80年代からアニメ好きのアニメ感想ブログ

放送中アニメの感想ブログ。 80年代からアニメを見続けてきた宇宙世紀ガンダム好きが綴るアニメの感想が中心のブログです。 普通にアニメを視聴した感想と、スタッフや声優で見るアニメの鑑賞方法と解説を添えています。 ちなみにアニメの感想はネタバレを含みますのでご注意を。

聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)

アニメ感想 聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) 全12回 感想と評価

アニメ「聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)」全12回 感想と評価です。
予告したように、「聖剣の刀鍛冶」全12回の感想と評価をお送りします。
最終回で、今期上位と書きました。
その作品の評価はいかに?

*以下コピペ*

フォーマットは各項目10点満点です。
シナリオ:話が面白かったか。各話の盛り上がりはどうだったか。全体的に整合性が取れていたか等。
声優:メインキャストの演技。各キャストのキャスティングが合っていたか等。
作画:絵が綺麗だったか。原作付なら、その再現度はどうだったか。各話で作画が安定していたか(作画が崩壊しなかったか)等。
演出:シナリオと被る部分もありますが、違和感なく作品に引き込まれたか。シーンの繋ぎや間の取り方等。
音楽:主にOP/EDの曲が作品に合っていたか。楽曲そのものが良かったか。劇中の音楽は合っていたか等。
総合:総合的にみて面白かったか。、楽しめたか。
総評:全体の感想。

尚、演出に関しては判断に自信があまりありませんので参考程度にお願いします。

*コピペ終了*

では「聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)全12回」の採点です。
シナリオ:8点
声優:10点
作画:8点
演出:7点
音楽:8点
総合:8点
総評:続いて8点の並ぶ、各項目の詳細です。

シナリオ:8点
不自然な部分や突っ込みたい部分、練りきてれて無い部分等もありましたが、セシリーの成長物語として面白かったと思います。
また、セシリー・アリア・ルーク・リサが友情を超えた絆を獲得していく友情物語としても面白かったです。
世界観や情勢の説明が、やけにゆっくりで把握できないまま話しが進んで、多少おいてけぼりの感はありましたけどね(;・∀・)
一番気になったのは、帝国戦士団団長で作品の黒幕的な存在のように描かれた黒衣の男ことシーグフリードが、実は度量が小さく卑怯で自己中な小物にしか見えなかった事ですかね?シーグフリードの行動が帝国皇帝からお墨付きで行われているのか?それともシーグフリード自身が行っているのか?皇帝からのお墨付きで行っている行動なら、ヴァルバニル会議の帝国代表であるオーガスタスが何も知らないのも変ですし、シーグフリード本人の行為だとしても、あれほどの大事を企て指揮する人物としては人間が小さすぎます。
それより何より、あの程度の人物が“戦士団団長”って・・・戦士団の規模は分かりませんが、帝国はそんなに人材不足なんですか?それとも上級貴族で、実力に関係なく家柄で団長になったか?
まぁ、どちらにしてもシーグフリードの不自然さが消えないんですよね。
他の不自然な部分は、演出っぽい部分もありましたのでそちらに回します。
という不満点はありましたが、成長・友情物語として面白かったので8点です。

声優:10点
少し甘めではありますが、最高点の10点を付けました。
やはり、主演・セシリー役の藤村歩の好演が光りましたね。
父親の教育からか、何となく気品があり芯もある。しかしまだ少女の幼さと危うさも残したセシリーを見事に演じていたと思います。
アリア役の豊口めぐみの、普段の陽気なアリアとシリアス時アリアのメリハリの利いた演技も流石です。
ルーク役の岡本信彦の、リサの死を切っ掛けに人を遠ざけていた為に他人との接し方が下手なのを、クールを装って隠している、実は不器用なルークを良く表現できていたと思いました。
リサ役の豊崎愛生は、自身が得意とする不幸臭が漂いながらも健気に頑張る少女役だったのでバッチリ!
リサの不幸さも健気さも、画との組み合わせて何倍にも増幅されていたと思いましたよ。
準レギュラー陣も、団長の秋元羊介に市長ハウスマンの井上和彦を筆頭に、芸達者なベテランを配し磐石。
重要ゲストのシャーロット一味はアイドル声優臭がありましたが、シャーロットが意外とハマっていたし、沢城みゆきの超安定なボーイッシュ少女の演技もあり良かったです。
それと、健気気弱少女の魔剣エルザを新谷良子が好演していたのもポイントでした。

作画:8点
終始高レベルで安定していましたが、驚異的な美しさと思える程ではありませんでした。
もしかすると作品の雰囲気に合わせる為に、意図的にあの作画にしてあったのかもしれませんが、私の印象としては作画の美しさを感じる画作りではありませんでした。
全体的に地味で暗い印象もあり、もう少し派手なシーンを明るい画作りをしても良かったのではないかと思ったり・・・。
それでも、全編通して作画の破綻も無く安定し、よく動いてもいましたので8点です。

演出:7点
これは演出に問題があるのか、脚本での問題なのかは分からない部分もあるのですが、スーパーロボットの合体や、特撮ヒーロー変身シーンのように、ルークの鍛錬術の間等に敵が何もせずに待っていてくれる部分が気になりすぎました。
後は、ハンニバル団長とレジナルド以外の騎士団員が弱すぎるところですね。
最終回の人外と悪魔の総攻撃は、画面だけからの情報では“絶対に”撃退は不可能な戦況にしか見えませんでした。
これは、宇宙世紀ガンダムで味方のGM系MSが画面上では敵雑魚より弱く見えるのと同じと言えば同じなんですけどね(;´Д`)
それでもガンダムの場合、連邦はとにかく数で圧倒している表現があるから説得力は無いことは無いんですけど、こちらの場合は騎士団員の数が、あの数の悪魔と人外を撃退できる数がいたとも思えませんでしたし・・・。
平均よりは少し上の演出だったとは思うのですが、上記の点が気になり−3点としています。

