあり、第1主題はメリハリ十分で、勢いも十分。弦も比較的分厚く鳴る。
第3楽章までは全体的に穏やかだったせいもあり終楽章の入りの勢いが際立つ。
コーダでの第1楽章の第1主題の再現も明瞭。

⑪バーンスタイン指揮:ウィーン・フィル ★1982年 9月ライブ録音
ブラームス:交響曲第3番、ハイドンの主題による変奏曲
バーンスタイン(レナード)
ユニバーサル ミュージック
2015-08-26

ブラームス:交響曲全集
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 バーンスタイン(レナード)
ユニバーサル ミュージック クラシック
2008-08-20

①15:32②09:42③07:04④09:33
★この曲のアプローチとしては、珍しく「激情」風の感情移入たっぷり。かなり個性的な演奏。(曲想もあり、当然ながら、第1楽章と第4楽章に限られますが)
第1楽章と第4楽章はメリハリ十分で、彫りも深く、勢いもある。
①劇的なほどに起伏がある。提示部の繰り返しあり。
②穏やかでロマンチック。比較的寂寥感もある。
③遅めのテンポで、比較的重厚感もある。
④提示部も再現部も勢いもメリハリ十分。豪快に鳴るも彫りも深い。
穏やかなコーダの弦が美しい。


⑫スクロヴァチェフスキ指揮:ハレ管弦楽団 ★1987年11月25,26日録音

Brahms;Symphony No.3/Variat
Halle Orchestra
Imp
1995-08-14

Symphonies No 1 2 3 4
J. Brahms
Innov. Music Prod.
1995-12-12

①13:52②10:15③06:39④09:30
★小さめのアゴーギクを多用し、工夫の多い個性的な演奏。
所々、弦も分厚く鳴るので、彫りも深い。その一方、スマートな現代風なところもあり、分離、バランス良好で、透明感も十分。
①提示部の繰り返し有。コーダでは、バランス良好で、ホルンの分離が良く、普段聴き慣れない旋律が聴こえてくる。(ノーツの宇野功芳解説にも記述あり)
②木管群がきれいに浮かび上がる。
③弦の響きが美しく、カンタービレ豊か。
④曲想のせいもあり、メリハリ十分。弦は比較的分厚くなり、迫力十分。
おだやかなコーダでの第1楽章の第1主題の再現も明瞭。

⑬ドホナーニ指揮:クリーヴランド管弦楽団 ★1988年 5月録音
ブラームス:交響曲第3・4番
クリーヴランド管弦楽団 ドホナーニ(クリストフ・フォン)
ワーナーミュージック・ジャパン
2002-01-23

①13:00②08:44③06:16④08:31
★ショルティ盤をさらに徹底させた、スマートな現代風で「クセ」のない正攻法。
緻密で、室内楽風なところも多い。それだけに、ある意味「あっさり系」とも言えるので、好みの分かれるところでしょう。
①提示部の繰り返しあり。展開部ではテンポも速まり、勢いづくところもある。コーダはメリハリ十分。
②木管のソロも美しい。とりわけ第2主題。
③緻密で透明感十分。
④曲想のせいもあり、メリハリ十分。バランスも良好で、対旋律も良く聴こえてくる。

⑭インバル指揮:フランクフルト放送交響楽団 ★1996年 4月25、26、28日録音
ブラームス:交響曲全集
フランクフルト放送交響楽団 インバル(エリアフ)
日本コロムビア
2007-08-29

ブラームス:交響曲第3番/シェーンベルク&ウェーベルン:変奏曲
インバル/フランクフルト放送交響楽団
日本コロムビア
2012-12-19

①12:20②08:56③06:41④08:45
★ドホナーニ盤と似たアプローチですが、オケもレコード会社も異なるせいか、響きは意外と異なる。
インバル盤の方がより冷静沈着。感情移入も少ないような印象。過不足ない手堅い正攻法とも言える。
①提示部の繰り返しあり。緻密でバランスも良好。
②木管のソロも美しく、寂寥感あり。
③透明感良好で、そこそこにロマンチックもある?ような印象。
④曲想もあり、メリハリ十分で、切れ味良好。

★その4へ続く
★その1は、こちら


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春秋社
1999-06-01

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1983-01





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聴き比べ:マーラーの交響曲:《大地の歌》 (その5)

7月インバル指揮の実演前に聴いておきました。


⑭インバル指揮:フランクフルト放送交響楽団  ★1988年3月24~25日録音。
マーラー:交響曲《大地の歌》
インバル/フランクフルト放送交響楽団/シュライアー/ネス
日本コロムビア
2012-06-20





