釣場ガイド

2011年12月30日

【釣場ガイド】沼津>三津>内浦漁港 カドのおっさん

# 2014.2月追記
# そう言えば最近、カドのおっさんいないよね?
# おっさんが一年中常夜灯下を陣取るようになってから釣りできなくなってつまらない港になっていたけど
# 内浦港も今は気持ちよく小物ナイトゲームができそうだね。
# ただ内浦港はもちろん内浦湾の主要な港はみんな常夜灯が消灯されてるから、、、




内浦港の名物、カドのおっさん、きっとこんな過去をもっているんだろう、、、、と私は想像しています(笑)





三津シーパラダイスのすぐ近くにある、内浦漁港、そこが俺の住処だ。


ここでは昼間は遠投カゴ釣りでマダイと大アジ、夜はアジの泳がせでアオリイカが狙える。

常夜灯の下ではカマスやムツなんかもいるんだ。


漁港から沖に向かって伸びた堤防が右に折れるその角、常夜灯の下が俺の定位置。

人は俺のことを「カドのおっさん」なんて呼んでいるみたいだ。


誰にもこの場所はゆずらねぇ。


この角をキープすれば、沖側にもシーパラ側にも竿をだせるからな。

良い場所を独り占めだぜ。



この前は近くの温泉旅館に泊まっている観光客が浴衣で散歩にきてさぁ、こっちに歩いてきたから怒鳴りつけてやったんだ。

「こら!てめぇらこっちにくるんじゃねぇ!影が海に映ったらイカが逃げちまうじゃねぇかバカヤロー!」


まったく、観光だかなんだかしらねぇけど、俺の釣りの邪魔はしないでくれよ。



それに最近はルアーマンもうざいんだよ。

内浦オカズ隊とかなんとか言ってたけどよぉ、俺の隣で釣ったソーダとかワカシをリリースしやがんの。


あいつらにも言ってやったんだよ、

「おい、にーちゃんよ、釣った魚を逃がすんだったらここで釣りしないでくれねーかなぁ、

俺はそれをとっておきたくて釣りしてんだよ、魚を持って帰らないんだったらここで釣りするなよ!

よそでやりな!」

ってな。


俺がいるこのカドが一番釣れるハズなのに、どういうわけかルアーのやつがくると、あいつらばっかり釣れて俺が釣れなくなって困るよ、まったく。


漁師のやつらはあいつらと仲良くおしゃべりして「おいそのソーダ逃がすならくれよ」なんていって、ニコニコしてもらって帰ってるけど、プライドってもんがないのかね。




今日も俺はカドを占拠している。

だから他の誰よりも釣れるはずだ。

この場所は誰にも譲らねぇ。



俺は10年以上前から、三津には通っているんだけど、昔はこの場所がなかなかとれなかったんだよなぁ。

土日しかこれないからいつも混んでいて、このカドは一番良い場所だから、いつも夜明けには誰かがもう陣取っていたんだ。

だから堤防のむこうの方でやっていたんだ。

そりゃぁどこでも釣れるには釣れたんだけど、あのカドに入れたらもっと釣れてたはずなんだ。



そして俺は5年前に会社を定年退職して自由になった。


俺は家族もいないし、誰よりも自由なんだ!!!

これからは誰よりも自由な人生を送ってやるぜ!って退職した日に決意したんだ。


それからというもの、毎日、誰よりも早くここにきて、この場所をとることにしたんだ。


最初はそれでよかったんだけど、しばらくしたら夜のうちからここの場所取りをするジジイとかがでてきちゃったんだ。

まったく、ちょっとでも油断するとこれだよ。

このカドは俺の場所だ!!!


もう、この場所を離れたら、誰かにとられちゃいそうで、心配でならない。


だから、もうここで寝泊まりすればいいんだ!って気がついたんだ。


それからもう4年。

俺は1日もこのカドから離れることなく、ここで寝泊まりしながら釣りをしている。




俺は誰もがうらやましがる、カドの釣り人。

誰の制約も、文句も受け付けない。

怖いものも、俺を縛り付けるものも何もない。

時間にも家族にも縛られない、世界で一番自由な男がこの俺だ。




たまには別の場所で釣り?