音楽:8点
オープニング「JUSTICE of LIGHT」がセシリーの信念を表す曲として秀逸でした。
最終回の最後に流れた「JUSTICE of LIGHT」は、最初は信念だけが崇高で、技術も精神も信念に追いついていなかったセシリーが、本編12話分の精神的成長で、少しだけでも信念を貫く“力”を手にした事により説得力が増した為、特に良かったと思えるようになりました。
エンディングもリサのテーマ曲としてピッタリ。まぁ、EDがリサの曲である必要性という点では疑問が残りますが・・・(;・∀・)
(人気上昇中の豊崎愛生に歌わせて話題性を狙ったのは確実でしょう)
ファンタジー作品に合わせたクラッシック風でBGMも良かったと思います。
しかし、作品のメインテーマとして印象に残る曲が無かったんですよね。
その点が残念でした。
特にOPテーマが秀逸でしたが、BGMにメインテーマと思える曲が無かった事で−1点、曲の良し悪しはともかく人気の豊崎愛生に歌わせたことに少しあざとさを感じたので−1点で、計8点です。

総合:8点
各点の平均点となる8点が総合評価になりました。
各項目が、結構長くなっているので、まとめは短縮で(;´∀`)
ファンタジー作品としても、友情物語としても、成長物語としても楽しめた作品です。
何度も言うようですが、突っ込み所も多く穴もあったアニメではありましたが、主人公セシリーの成長を描くヒロイックファンタジーとして十分に面白かったですし、作画や音楽面も良かったので、欠点が気になりすぎて作品を壊す事も無かったと思いました。
10年くらい前までなら、この手のヒロイックファンタジーの主人公は男で、セシリーとルークの性別が逆・・・もしくは主人公がルークだったんだろうなと思いますが、これも時代かと思わなくも無いですね〜(;´Д`)

何にせよ、総合で合格点以上の8点を付ける程に面白かったですし、世間(アニメファン)の評判も良いみたいですので、続編に期待したいところです。
その為にも、原作の売り上げが伸びていたり、関連商品の売り上げ・・・特にBD/DVDが売れると良いのですが・・・。


〜お知らせ〜(27日迄)
冬コミ三日目の共同購入者募集中です。
詳しくは2009年12月17日の記事をご覧下さい

今回の記事が面白かったり気に入った方は、下のボタンのクリックをお願いします
m(_ _)m

人気ブログランキング にほんブログ村 アニメブログ アニメ感想へ


聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈7〉 (MF文庫J)
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈6〉(MF文庫J)
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈5〉(MF文庫J)
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈4〉 (MF文庫J)
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈3〉(MF文庫 J み 1-11)
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈2〉 (MF文庫J)
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) (MF文庫J)

聖剣の刀鍛冶 1 (MFコミックス アライブシリーズ)

聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.6 [Blu-ray]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.5 [Blu-ray]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.4 [Blu-ray]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.3 [Blu-ray]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.2 [Blu-ray]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.1 [Blu-ray]

聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.6 [DVD]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.5 [DVD]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.4 [DVD]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.3 [DVD]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.2 [DVD]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.1 [DVD]

アニメ感想 聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) 第12話「刀鍛冶 -Blacksmith-」

アニメ「聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)」の第12話「刀鍛冶 -Blacksmith-」の感想です。
下っ端騎士が、元首では無いまでも各国家の代表に啖呵を切ったりして、不敬罪には問われないかとの突っ込みもあった前回ですが、種死で国家元首(カガリ)に喧嘩を売った(主役のハズがいつの間にかかませ犬になった)悲劇の主人公シン・アスカに比べれば遙かにマシ・・・と考えるベキですか?(;・∀・)
独立交易都市と民主国家なので、不敬罪自体が無いとは思いますけど、ブラスミも種死も、外交上で考えれば相手国の代表を侮辱したコトになる訳で、相手の面子を考えれば何の罪にも問わないのは不自然すぎる・・・と思うわけですよ。
そんな事を考えながら、聖剣の刀鍛冶の最終回の感想です。

リサにルークが帽子を渡した時と同じように、今回も橋の上でルークとリサが互いの思いを打ち明けます。
リーザの名からリサと名づけた事で、リーザを背負わせた事をリサに謝るルーク。
12ルークとリサ


リーザは関係無く、ルークと心から一緒にいたいとルークに告げるリサ。
お互いのわだかまりが解消し、二人が「一蓮托生」と新たな誓いの握手をしようとした時、川から人外が飛び出してきました。
一体は倒したものの次々に現れた人外に囲まれたしまったルークとリサ、その二人のやり取りを見ていたセシリーとアリア。
シーグフリードの台詞を思い出し、ヤツの仕業だとルークは確信します。

12小物シーグフリードそのシーグフリードは、独立交易都市の外壁から街の破壊と混乱を自分勝手な思いを吐きながら見つめています。
「どいつもこいつも駄目駄目だ」と、まるで平成の日本のような言葉で罵るシーグフリードです(;´Д`)
12へっぽこ騎士
セシリー達は、セシリーが一体をようやく倒した時には、他の人外はルークがあらかた倒していました。
こんな時にも「頼りになる騎士」と嫌味を忘れないルークですが、街は酷い状況になているようです。

街を守るため、アリアと共に駆け出すセシリー。
ルークはシーグフリードに狙いを定めますが、新たな人外に出鼻を挫かれてしまいました。

12セシリー合流人外と悪魔たちとの戦いに苦戦する騎士団は、人間離れした強さを見せるハンニバル団長が先頭に立って指揮・反撃し何とか持ちこたえています。そこにアリアを手にセシリーが到着し超音波(?)で騎士団を苦しめていた敵を倒し合流しました。
連携して何とか敵を倒していくセシリーと騎士団員ですが、敵の数の多さに苦戦を強いられます。

先ほどの新たな人外は倒したものの、橋が破壊され橋のあちらとこちらに別れてしまったルークとリサ。
別の橋から回るというリサを待たず、ルークは一人でシーグフリードの元に向かってしまいます。
リサを置いて一人でシーグフリードとの戦いを始めたル12ルークvsシーグークに、「何故この街を守ろうとする?」と問うシーグフリード。
ルークは答えます「この街を、ここに住む人々を守りたいと言った女がいた」「だからオレはオマエを斬る! ただそれだけだ」
リーザが守りたかった街と人々を、リーザに代わって守まもりたいという、ルークの強い決意が込められた答えでした。

