Dragon Jet Storm-リーマンハンター狩猟記-

リーマンハンターの狩猟記。

遊想

700Khit記念記事 なぜ覇弓はタメ2までしか射撃できないか 後半

こんばんは。
Sasamingです。
本日は昨日に引き続き、覇弓がなぜデフォルトではタメ2までしか射撃できないか
の続きでございます。

なぜ覇弓はタメ2までしか射撃できないか 前半

シンクロニシティ

ある船がビスケー湾沖で嵐に遭った。
少しの振動でも爆発する危険物質「グリセリン」を運搬中だというのに!
クルー達は死を覚悟したが、グリセリンは爆発することなく無事目的地に到着。
疑問に思ったクルー達はすぐさま積荷のグリセリンを確認してみると、そこには
今まで冷やしても熱しても固まることが無いはずの結晶化したグリセリンがあった。
不思議なことに、それ以後地域と問わず次次とグリセリンが結晶化したという…

タイトルのシンクロニシティとはこのお話の引用元である漫画の「バキ」の作中に
おいて、

「一見無関係に隔絶された物質や生物、果ては思想までが地球規模で
同時同様の変化を遂げるという現象」

と説明されています。
なんともドラマチックなお話ではありますが、実際のところこのお話は都市伝説の類
早い話がよくできた作り話らしいです。
(似たところでは幸島の芋洗い猿の話なんかもあるみたいですね。)

ただこれに似たことがMHの世界で起きたことが覇弓の性質が変わった原因ではない
かと私は考えています。
そのシンクロニシティが発生した原因が『ウカムルバスの復活』であり、それにより
自然界のパワーバランスに変化が生じた、もっと大胆にいうならば対極の存在にある
アカムとウカムが持っている独自のパワーバランスにも変化を与えたのではないかと
思うのです。
これによってアカムの素材は変質してしまい、ウカム復活前(=MHP2)に比べると
弓のパワーが落ちてしまったのではないでしょうか。
(アカム素材の強度が落ちたというよりも、本来の強さに戻ったというのが正確
なのかもしれません)

<勝手な予想図>





これらのことから考える覇弓弱体化の理由

さて例によって長くなってまいりましたが、ここいらで「覇弓が弱体化した理由」の
私なりの見解を述べていきたいと思います。
・アカムとウカムは飛竜種の起源的な存在で共通点の多い飛竜でありながら
互いに影響を及ぼしあうプラスとマイナスのようないわば「対極にある」存在で
独自のパワーバランスを持っている。

・MHP2時代は何らかの理由でウカムはほとんど活動をしていなかったため
アカムとウカムのパワーバランスが大きくアカム側に傾いてた。
そのためアカムの素材は本来の強度以上に強靭になっていた。

・ウカムが活動を再開して、アカムとウカムのパワーバランスが変化した。
またウカムの活動再開は自然界にも影響を及ぼし、従来に見られなかった強力な
力を持ったモンスターや新しいモンスターがポッケ村でも活動するようになった。
(シンクロニシティの発生、Gクラスの解禁)

・その影響で今までアカム側に傾いていたパワーバランスが元の形に戻ったため
ウカム復活前に比べるとアカム素材は脆弱になってしまった。

・素材が強靭な頃のアカム素材を元に設計されていた覇弓は大きくスペックダウンした。
ひとまず古龍の大宝玉を利用してMHP2の頃の覇弓を上回るスペックに強化はできた。
しかしながら結局タメ3射撃に必要な張力の問題をクリアできなかったために
デフォルトではタメ2までしか射撃できなくなってしまった。
以上が私が考える「覇弓が弱体化した理由」です。


あとがき…のようなもの

さてさてまたえらく長い記事になってしまいましたがいかがでしたでしょうか。
言うまでもないことですが、この件は遊想というかっこいい名前の付いた妄想なので
事実かどうかは知ったこっちゃない!
…んですけどウカムの復活を軸に考えてみると色々納得のいく部分が自分の中で
あったので、それを元に覇弓が弱体化した理由を考えていくうちに本記事が
出来上がった次第です。
MHP2Gには上位クラス止まり、という武器もいくつか存在しますが結局その辺の武器は
Gクラスの素材を絡めてさらなる発展ができなかった武器なんだと思います。

アカムとウカムが対局の存在…というのは自分でも無理やりのような気が
しないのでもないのですが、アカム系の武器をGクラス仕様にパワーアップするのに
ウカム素材である「崩天玉」を使わなければならないあたり、まったくの
無理やりではないのではなかろうか、と思うのも事実でです。

