彷徨

数々の事件や、そこからくる人間不信によって
ラブリーヒルズがもう後戻りのできないところまで来ているのはたしか。
しかし今回蛍までが、その住人と同じような感情を抱いてしまったのは悲しい事です。
最愛の兄が地獄へ流された事により
内に秘めていた思いが悪い方向へと爆発してしまったのか……

010203

蛍が拓真を地獄に流そうとするのは
ラブリーヒルズの現状を考えると、ごく自然の行為でしょう。
今まで恨みの連鎖に巻き込まれてこなかったのは
恨みの対象となる人物がいなかっただけで
それに地獄通信自体信じていなかったところもありますしね。
しかし、キクリによって真実を見せられ、今回兄が地獄へと流されてしまったことにより
今までは一笑にしていた街の噂を、現実から目を背けるかのごとく受け入れてしまい
兄を地獄送りにされてしまった根本的な原因と思われる拓真を恨む事により
やるせない気持ちをはらそうとしたのではないのでしょうか。

冷静に考えれば拓真が犯人ではない事は、蛍自身が真実を見てきているので分かるはずですが
それでもラブリーヒルズの、拓真悪魔説に乗ってしまったのは
もはやそういう問題ではなく、たとえ冤罪でも
ラブリーヒルズ自体がそのような雰囲気になっている限り、解決はありえない。
それは幻想なんだけど、もともと正義感の強い子で間違った方法でも解決するならと
兄はもういないし、なげやりにも似た態度でアクセスしたのでしょう。

次回、拓真は本当に流されるのか?
蛍やラブリーヒルズの住人たちはどうなるのか?
非常に興味深いところです。

040506

今回は閻魔あいにも、ちょっとした変化が見られました。
「すこし疲れただけ」と弱気を言う地獄少女はめずらしい。
たぶんそれは恨みを見続けるのに疲れたとうよりは
拓真の現状がまりにも、過去の自分と境遇が似ていて
過去に捨ててきた感情が、いまになって沸いてきてしまったからなのか?

嫌になるほど様々な人の恨みを見てきた閻魔あいが
今回に限って、あのようの弱音をはくのは、ちょっと違和感があったんですよね。
それに、拓真にたいしてはやけに気に掛けているようだし……
でも考えてみれば、今の拓真の境遇は過去の地獄少女と似ているんですよ。
周りからは忌み嫌われ一人ぼっちで、それを守ろうとする人物。
拓真が閻魔あいなら、蛍が仙太郎かな。
つまり地獄少女は過去の自分と拓真を重ね合わせているのではないのでしょうか。

閻魔あいからしてみれば、ラブリーヒルズの住民がどうなろうか知った事は無く
おそらく、あの兄弟2人だって同じだとおもうのです。
とはいえ、閻魔あいにも痛む心はあるだろうけど
過去にやってきた地獄流しと同等でしか考えて無いでしょう。
ただ拓真だけは閻魔あい自身、その惨めな姿をみていると思うところがあり
内心助けたい気持ちを持っているかはわからないけど
心の奥底には、拓真になにかひきつける物があるのはたしかなのでしょうね。
それが、次回の予告の意味深な内容に繋がっているのではと思います。

来週はいよいよ最終回。
今回のような展開はおそらく賛否あるでしょうが、自分は高く評価したいなと思っています。
だってこれほど閻魔あいに、地獄通信への存在意義を考えさせるところもで持っていったわけですから。
いままでの拓真の話は、そこまでもってくるための前振りだったわけですよ。
もう26話の注目すべきところは、閻魔あいがどのような決断を下すか、それだけ。

なにはともあれ、これほど来週が待ち遠しいアニメは久しぶり。
本当に早く見たいところです。


ブログランキングバナーあとでちょっと書き直すと思うのであしからず