苦戦する騎士団の元へ、ルークとはぐれたリサがシーグフリードと戦うルークを助けてもらうためセシリーを捜しにやってきます。
12リサの願い


セシリーを見つけ、状況を説明するリサの話しを聞いた団長が、ここは自分達に任せるように言い、セシリーにはルークの元に行くように指示します。
団長に力強く返事をし、セシリーは早速リサと共にルークに元へ向かいました。
しかし、途中でシーグフリードの部下のフランシスカに遭遇し、行く手を阻まれてしまうセシリーとリサ。
12vsフランシスカ


苦戦しながらもアリアの力で何とかフランシスカを倒したものの、アリアも力を限界まで使い、ここで脱落することになってしまいました。
しかし・・・、悪魔や人外を貫通する力を持ったアリアの攻撃が顔に直撃したのに、穴が空いたり首から上が吹き飛んだりしてないのは・・・? 人間相手だから力を絞ったり、12アリアとの約束貫通力を弱めたりしてたのかなぁ・・・。
街を守る約束のため、自分は休んだら行くからとアリアはセシリーに先に行くように言い、それに答えてセシリーはアリアを置いてルークの元へ駆け出します。
そんなセシリーを背中を見送りながら「貴女の手でこそ・・・私は輝く」そう呟き、アリアは気を失うのでした。

セシリーとリサが駆けつけると、丁度ルークがシークフリードにキズを負わされてしまいました。
12ルーク負傷



ルークを守るため、立ちふさがるセシリー。
自分の前で誰かが犠牲になるなんて二度とゴメンだ、セシリーに逃げるように言うルークに「リーザは命を賭けて大切な人(ルーク)を守った、それは犠牲などでは無いっ!」「リーザ・オークウッドの死を怪我すな! 彼女の愛を! リサの思いを! 貴方の意思を! 鞘に収めたままにするなぁっ!!」「抜け!構えろっ!!それらを汚そうとする輩と戦い続けるんだっ!」「全てを認めて戦え! それがリーザへの手向けとなる!」
セシリーの魂の言葉に動かされ、鍛錬術を開始するルークとリサ。
12鍛錬術


傷ついた身体での魔剣鍛錬など出来る訳が無いと高をくくるシーグフリード。
しかし、ルークは血を吐きながらも鍛錬を成功させました。
12セシリーの刀「二度と同じ過ちはしない・・・」「オマエの為の・・・オマエを守るためのセシリー・キャンベルの刀だ」そう言ってセシリーに刀を託すルーク。
シーグフリードに名乗りを上げ、愛する街を守ってみせると言うセシリーに、シーグフリードは「愛は戯言」「ヴァルバニルに滅ぼされれてしまえ」と吐き捨てます。そんなシーグフリードにルークの刀でヴァルバニルを討つと誓うセシリー。
12少女騎士の主張


良い武器を持っても、セシリーの技量不足で宝の持ち腐れとシーグフリード。しかしセシリーは「技は必要ない・・・大切なのは決して折れない心だっ!」
交わる事の無い思いは、ついに刃を交えることに。
シーグフリードによって命を落とした者を思い出し、その思いを刀に乗せてシークフリードと何度も切り結ぶセシリー。
12剣戟


その心の力は、刀を打ったルークとリサの思いも乗せ、シーグフリードの魔剣を切り裂きました。
12折れない心



その勢いで、シーグフリードを貫いたと思った刹那、腐食の魔剣の影響か致命傷を与える前に折れてしまう刀。
12消えた・・・致命傷では無いまでも深手を負ったシーグフリードは、セシリー達に呪詛の言葉を残し忽然と姿を消してしまいました。

戦いが終わり、ルークに礼を言うセシリー。
ルークは「とんだナマクラだ」と言う刀ですが、セシリーにとっては、この刀のおかげで自分の心が折れなかった、ルークの刀を信じることが出来たから今自分は生きている、貴方は最高の刀鍛冶だとルークを讃えます。
12刀鍛冶


そして役目を終え、消滅する刀。「期待しているぞ!聖剣の刀鍛冶!」12しっかりと「今はまだ、ナマクラの刀鍛冶さ・・・」
まだ戦いが続く街に目をやり、街を守るために再び街に戻って戦うというセシリーが差し出した手を、ルークがしっかりと握り返し・・・。

数日後なのか、あちらこちらが被害の爪あとが大きく残る独立交易都市で、人々は逞しく日々の生活を始めています。
シャーロット達も無事軍国に辿り着き、安心できる待遇を約束されたようです。
街と騎士団の再建も進み、騎士団はこれまで以上に街を守る為の力を得るため、厳しい訓練が待っているようです。
そしてルークの元には、以前のように昼食に訪れるセシリーとアリアの姿が・・・。
しかし四人は、以前よりも強い絆で結ばれていることでしょう。


最近珍しい、本格ファンタジーアニメとして十分に楽しめた作品になりました。
ルークとリサの関係。
ルークのリーザを犠牲にしたと思っていた自分への、セシリーが示したリーザの思いの回答。
セシリーの街と街の人々を守りたいという強い思い。
そして、セシリー、ルーク、アリア、リサの四人の結びつき。
全てが最終回としては上手く落ち着いたと思いました。

ただ不自然すぎるコトも多かったですね。
軍・国としての正騎士ではないとはいえ、この手のアニメの主人公達以外の騎士が、やたらと弱いこと。
アリアをおいてルークの元に駆けつけるのに、先の人外との戦いで剣を失っていたにも関わらず、フランシスカの武器を拝借しないで丸腰でルークの元へ向かったこと。
力を使い果たして気を失っていたにしても、魔剣であるアリアを一人放置したこと。
(人化していても、この姿ごとさらわれる可能性だって、むしろ戦乱状態なら可能性は高いと思う)
そして、ルークを守るためにセシリーが立ちふさがった後、セシリーがルークに説教している間から鍛錬術を行っている間、シーグフリードが何もせずに見ていた事。第1話の悪魔もそうでしたが、どうして何もしてこないのか「???」と思ってしまうので、良いシーンのハズなのに何か変な気分になって楽しめなかったですよ。
先週に、卑怯で自己中な小物っぷり発揮していたシーグフリードが、わざわざ鍛錬が終わるのを待っててくれるとも思えないですよね〜。
何かこじつけでも良いので、待ってた理由の台詞でもあった方がまだマシだったと思いますよ。
「フン折角待ってやったんだ、そのなまくらを貴様等のプライドごとへし折って、全員あの世に送ってやるわ」とかね。
折角の良い最終回だったのに、突っ込み所が多数で残念でした。

amazonで小説版のあらすじを調べて見たところ、どうやらこのTVシリーズは原作小説の第二巻までだったようです。
原作も、まだまだストックがあるので、自分の中では今期アニメの中で上位に入った作品なので、是非第二期、第三期と続いて欲しい作品です。

