MQ ONLINE BLOG

サイトの更新状況や、ツクールでの制作日記などを書いていきたいと思います。

2007年12月

大晦日

「レクトールと黒獅子の紋章」で採用しているウェポンスキルですが、それの素材スクリプトがFSMで公開されていますので、気になる方はチェックしてみてください。
http://www.tekepon.net/fsm/
※トップページから「COMMUNITY→フォーラム→[特設]素材スクリプトサポート」でどうぞ


今年の更新は、この記事でおしまいです。
VXを買った人は、この休みの間に色々といじってみてくださいね。

では、良いお年を!

VX:オートタイル配置のテクニック

VXでは、タイルセットの仕様に少々クセがあり、これまでのツクールに慣れている方でも少々戸惑ってしまう事があるんじゃないかと思います。

さて、マニュアルの18ページに、
なお、[SHIFT]キーを押している間は、オートタイルの機能が働きません。これは、配置、スポイトの両方の操作で有効です。

とありますが、この部分について説明しましょう。


SHIFTキーを押しながらオートタイルを配置すると、
オートタイル
このようにオートタイルの機能が働かなくなるのは、RPGツクール2000からある機能ですので、皆さんご存知だと思います。
これを利用して、
一部だけ境界を生成
意図的に特定の部分だけオートタイル機能を有効にしたりするのは常套手段です。

RPGツクールVXでは、これに加えて、右クリック時にもSHIFTが有効になっています。
普通に右クリックすると、その場所に置かれているタイルを取得するわけですが、SHIFTキーを押しながら右クリックすると、オートタイルの状態をそのままにタイルを取得出来るようになります。

オートタイルまとめ


では、この機能を使った例を紹介します。

草地の境界が生成されていない
このようにマップを作った場合、崖の見える側にある草地の境界線が生成されません。対岸を見ると、生成されていないのが良く分かると思います。
ですので、ここに境界線を作ることにしましょう。

境界線だけ別に用意する
まずは、適当なスペースに草地の境界線を作ってしまいます。
必要な境界線を用意出来ればいいので、別に水である必要はありません。

SHIFT+右クリックを使って境界を貼り付ける
さきほど作った境界線をSHIFT+右クリックでスポイトし、SHIFTを押しながら置きたい場所に置いていきます。
あとは、これを繰り返していけばOKです。


「レクトールと黒獅子の紋章」ではこの機能を多用してますので、皆さんもうまく活用してみてください。

素材スクリプトのフォローについて

VXが発売され、購入された皆さんは色々といじくっている最中だと思いますが、素材スクリプト関連の連絡を。

同梱のマニュアルに記載しています通り、素材スクリプトに関するご質問等は「First Seed Material」へお願いします。
僕に聞かれても答えようがありません。ハイ。

First Seed Material」では、mackieさんが素材スクリプトのフォローをやってくれるようで(投げっぱなし/笑)、「次のレベルまでの経験値を表示」というスクリプトが追加になっています。
今後も少しずつ追加されていくようですので、気になる方はチェックしてみてください。

発売!

遂に「RPGツクールVX」の発売日を迎えましたー。

うちには昨日、エンターブレインさんから製品版が届きました。
これでやっと、他の作者さんのゲームをプレイする事が出来ます。どのゲームもどういう風に作ってあるのか気になってますので、正月休みに遊んでみようと思ってます。

「レクトール」は体験版の評判がなかなか良いようでホッとしていると同時に、製品版に収録されている体験版以降の部分で評価が一変しないかと不安でもあります。
僕は褒められると伸びるタイプなので、お手柔らかにお願いします(笑)

いよいよ明日発売

いよいよ明日、「RPGツクールVX」が発売になります。

これまで素材スクリプトの内容を紹介してきましたが、昨日の更新でおしまいです。
素材スクリプト全20種のうち、いくつか未紹介のものもありますが、あとは製品版で確かめてください。
また、初心者の方で、自分のプロジェクトに素材スクリプトをどうやって導入するのか分からないという方もいらっしゃると思いますが、導入方法などを解説したマニュアルを同梱していますので、そちらを読んでいただければ問題ないと思います。

……とりあえずこれで、VXを少しでも盛り上げる事が出来たでしょうか(笑)
XPでは出来る人と出来ない人との差が大きく開いてしまった感じがしますので、VXでその差が少しでも縮まればいいですね。

