2017年08月19日

  アメリカが大変なことになっています。

以前のエントリでも書いた通り、トランプ大統領の出現はまったくの予想外で、
本当に失望と怖れ以外のものではありませんでした。

ただ一部の日本のオプティミストというか「そうあって欲しい」願望主義者の方
たちは選挙戦ではああ言っていたものの、地位が人をつくるから、ポストについた
らトーンダウンするよ、という見解もありました。

しかし、まったくそれも大外れでした。

8月12日、米国シャーロッツビル市で起きた白人至上主義者とそれに反対する人々
との衝突で亡くなったヘザー・ヘイヤさんが亡くなっても、なお、白人至上主義者を
擁護するかのような発言を繰り返す大統領。こんなことって、数十年アメリカ社会をみて
きたモモノリからしても考えられない事態ですわ。

その酷いホワイトハウスのドタバタはかいつまみながら日本でも大々的に取り上げ
られている一方、日本ではあまり報道されない方が。

susan-bro-funeral

スーザン・ブロさん。
亡くなったヘザーさんの母親です。

かつての日本の60年安保。数十万のデモ隊が国会突入をして機動隊と衝突した際に
若き女子東大生の樺美智子さんが亡くなったときのことをほうふつさせる(いや、
観たわけではありませんが(^_^;) )慟哭の雰囲気がいまアメリカに満ちています。



それにしても、このヘザーさんの母親、スーザン・ブロさんの落ち着き払った
素晴らしいスピーチ。びっくりですわ。


自分の娘がわずか数日前に突然轢き殺されて、全米中に注目されるなか、
大勢の人々が集まった追悼集会で、これだけの立派なスピーチをするブロさん。
地元の専門学校の職員。まったくのいち市民です。

「彼らは私の娘を殺すことで黙らせようとしました。でも、みなさん、どうなったで
しょうか。ますます逆効果となったのです」

凄みすらありました。

ちなみに、彼女の父親という方も登壇するのですが、このブロさんのような堂々とした
ものでなく、普通に我々の想像する遺族の姿そのものでした。言葉もとぎれとぎれ、
体を震わし、語尾は消えていく姿に中継していたキャスターも涙をそそられています。

それにしても、と思うのです。

すでにこの悲劇的な死を遂げた女性の家族の元には様々な脅しがよせられ
ていると言います。

それなのに、本名・顔出しでこれだけ堂々と公の場に死去から数日で登場するとは。

いやはや。

やっぱり、アメリカ人たちは「自分の言葉で発言をする」ことがいかに徹底しているの
か、とつくづく感心。

アメリカ人のSNSは、そういえば、実名顔出しが多いし、匿名でいることで陰に隠れて
何か言うことは言葉の価値を下げると思っていますからね。

だから人々への伝播力も大きいし、影響も大きいのだと思う。

モモノリも責任をもった言葉をきちんと発信していきたいと改めて思った次第。

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通訳、ツアーコンダクター、海外コーディネータ、バイリンガル司会・ナレーター、
企業研修・セミナー講師、と様々な経験を経て現在はランゲージスペシャリストの
コーディネーション(零細)会社を経営するモモノリが今年も日本の女性を元気に、
とメッセージを今年もお届けします。

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モモノリmpinet at 08:00│コメント(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

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