今回は、突っ込み所の指摘が多くなってしまいましたが、次回の更新(水曜の深夜予定)で、全体の評価と感想を行う予定なので、そちらで良かった部分を中心に書きたいと思います。

〜お知らせ〜(27日迄)
冬コミ三日目の共同購入者募集中です。
詳しくは2009年12月17日の記事をご覧下さい。

今回の記事が面白かったり気に入った方は、下のボタンのクリックをお願いします
m(_ _)m

人気ブログランキング にほんブログ村 アニメブログ アニメ感想へ


聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈7〉 (MF文庫J)
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈6〉(MF文庫J)
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈5〉(MF文庫J)
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈4〉 (MF文庫J)
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈3〉(MF文庫 J み 1-11)
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈2〉 (MF文庫J)
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) (MF文庫J)

聖剣の刀鍛冶 1 (MFコミックス アライブシリーズ)

聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.6 [Blu-ray]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.5 [Blu-ray]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.4 [Blu-ray]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.3 [Blu-ray]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.2 [Blu-ray]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.1 [Blu-ray]

聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.6 [DVD]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.5 [DVD]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.4 [DVD]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.3 [DVD]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.2 [DVD]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.1 [DVD]

アニメ感想 聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) 第11話「真実 -Truth-」

アニメ「聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)」の第11話「真実 -Truth-」の感想です。
世の中の知らなくても良い事のいくつかを知ってしまったセシリー。
それは友人であるリサと、自分が好きなのかも知れない異性のルークの過去と秘密も含まれていました。
重すぎる現実と自らの揺れる心に、セシリーはどう対峙するのでしょうか?
とう展開が予想される今回ですが・・・。

老騎士の娘のエルザと共に魔剣もエルザも墓地に埋葬したセシリー、アリア、ルーク、リサ。
墓参りの帰りに、近所の人が手伝ってくれたので家も直ったからとセシリー達を昼食に誘うリサですが、セシリーは任務があると断ります。
11墓参り


任務だけではない何かをお互いに感じて、気まずい雰囲気が流れますが、ルークが「リサ、帰るぞ」と言って立ち去った事で、気まずいままの解散になりました。

11情け無いリサを悪魔と知って掛ける言葉が見つからないと悩むセシリー。
「来てくれませんでしたね」と残念そうなリサと、「ちょっと前に・・・戻っただけじゃないか」と素っ気無いルーク。
これまで通り・・・これからも二人で生きていけばよいと言うルークに「本当に、そう思ってるんですか?」と答えたリサに、ルークは驚きの目を向けます。
11元に戻っただけ


リサの言葉は「本当はセシリーさん達と一緒は楽しいんじゃないんですか?」の意味か「悪魔の自分と一緒にい続けることが出来るんですか?」の意味か、それとも両方を含んでいるのか・・・。

セシリーは、悩んだ時などに偶に来ていという父との思い出の場所に、アリアを連れてきていました。
ルーク達と出合ってからは来なくなったと、アリア、ルーク、リサと出合ってからの時間が充実していて楽しかったと無意識に打ち明けているセシリーに「リサが悪魔と知って驚いた?」とアリアが真っ直ぐに切り込みます。
当たり前だと言うセシリーに、アリアは初めて会った時から気付いていたと、自分も悪魔=魔剣だから・・・驚いた?とセシリーの心に更に切り込みます。
一度に色々ありすぎて混乱するというセシリーに「悪魔と知って怖くなった?」と問うアリアに「悪魔だろうと二人は私の友人だ」と答えます。
11変わらぬ友人だ


「だったら気にすること無いじゃない、私は何も変わってないよ。リサだって初めてセシリーと会ったときのままじゃないの」そのアリアに言葉で何も変わっていないことに気付けたセシリー。
任務が終わったらリサの元へ向かうことを決意しました。

ヴァルバニル会議の護衛任務に就いたセシリーの前に、シーグフリードが到着。
11あの男は!その姿を見て「黒衣の男!」とセシリーが切りかかりますが、護衛の女騎士に阻まれました。
取り押さえられたセシリーがハンニバル団長に、この男が“黒衣の男”だと、自分が知る証拠を並べて説明しますが、全てをはぐらかすシーグフリード。
証拠として出したシャーロット名を侮辱するシーグフリードに激昂するセシリーでしたが、会議にやってきたルークに「止めておけ、証拠が無い」と止められます。
11黒衣の男


ルークとセシリーが男と女の関係で裏口を合わせていると嫌味を言うシーグフリードに「下衆の妄想だ」とルーク。
「いずれ黒衣の男は俺が切る、それで文句はあるまい」ルークに言われ唾棄するシーグフリードでしたが、この場は団長が預かり、シーグフリードの言葉でセシリーは会議に出席させる事になりました。

「あのキャンベル家の娘か」「あながち部外者とも言い難いですし」セシリーも知らぬ所でヴァルバニルの封印とキャンベル家は関係がある事を臭わせ、セシリーの会議出席が認められました。
11ヴァルバニル会議


その会議にルークが未完成の聖剣を持ってきたことで、リサやリーザの事にまで言及してルークを辱める出席者達に、再び激昂するセシリーでしたが、ルークはヴァルバニルと対峙して自分一人が生き残ったことで、リーザを犠牲にして自らが生き延びた証拠だと言って認め、なおも会議出席者に食って掛かるセシリーに出て行くように言いました。
市長にも退室するように言われ、渋々退室するセシリーです。

退室した後、リサの元を訪れたセシリー。
先ずはリサを避けるような真似をしたことをセシリーはリサに謝罪。
そして会議の件をリサに話します。
ルークが誹謗中傷に耐えるのは、悪魔である自分が処分されないように黙認してもらっている負い目からだと話すリサ。
11リサの思い