旅行?

ダメダメダメ!
そんなことしたら、せっかく何年も占領しているこのカドを誰かに取られちゃうじゃん!

一秒だって、このカドから離れることなんてできないね。



こら!お前、このカドに近づくんじゃねぇよ!魚が釣れなくなるだろーが!!!



俺は何事にも縛られず自由な男、カドのおっさん。



mr_rainman at 11:35|PermalinkTrackBack(0)

2011年12月29日

【釣場ガイド】沼津>静浦>馬込堤防 海のお婆さん

今日、俺は沼津の静浦港にやってきた。

静浦港では春と秋はマダイ、夏はソーダガツオやブリの子供であるワカシ、冬はカサゴなどが、そして一年を通してアジが良く釣れる。

ここは地元でも人気だし、他県の釣りファンにも人気な一級海釣りポイントだ。

だから週末になるといつも車がいっぱいで、堤防にもびっしり釣り人がならぶんだ。

そんな混雑が嫌で、俺はここには早朝か夜しか来ない。

釣り場が混むこともそうなのだが、何よりも駐車場が満車になってしまうっていうのがさぁ、遠くに車を停めて歩くのも嫌だから。


今日は8月も終わりだというのにやたら暑くて日中はクーラーの下から離れることができなかったけど、19時をまわって今は少し涼しくなってきた。

太陽が海の向こうに沈んで、夕方から夜になろうとしてるっていうのに堤防にはまだ多くの釣人がいた。

あの人達はいったい何時から釣りをしていて、何時までやるつもりでいるのかなぁ、なんて考えながら駐車場から岸壁伝いに歩いていた。

これから俺はカサゴを狙う。

静浦港というと、漁港の目の前のT字堤防がメインになるけど、カサゴを狙う場合、もっと良いところがあるんだ。

だからT字堤防が混んでいても俺は慌てない。

この堤防よりも北側の馬込エリアにある堤防、そちらが穴場なんだ。



馬込堤防の先端には瓜島っていう磯場があって、その向こうに小さい離れ堤防があるんだよ。

そこは、地図でみてもわかるんだけど岸とつながっていないんだ。

一見、その堤防には行けないように思えるでしょ?

でもね、潮が引いて海面の水位が下がる「干潮」の前後ではこの間が地続きになるんだ。

だからその時に歩いて岩場を渡って、堤防によじのぼればその堤防の上に立てるってわけ。


今日は潮が大きく上下する「大潮」で、2時間前が「干潮」だった。

その場所に行ってみると、ギリギリセーフ。

堤防に続く岩場にはもう波がバシャバシャしていたけど、岩の頭をぴょんぴょんと渡って、堤防の下まで足を濡らさずに来れた。

よっいしょ!っと。

竿を一度堤防の上に置いてから、ジャンプしてよじ登るように堤防の上にあがった。

こんなところを知っている人はいないから、今日も貸切だ。

10mくらいの小さな堤防だけど、一人で貸切だから広さ的には十分だ。

周りはテトラや岩が沈んでいるのでポイントの数にもことかかない。


あとはここで徹夜で釣りをして、朝の「干潮」になったらまたこの岩場を渡って帰るというのがいつものパターンだ。


手前の岩場や、沖のかけあがりを丹念に探っていくと時間がすぎるのはあっという間だ。

25cmの良型を含む計3匹のカサゴと、外道でアナハゼを何匹か釣ったところで腕時計がピピピ!っと鳴った。

11時。

海面の水位が一番高くなる「満潮」の時間になったらアラームを鳴らすようにGショックをセットしておいたんだ。

すっかり潮も上がりきって、さっきまで堤防の付け根では底の岩がでていたのに、今はもう堤防の上にまで時々波がかかるくらいになっている。

2メートルくらいが水位があがったようだ。

遠くに見える静浦T字堤防の方は、沖にいくつもの電気ウキが並んでいるのできっと夜になっても混んでいるに違いない。

誰もいない堤防で、優越感をおぼえながらコンビニで買ってきたおにぎりを食いながら少し休憩。


よし、12時回ったし、腹も満たされたし、もいっちょ釣りますか!


