バフェット流投資を実践してみるブログ

米国株に投資してます。 保有銘柄はQQQ、V、MA

Category:スーパー投資家 > パブライ・インベストメント

パブライの最新ポートフォリオ
 バフェットの昼食会に参加したことで有名な、バリュー投資家モーニッシュ・パブライのパブライ・インベストメントのポートフォリオが公表されました。有名ファンドは、四半期ごとに45日遅れて公表されるため最新のポートフォリオとは限りません。これまで高い成績を上げている投資家の動きのため参考になります。

2018年3月31日
保有銘柄は2銘柄のみ、株数は変わらず。            
フィアット・クライスラー・オートモービル 84.92%
フェラーリ 15.08%



下記銘柄は全て売却してます。
アルファベットC
エアー・キャップ・ホールディングス
サウス・ウェスト航空


 1-3月期は売却のみです。9年間の上昇相場の終わりが近いと考えているのでしょうか。それとも景気敏感株のFCAUとRACEを保有していることから、米国の好景気はまだ続くと考えているのかもしれません。
 パブライは12月末にはポートフォリオの約12%を占めていたアルファベットCを全て売却しています。ポジションの縮小は前の四半期から始まっていました。
 アルファベットCは私も保有しているため気になります。個人的にはアルファベットは昨年からバリュエーションが上昇しているようには見えないので、アルファベットのバリューエーションが割高になったため売却した訳ではないと思います。
 

パブライのポートフォリオの動きは以前にも記事にしています。
モーニッシュ・パブライ


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モーニッシュ・パブライとは
 ウォーレン・バフェットとの昼食に65万ドル支払ったことで有名な投資家モーニッシュ・パブライは、ウォーレン・バフェットやジョエル・グリーンブラットのような偉大な価値の投資家を参考にしていることを公言しており、優れたパフォーマンスを上げている投資家です。バリュー投資家のパブライのパブライ・インベストメント・ファンズは、1999年7月の設立以降、素晴らしい投資成績を上げてきました。
 パブライ・インベストメントの投資銘柄は2017年12月31日の時点では5銘柄と少数の銘柄に絞られており、フィアット・クライスラー・オートモービルへの投資だけで約6割を占めています。組み入れ銘柄は以下と通りです。


パブライの投資銘柄
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フィアット・クライスラー・オートモービル(FCAU):60.62%
アルファベット・クラスC(GOOG):12.4%
エアーキャップ・ホールディングス(AER):11.01%
フェラーリ(RACE):10.84%
サウス・ウェスト航空(LUV):5.11%
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パブライはダンドーフレームワークとして9つの投資方針を掲げています。
①新規 ではなく、既存のビジネスに投資 する
② シンプルなビジネスに投資する
③行き詰まった業界の行き詰まったビジネスに投資する
④永続的な堀を周囲に備えたビジネスに投資する
⑤厳選した少数に賭ける、大きく賭ける、たまに賭ける
⑥裁定取引に固執する
⑦常に安全域を確保 する
⑧低リスクで不確実性の高いビジネスに投資する
⑨革新的なビジネスよりも成功者をマネたビジネスに投資する

ポートフォリオはまさに⑤の通り少数に賭けています。組み込み上位のFCAUは①②③が当てはまっています、割安な水準で買っているため⑦⑧も当てはまっているでしょう。


フィアット・クライスラー・オートモービル(FCAU)
 FCAUの株価は23.41ドルと2016年の安値から株価は約3倍に上昇していますが、予想PERは9.1倍、PBRは1.44倍と割安な水準です。FCAUはフェラーリ(RACE)をスピンアウトするなどの措置を取ってきました。これまで市場に価格が認識されていなかったフェラーリの価値が認識され株主に大きな恩恵をもたらしています。 アルファロメオ、マセラッティブランド、ジープブランドも売却やスピンオフにより市場から価値が認識されればまだ上昇余地はあるかもしれません。
 
自分で投資したいか
 FCAUはまだ割安な水準かもしれませんし、上昇余地はあるかもしれません。しかし、自動車業界は、コモディティー化し、組合が強く、資本集約型事業であるため、長期保有には向きません。私は長期保有を前提とした銘柄への投資をする方針なので、自動車業界へは投資しておりません。今後も投資したい銘柄ではありません。

参考文献

ダンドー ──低リスク・高リターンのインド式テクニック
モニッシュ・パブライ
パンローリング株式会社
2014-11-25








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