セシリーはリサを守るためなら何だってすると言ったルークの言葉を思い出します。
自分がリーザの幼い頃にソックリであること、なのにリーザの記憶が無いこと、ルークは自分を見るとリーザを思い出して辛いであろう事、それでもルークの傍にいたい事、ルークの役に立ちたいこと、これらを大粒の涙を流しながら話すリサに、セシリーは何かを思いつきました。

再び会議場に訪れたセシリーが、三年前のルークとリーザの真実について語り始めました。
当時は自らにしか悪魔契約が出来なかったこと、ルークとリーザはお互いを守ろうとしていたこと、だから悪魔契約を行ったのはリーザ自身で、その理由はルークを守りたかったからであると。
11リーザの真実その根拠として、ルークを守ためだけならばもっと強力な姿であったハズのリサの姿が、ルークといつまでも一緒にいてルークを支えたい思いから普通の女の子の姿にさせた、左目の能力もルークの鍛冶の手伝いをする為の能力であり、それが証拠であるとセシリーは結論付けました。
「お前なんかに何が分かる!」感情を抑えられないルークに「私だから分かるんだ!」とセシリー。
騎士になり街を守りたいと同じ志を持った者同士、彼女の気持は良く分かると言うセシリーを、意固地になって「認めないっ」というルーク。
そんなルークにセシリーは「目を覚ませっ!!」。
リーザの気持を分かっていて目を背けているとルークに言い、次にルークが打つ剣は聖剣などではなく「愛する人をヴァルバニルからも守ることが出来る絶対無敵の剣」「リーザへの、リサへの愛が生み出す刀、それこそがアナタの聖剣だ!」そう力強く言い放ったセシリー。
しかし笑いながら「愛などでヴァルバニル相手に何の役に立つ」と言うシーグフリードに、セシリーはルークの打った剣を切ってみるように言います。
11ルークの聖剣



群集列国の打った聖剣でルークの聖剣を切るシーグフリードでしたが、群集列国の聖剣は逆にルークの聖剣にあっけなく切られてしまいました。
この結果に歯噛みするシーグフリード。

11リサとルーク会議が終わり、外に出た所で勝手にリーザの気持を代弁した事をセシリーがルークに謝罪。
「だが、間違ってはいないと思うぞ」と付け加えたセシリーに、ルークは舌打ち。
そんなルークに「もう目を逸らすな」「今目の前にある大切なものを見失ってはいけない」セシリーはそう言って、外で待っていたリサを促すのでした。
ぎこちない笑顔を見せるリサに、少し間をおいてから笑顔を返すルーク。
これでルークは、少し何かが吹っ切れたと思いたいですね。

逆にやり返されたシーグフリードは「愛だとっ!ふざけるなっ!!」と逆ギレ&逆恨みし、悪魔たちに独立交易都市を襲わせます。
11逆恨み黒幕っぽかったのに、小物ぶりも見せるシークフリードでした。


う〜わっ、あらすじ長いこと長いこと。
クライマックスが近いからか、全編見所満載な感じで、やっぱり長くなってしまいました(;´Д`)
セシリーが一つ壁を乗り越えたことにより、ルークの中の何かを変える切っ掛けにもなったみたいです。
リーザの思いとリサの思い。ルークには余計なお世話だったかもしれませんが、結果的にルークも含めた皆が納得できる結論を導き出してくれたセシリーに、ルークも心の底では感謝しているのではないかと思いますが・・・?
そんで、ルークはセシリーの事をリーザに似ているからという部分から離れて、ついにセシリーをセシリーとして意識し始める・・・と(;´∀`)
その他の部分でも、とうとう団長(を通じて多分市長にも)にもシーグフリードが黒衣の男であることが知れました。
というか、セシリーはシーグフリードの顔を知らなかったのね。
馬車から降りてくるまでは、黒衣の男の顔を知っているだけで。シャーロットに言われたシーグフリードと結びついていなかったんだ。
ちょっと意外だと思いつつ、よく考えてみれば確かにヴァルバニル会議に出席したことも無いセシリーだから、知らないのは当たり前ですね。
あとセシリーの父が、ヴァルバニルの封印に関わっていた、もしくはその為に命を落とした事も確実になってきました。
その真実をセシリーが知った時、もう一つセシリーに心の試練が訪れる?
今期に描かれる内容では無さそうですけどね。

作画面ですが最終回を目の前にして、少し息切れしたのか気になる部分が数箇所。
それでも、他の作品よりは高品質を保っているんですけどね。
それと演出面になりますが、ラスト付近でルークがリサを見つけて、リサの笑顔に納得するまでの時間が早すぎたと思いました。
一度うつむいてから、ほとんど間をおかずに顔を上げ笑顔を見せたので、自分の中で何かに整理をつける時間が感じられずに説得力が薄れてしまいました。
スタッフが今回の尺を間違えたのかと思ってしまいましたよ。
今まで、こういう気になる部分が無かったので、今回のこのシーンは非常に残念でした。

TV番組表によると、次回はいよいよ最終回。
悪魔も五体ほど現れ、最大の激戦が行われることになるでしょう。
ようやくルークとセシリーの関係が、本当のスタートラインに立ったと思われる時点での最終回が非常に残念ですが、どう区切りよく決着をつけてくれるのか楽しみです。

人気ブログランキング にほんブログ村 アニメブログ アニメ感想へ にほんブログ村 アニメブログへ ブログランキング・にほんブログ村へ


聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈7〉 (MF文庫J)
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈6〉(MF文庫J)
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈5〉(MF文庫J)
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈4〉 (MF文庫J)
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈3〉(MF文庫 J み 1-11)
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈2〉 (MF文庫J)
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) (MF文庫J)

聖剣の刀鍛冶 1 (MFコミックス アライブシリーズ)

聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.6 [Blu-ray]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.5 [Blu-ray]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.4 [Blu-ray]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.3 [Blu-ray]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.2 [Blu-ray]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.1 [Blu-ray]

聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.6 [DVD]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.5 [DVD]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.4 [DVD]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.3 [DVD]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.2 [DVD]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.1 [DVD]

アニメ感想 聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) 第10話「殉情 -Tragesdy-」

アニメ「聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)」の第10話「殉情 -Tragesdy-」の感想です。
課題のあらすじ簡略化が、相変わらず進んでいません(;´Д`)
リサのピンチから始まる今回も、重要なエピソードになりそうですが、さて上手くまとめられますでしょうか・・・。

先週のラストの大閃光で、リサ絶体絶命!?と思いましたが、老騎士が放った雷球はリサの直前で軌道を変え、屋根に当たり爆発しました。
10エルザに助けられた?