ただ唯一覇弓をGクラス仕様の武器にするには崩天玉だけではなく、古龍の大宝玉が
必要なんですよね。
この辺の超がつくレア素材を必要とするあたり、やはり覇弓の強化には武器職人さん
達にも大きな苦労があったのではないでしょうか。
覇滅弓を握るときには是非こういった作り手の苦労なんかもかみ締めつつ使って
いただけると嬉しいなと思います(何様

それでは長くなりましたが本記事はこれにて終了です。
ありがとうございました。

700Khit記念記事 なぜ覇弓はタメ2までしか射撃できないか 前半

こんばんは。
Sasamingです。
本日はシリーズ第3弾ぐらいの弓遊想記事をお送りしたいと思います。
今回のテーマは『なぜ覇弓系はデフォルトだとタメ2までしか射撃できなくなったのか』
ということで色々考えてみたいと思います。

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覇弓シリーズのおさらい

覇弓シリーズが登場したのはMHP2からで、ラスト緊急に登場するアカムトルムの素材を
ふんだんに使用して作成できるのが『覇弓レラカムトラム』です。
MHP2Gしかご存じない方にご説明いたしますと、MHP2Gにおける覇滅弓クーネレラカムの
前身が覇弓レラカムトラムです。
MHP2とMHP2Gでは仕様が全く異なりますが、MHP2時代の覇弓のスペックはというと
・攻撃力300
・龍属性200
・会心発動率50%
・タメ2貫通LV3タメ3連射LV4
・強撃ビン、毒ビン使用可能
というスペックでした。

これだけみると、『ふーん。装填数UPがいらない以外そんなに変わらないじゃん』と
思われるかもしれません。

しかしMHP2時代はクエストが上位までしかありません。
そんな上位の武器の覇弓がGクラス武器と大差の無いスペックを持っていたと考えると
それがどれくらい強力か…というのは想像に難くないと思います。
MHP2時代、覇弓についたあだ名は『バランスブレイカー』でしたからね。
他にも『覇弓厨』など色々なワードが飛び交っていたように思います。

さてさて物議をかもした覇弓ですがMHP2Gになって大幅に仕様が変更されました。
スペックもさることながら、最大の変化はデフォルトではタメ2までしか射撃が
できなくなった
ことでしょう。
タメ3というのは弓におけるメインウエポンと言って差し支えの無いものです。
それがスキル『装填数UP』の発動という条件付でないと射撃できなくなったのです。

当初は『覇弓オワタw』『覇弓厨ざまぁwww』などと各地で言われておりましたが
古龍の大宝玉で覇弓を覇滅弓クーネレラカムに強化して装填数UPを発動すれば
MHP2時代のバランスブレイカーとまではいかないものの、普通に強いよねという
クラスになることが分かりました。
現在では対古龍戦、意外なところでは皆大好き武神にも悪くない選択肢の一つ…
というのが覇弓のポジションであると思います。

さて例によって前置きが長くなりましたが、覇弓シリーズを考える上で最も気になる
のは今回の遊想のテーマであるところの『なぜ覇弓系はデフォルトだとタメ2までしか
射撃できなくなったのか』という点です。
そもそもMHP2の覇弓とMHP2Gの覇弓は同じものであるはずです。
しかしMHP2時代はタメ3まで射撃できたのに対し、MHP2G以降はタメ2までしか
射撃できません。この差異の原因はなんなのでしょうか。
この謎について私なりの結論に至るには二つのことについて考えていかなければ
なりませんので、それについて書き進めたいと思います。


アカムとウカムの関係性

なぜ覇弓がデフォルトでタメ2までしか射撃できなくなったのか(めんどくさいので
以下は『覇弓が弱体化した理由』で統一します)を考える前に、まずモンスターとして
のアカムトルムとウカルムバスについて考えていきたいと思います。

まずはじめに彼らの生態を見て驚くのはどちらも「飛竜種」であるという点でしょうか。
アカムとウカムが飛竜種?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、彼らは
カテゴリー上れっきとした「飛竜種」です。
どうやら自立飛行できることが飛竜種の条件ではないようで、飛行というよりも
パラグライダーのように滑空してフィールドを移動するナルガクルガやティガレックス
なんかも飛竜種にカテゴライズされています。