後半戦はまだ攻めていない堤防の先端からやろうとおもった瞬間、

あれ?

海の中に何かデカイ影が動いたぞ!

特大シーバスか!?

いや、エイかな?


足音を押さえて、そーっとフチに立って覗き込んでみる。

ゴボっ!!!

海面が水柱をたてて炸裂した。


しまった、気配を悟られたかー!?


反射的にワームを投げ込んでみるけど、やっぱりだめだ、食ってこないや。


くそー!おしかったなー

ヘッドバンドについているライトをカチッっと付けて海中を照らしてみた



うわぁ!!!!!!




間違い無い、


お婆さんが海の中からこっちを見ていた


確実に俺と目があった。



と、次の瞬間、後ろに気配を感じて

ガバッ!!!っと振り返ったら

すぐうしろに腰が曲がって杖をついたお婆さんが立っている!



うぁあ!!!!!!


びっくりしすぎて心臓が止まるかと思ったよ。




でも、すぐにわかったんだ。

このお婆さんは、さっき、海中からこっちを見てたお婆さんじゃん!

そういうことか、俺が何かを覗き込んでるのを見て、何かあると思って、このお婆さんも後ろから覗いてたんだね。

そのお婆さんの姿が海面に反射して、海の中からこっちを見ているように錯覚したんだ。

そもそも、海の中にお婆さんがいるわけないじゃんね(^^;



って、一瞬で頭の中で整理できたから、すぐに冷静をとりもどしたよ。


そうとわかって一安心、バクバクしている心臓を落ち着けながら、


あ、こんばんわー

って挨拶を。


お婆さんは何も言わないで手で、ほらほら って、釣りを続けなよっていうようなジェスチャーをしてくるもんで

俺も、じゃぁ目の前でカサゴでも釣ってみせてやろう!

なんて気合いいれて2,3投したんだけど、ネンブツダイのアタリすらないや。


ダメっすねー


あれ?

振りかえるともうお婆さんはいなくなっていた。

帰っちゃったようだ。


残念、目の前でこれを狙ってたんだよーって、カサゴを見せてやりたかったのになー。



まだ満潮で潮が止まっているようで、活性が低くてダメだ。

潮が引き始めればまた活性があがってくるかな。
帰りたくても潮が満ちてるうちはこの堤防は沖堤と化していて帰れないしねぇ。

干潮になって、この離れ堤防から帰れるようになるまでまだまだ時間がある。

のんびりやるとするか。



mr_rainman at 18:48|PermalinkTrackBack(0)

【釣場ガイド】見た目は大人、頭脳は子供、その名は迷探偵次男!

【釣場ガイド】は俺が担当しよう。


俺は伊豆東幼稚園に通う幼児、江藤新二。
江藤家の次男だ。

俺は近所の狩野川公園で幼なじみの毛利凛とジャングルジムで遊んだ帰りに偶然、取引現場を目撃し「白の組織」によって試作段階の薬であるANERON4871を飲まされその副作用によって30代半ばのおやじになってしまった。

組織に俺が生きていることが知られると周りの人間に危害が及ぶと考え、俺をかわいがってくれていた近所の変わり者、居笠博士に身元保証人になってもらい電気メーカーの西芝に入社し、狩野川次男と名乗ってサラリーマン生活をしている。

居笠博士の協力を得て「白の組織」の陰謀を追っている。

決め台詞は「嘘がいっぱい!」

手がけた事件はだいたい迷宮入り。

そんな簡単にたったひとつの真実なんて見抜けないよ、見た目は大人、頭脳は子供、その名は迷探偵次男!



mr_rainman at 17:49|PermalinkTrackBack(0)