「何故だ!?どうしたというのだエルザ」との老騎士の言葉にハッとなるリサ。
血を吐いた老騎士は、そのまま去っていきましたが、老騎士の魔剣はエルザに間違いないようです。
修理をお願いした短剣の気持を、リサが理解してくれた=魔剣の自分の気持も理解してくれていると思ったエルザにはリサが殺せず、エルザの意思が雷球がリサを避けてしまったのでしょう。

10エルザが魔剣?ルークが魔剣に襲われたと聞き、ルークに何故襲われたかをセシリーが問い詰めますが、その襲ってきた魔剣はエルザで間違いないとアリアがセシリー達に説明しました。
リサは驚きつつも「やっぱり」と思ったらしいですが、セシリーは信じられないみたいです。
何故ルークを狙うのか?そこから刀鍛冶(ブラックスミス)の説明に入りました。

10ヴァルバニル会議時を同じくヴァルバニル会議が行われており、そこでも本来出席していなければならない刀鍛冶が出席していないことで、刀鍛冶と聖剣、そしてヴァルバニルの封印の話がされています。
あと一年でヴァルバニルを封印している聖剣が限界を迎える。そして初代ハウスマンの予言通り霊体濃度=呪いが強くなっている事が話されました。
同じ話しをセシリーに聞かせるルークは、実は祈祷契約に使っている霊体はヴァルバニルの呪いであり、祈祷契約も人の命を使わない悪魔契約の一種であることを明かします。
数百年前に封印された復讐に、人間の心臓に死言を刻み人間同士を殺し合わせるように仕組みヴァルバニル戦争を起こさせますが、人間が滅びる前に愚かさに気付き現在に至っている。
そのヴァルバニルを再度封印し直す為に、刀鍛冶による聖剣が必要だという話しでした。
10聖剣?いつ出来るかとの問いに「分からん」とだけ答えるルーク。
聖剣を打つには、自分には何かが足りない。憎しみが足りないのか自分の腕が未熟なのかと、自分を情けないと言ってルークは仕事場に篭ってしまいました。
会議場では「聖剣を作れる者は一人ではない」と聖剣らしき物を持ち出す者がいますが、あの剣は聖剣と呼べる物ではないと嘲笑し、シーグフリード=黒衣の男は主の制止も聞かずに議場を後にします。

世界の事を何も知らず、ルークの背負っているモノを教えても貰えない情け無い自分に腹を立てるセシリー。
「私ではダメなのか・・・」と落ち込むセシリーに、アリアが「この世には知らない方が良いコトが沢山ある」「ルークはきっと、セシリーを巻き込みたくなかったのさ」と慰めつつも、セシリーに言い聞かせるように言うのでした。
10知らなくても良いこと「知ってしまえば後戻りも逃げるコトもできなくなる」「否応無く運命の和に巻き込まれる」その重さに耐えられなければ、ルークの傍にはいられなくなる。その事をセシリーに良く考えるように言ってアリアもルークの家から立ち去りました。
ルークの家に一人残され悩むセシリーです。

10魔剣の真実街でエルザに出会ったアリアは、二人きりになりエルザに魔剣の存在理由を問います。
「剣でも無く人でも無く悪魔でも無い」、人の形を取れるが故に、大事な人が出来ても別れが待っている。
そんな風に生きていくのが辛いと話すアリアが言います「魔剣は何処から来て何処へ行くのか」、その問いにエルザが答えます。
「憎しみから生まれしモノ、それが魔剣」ヴァルバニルへの憎しみから生まれたのが魔剣であり、自らを生み出したモノ=ヴァルバニルを殺す為に生まれた。
故に我々(魔剣)は唱える「神を殺せ」

10加勢?身体が限界の老騎士を労わり復讐を止める様に言うエルザでしたが、黒衣の男がやってきて加勢すると申し出ます。
信用ならない黒衣の男を睨むエルザでしたが、願いも虚しく再びルークとリサの元へ。
加勢との言葉どおりに黒衣の男はルークに襲い掛かりルークは黒衣の男と、セシリー&アリアは老騎士&エルザと戦う事になってしまいました。
10再戦


エルザと戦いたくないと思っていたアリアの願いも虚しく、リサを守る為、アリアとエルザの戦いは避けられないものになってしまいます。
漆黒の魔剣を使う黒衣の男と、未完成の聖剣で戦い苦戦するルーク。
一方、老騎士はリサをヴァルバニルと呼び殺そうとします。
10アリアとエルザ


アリアを使いこなせるようになってきているセシリーが、限界の近かった老騎士の電撃攻撃をから守り、その戦いの中、精神同士で会話するアリアとエルザ。
10エルザの覚悟



エルザは「魔剣は主に殉じるモノ」そう言って、限界を迎えた老騎士に迫る風の魔剣の力を、自らを盾にして守りました。
あの短剣を使い、約束どおりに今わの際の老騎士に止めを刺すエルザ。
満足げな老騎士の表情を見届けたエルザは「お父様」最語にそう言って、自らもその使命を終え老騎士と共にその生涯を終えるのでした。
10二人の遺体










老騎士の満足気な顔は、リサ(ヴァルバニル)を殺せなかった無念よりも、50年近く前の約束を守り“娘”に止めを刺してもらえた満足感からでしょうか・・・。
10リサの悲しみ折れた魔剣=エルザと共に横たわる老騎士の遺体の元に歩み寄るリサ、セシリー、アリア。
「どうしてこんな事になる!?」セシリーの言葉に「それが魔剣の宿命だからだ」と答える黒衣の男。
偉大なる神=ヴァルバニルを殺す為に生まれたのが魔剣。そして「いずれ貴様のも、その娘を殺したくなる」と前置きし、リサにはヴァルバニルの血が混じっているとセシリーに教える黒衣の男。
ヴァルバニルから逃げる時、ルークを助けようとして死んだハズのリーザを使ってルークが生み出した悪魔だと・・・。
激昂したルークが黒衣の男に切りかかると、シーグフリードの素顔が覗きます。
魔剣の力で攻撃した隙に逃げ去るシーグフリード。
今の話をルークに「馬鹿げた嘘だよな?」と確認するセシリーでしたが、ルークは振り向かずに「本当の事だ・・・オレがリーザを殺した」。
10リサの真実