マーラー:交響曲全集
フランクフルト放送交響楽団 インバル(エリアフ)
コロムビアミュージックエンタテインメント
2010-05-19


①08:19②09:31③03:14④07:16⑤04:25⑥28:35
★当然ながらマーラーの交響曲第2番の「聴き比べ」で述べたことがそのまま当てはまる。
つまり「音符のすべてを鳴らしてやろうという、意図が感じられるようで、かつ冷静沈着。
勢いや迫力には全く関心がないようなアプローチで個性的。」
歌手の声量は録音技術の加工が少ないせいか?弱め、あるいは抑えめか?。

①「サルだ!聴け」以下の頂点はそこそこのオケの迫力。歌手の声はそれほど大きくもなし。(しかし、このくらいが自然、スコア通りか?)
②冷静沈着さゆえの「寂寥感」?のようなものもあり???
③曲想もあり明快
④中間部後の速い曲想では、歌手は良好。
⑤中間部木管群も美しい。
⑥多少速めのテンポで鋭利なアプローチながらも木管群は美しい。声質も良好で深みもあり曲想にふさわしい。

⑮ベルティーニ指揮:ケルン放送交響楽団    ★1991年11月サントリーホールでのライブ録音。
①08:26②09:38③02:58④06:30⑤04:24⑥29:19
★乱暴に言いますと、インバル指揮の録音と似ているとも言えますが、インバルほど曲に対して「突き放し感」はなく、メリハリもある。所々カンタービレ豊かで美しく手堅い正攻法。録音も良好で、歌手も良く、臨場感十分で、聴きごたえあり。
●思えば、15年ほど前に、ベルティーニ指揮(東京都交響楽団)の実演をさいたま市(浦和)で聴いたことを思い出しました。たしか諸井誠も客席にいた?。当然ながら演奏内容に関しては記録やメモもないので、全く思い出すことが出すことが出来ません。
①手堅い。
②寂寥感もあり。
④中間部ではメリハリも勢いも十分。
⑤中間部、ヴィオリン・ソロと木管群もよく響き、美しい。
⑥楷書風で構築感十分。非常に手堅い。歌手も特に言うことなし。


⑯ラトル指揮:バーミンガム市交響楽団   ★1995年12月28~30日録音。
マーラー:大地の歌
ラトル(サイモン)
EMIミュージック・ジャパン
2002-10-25

マーラー:交響曲「大地の歌」
ラトル(サイモン)
EMIミュージックジャパン
2009-09-16

①08:29②09:43③03:14④07:02⑤04:32⑥30:17
★オケの緻密さが真骨頂か?。メリハリ十分ながらも、ラトルとしては、曲想のせいか??どちらかと言えば、全体的に穏やかなアプローチでもある。あるいは、歌手がバリトンとテノールのせいでそのように感じるのか???
①この楽章は曲想もありメリハリ十分。
②比較的寂寥感あり。
③明るく明快
④中間部後の速い曲想では、歌手はうまく歌いきる。
⑤第1節の木管群は臨場感豊かで、美しい。中間部の間奏では重厚感もある。
⑥緻密で中庸な遅めのテンポ。木管群の響きも美しい。

⑰飯盛範親指揮:日本センチュリー交響楽団   ★2015年4月10~11日、大阪、ザ・シンフォニーホールにてライブ録音。
マーラー:大地の歌
日本センチュリー交響楽団 飯森範親
オクタヴィアレコード
2015-12-18

①08:02②09:43③02:59④07:00⑤04:05⑥28:03
★最新録音で録音状態が非常に良好で臨場感十分。構築感もある手堅い正攻法で聴きごたえ十分。
ただし、歌手の声量は録音技術の加工があるようで、録音は非常に明瞭ですが、実演で歌声がこれほど明瞭に聴こえてくることは、おそらくなし(まあ、かなり前の方の限られた座席ならば可能かもしれませんが?????)また、日本人歌手で発音が多少「甘い」。
このCDも歌手はバリトンとテノール。
①テノールの声量も十分で、さらにオケもパワフル。その上オケは分離もバランスも良好。
②スマートながらも比較的寂寥感あり。
④中間部後の速い曲想では、歌詞がほとんど聴き取れない。ここはドイツ人歌手でもてこずりますので・・・・・・・
⑥多少速めテンポで比較的タンタンと進みますがバランスも良好で木管群の響きも美しく、充実。

●その6へ続く
●その3は、こちら
●その2は、こちら
●その1は、こちら





マーラーを識る
前島良雄
アルファベータ
2014-12-19




マーラー 交響曲のすべて
コンスタンティン フローロス
藤原書店
2005-06

マーラー 〈新装版〉: 音楽観相学 (叢書・ウニベルシタス)
テオドール・W. アドルノ
法政大学出版局
2014-06-25




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