サイト更新

●「レクトールと黒獅子の紋章」の紹介ページを公開しました。

VX:1ターンに2回行動する敵

ボスクラスの敵ともなると、その強さを出すために1ターンに2回行動させたくなります。このような2回行動というのはバトルイベントで作れない事もないですが、色々と面倒くさいわけでして。
また、VXではスキルで連続攻撃を作る事が出来るようになりましたが、これは同じ攻撃を連続して行うものなので、厳密な意味で2回行動とは言い難いものがあります。

そこで、敵を2回行動させる素材スクリプトを用意しました。

2回行動の設定
設定は簡単。
メモ欄に「*DOUBLE_ACTION」と書くだけ。
これで、敵は1ターンに2回行動を行うようになります。

2回行動を行う確率はスクリプト内で指定出来ますし、それとは別に個別に確率を指定する事も出来ます。例えば「*DOUBLE_ACTION[50]」と書くと、この敵だけ50%の確率で2回行動を行います。
スクリプト内で指定する基本確率は100%にしておき、それ以外の確率の敵は個別に設定するというのが一番スマートな形になるでしょうか。

VX:フォグの設定

フォグとは、霧や雲などを表示させる機能の事ですね。
ピクチャーとの違いは、スクロールさせた時に画像がループしてくれる点でしょうか。

フォグの表示
不透明度や合成方法、スクロールの速度などを設定可能になっていますので、RPGツクールXPにあった同機能とほぼ同じように使ってもらえると思います。
フォグ用の画像は同梱してませんので、「レクトールと黒獅子の紋章」で使っているものをコピーしたり、XP用の素材を流用したりしてください。

なお、フォグの表示は比較的重い処理になりますので、お使いのPCの性能によっては、目に見えて動作が重くなると思われます。
ですので、イベントを多数配置しているマップでフォグを表示すると、ものすごく重くなってしまいますので、フォグを使用する際にはご注意ください。

VX:交換ショップ

「レクトールと黒獅子の紋章」では、集めた「小さな輝石」と様々なアイテムとを交換する事が出来ますが、このようなお金以外のものと商品とを交換するお店というのは、RPGではよく見かけます。
しかし、これをツクールで再現しようとすると結構面倒なわけでして。
ですので、「レクトールと黒獅子の紋章」の中で使いたかった事もあり、この機能を素材スクリプトで用意しました。
交換に使うアイテム(コインやメダルなどのこと)、交換レート、単位などを指定できます。

設定
このように、交換ショップ機能を有効にするスイッチをONにして、それから通常のショップの処理を行えばOK。通常のショップの処理を流用しているので、設定が楽。
ショップの処理が終わると、自動的にスイッチがOFFになって交換ショップ機能は無効になります。

通常のショップ
通常のショップはこちらですが、

交換ショップ
交換ショップはこうなります。

レイアウトはまったく同じ。
画像だけだと、単に値段と通貨単位をいじっただけじゃないかと思われそうですが。

交換レートは、全アイテム一括で値段の何%かを設定する形になってますが、それとは別に具体的なレートを個別設定することも可能なので、レートは高いけど売ると安いアイテムなんかも作ることが出来ます。

交換レートを個別に
こんな感じ。

また、ショップによってレートの違うアイテムも作成可能です。


なお、交換に使うアイテムに変数を指定する変数バージョンも用意してますので、100以上の数を扱いたくて変数をアイテム代わりに使っている人は、こちらでどうぞ。

VX:天候の設定

これは、マップ単位であらかじめ天候を設定してしまうという素材スクリプト。
設定されていないマップに移動すると、自動的に天候が「なし」になります。

この自動的に「なし」になるのがポイント。
通常のイベントコマンドによる天候の設定だと、場所移動しても天候の設定が引き継がれてしまいます。
単なる場所移動ならば、場所移動コマンドのところで天候を「なし」に設定すればいいんですが、例えば、雨が降っているマップから晴れているマップへテレポートさせたい場合、天候を「なし」にするタイミングがありません。
その時には、このスクリプトを使ってもらえば万事解決。

常時、何らかの天候が設定されているマップがある場合には、このスクリプトで設定した方が楽でしょう。
それに、場所移動の暗転中に天候を切り替えるので、天候の切り替えが見た目にもスムーズになります。イベントコマンドですと、場所移動の暗転中に割り込むことが出来ませんので。
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よしむら
「よっし〜」と名乗ったりも。
ツクールでゲームを作ったり、お手伝いをしたりしています。

ツクール関連以外は、こちらのブログに書いています。
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