セシリーは言葉を失い立ち尽くします。


先ずは作画面。
全体的に高品質な作画と演出の「聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)」ですが、これで何度目かになる鍛冶場のシーンが少しションボリ。初めて描かれた鍛冶場のシーンに比べると、しごく普通になってきていて・・・。
一回目は幻想的で美しく描かれていた鍛冶シーンが、段々普通になってきているのが残念です。

そしてストーリー面です。
予想された内容ではありましたが、非常にヘビーな展開で終わりました。
リサが悪魔であることが判明しましたが、リーザをルークが自ら手にかけていたらしいという話は、結構衝撃でしたね。
魔剣が悪魔=神=ヴァルバニルを殺す為に生まれた事を知ったアリア。
悪魔の血が混じっている事が判明したリサ。
リーザを自ら手にかけた事を語ったルークと、一度に「この世には知らない方が良いコトが沢山ある」というアリアの言葉通りに知らないほうが良かった真実を知ってしまったセシリー。
次回は、四人の絆・・・と言うほどの絆が出来ている訳ではありませんので(セシリー&アリア、ルーク&リサには既に絆がありますが)、これを切っ掛けに本当の絆が生まれることになりそうです。

他にも作品の根幹にあたる部分も多数明かされました。
ヴァルバニルの封印や霊体、聖剣と刀鍛冶の意味。世界の重要な秘密もいくつか判明し、セシリーとルークの出会いの意味や、これからセシリー達が戦う本当の意味(目的)の形が、少しづつはっきりしてきましたね。
聖剣と刀鍛冶に関してですが、今のルークには聖剣を打つことができないと。
悪魔を封印する為の聖剣なのかだから、ルークの言う恨みや憎悪ではなく、慈悲や愛などの心で打たなければならないと思うのですが、この考えは童話向けすぎるかしらん?(;^ω^)
10話目にしてようやく色々判明しましたが、原作が完結していないようなので当然アニメでも完結はしないでしょうけど、一体どこまで描かれるか、そしてどう区切りよく終らせるかも注目です。

人気ブログランキング にほんブログ村 アニメブログ アニメ感想へ にほんブログ村 アニメブログへ ブログランキング・にほんブログ村へ


聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈7〉 (MF文庫J)
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈6〉(MF文庫J)
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈5〉(MF文庫J)
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈4〉 (MF文庫J)
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈3〉(MF文庫 J み 1-11)
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈2〉 (MF文庫J)
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) (MF文庫J)

聖剣の刀鍛冶 1 (MFコミックス アライブシリーズ)

聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.6 [Blu-ray]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.5 [Blu-ray]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.4 [Blu-ray]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.3 [Blu-ray]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.2 [Blu-ray]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.1 [Blu-ray]

聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.6 [DVD]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.5 [DVD]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.4 [DVD]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.3 [DVD]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.2 [DVD]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.1 [DVD]

アニメ感想 聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) 第9話「面影 -Lisa-」

アニメ「聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)」の第9話「面影 -Lisa-」の感想です。
シャーロット編も終了し新章。
さて、次は誰にスポットが当たるのでしょう?

ルークとリーザの回想シーンから始まりました。
こんな幼少期に「ハンニバルのオッサン」とルークは言っていたんですね。
騎士団長と親しい間柄ということは、ルークの父親も只の鍛冶屋では無かったことの証明ですね。
騎士になると言うリーザにルークが刀を打ち、二人で街を守るという約束。
9リーザの夢


しかし、その直後にリーザが化け物に殺されてしまったらしいで目が覚めるルーク。
それは三年前の出来事だったそうです。
9ドレスアップ?
休日のセシリーは食事中「一緒に過ごしてくれる殿方一人ぐらいいないのか?」と言う母上に、分かりやすい反応をしてルークの存在を気付かれてしまいます。
おめかしさせようとする母上にアリアとフィオも協力です( ̄ー ̄)

ルークを誘惑するように家族三人にけしかけられたセシリーでしたが、あまりすることの無い女らしい姿が恥ずかしいようです。
9セシリー女装


ルークを思ってうろたえたり顔を真っ赤にしたりしているセシリーがやっぱり帰ろうとした時、武器屋の主人にルークの元に人を案内して欲しいと声を掛けられました。

結局、渡りに舟(?)でルークの元に行かなくては行けなくなったセシリーでしたが、当のルークには「女装か?」と冗談を言われる始末。まぁ、ルークが冗談を言える相手になったということは、セシリーはルークにかなり受け入れられていると見て良いのでしょう。
9エルザ案内案内してきたエルザのお願いは、傷ついた短剣を直すこと。
しかし、芯が折れてしまっていると見たルークは修理不可能と判断。
そして、リサがせめてもと短剣の手入れを、ルークはセシリーを連れて出かける事になりました。

9セシリー緊張ルークと二人で緊張しまくるセシリーでしたが、ルークに憎まれ口を叩かれた事で緊張も無くなり、いつもの突っ込み夫婦漫才が始まりました。
リサを置いてきた事を疑問に思ったセシリーの「リサと喧嘩でもしたのか」との問いに、(リサとの関係が)「このままで良いのかと思ってはいる」と答えたルーク。
この前、帽子を贈った時の何度も礼を言ったリサの反応から、そんな些細な事もしてやらなかったのかと気付かされたと話し、「他にも気付いていないことが沢山ある」そして「アイツを傍に置き続けて良いのか」「アイツには、他の生き方があるんじゃないか」と語るルークに、セシリーはリサはルークを信頼し好いており、何より一緒にいたいと思っていると返します。
で、リサをどうしたいのかルークに問うセシリーに、「リサを守りたい。リサを守るためなら何だってやる。何にだって耐えられる」と答えました。

9首絞め?一方、短剣の手入れをするリサの首を絞めようとしたエルザでしたが、リサが短剣が悲しい感じがすると言ったことで手を止め、その短剣の経緯を語り始めます。
その生きて帰ってくると誓って残る娘に渡した短剣。しかし、目の前で娘を殺されてしまった騎士の話をするエルザ。
そして何もかもが壊れてしまったと・・・。