アカムやウカムに飛行のエッセンスは見られないものの飛竜としてカテゴライズされて
いるのはおそらく彼らが飛竜種の起源に近い2匹だからなのかもしれません。
このことはアカムのクエスト名が「起源にして頂点」であることからもうかがえます。
他にも体躯や攻撃方法などに数多くの共通点が見られることからも、アカムとウカムは
非常によく似た飛竜であると思います。

そんな似たもの同士の2匹ですが、アカムとウカムは対極にある存在であることも
予想できるのですよね。
例えば生息場所なんかがその最たる例でして、アカムは火山決戦場といういわば
灼熱の地に生息していますが、ウカムは雪山深奥という極寒の地に生息しています。

また興味深いのは彼らの素材を利用して作る武器の性質。
アカムの素材を使って作成した武器は切れ味はあまり良くないものの、高い攻撃力と
会心率を持っています。
一方ウカム素材を使った武器は圧倒的な攻撃力とそこそこ良い切れ味をもって
いますがスキルでは補いきれないぐらい会心率が非常に低いです。
基本的に武器や防具はモンスターの素材を活かして作成するため、モンスターごとの
特徴がよく現れますが、この点から見てもアカムとウカムは対極の性質を持っている
ことが予想されます。
これらを踏まえて考えると彼ら2体は非常によく似た飛竜であるにもかかわらず
いわば+(プラス)と―(マイナス)のような関係性を持った2体だと言えます。

この項つづく

イビルジョー

かれこれ狩場を駆け回って長い年月が経つ。
しかしこのような奇怪な、殺伐とした…いや悲哀すら漂う光景を見たのは
初めてかもしれない。
『とあるハンターの手記』


っといつもと違う書き出しですが、皆様こんばんは。
Sasamingです。
さて↑の手記ですがなんの事なのかと申しますとイビルジョーの光景です。

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いつものようにジョーと戦っていてエリア7にて足引きずり、つまり瀕死状態に
追い込み、ジョーもエリア2へと弱弱しい足取りで逃げていきました。
当然こちらも追跡するのですが、エリア2でその光景が目に飛び込んできました。
驚いたことにジョーは瀕死の状態でありながらポポを捕らえて食べ始めたのです。
疲労が回復したのでしょう、イビルジョーは即座に怒り状態へ移行しました。
しかしこちらには一瞥もせずエリア1へと逃げていったのでした…


基本的にモンスターといえども生物ですから、生命の危機を感じた場合は
その脅威から逃走します。
しかしこのイビルジョーは違いました。
生命を脅かす存在(この場合はハンター)から逃げることよりもポポの捕食を
優先したのです。
この光景には驚きを隠しきれませんでした。
なぜならイビルジョーにとっての優先順位は食>命であったわけですから。

本来「食べる」という行為は命を保つための行動です。
つまりは命>食であって、大元であるところの「生命」に危機が迫っている状況で
食を優先させることはちょっと考えにくいことです。
しかし前述の通り、イビルジョーは「逃げる」ことよりも「食べる」ことを
優先しました。

これって何でなんだろうと自分なりに考えてみたのですが、それはイビルジョーの
生態に理由があるのではないかと思うのです。
どういう進化をたどってきた生物なのかは不明ですが、巨大な体躯に圧倒的なパワー。
そして従来のモンスターには見られなかった龍属性の力をそのまま放出するなど
強大な力をもって獲物を狩ります。
しかしその強大な力を保つためには、それに見合うエネルギーを補給し続けなければ
生きていけない体になってしまったのではないでしょうか。

もしイビルジョーが単純にエネルギーを大量に消費&摂取しないと生きていけない
生物であったならば、恐らくとっくに絶滅していたでしょう。
しかし何の因果か神様から高い生命力と強力な力を与えられてしまったばっかりに
しぶとく生き残らざるを得ない存在になってしまったのです。

いくらイビルジョーが強力な力を持っているとはいえ、他のモンスターを無傷で
狩って餌にすることは不可能です。
食べるために狩り、傷つき、傷ついた体を癒すためにまた狩り、そして傷つき…
そんな修羅といっても過言ではないループを繰り返しているうちに、もしかしたら
自分でも訳が分からないままに狩って傷ついて食ってを繰り返しているのかもしれません。

加工職人がイビルジョーに対して持っているイメージは様々です。
「狂戦士」「邪悪」「混沌」「痛み」…どれもイビルジョーを的確に表現した単語
であると思います。
ただ今回イビルジョーの存在を改めて考えてみると、生まれながらに修羅に生きざるを
得ない業を背負った「悲哀」という言葉が私にはしっくりきます。
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