●7月26日、火曜日、19時より、サントリーホールにて、読響名曲シリーズ演奏会●

 
①ロッシーニ:歌劇 「泥棒かささぎ」 序曲
②ロドリーゴ:アランフェス協奏曲   ★ギター:村治奏一 
③サン=サーンス:交響曲第3番 ハ短調 作品78 「オルガン付き」



①歌劇 は観たことがないはずですが、序曲だけは、有名でもあり、よく聴く。
楽しい曲でもあり、オーケストラピットからでは聴こえてこないほどに
オケもよく鳴り響き、見事である。
それにしてもロッシーニの曲はこんなに大編成だったかな?????

夏休みのせいか?オーボエ主席奏者は、東京交響楽団、フルート主席奏者は、NHK交響楽団。
先日同様に読響ホルン主席奏者がいない・・・・・・・・


②村治奏一は聴いたことがあるような気もするが、記憶が蘇らない。
自分のブログを検索すると、2012年9月、全く同じ曲を聴いていた。アロンドラ・デ・ラ・パーラ指揮。
10年前は、1階席のせいか?音量十分と書いてありましたが、今回は2階席のせいか、多少音量不足気味。聴こえてこないということもないが・・・・・・・

★アンコールも前回と同じくアルハンブラ宮殿の思い出。
何度聴いても飽きない。



③33分前後で多少速め。
肉食系らしくメリハリも十二分。
コクがあって、キレもある、夏にはもってこいの演奏。
オケはよく鳴り響く。

♦第1楽章:
第1部:
序奏の『トリスタンとイゾルデ』を思い起こさせるオーボエは、ずいぶんよく鳴り響く!!再現部(7分前後)のトランペットによるジャズ風な咆哮もそれなりに迫力あり。
第2部:オルガンの響きは実演ならではの臨場感。
カンタービレ豊か。
♦第2楽章
第1部:
ティンパニもパンチ力十分に響く。
楽器のピアノの音も明瞭。
第2部:
冒頭は、実演だけあり、楽器の分離が良い。
主部のフーガも素晴らしい。
再現部に入ると、多少のアッチェレランドあり。





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志鳥 栄八郎
朝日新聞社