先週の終わり頃からちょっと奥歯が痛くなって、週末にはズキズキになって、いやあな予感がしてかかりつけの歯医者さんに電話したら、「Root Canal」だからすぐに専門医へ行くようにと言われました。そうです、この国では歯医者さんもお医者さんのように専門で細かく分かれているのです。Root Canalルートカナルは根幹治療のことで、いわゆる虫歯でだめになった神経を抜く治療のことです。
Root Canal の専門医はEndodontistエンドドンティストと言われます。一応保険証は見せましたが、一銭の補助も出ないことは明白です。約2時間後に治療が終わってアイスパックを頬にあてたままで会計に行ったのですが、ここで危うくアイスパックを落としそうになりました。だって請求額がなんと$2000! しかもその場での明朗会計一括払い。クレジットカードを持っていたからいいようなものの、もし払えない場合は一体どうなったのでしょうか?
ルートカナルは神経で、しかも歯は頭にとっても近いから、その痛みときたら我慢の限界を超えるものです。払えない人はどうするのでしょうか?それが子供の場合は本当に大問題となります。
ワシントンDCにあるジョージタウン大学の側にはいつでもマクドナルドのマークのついた車が止まっているのですが、治療費を払えない低所得者層の子供の病気治療全般を無料で行っているということです。こういった素晴らしいチャリティーでアメリカは少しずつ回っていくのだなあ、と思います。
それにしても$2000は高すぎます。歯の治療はくれぐれも日本で完了してから渡米したほうがよろしいかと思います。
それでももしEndodontistに行くようにと言われたら、その分で航空券を買ってすぐ日本に行くのもいいかもしれませんね。国民皆保険での治療と一時帰国と両方いっぺんに出来ますしね。