9リーザの墓ルークとセシリーが辿り着いたのは「リーザ・オークウッド」という人の墓の前。
ルークが「オレが守れなかった女だ」と前置きし、リーザの事をセシリーに話し始めます。
リーザの思い出と共に、ルークとリーザの二人で入ったブレア火山に通じる洞窟でバルヴァニルに遭遇し、その時自分は左目を失い、自分を守ろうとしたリーザがバルヴァニルに殺された事。後から探しに来たルークの父もバルヴァニルに殺されてしまった事。
9リーザの思い出


そして、その時に何も出来ずに見ているしか・・・逃げることしか自分には出来きず、自分だけが生き残った事をセシリーに語りました。
辛そうに語るルークを止めたセシリーが、何故(そんな辛い思い出の人の墓に)自分を連れてきたのか問うと「少し似てるんだ、リーザとお前は」とルーク。
9リーザと似てるそう言われ少し辛そうな表情を見せたセシリーは、自分がルークにはセシリーとして見られているのではなくリーザの変わりとして見られている、と思ってしまったからでしょうか?

セシリーとルークが気になるアリアがルークの店へ向かう途中、短剣の手入れが終わり帰路につくエルザとすれ違いました。
その時に、エルザに何かを感じるアリア。
9帰路


帰路に着くのはルークとセシリーも同じでしたが、ルークを知れば知るほどルークの謎が増え、今はルークの事を知るのが怖くなってしまったセシリーが、別れ際にルークに問います。
「リーザを愛しているのか?」答えは「愛していた」でした。
ルークに死者への思いを確認してしまった自分を疎ましく思ったのか、それとも思いを寄せている(かもしれない)男性が、死んだ女性を未だに愛していると思ったからか、再び辛そうな顔を見せたセシリーでした。

9老騎士エルザが帰った先は朽ち果てた廃屋。
そこには老騎士が一人おり、その騎士をご主人様とエルザは呼びます。
思い手の短剣を覚えているかと聞くエルザでしたが、覚えていない老騎士。
その老騎士は「あの男は言った・・・この町にバルヴァニルの血を分けたヤツがいるとな」と言うと、「しかしあの黒衣の男、信用できかねます・・・」とエルザ。
また、シークフリードの影が見え隠れします。
興奮して血を吐いて膝を付いた老騎士がバルヴァニルは何処だと問うと、エルザは辛そうに「見つけました」。

すれ違って気付いたエルザについてセシリーに話そうとしたアリアでしたが、一心不乱に剣の稽古をするセシリーを見て「明日で良っか」。
しかし、ルークとリサの元には魔剣を持った老騎士が迫ります。
9驚く二人「そこにいたかバルヴァニル」と叫ぶ老騎士に、驚くルークとリサ。
家に残るようにリサに言い老騎士と対峙するルークでしたが、老騎士の狙いはリサであり、魔剣の雷の力がリサを襲います。
リサの元に駆け寄ろうとするルークでしたが、リサを狙った雷球は大きな閃光を起こし・・・。
9リサの危機



今回からはルークの章になり、ルークが魔剣を求める理由、そしてリサの秘密に迫る事になりそうですね。
老騎士によれば、リサは「バルヴァニルの血を分けたヤツ」らしいので、リサの出生にまつわる大きな秘密がセシリー達に知れる事になりそう。(含む視聴者ですが)
どんな事をしてもリサを守る的発言をしたルークを考えれば、リサという名前の繋がりから、リーザとも何か関係がありそう?
セシリーもルークの過去の断片を知ったことで、ルークの辛い過去をこれ以上知るのが怖くなりました。
またリーザという死んでしまったルークの思い人が、自分と少し似ていると知ったことで、自分が惚れているかもしれない男が、自分を自分として見てくれていないと思い大きく心を揺らしているように見えます。
(確かに、セシリーが金髪になっただけに見えなくも無いほど似てますよね)
ルークとセシリー、それぞれがこの試練を乗り越えた時(このエピソードが終わった時)、セシリーとルークの信頼関係・・・そしてセシリー、アリア、ルーク、リサの四人の信頼関係も強くなるのではないかと思います。
まぁ、セシリーとルークの恋愛関係は、まだまだなのかもしれませんけど(;´Д`)

今回のゲスト魔剣と思われるエルザの中の人は新谷良子。
最近の自分の見た作品では、ひだまりスケッチの沙英役くらいしか見かけなかった・・・あ、咲の鶴賀学園の初心者役があったなぁ(;・∀・)
と、最近の新谷良子に関してはそんな感じだったんですけど、今回は声の判別が全然付きませんでした。
「昔良い棒、今お姉」のイメージがあり、「RED GARDEN」のレイチェル役や「ひだまりスケッチ」の沙英役で「あ〜、お姉さんや少し性格悪いタイプの役の方が合ってるんじゃない?」と近年は思っていたんですが、このエルザ役は影のある少女役という珍しい役でしたが良い演技してましたね。
たまたま、今迄こういう役に縁が無かったのか、それとも最近演技が上達したのか。
こういう思いがけない声優の成長or一面も、気付くと面白いですね。

それにしても、あらすじ簡略化は全然進みませんねぇ〜(;´Д`)
今回も思いの他、重要と思われるシーンが多かったので、削りきりませんでした。
何とか、上手にまとめられるように頑張ります(・`ω´・)

人気ブログランキング にほんブログ村 アニメブログ アニメ感想へ にほんブログ村 アニメブログへ ブログランキング・にほんブログ村へ


聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈7〉 (MF文庫J)
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈6〉(MF文庫J)
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈5〉(MF文庫J)
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈4〉 (MF文庫J)
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈3〉(MF文庫 J み 1-11)
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈2〉 (MF文庫J)
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) (MF文庫J)

聖剣の刀鍛冶 1 (MFコミックス アライブシリーズ)

聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.6 [Blu-ray]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.5 [Blu-ray]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.4 [Blu-ray]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.3 [Blu-ray]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.2 [Blu-ray]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.1 [Blu-ray]

聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.6 [DVD]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.5 [DVD]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.4 [DVD]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.3 [DVD]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.2 [DVD]
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.1 [DVD]

記事検索
livedoor プロフィール

MS-06R

人気ブログランキング クリックお願いします
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