M-REF ミニ講座】第17回「パワーコンディショナ(PCS)の基本機能」

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M-REF ミニ講座】を通じて太陽光発電設備の保全にお役立ていただける情報を提供してまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
今回取り上げるのは、「パワーコンディショナ(PCS)の基本機能」です。

【パワーコンディショナの基本機能】
パワーコンディショナには主に次の機能があります。
 ① 太陽電池で作られた直流の電力を交流に変換するインバータ機能。

 ② 常に太陽電池出力が最大となるよう出力調整する最大電力追従機能(MPPT制御)

 ③ 停電などの時に系統から切り離した状態で、パワコンを運転させて使用できる
   自立運転機能。

 ④ 系統の電圧や周波数の変化を検出して0.5s以内に解列する。系統の電源が失わ
   れている場合は電力を送出しない単独運転の防止機能。

 ➄ 系統電圧に合わせて電力会社が出力電圧の上限値を指定する。停電復帰後のパ
   ワコン起動を自動か手動を選択できるようにする整定値設定機能。

 ⑥ 系統電圧に合わせて出力電圧を上昇し逆潮させるが整定値の範囲内で電圧上昇
   を抑制する機能。
   ≪注意≫ 引き込みからパワコンまでの電圧降下は2%以下に規定されています。

 ⑦ パワコン機器の内部温度が上昇すると電力出力を抑制する温度上昇抑制機能。
   原因として、機器取り付け位置が規定の離隔がとれていなく通気が悪い場合や
   機器取り付け場所が南側、西側などで直射日光が当たり内部温度
上昇する場
   合があります。

⑧ 系統側に連系するために電圧、周波数、位相、効率を整合する同期機能。

⑨ パワコン出力の電圧過不足や周波数上昇低下などの異常発生時に、これを検知
   して速やかに運転を停止する系統連系保護装置。

などがあります。


【適切な保全に対する理解を】
こうした適切な保全業務を行えれば、障害を最小に食い止めることができます。
しかし、現場のみなさまからは、設置者の方がなかなか保全にコストがかかることを理解していただけないという声をたくさん耳にします。
そこで、小さな問題を放置することで深刻な事故をもたらすことがあるということに加えて、適切な保全を行うことが設置者の方にとって大事な発電所の資産価値を守ることにつながるということを現場のみなさまお一人おひとりが丁寧にわかりやすくご説明いただくことが重要です。
本財団もみなさまとともにこつこつとその必要性を訴えてまいります。