桃華月憚

このアニメは何かと攻めてくるねぇ・・・。
今回はオープニングから白黒で、いったい何をする気なのだとw
まぁ白黒だけにピンポイントでの色付きの部分が際立つ、そこが狙いなのでしょう。
つまり、桃花の心に印象として深く刻まれた部分って事だではないのかな。

自分の存在意義を見出せずに悩み苦しみ、一人孤独で戸惑う
白黒の本当の意味は、空虚な今の桃花の心境を表しているんですよね。
揺れ動く桃花の複雑で純粋な思いが、今回はスマートに表れていて
桃香を好きな気持ちに気付き、同時に自分の居場所を見つけ出す瞬間までの過程が
桃花本人の心境の告白を込めたモノローグによって感じる事ができ
巧く桃花の心の移り変わりを分かりやすく描けていたのではないのでしょうか。

今回は特にラストの演出が素晴らしかったです。
白黒から全体が一気にカラーへと変るシーン、それは桃花が単純に今いて良かったと思う瞬間。
ふさぎ込んでいた心が開いて、奥底から感動的な気持ちが湧きあがってくるその激しさがよくわり
桃香を好きになったことが切っ掛けで、自分という人間を確立し認識できるようになった。
このシーンは桃花の受けた感動がそのまま伝わって来る、感傷的で感銘深いシーンになっていたと思います。

おそらく、この一瞬のために全編白黒にしたのでしょうが、実に巧い演出でした。

今回の脚本は能登さんなんですが、正直驚くくらい良かったですよ。
これまでの声優の脚本はどこか飛んでいて、世界が破綻している
てのは言いすぎかもしれないけど、キャラにその背景を理解しているとは思えなかった。
まぁぶっ飛んでいるなりに面白かったんだけど、やはり一線は守って欲しい訳でw
それだけに能登脚本はやはりぶっ飛んでいるんだろうなと、余り期待してはいなかったんですが
いやはや、完成度が高いじゃないですか・・・これで演出まで考えていたのなら本当に凄いですけどね。

今回は何度も言うようだけど良かった。
秀逸な演出の勝利なのでしょうが、脚本も素晴らしかったです。
たぶんベストエピソードの一つになるのではと思うくらいの出来だったかもしれません。


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